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ルンルンはパンツ好き

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パンツ探偵ルンルンの朝は、全裸から始まる。

何故なら、ルンルンは寝る時に全裸で寝るからだ。

全裸のままお湯を沸かしてミルクティーを作り、クロワッサンを20個程こんがり焼いて、山盛りのイチゴを用意して、それらを朝食として全裸のまま食べる。

一人暮らしだからぶらぶらしていても気にしないのだ。

朝食を食べたら、今日のパンツを決める。

「よし、今日はこのパンツの気分だな!」

今日はピッチピチのビキニのようなアブノーマルなパンツの日らしい。

パンツ探偵なんて言っているが、普段は服を着ている。

だが、事件現場で推理する時はパンツ姿になるのだ。

今日も事件がパンツ姿になれと叫んでいるぜ!



そんなルンルンには現在悩みがある。

ルンルンに惚れたらしい男が、毎日昼夜問わず家の周りを全裸でウロウロしているからだ。

「俺のビッグなフランクフルトをルンルンにぶち込みたいんだ!」

「パンツ穿いてない奴はお断りだ!」

「俺はノーパン派だ!」

「私はノーパンお断り派だ!」

お断りをしているのにしつこい男。

たまに警察に追われて、全速力でぶらぶらさせながら逃げる姿もみかけている。

まったく!パンツ穿いて出直せと鳩尾を殴ってやりたい気分だ。



そんなある日。

ルンルンに事件の依頼が来た。

パンツ姿で犯人を捕まえたルンルンに、依頼人の男が惚れて告白されてしまうルンルン。

依頼人は、ルンルンにセクシーなパンツをプレゼントする。

「パンツって素敵だよね」

「でしょでしょ!君わかってるね!」

あっという間に恋人になったルンルンと依頼人は、ベッドに直行してアハンウフンと頑張っていた。

「あんあんあーーーっん!!」

「ルンルンの中はとろけるチーズのように素晴らしいよ♡」

「あんあん!もっと掘ってあーーーっん!♡」

「僕の新しいミルクだよ。受け取れ!」

「あーーーっ!!」

お楽しみだったルンルン。

大興奮だった依頼人。

覗きしていてショックを受けて、真っ白に燃え尽きていた全裸男。



………あぁ、今日もいい天気だね。
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