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3◆ボスはドラゴンでした
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私は、宝箱から結界機能付きテントをたまたま手に入れました。
なんと有り難いことでしょう……私はこのダンジョンに、いえダンジョン様に生かしてもらえて、深く感謝をしておりました。
いつ身に危険が訪れるかわからない野宿よりも快適な睡眠が得られることでしょうね。
今の時刻はわかりませんが、そろそろ疲れてしまったので私はテントで休むことにしました。
カチッ。
「あら?何か音がしたような……気のせいでしょうか?」
テントを出した際に何かの音が聞こえたのですが、何もなかったので私は気のせいだと思っていました。
そして、テントの中で眠りについたのです。
テントの下に転移トラップの魔法陣が発動しており、私は気付かずにテントごと違う階層に転移をしてしまったのです。
ダンジョンの最下層……ボス部屋の前に………。
ダンジョンには、ボス部屋と呼ばれる部屋があるのです。
このダンジョンだと全100階層らしく、ボス部屋は10階層ごとにあります。
つまり、私がいるのは100階層ということになります。
しかし、私はそのことにしばらく気付きませんでした……。
「こんな扉、眠る前にもありましたっけ……?」
ボス部屋の扉の前で、私はそう考えましたがよく思い出せません。
きっと疲れていたのでしょうね……いろいろありましたから……。
私は、扉はたぶんあったのだと思って入ることにしました。
ダンジョンの扉といえば、ボス部屋ぐらいだと思ったからです。
中は、山ほど大きなドラゴンが雄叫びをあげていました。
まぁ!元気なドラゴンですね。
いくら魔物に疎い私でもドラゴンぐらいはわかります。
昔、絵本で読み聞かせをお母様にしてもらいましたからね。
……懐かしい記憶でいっぱいの私に、ドラゴンが業火を口から放ちました。
私は無意識で結界を張ると、業火は反射されてドラゴンに跳ね返ってしまいました。
そうくると予想してなかったドラゴンは業火が直撃して、怒り狂い私に飛び上がって爪で攻撃をします。
「まぁ!大変!」
私は、私に迫ったその爪を掴むと風の刃で全部切り落としました。
爪の伸ばし過ぎは良くないのですよ!
全ての爪を切られてしまったドラゴンは、ショックを受けた顔で硬直しています。
とりあえず、倒さないと私の身が危ないですよね……。
ということで、殴り倒しました。
宝箱からは何かの宝玉が出たのですが、これが何かは流石にわからないので袋に入れておきましょう。
ドラゴンからお肉とウロコが手に入りました。
とっても美味しそうな立派なお肉ですよ!
あぁ、ちゃんとした調理道具があったら良かったのになとつい思ってしまいました。
ないもの強請りは良くないですけどね。
……しかし、袋に入れている宝玉が光ったことに私はまだ気づいてはいませんでした。
なんと有り難いことでしょう……私はこのダンジョンに、いえダンジョン様に生かしてもらえて、深く感謝をしておりました。
いつ身に危険が訪れるかわからない野宿よりも快適な睡眠が得られることでしょうね。
今の時刻はわかりませんが、そろそろ疲れてしまったので私はテントで休むことにしました。
カチッ。
「あら?何か音がしたような……気のせいでしょうか?」
テントを出した際に何かの音が聞こえたのですが、何もなかったので私は気のせいだと思っていました。
そして、テントの中で眠りについたのです。
テントの下に転移トラップの魔法陣が発動しており、私は気付かずにテントごと違う階層に転移をしてしまったのです。
ダンジョンの最下層……ボス部屋の前に………。
ダンジョンには、ボス部屋と呼ばれる部屋があるのです。
このダンジョンだと全100階層らしく、ボス部屋は10階層ごとにあります。
つまり、私がいるのは100階層ということになります。
しかし、私はそのことにしばらく気付きませんでした……。
「こんな扉、眠る前にもありましたっけ……?」
ボス部屋の扉の前で、私はそう考えましたがよく思い出せません。
きっと疲れていたのでしょうね……いろいろありましたから……。
私は、扉はたぶんあったのだと思って入ることにしました。
ダンジョンの扉といえば、ボス部屋ぐらいだと思ったからです。
中は、山ほど大きなドラゴンが雄叫びをあげていました。
まぁ!元気なドラゴンですね。
いくら魔物に疎い私でもドラゴンぐらいはわかります。
昔、絵本で読み聞かせをお母様にしてもらいましたからね。
……懐かしい記憶でいっぱいの私に、ドラゴンが業火を口から放ちました。
私は無意識で結界を張ると、業火は反射されてドラゴンに跳ね返ってしまいました。
そうくると予想してなかったドラゴンは業火が直撃して、怒り狂い私に飛び上がって爪で攻撃をします。
「まぁ!大変!」
私は、私に迫ったその爪を掴むと風の刃で全部切り落としました。
爪の伸ばし過ぎは良くないのですよ!
全ての爪を切られてしまったドラゴンは、ショックを受けた顔で硬直しています。
とりあえず、倒さないと私の身が危ないですよね……。
ということで、殴り倒しました。
宝箱からは何かの宝玉が出たのですが、これが何かは流石にわからないので袋に入れておきましょう。
ドラゴンからお肉とウロコが手に入りました。
とっても美味しそうな立派なお肉ですよ!
あぁ、ちゃんとした調理道具があったら良かったのになとつい思ってしまいました。
ないもの強請りは良くないですけどね。
……しかし、袋に入れている宝玉が光ったことに私はまだ気づいてはいませんでした。
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