バケモンスター

千田 陽斗(せんだ はると)

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呪われし場所

血ィィィィィ!

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 裸ん坊になったサラリーマンの身体は鏡に吸い込まれて亜空間のトンネルへと投げ出された。昔の人は鏡のなかに別世界があると信じたがそれは半分は真実であった。
 亜空間のトンネルから鏡の世界に移行した裸ん坊のサラリーマンの身体は加速度を増し岩場へと落下しつつある。
 サラリーマンは自由の効かない身体にGを感じながら見た。自分が落下するであろう地点に待ち受ける針の山を。
 反射的に目を瞑る。痛覚が伝達されるべき脳は一瞬で死に絶え、男は物質化して血しぶきを上げた。
 血、血、血、血ィィィィィ!
吸血コウモリが匂いにつられ飛んできた。 
「チィィィィィ!」
 
「ゲパァ、ギョアア」ある男の身体が盛大に破裂したのを恐竜人たちもテレパシーで察知した。
そして食事をともにしていた少年にこう告げた。 
「バアアオハオオ!」 
 少年は頷いた。必ずやバアアオハオオを成し遂げよう。そう決意したのであった。
「キュパ!」
 ギャアアアウワアハアアア。ジョワアアア。ハアアアアアン?
「ドゥオゥオギャ…」
 ミュウウウウウ…。ギュ、ブウゥオワ!ギャ!アアアアア…。
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