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もしかして

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    家についた。階段を登り、二階にある自分の部屋に入った。椅子に座り、考える。

    あー、逃げてきてしまった。やっぱり森川さんプレイヤーだった。というか今になって考えると森川さんがプレイヤーじゃなかったらヤバかったな僕。あれ?なんで僕、森川さんがプレイヤーかも、って思ったんだっけ?あ、そっか。野田とかの件でか。それだけで決めつけてたのか。危なかったな。そっか、野田達、消えたのか。もとに戻せないって言ってたな、森川さん。いなくなれとか思ってたけど、実際にそんなことになるとは思ってなかったな。どうだろ。消えてみて。嬉しいかな?僕。・・・嬉しくないな。僕のこの能力があればあいつらを殺せたかも知れない。でも殺さなかったと言うことは、そういうことなんだろうな。


    頭のなかで流れるように考えが次々と出てくる。

    森川さん、いまなにしてんだろ。あのときの森川さん尋常じゃなかったよな・・・。まだあそこにいるかな?え、いるのかな?えー、いや、いないでしょー。いない・・・よね?




    立ちあがり、部屋を出て、階段を降り、家を出た。
                                              
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