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15◆アルマ視点
煩い声が、最近僕の身体を乗っ取る時がある。
僕の中で聞こえる声の中で、狂っている青年の声がクロエって人を狙っているんだ。
クロエという人は、たぶん中庭で会ったあの人だろう。
この学園にいるということは、貴族なんだと思う。
『僕を愛さないなんて許せない。僕がマーキングしないと、黒江は魅力的だからすぐに取られちゃう』
狂った青年の声は、そう言っていた。
クロエに振り向いてもらうために、自分がここにいるとマーキングという名のいじめを行う青年の声。
机の表面を傷つけ、教科書を落書きする。
僕には読めない言語だったけれど『逃さない』と書かれていた。
あれはどこの言語だったのかな?
僕の髪の毛入りクッキーとかも机に入れていた。
髪の毛をちょっと勝手に切られて、声の人にはかなり迷惑をしている。
クロエって人にも迷惑をかけてるし、もう僕はどうしたらいいんだろうか?
『もうやめて……酷いことしないで………』
涼やかな少年の声は悲しそうにそう言う。
『その調子ですよ。最後は私が矯正しますからね』
冷たい声が愉快そうに笑ってそう言った。
どういう意味なのか僕には分からないけれど、きっとこのままでは良くないことが起こる。
それだけはなんとなく分かったんだ。
僕は、クロエにこのことを伝えなくてはいけないと思い行動することにした。
僕の中で聞こえる声の中で、狂っている青年の声がクロエって人を狙っているんだ。
クロエという人は、たぶん中庭で会ったあの人だろう。
この学園にいるということは、貴族なんだと思う。
『僕を愛さないなんて許せない。僕がマーキングしないと、黒江は魅力的だからすぐに取られちゃう』
狂った青年の声は、そう言っていた。
クロエに振り向いてもらうために、自分がここにいるとマーキングという名のいじめを行う青年の声。
机の表面を傷つけ、教科書を落書きする。
僕には読めない言語だったけれど『逃さない』と書かれていた。
あれはどこの言語だったのかな?
僕の髪の毛入りクッキーとかも机に入れていた。
髪の毛をちょっと勝手に切られて、声の人にはかなり迷惑をしている。
クロエって人にも迷惑をかけてるし、もう僕はどうしたらいいんだろうか?
『もうやめて……酷いことしないで………』
涼やかな少年の声は悲しそうにそう言う。
『その調子ですよ。最後は私が矯正しますからね』
冷たい声が愉快そうに笑ってそう言った。
どういう意味なのか僕には分からないけれど、きっとこのままでは良くないことが起こる。
それだけはなんとなく分かったんだ。
僕は、クロエにこのことを伝えなくてはいけないと思い行動することにした。
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