引きこもり陰キャに惚れた九尾の獣人は求愛に必死!

ミクリ21 (新)

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5◆可愛いあの子にまともな食事を食べさせたい!

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俺はカンナと生活を初めて、とても深刻な問題に直面した。

毎日毎食カップ麺………キツイ!

カンナは平気そうに食べてるけど、カップ麺って『食べ過ぎたら将来的には病気になる食べ物』だとカンナは言っていた。

一応味はいろいろあったけど、でもどれもカップ麺であることに変わりはない。

カンナの栄養が…栄養が偏り過ぎている!

ここは、俺がまともな食事を作るべきだと思うんだ。

そしてカンナの胃袋を掴み、惚れさせるんだ。

はあはあ♡頑張るぞ!



ということで、まずは肉だ!狩りだ!

ついでに、森の恵みとかもあったら手に入れよう。

魔物を倒して肉と素材を入手して、次に素材を街でお金に変える。

そのお金で野菜を買うんだ。

魚もいいよね!

あとは………。

「カンナ、調理道具ってある?」

「?……使いたいの?」

「なかったら買うつもりだけど、あるなら使いたいかな」

「………わかった」

不思議そうに何もない場所から鍋やらフライパンやらお玉やらあらゆる調理道具が現れた。

いつも思うけど、どうなっているのかな?

もしかして、アイテムボックスという能力だろうか。

アイテムボックスは、珍しい能力で実力次第でたくさん物が入る。

生き物は入らないけどね。

実は俺もアイテムボックスの能力持ちだ。

だけど………もしもカンナの能力が、アイテムボックスとは違う力……例えば、なんでも出せる能力とかだったとしたら、カンナを誰にも見つからないようにしないといけない。

か弱いカンナがもしも捕まったら、無理矢理搾取されるだろうからね。

俺が守らないと………俺の愛しの番だし♡

「ありがとう!カンナ、ちょっとでかけてくるから待っていてね!」

俺は張り切って外に飛び出した。



数時間後。

すっかり遅くなったけど、収穫はばっちりだ。

帰宅した俺は、肉も野菜も魚も果実も手に入れた。

もちろん、調味料も買ったよ。

アイテムボックスにたっぷり食料を詰めて、玄関の扉を笑顔で開く。

「ただいま!」

「ひぇっ!……おかえり」

可愛いカンナがちょっとビクビクしながらおかえりって言ってくれて、嬉しいけどいつかビクビクしないぐらい俺に慣れてくれたらいいなと思う。

調理道具はどうやらキッチンに片付けられているようで、一気に生活感のあるキッチンに様変わりしていた。

………前までヤカンだけだったからね。

ちなみに、キッチンとかお風呂とかを使う時に魔力を消費するのは聞いている。

俺の魔力はかなりあるから大丈夫だろう。

キッチンには、火の出ないコンロに冷凍庫付き冷蔵庫という変わった魔導具がある。

カンナの魔力消費で冷蔵庫は常に稼働しているそうだ。

「カンナ、冷蔵庫に物入れていい?」

「………どうぞ」

俺を警戒中のカンナに熱い眼差しでみつめられながら、俺は冷蔵庫に物を入れた。



よし、今からカンナのために料理を作って胃袋を掴んでやる!!
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