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第一章
第5話・ヘルジュの森の結界
ラザールを筆頭に騎士団員がエリアナの前に頭を下げる。
「エリアナ様、昨日は大変な無礼をいたしました。心よりお詫びいたします」
「あらまぁ、ご丁寧に。ええ、確かに…昨日は驚きましたわ」
エリアナがにっこりと笑う。
「上司がいない酒場でハメを外してしまうような新人騎士様の愚行かと思いきや、まさか剣を向けてきたかたが団長様で、ゴブリンと間違えわたくしを捕獲しようとされたかたが副団長様だったなんて、しかも国を代表する王立騎士団の、うふふふ」
頭を下げたままのラザールとコンラッドをちらっと見ながら、エリアナは続ける。
魔物呼ばわりからゴブリン呼ばわりに変換したのはエリアナだが、もはや五十歩百歩だ。
「指針であるべき役職についていらっしゃるかたが乙女にあの態度とは…。わたくしもアールスフォート騎士団にこの身を置いておりますので、この国の騎士道について思わず調べてしまいましたわ」
饒舌に語りながら自身の制服の紋章をいじっている。
「…大変申し訳ございませんでした、エリアナ様。どうかご容赦を」
エリアナの嫌味に顔色ひとつ変えずにラザールが答えた。
「あら、つまらない。もう…いいですわ。皆さま、頭を上げてください」
ムッとした表情のエリアナが続ける。
「だけど!その話し方やめてくださいます?」
「話し方、ですか?」
「ええ、昨日と今日でかなりの違いがありますの。団長様、昨日『おまえは何だ』と仰いましたでしょう。あの口調のほうがわたくしも話しやすいですわ。これからはそれでお願いいたします」
「さすがに辺境伯ご令嬢に対しておまえ呼ばわりは出来かねますが」
「あら?ゴブリンじゃないから?」
はぁ、とラザールはため息をつき、エリアナの顔を見る。
「…ではお望みのようにしよう。おい、昨日からちょくちょく出てくるそのゴブリンネタ、いい加減やめろ」
エリアナを指差して話し始めたラザールを見たコンラッドがぎょっとした様子で、制止してくる。
「だ、団長!まずいっすよ!」
「いや、もういいだろ。なんかもうこのほうが調査も進みやすい気がしてきたし」
「エリアナ嬢、オレのことはラザールでいい」
エリアナはくすっと微笑み、答える。
「承知いたしました。ではまずこの森について、歩きながらご説明しますわね。どうやら認識に齟齬があるようですので」
エリアナを筆頭に騎士団が森の中を進む。
「この森はヘルジュの森といいますが、領民や私たちは『精霊様』と呼んでいます」
ラザールは辺りを見回しつつ、エリアナと話す。
「聖霊様?まさか聖霊がこの森にいるとでも?」
聖霊は今でこそおとぎ話や絵本にのみ出てくる存在だが、数百年ほど前には見える者もいたという。
「ヘルジュの森は、方々で居づらくなった聖霊たちが行き着く地という伝承があり、領民たちのなかにはこの森を神聖化する者もいます」
「信仰の対象となっているということか?」
「まぁ、恩恵がありますので」
「恩恵?」
「はい。この森の薬草で生成する薬はとても効きが良いのです。それを聖霊様のおかげだと」
「…聞いたことないな」
「出回るほどの量は生成しませんから…。私たちはこの森で過度な搾取は行いません。薬草やハーブを必要な分だけ拝借し、木々の伐採も狩猟も、森が荒れないよう間引く程度で行っております」
「だが、良質の薬なら、噂を聞きつけて領地外から取引の打診が来たりするだろ」
「まぁ、たまにあるようですわね。そこは父が対応しております」
「密猟や密輸目的で侵入するものは?」
「いますわね」
「どう対策しているんだ?アールスフォート領の騎士団が見回っているのか?」
ラザールはエリアナが着ているアールスフォート騎士団の制服を見ながら問う。
「いえ、森では彼らの見回りは不要ですの」
「??どういうことだ?」
「あら?お気づきになっていません?」
「何を?」
「昨日はどうやってこの森にはいられたのですか?」
「どうって普通に森に入っただけだが…」
「そうですか…。わたくし、てっきりラザール様が意図的にすり抜けたのかと…」
「おい、話が見えん。はっきり言ってくれ」
「失礼いたしました。この森には結界が張ってあるのです」
一同の顔色が変わる。
「結界だと?」
(おいおい、どういうことだ。結界は聖教省か聖女しか扱えない代物だぞ…)
途端に昨日見たエリアナの転移魔法がラザールの脳裏に蘇る。
(しかし、あんなにすんなりと転移する彼女ならあり得るのか?判断するにも情報が無さ過ぎるが…)
「結界を張っているのはエリアナ嬢ってことか?」
「はい。密猟者防止にわたくしが張っております」
エリアナはすんなり認めた。
「結界は確かに応戦する必要がない分、安全ではあるな」
「ええ、騎士だとしても、女である以上、力では男の人にはなかなか敵いませんから。だからこの森では結界なんです」
「昨日は弾かれるような感覚もなかったが」
「ふふふ、結界から弾かれると痛いですわよね。でも弾かれることで結界に気付かれると対策されてしまい、本末転倒ですから、邪な意図を持つ者は森に入っても奥には進めず、迷って出てくるような張り方をしております」
「「!!」」
(今、とんでもないことをさらっと言ったぞ)
(結界に種類があるなんて聞いたこともない。そんなことが本当に出来るのか?)
(それが可能なら…この王国自体の警備体制に大きな影響を与えるだろう)
(入った者を迷わすのは、結界だけでは不可能じゃないのか?いや、術を併用していれば可能か?)
思わず考え込んでしまっていた騎士団一行にエリアナが尋ねる。
「――それで、ご用向きはこの森の瘴気の調査、ということでしたわよね?詳しく伺いたいのですが」
「あ、ああ、先月、オレたち第二騎士団が討伐に出たロコネイ領の森に蔓延していたのと同じ瘴気がここアールスフォートでも発生した、という報告が上がってきたんだよ」
「ロコネイ領?ここから一番遠い最西端地ですね。なんか釈然としませんわ」
「だろ?気流に乗ったとしても同じ型の瘴気がいきなりここに出るか?ここに来る道中、町々で聞き取りをしてきたが、瘴気や魔物が出たっていう話もなかった」
「わざわざ王国騎士団を派遣するということは何か確証があったのですか?」
「いや、確証ではなく、報告の出所とその瘴気の性質が無視できなかったんだよ」
「それはいったい…」
「団長、それ話しちゃっていいんすか?機密扱いっすよ」
コンラッドが横から小声で聞いてくる。
「まぁ、いいだろ。サミエル様もご存知のことだろうしな」
ラザールがエリアナの反応を窺う素ぶりを見せる。
(言ったほうが私から情報が聞きやすいって判断したわね)
エリアナはわざと真剣な顔で答える。
「もちろん他言はいたしませんわ」
ラザールが足を止めたので、皆が立ち止まる。
「報告の出処は聖教省で、大聖女がそれを押した」
「大聖女様?」
(大聖女ですって?関わりすらないわ)
「それはまた…そして、瘴気の詳細は?」
「沼だよ。ロコネイ領では瘴気が沼から溢れ出ていて、魔物はその沼地から這い出して来ていた」
(!!何ですって?)
言葉を失っているエリアナに、ラザールが一歩近づく。
「それで、エリアナ嬢に聞きたい。この森に沼地はあるか?」
「ーーございますわ」
「エリアナ様、昨日は大変な無礼をいたしました。心よりお詫びいたします」
「あらまぁ、ご丁寧に。ええ、確かに…昨日は驚きましたわ」
エリアナがにっこりと笑う。
「上司がいない酒場でハメを外してしまうような新人騎士様の愚行かと思いきや、まさか剣を向けてきたかたが団長様で、ゴブリンと間違えわたくしを捕獲しようとされたかたが副団長様だったなんて、しかも国を代表する王立騎士団の、うふふふ」
頭を下げたままのラザールとコンラッドをちらっと見ながら、エリアナは続ける。
魔物呼ばわりからゴブリン呼ばわりに変換したのはエリアナだが、もはや五十歩百歩だ。
「指針であるべき役職についていらっしゃるかたが乙女にあの態度とは…。わたくしもアールスフォート騎士団にこの身を置いておりますので、この国の騎士道について思わず調べてしまいましたわ」
饒舌に語りながら自身の制服の紋章をいじっている。
「…大変申し訳ございませんでした、エリアナ様。どうかご容赦を」
エリアナの嫌味に顔色ひとつ変えずにラザールが答えた。
「あら、つまらない。もう…いいですわ。皆さま、頭を上げてください」
ムッとした表情のエリアナが続ける。
「だけど!その話し方やめてくださいます?」
「話し方、ですか?」
「ええ、昨日と今日でかなりの違いがありますの。団長様、昨日『おまえは何だ』と仰いましたでしょう。あの口調のほうがわたくしも話しやすいですわ。これからはそれでお願いいたします」
「さすがに辺境伯ご令嬢に対しておまえ呼ばわりは出来かねますが」
「あら?ゴブリンじゃないから?」
はぁ、とラザールはため息をつき、エリアナの顔を見る。
「…ではお望みのようにしよう。おい、昨日からちょくちょく出てくるそのゴブリンネタ、いい加減やめろ」
エリアナを指差して話し始めたラザールを見たコンラッドがぎょっとした様子で、制止してくる。
「だ、団長!まずいっすよ!」
「いや、もういいだろ。なんかもうこのほうが調査も進みやすい気がしてきたし」
「エリアナ嬢、オレのことはラザールでいい」
エリアナはくすっと微笑み、答える。
「承知いたしました。ではまずこの森について、歩きながらご説明しますわね。どうやら認識に齟齬があるようですので」
エリアナを筆頭に騎士団が森の中を進む。
「この森はヘルジュの森といいますが、領民や私たちは『精霊様』と呼んでいます」
ラザールは辺りを見回しつつ、エリアナと話す。
「聖霊様?まさか聖霊がこの森にいるとでも?」
聖霊は今でこそおとぎ話や絵本にのみ出てくる存在だが、数百年ほど前には見える者もいたという。
「ヘルジュの森は、方々で居づらくなった聖霊たちが行き着く地という伝承があり、領民たちのなかにはこの森を神聖化する者もいます」
「信仰の対象となっているということか?」
「まぁ、恩恵がありますので」
「恩恵?」
「はい。この森の薬草で生成する薬はとても効きが良いのです。それを聖霊様のおかげだと」
「…聞いたことないな」
「出回るほどの量は生成しませんから…。私たちはこの森で過度な搾取は行いません。薬草やハーブを必要な分だけ拝借し、木々の伐採も狩猟も、森が荒れないよう間引く程度で行っております」
「だが、良質の薬なら、噂を聞きつけて領地外から取引の打診が来たりするだろ」
「まぁ、たまにあるようですわね。そこは父が対応しております」
「密猟や密輸目的で侵入するものは?」
「いますわね」
「どう対策しているんだ?アールスフォート領の騎士団が見回っているのか?」
ラザールはエリアナが着ているアールスフォート騎士団の制服を見ながら問う。
「いえ、森では彼らの見回りは不要ですの」
「??どういうことだ?」
「あら?お気づきになっていません?」
「何を?」
「昨日はどうやってこの森にはいられたのですか?」
「どうって普通に森に入っただけだが…」
「そうですか…。わたくし、てっきりラザール様が意図的にすり抜けたのかと…」
「おい、話が見えん。はっきり言ってくれ」
「失礼いたしました。この森には結界が張ってあるのです」
一同の顔色が変わる。
「結界だと?」
(おいおい、どういうことだ。結界は聖教省か聖女しか扱えない代物だぞ…)
途端に昨日見たエリアナの転移魔法がラザールの脳裏に蘇る。
(しかし、あんなにすんなりと転移する彼女ならあり得るのか?判断するにも情報が無さ過ぎるが…)
「結界を張っているのはエリアナ嬢ってことか?」
「はい。密猟者防止にわたくしが張っております」
エリアナはすんなり認めた。
「結界は確かに応戦する必要がない分、安全ではあるな」
「ええ、騎士だとしても、女である以上、力では男の人にはなかなか敵いませんから。だからこの森では結界なんです」
「昨日は弾かれるような感覚もなかったが」
「ふふふ、結界から弾かれると痛いですわよね。でも弾かれることで結界に気付かれると対策されてしまい、本末転倒ですから、邪な意図を持つ者は森に入っても奥には進めず、迷って出てくるような張り方をしております」
「「!!」」
(今、とんでもないことをさらっと言ったぞ)
(結界に種類があるなんて聞いたこともない。そんなことが本当に出来るのか?)
(それが可能なら…この王国自体の警備体制に大きな影響を与えるだろう)
(入った者を迷わすのは、結界だけでは不可能じゃないのか?いや、術を併用していれば可能か?)
思わず考え込んでしまっていた騎士団一行にエリアナが尋ねる。
「――それで、ご用向きはこの森の瘴気の調査、ということでしたわよね?詳しく伺いたいのですが」
「あ、ああ、先月、オレたち第二騎士団が討伐に出たロコネイ領の森に蔓延していたのと同じ瘴気がここアールスフォートでも発生した、という報告が上がってきたんだよ」
「ロコネイ領?ここから一番遠い最西端地ですね。なんか釈然としませんわ」
「だろ?気流に乗ったとしても同じ型の瘴気がいきなりここに出るか?ここに来る道中、町々で聞き取りをしてきたが、瘴気や魔物が出たっていう話もなかった」
「わざわざ王国騎士団を派遣するということは何か確証があったのですか?」
「いや、確証ではなく、報告の出所とその瘴気の性質が無視できなかったんだよ」
「それはいったい…」
「団長、それ話しちゃっていいんすか?機密扱いっすよ」
コンラッドが横から小声で聞いてくる。
「まぁ、いいだろ。サミエル様もご存知のことだろうしな」
ラザールがエリアナの反応を窺う素ぶりを見せる。
(言ったほうが私から情報が聞きやすいって判断したわね)
エリアナはわざと真剣な顔で答える。
「もちろん他言はいたしませんわ」
ラザールが足を止めたので、皆が立ち止まる。
「報告の出処は聖教省で、大聖女がそれを押した」
「大聖女様?」
(大聖女ですって?関わりすらないわ)
「それはまた…そして、瘴気の詳細は?」
「沼だよ。ロコネイ領では瘴気が沼から溢れ出ていて、魔物はその沼地から這い出して来ていた」
(!!何ですって?)
言葉を失っているエリアナに、ラザールが一歩近づく。
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