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5◆猫に嫌われるタイプの猫好きお客様
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今日はお客様に、マフィアのボスをしているエレンが来ている。
エレンとは、エレンが日本の寿司を食べに来た時にたまたま同じ寿司屋に居合わせて仲良くなったんだ。
私は回らない寿司屋【常闇】の常連なんだよ。
エレンはやっぱり寿司は日本に限ると言いながら、大トロとウニばかり食べていたのが印象深いかな。
ちなみに私は生エビとウナギとサーモンが好きだよ。
まぁ、それはともかく。
エレンは、猫好きだけど猫に何故か嫌われるタイプなのだ。
私のキラーキャット達からも嫌われているよ。
だけど、エレンは猫に嫌われていても気にせずモフる。
それがエレンという男なのだ。
エレンがゼンをモフると、ゼンにガブッと首を噛まれてしまって血が大出血した。
床に飛び散る夥しいほどの血飛沫。
あぁ、またやってるなと思いながら私はそんなエレンの様子をみている。
「ぁ゙ぁーーーっ!!」
「エレン、あんまり汚さないでね」
「あはっ、ごめんごめん!可愛いからついね!」
店内の商品として、ポーションを売っているから怪我した人には買ってもらってるよ。
エレンもポーションを毎度買っている。
ちなみに死人が出た場合は蘇生薬を強制的に使うけど、めちゃめちゃ高いからお客様には臓器売ってでもお金を払わせるんだ。
「宗一郎さん、俺が掃除しておきますね」
「誠、ありがとう」
誠が雑巾持ってきて、床に飛び散る新鮮な血を拭いてくれた。
後で褒めてあげよう。
「僕はこんなに猫好きなのに、なんで世の中の猫科は僕を好きにならないのか謎だよねー。あ、人間で好きなのは宗一郎だぞ♡」
「ふふ、ありがとう」
「宗一郎さんは俺のだからあげませんよ!!」
「もしかしてドブネズミ飼い始めた?チューチューうるさいなぁ」
「人間として認識されていなかった!?」
「あはっ!自覚あるなんてウケるー!」
「エレン?」
「え、なぁに?」
どうしてお客様と誠っていつも火花散らしてるのかな?
もしかして誠って接客向いていないのかもしれない。
誠の仕事内容について、真剣に考えてみようと思うよ。
エレンとは、エレンが日本の寿司を食べに来た時にたまたま同じ寿司屋に居合わせて仲良くなったんだ。
私は回らない寿司屋【常闇】の常連なんだよ。
エレンはやっぱり寿司は日本に限ると言いながら、大トロとウニばかり食べていたのが印象深いかな。
ちなみに私は生エビとウナギとサーモンが好きだよ。
まぁ、それはともかく。
エレンは、猫好きだけど猫に何故か嫌われるタイプなのだ。
私のキラーキャット達からも嫌われているよ。
だけど、エレンは猫に嫌われていても気にせずモフる。
それがエレンという男なのだ。
エレンがゼンをモフると、ゼンにガブッと首を噛まれてしまって血が大出血した。
床に飛び散る夥しいほどの血飛沫。
あぁ、またやってるなと思いながら私はそんなエレンの様子をみている。
「ぁ゙ぁーーーっ!!」
「エレン、あんまり汚さないでね」
「あはっ、ごめんごめん!可愛いからついね!」
店内の商品として、ポーションを売っているから怪我した人には買ってもらってるよ。
エレンもポーションを毎度買っている。
ちなみに死人が出た場合は蘇生薬を強制的に使うけど、めちゃめちゃ高いからお客様には臓器売ってでもお金を払わせるんだ。
「宗一郎さん、俺が掃除しておきますね」
「誠、ありがとう」
誠が雑巾持ってきて、床に飛び散る新鮮な血を拭いてくれた。
後で褒めてあげよう。
「僕はこんなに猫好きなのに、なんで世の中の猫科は僕を好きにならないのか謎だよねー。あ、人間で好きなのは宗一郎だぞ♡」
「ふふ、ありがとう」
「宗一郎さんは俺のだからあげませんよ!!」
「もしかしてドブネズミ飼い始めた?チューチューうるさいなぁ」
「人間として認識されていなかった!?」
「あはっ!自覚あるなんてウケるー!」
「エレン?」
「え、なぁに?」
どうしてお客様と誠っていつも火花散らしてるのかな?
もしかして誠って接客向いていないのかもしれない。
誠の仕事内容について、真剣に考えてみようと思うよ。
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