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浮気相手は男
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ここは王家主催の夜会会場。
そこで、王子のマルフォイはやらかした。
なんと、自分の婚約者であるマリアンヌという公爵令嬢を婚約破棄したのだ。
「マリアンヌ!お前を婚約破棄して俺はロドウェルと婚約する!」
「あらまぁ、なんてことかしら……」
普通の令嬢だったなら、きっと絶望したり泣いたり混乱したり……とにかく大変だったことだろう。
しかし、マリアンヌは普通の令嬢とは一味違う性格だった。
呑気にケーキむしゃむしゃしながら、突然の婚約破棄にまったく動じていない。
「マリアンヌ、話をちゃんと聞いていたか?婚約破棄すると言ったんだ」
「聞いてますわよ。あら、このケーキ美味しいわねぇ」
「俺はロドウェルと婚約する!」
「あらそう……。ご自由に。婚約破棄は受け入れますわ」
「……少しは縋るとかしおらしくしたら可愛げもあるだろうに、この女……俺はケーキ以下の存在か!?」
「そうですけど、何か?」
「ぐほっ!!」
マルフォイは、別にマリアンヌなんてどうでもいいと思っているけど、それでも婚約者だったのにケーキ以下の存在と思われていて、精神的ダメージを食らった。
まぁ、浮気して婚約破棄するようなマルフォイがダメージを受けても誰も心配はしないのだが。
マルフォイの浮気相手のロドウェルとは、筋骨隆々の護衛騎士である。
護衛なので、四六時中一緒にいる相手だった。
ガチムチの男と浮気された令嬢としては、本来なら面白くはない展開だろう。
女としてのプライドを踏みつけるのがマルフォイはとてもお上手なようだ。
まぁ、一部の腐のレディ達は興味津々っぽいけれど。
「やっぱり伴侶にするなら巨乳じゃないとな!貧乳のマリアンヌはこのムッチムチ雄っぱいが羨ましいだろ!」
「いえ、全然。私は貧乳に不満はないので。というか、巨乳なら胸筋でもいいのですね。……むしろ、マルフォイという粗チンを引き取ってくれて、ロドウェルさんには感謝してますわ」
「おい誰が粗チンだ!お前みたことあるのか?俺のご立派様をみたことあるのか!?」
「マルフォイの粗チンとか土下座されても見たくないですわ。去勢してほしいならその辺のナイフでスパッとやってやりますけれど……」
「ひんっ!恐ろしいことを言うな!?それでも公爵令嬢か!!」
「男同士なら子はできませんし、マルフォイが去勢しても誰も困りませんわ」
「俺が困るわ!!」
国王は思った。
息子の育て方、間違えたのかなと……。
その後、マルフォイとマリアンヌは本当に婚約破棄した。
だがマルフォイはロドウェルと結ばれるかわりに、慰謝料とは別のマリアンヌに渡すお詫びの品として、険しい山奥のレア度SSRな水晶をロドウェルと取りに行かせられた。
もちろん、逃げないように見張り付きで……。
水晶を期限以内に持って来なければ、マルフォイは去勢&王族から除籍されてしまう。
これは魔法契約書で交わしたことなので、期限を過ぎてしまったら……魔法契約の効果により魔法でマルフォイのアレは去勢されてしまう。
そんな契約よく交わしたなと思った人もいるだろう。
答えは、国王に睨まれながら圧迫面接みたいな感じで追い詰めて契約書にサインさせたのだ。
その時の国王は、まさにオーガのごとき恐ろしさだったらしい……。
マリアンヌは、ずっとマリアンヌに片思いしていた天才魔術師に告白されて、その後幸せに暮らした。
そこで、王子のマルフォイはやらかした。
なんと、自分の婚約者であるマリアンヌという公爵令嬢を婚約破棄したのだ。
「マリアンヌ!お前を婚約破棄して俺はロドウェルと婚約する!」
「あらまぁ、なんてことかしら……」
普通の令嬢だったなら、きっと絶望したり泣いたり混乱したり……とにかく大変だったことだろう。
しかし、マリアンヌは普通の令嬢とは一味違う性格だった。
呑気にケーキむしゃむしゃしながら、突然の婚約破棄にまったく動じていない。
「マリアンヌ、話をちゃんと聞いていたか?婚約破棄すると言ったんだ」
「聞いてますわよ。あら、このケーキ美味しいわねぇ」
「俺はロドウェルと婚約する!」
「あらそう……。ご自由に。婚約破棄は受け入れますわ」
「……少しは縋るとかしおらしくしたら可愛げもあるだろうに、この女……俺はケーキ以下の存在か!?」
「そうですけど、何か?」
「ぐほっ!!」
マルフォイは、別にマリアンヌなんてどうでもいいと思っているけど、それでも婚約者だったのにケーキ以下の存在と思われていて、精神的ダメージを食らった。
まぁ、浮気して婚約破棄するようなマルフォイがダメージを受けても誰も心配はしないのだが。
マルフォイの浮気相手のロドウェルとは、筋骨隆々の護衛騎士である。
護衛なので、四六時中一緒にいる相手だった。
ガチムチの男と浮気された令嬢としては、本来なら面白くはない展開だろう。
女としてのプライドを踏みつけるのがマルフォイはとてもお上手なようだ。
まぁ、一部の腐のレディ達は興味津々っぽいけれど。
「やっぱり伴侶にするなら巨乳じゃないとな!貧乳のマリアンヌはこのムッチムチ雄っぱいが羨ましいだろ!」
「いえ、全然。私は貧乳に不満はないので。というか、巨乳なら胸筋でもいいのですね。……むしろ、マルフォイという粗チンを引き取ってくれて、ロドウェルさんには感謝してますわ」
「おい誰が粗チンだ!お前みたことあるのか?俺のご立派様をみたことあるのか!?」
「マルフォイの粗チンとか土下座されても見たくないですわ。去勢してほしいならその辺のナイフでスパッとやってやりますけれど……」
「ひんっ!恐ろしいことを言うな!?それでも公爵令嬢か!!」
「男同士なら子はできませんし、マルフォイが去勢しても誰も困りませんわ」
「俺が困るわ!!」
国王は思った。
息子の育て方、間違えたのかなと……。
その後、マルフォイとマリアンヌは本当に婚約破棄した。
だがマルフォイはロドウェルと結ばれるかわりに、慰謝料とは別のマリアンヌに渡すお詫びの品として、険しい山奥のレア度SSRな水晶をロドウェルと取りに行かせられた。
もちろん、逃げないように見張り付きで……。
水晶を期限以内に持って来なければ、マルフォイは去勢&王族から除籍されてしまう。
これは魔法契約書で交わしたことなので、期限を過ぎてしまったら……魔法契約の効果により魔法でマルフォイのアレは去勢されてしまう。
そんな契約よく交わしたなと思った人もいるだろう。
答えは、国王に睨まれながら圧迫面接みたいな感じで追い詰めて契約書にサインさせたのだ。
その時の国王は、まさにオーガのごとき恐ろしさだったらしい……。
マリアンヌは、ずっとマリアンヌに片思いしていた天才魔術師に告白されて、その後幸せに暮らした。
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