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赤道直下のドタバタ
疾走するクイーン 三
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ピピー。
ヒカリの通信機にニューラーから連絡が入った。
「オーケー。C公園へ向かえばいいのね」
ニューラーの情報によると新たに確認されたねずみは三体。
一体はB通り、残り二体はC公園の方向へ走っているらしい。
「すばしっこいやつらですが、三体ともなんとか発信器は打ち込めました。動きは手に取るようにわかりますよ」
電気吹き矢でねずみに打ち込まれた発信器はこの居住区の外からでも感知できるほど強い電波を発しているという。
本部からC公園に至る道の途中にある三叉路でニューラーはねずみに出くわした。
ニューラーはねずみを誘き寄せるためのチーズ(本当はチーズに似せたコピー食品)を持ってきていたので、ねずみの興味を引くことはできたが、不慣れな水鉄砲の扱いに手こずっていた。
ヒカリは端末の反応を頼りになんとか不案内ながらC公園に着いた。
「反応はあるけど、姿が見えないわね」
C公園には小さな小さな泉があった。
ヒカリはそこまで馬を連れていき水を飲ませてやった。
「雨でも降ればびっくりするかしら?」
ヒカリは水鉄砲いっぱいに水を充填すると、その銃口を天に向けた。
そして銃口近くのノズルを切り替えた。 ザーザー。
引き金を引いた瞬間、人工的な夕立が降った。
ギーギャー。
ゴミ箱がひっくり返る。ゴミ箱の裏に身を隠していたねずみが飛び出してきたのだ。
冷静さを失ったねずみは馬のいるほうへ跳ねた。馬はびっくりして逃げてしまった。
「あ、いけない」
馬も逃げるし泉のわずかな水分も消費しつくしてしまった。
あわよくば花火ねずみを泉の中へ放り込んでしまおうとしていたのに。
束の間の雨がやんだ。ねずみの目はヒカリに敵意をはなつ。
咄嗟に水鉄砲ではないほうの銃を構え撃ったがレーザーの熱は体温が高すぎるねずみに効果がなかった。
「ねずみちゃん、お熱いのが好き?ヒカリは大ピンチ」
林に囲まれたC公園、素早い敵。
ヒカリは冷や汗をかいた。
危機感に襲われたとき、人は藁をもつかみたくなるものだ。
ヒカリは無意識的にポケットに手を突っ込む。たしかな感触がそこにはある。
ヤミがくれた青い猫目石だ。
古来より人は石、特に光る石に力が宿ると信じてきた。
「えい」
ヒカリは右手で掴んだ石を高く振りかざした。
石はキラっと光った。
眩暈のような感覚のなかヒカリは深刻な状況に合わないような駄洒落みたいなことを言った。
「ヒカリ、光ります……」
正気を取り戻したヒカリの目の前でねずみがギョッとした顔をしている。
これは?なんかヘンだぞ?
よくわからないが、ヒカリは今なら丸腰でもねずみに対して強く出れるような気がして威嚇してみた。
「フー!」
ヒカリの通信機にニューラーから連絡が入った。
「オーケー。C公園へ向かえばいいのね」
ニューラーの情報によると新たに確認されたねずみは三体。
一体はB通り、残り二体はC公園の方向へ走っているらしい。
「すばしっこいやつらですが、三体ともなんとか発信器は打ち込めました。動きは手に取るようにわかりますよ」
電気吹き矢でねずみに打ち込まれた発信器はこの居住区の外からでも感知できるほど強い電波を発しているという。
本部からC公園に至る道の途中にある三叉路でニューラーはねずみに出くわした。
ニューラーはねずみを誘き寄せるためのチーズ(本当はチーズに似せたコピー食品)を持ってきていたので、ねずみの興味を引くことはできたが、不慣れな水鉄砲の扱いに手こずっていた。
ヒカリは端末の反応を頼りになんとか不案内ながらC公園に着いた。
「反応はあるけど、姿が見えないわね」
C公園には小さな小さな泉があった。
ヒカリはそこまで馬を連れていき水を飲ませてやった。
「雨でも降ればびっくりするかしら?」
ヒカリは水鉄砲いっぱいに水を充填すると、その銃口を天に向けた。
そして銃口近くのノズルを切り替えた。 ザーザー。
引き金を引いた瞬間、人工的な夕立が降った。
ギーギャー。
ゴミ箱がひっくり返る。ゴミ箱の裏に身を隠していたねずみが飛び出してきたのだ。
冷静さを失ったねずみは馬のいるほうへ跳ねた。馬はびっくりして逃げてしまった。
「あ、いけない」
馬も逃げるし泉のわずかな水分も消費しつくしてしまった。
あわよくば花火ねずみを泉の中へ放り込んでしまおうとしていたのに。
束の間の雨がやんだ。ねずみの目はヒカリに敵意をはなつ。
咄嗟に水鉄砲ではないほうの銃を構え撃ったがレーザーの熱は体温が高すぎるねずみに効果がなかった。
「ねずみちゃん、お熱いのが好き?ヒカリは大ピンチ」
林に囲まれたC公園、素早い敵。
ヒカリは冷や汗をかいた。
危機感に襲われたとき、人は藁をもつかみたくなるものだ。
ヒカリは無意識的にポケットに手を突っ込む。たしかな感触がそこにはある。
ヤミがくれた青い猫目石だ。
古来より人は石、特に光る石に力が宿ると信じてきた。
「えい」
ヒカリは右手で掴んだ石を高く振りかざした。
石はキラっと光った。
眩暈のような感覚のなかヒカリは深刻な状況に合わないような駄洒落みたいなことを言った。
「ヒカリ、光ります……」
正気を取り戻したヒカリの目の前でねずみがギョッとした顔をしている。
これは?なんかヘンだぞ?
よくわからないが、ヒカリは今なら丸腰でもねずみに対して強く出れるような気がして威嚇してみた。
「フー!」
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