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奴隷の1日
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奴隷の市場にその子はいた。
朝が来ると、死にたくなって、周りも死んだように眠っている。起きても何もすることがなく、ずっと何が助けてくれることを願っている。
檻に閉じ込められ、ただひたすら空虚な時間を費やして、真っ暗な空をずっと眺めている。
怖くて寒くて、自分がこれからどうなるか想像なんてしたくなかったのだろう。
怖い。怖いに決まっている。
殺されるかもしれないし、死ぬよりも酷い目に合うかもしれない。
その子を見る大人たちは、みんなその子のことを品定めする目付きで見てくる。
誰も自分の境遇について考えてくれる人はいない
檻の向こうの裕福な人たちは、自分たちには全く関係が無いかのように、何かが起きれば今までの人生が吹き飛ぶかもしれないのに、自分と違って何も考えないで笑うのだ。
父さんと母さんに会いたくて、悔しくて、悲しくて、その子はずっと怒っていた。
どうすることもできない自分が腹立たしくて、
自分から母さんと父さんを奪ったやつらのことを考えると、手から血が滲むほど憎しみが沸き起こってくる。
握り続けていると、手が凍るように冷たくなって、それでも握り締めていると、尖った鉄が自分の手を傷つける。
離しても、痛みだけがひたすら残る。
その子の母親は貴族に殺された。その子の目の前で母親は拐われ、路地裏で襲われたのだ。
悲惨な光景を目にして、誰かに助けを求めても、誰も助けてくれることはなかった。
普段からその子は母親から色々なことを聞かされていた。
この世界で生きていくには必要なことだと、聞きたくない自分にゆっくりと時間をかけて、自分が女としてどのような存在なのかを聞かされ続けていた。
女である自分が、いつ男の標的になってもおかしくはない。だから、自分の性別を隠すために、男して振る舞うように躾けられた。
母さんが男の人に襲われていた時、僕はどうすることもできなかった。だから、周りに助けを呼びに行った。けれども、僕が人を呼んで戻った時には、母さん以外には誰もいなくなっていた。
母さんはゴミ山の上で血を流していた。
母さんは僕が呼びかけても何の反応も返してくれず、べっとりと出てくる血が、本来は流れてはいけないものだと分かるほど、必死に僕に訴えかけてくる。
母さんを病院まで運んで、お医者さんに診てもらおうとしても、手が尽くせないと、死んでいると言われた。
僕は声も出せなかった。母親が死んだことがこの世界の真実で、どうすることもできない理なのだと。
この世界は、殺すか殺されるのかなのだと、ようやく僕は分かった。
僕は男の格好をしていたから標的にされなかったのだろう。
けれども、母さんは人よりも少し胸が大きかった。そのせいで、女だとバレてしまったのだろう。
僕は男が憎かった。
父さんは泣きながら母さんの死体を抱きしめていた。
父さんは、泣いている僕を一緒に抱きしめていた。
でも、僕は、父さんを嫌いになっていた。
誰もが、本当は女である自分に乱暴したと思っているのではないか?
自分の父さんでさえもそうなのではないか?
でも、母さんがいなくなった隙間を埋めるように、父さんは以前よりも僕との時間を大切にしてくれた。
僕を気に掛ける機会も多くて、父さんは他の男とは違うんだと理解できた。
警察は、貴族の犯行だと言った。
僕から見ても分かるように、待ちゆく貴族たちはみんな、女の人を侮辱した目で見ている。
でも、貧乏な身なりをしている男の人も、貴族と同じように女の人を侮辱したがっているのだ。
父さんは悪くないのに、ずっと僕に申し訳ないと謝り続けていた。なんでだろう?
ごめんな、って言われても僕には理解できなかった。
不甲斐ない父親で、って言われても、僕には父さんの言っている意味がますます理解できなかった。
不甲斐ないってなんだろう? そんなことを聞くのは野暮って感じるように、僕は何も聞かないで父さんといた。
いつもは母さんが作っていた食事を僕が作るようになって、仕事の終わりを待つようになっていて、母さんがいないぶん、幸せに生きていこうとしていた。でも、そんなある日、いくら待っても帰ってこなくなってしまった。
いつまでも帰ってこない父さん待って、シチューも冷めてしまった。
待ち疲れて眠っていると、知らない男たちが入ってきて、僕を攫った。
僕を拐った彼らから、僕の父さんは事故で死んだと言われた。
悲しむよりも先に、身寄りのなくなった自分は孤児院に連れていかれるのだと思った。
いずれは父さんも死んでしまうだろうと覚悟はしていたから、涙も少なくて済んだ。僕は強く生きていくと決めていた。
でも、思ったよりも早すぎたのは確かだ。
本来は孤児院に行くはずの僕は、奴隷の烙印を押されて檻に閉じ込められた。
僕はその時、なぜだか、男の人たちの暗い瞳の奥にある怖い考えを感じていた。
父親がいない子供の自分は何も抵抗ができない。僕の父さんは殺されたのではないだろう。それは確かだ。
でも、警察はなにをしているのだろう? 待てど暮らせど警察は来ないのに警察なんて本当に意味があるのだろうか?
でも、なんで?
ああ、そうか。僕を連れ去ったあの男たちが警察に何かしたのだろう。
僕が男に、父さんを殺したんだろと言うと、あいつはガキのくせに感が良いなと言いやがった。
悔しくて、怒りが爆発して、でも、自分はどうにもできないから、涙も出なくなっていた。
悲しくて、疲れて、思い出して、また悲しくなって、その繰り返し。
もう、悲しんだところでどうすることもできないことを悟った僕は、ここから逃げ出して、母さんや父さんを殺した奴に復讐をすると決めていた。
逃げ出すタイミングを伺って、自分が大人になるまで好機を待つ。
力がついてきたら、犯人を捜して、見つけたら殺すのだ。
自分の体がどれだけ傷物になっても、必ず復讐を遂げる。自分だけでは非力だから、僕と同じような子たちを集めて、一緒になってこの世界を壊すのた。
今はどうにもならないから、鉄格子を握り締めて怒りを体に刻み付けて忘れないようにするしかない。
檻を殴っても自分が痛くなるだけだから、握り締めて、自分の体の奥深くを傷つけていく。
けれども、そんなある日、綺麗な女の子がきた。身なりがだけじゃなくて顔も普通じゃないほど綺麗で、僕の心が一瞬だけその子に奪われた。
女の子がこんな危ないところをどうして普通に歩いていられるのだろうか?
僕と同い年だよね?
ここは危ないと僕が言う前に、女の子は警察を引き連れてきて、奴隷を解放し始めた。
商人が見せつけてる奴隷の権利書を奪うと破り捨てて笑った。
怒る商人を、今度は警察たちが取り押さえ、女の子は僕たちの家の場所を聞いて回る。
僕が親がいないと分かると、孤児院に行かせると言って、本当に? と僕が聞くと、女の子は優しさの溢れた表情で本当だと言った。
女の子の言葉を信用して良いのか分からなかったから、付いて行きたくないと僕が言うと、女の子は何かを察したように、表情を変えて僕を抱きしめた。
「分かった。辛かったんだな。無理はしない」
女の子は警察に指示を出して、食べ物を買ってくるように言う。
少し経って、警察の人たちが、大量のパンや牛乳を抱えてやってくる。
食事を僕らに渡すと、女の子は貴族たちと喧嘩をし始めた。
貴族が女の子に暴力を振るおうとすると、警察が止めに入って連行していく。
暴行罪とか、業務執行妨害とか言って、わざと相手を挑発しているようだった。
きっと先に相手にてを出させて、それで逮捕する口実を作っているのだろう。
そうして、この場所から貴族や商人がたち消えると、女の子は、この場所にテントを張りだした。
こうしたら、もう、誰も他にこの場所を使えないから、これから先、奴隷の売買もできないだろうと女の子は言った。
僕は、なぜだか、この女の子は頭が良いんだと思った。
女の子は突如としてこの場に現れて、僕らの環境を一気に変えてくれた。
そんな女の子がたまらなくカッコよく見えたせいで、僕はその女の子ともっと話がしたくてたまらなくなった。
孤児院に行きたくない子たちはここのテントで寝泊まりして良いと言う。
女の子は魔法を使って、テキパキとシャワールームを作って、僕らに使いなさいと言う。
仕切りがあって、温かいお湯が流れ続けている。
流れてたお湯は最終的に1か所に集められ、下水に流されているようだ。
シャワールームの傍には白い無地の着替えが置いてあった。魔法で作ったのだろうか?
でも、息を切らしていたところ、女の子が魔法で作ったものではなく、買ってきたもののようだ。
なんで、魔法を使わないのだろうか? 魔力切れ? でも、今はまた、ベッドを作るのに魔法を使っているし、何か別の理由がありそうだった。
朝が来ると、死にたくなって、周りも死んだように眠っている。起きても何もすることがなく、ずっと何が助けてくれることを願っている。
檻に閉じ込められ、ただひたすら空虚な時間を費やして、真っ暗な空をずっと眺めている。
怖くて寒くて、自分がこれからどうなるか想像なんてしたくなかったのだろう。
怖い。怖いに決まっている。
殺されるかもしれないし、死ぬよりも酷い目に合うかもしれない。
その子を見る大人たちは、みんなその子のことを品定めする目付きで見てくる。
誰も自分の境遇について考えてくれる人はいない
檻の向こうの裕福な人たちは、自分たちには全く関係が無いかのように、何かが起きれば今までの人生が吹き飛ぶかもしれないのに、自分と違って何も考えないで笑うのだ。
父さんと母さんに会いたくて、悔しくて、悲しくて、その子はずっと怒っていた。
どうすることもできない自分が腹立たしくて、
自分から母さんと父さんを奪ったやつらのことを考えると、手から血が滲むほど憎しみが沸き起こってくる。
握り続けていると、手が凍るように冷たくなって、それでも握り締めていると、尖った鉄が自分の手を傷つける。
離しても、痛みだけがひたすら残る。
その子の母親は貴族に殺された。その子の目の前で母親は拐われ、路地裏で襲われたのだ。
悲惨な光景を目にして、誰かに助けを求めても、誰も助けてくれることはなかった。
普段からその子は母親から色々なことを聞かされていた。
この世界で生きていくには必要なことだと、聞きたくない自分にゆっくりと時間をかけて、自分が女としてどのような存在なのかを聞かされ続けていた。
女である自分が、いつ男の標的になってもおかしくはない。だから、自分の性別を隠すために、男して振る舞うように躾けられた。
母さんが男の人に襲われていた時、僕はどうすることもできなかった。だから、周りに助けを呼びに行った。けれども、僕が人を呼んで戻った時には、母さん以外には誰もいなくなっていた。
母さんはゴミ山の上で血を流していた。
母さんは僕が呼びかけても何の反応も返してくれず、べっとりと出てくる血が、本来は流れてはいけないものだと分かるほど、必死に僕に訴えかけてくる。
母さんを病院まで運んで、お医者さんに診てもらおうとしても、手が尽くせないと、死んでいると言われた。
僕は声も出せなかった。母親が死んだことがこの世界の真実で、どうすることもできない理なのだと。
この世界は、殺すか殺されるのかなのだと、ようやく僕は分かった。
僕は男の格好をしていたから標的にされなかったのだろう。
けれども、母さんは人よりも少し胸が大きかった。そのせいで、女だとバレてしまったのだろう。
僕は男が憎かった。
父さんは泣きながら母さんの死体を抱きしめていた。
父さんは、泣いている僕を一緒に抱きしめていた。
でも、僕は、父さんを嫌いになっていた。
誰もが、本当は女である自分に乱暴したと思っているのではないか?
自分の父さんでさえもそうなのではないか?
でも、母さんがいなくなった隙間を埋めるように、父さんは以前よりも僕との時間を大切にしてくれた。
僕を気に掛ける機会も多くて、父さんは他の男とは違うんだと理解できた。
警察は、貴族の犯行だと言った。
僕から見ても分かるように、待ちゆく貴族たちはみんな、女の人を侮辱した目で見ている。
でも、貧乏な身なりをしている男の人も、貴族と同じように女の人を侮辱したがっているのだ。
父さんは悪くないのに、ずっと僕に申し訳ないと謝り続けていた。なんでだろう?
ごめんな、って言われても僕には理解できなかった。
不甲斐ない父親で、って言われても、僕には父さんの言っている意味がますます理解できなかった。
不甲斐ないってなんだろう? そんなことを聞くのは野暮って感じるように、僕は何も聞かないで父さんといた。
いつもは母さんが作っていた食事を僕が作るようになって、仕事の終わりを待つようになっていて、母さんがいないぶん、幸せに生きていこうとしていた。でも、そんなある日、いくら待っても帰ってこなくなってしまった。
いつまでも帰ってこない父さん待って、シチューも冷めてしまった。
待ち疲れて眠っていると、知らない男たちが入ってきて、僕を攫った。
僕を拐った彼らから、僕の父さんは事故で死んだと言われた。
悲しむよりも先に、身寄りのなくなった自分は孤児院に連れていかれるのだと思った。
いずれは父さんも死んでしまうだろうと覚悟はしていたから、涙も少なくて済んだ。僕は強く生きていくと決めていた。
でも、思ったよりも早すぎたのは確かだ。
本来は孤児院に行くはずの僕は、奴隷の烙印を押されて檻に閉じ込められた。
僕はその時、なぜだか、男の人たちの暗い瞳の奥にある怖い考えを感じていた。
父親がいない子供の自分は何も抵抗ができない。僕の父さんは殺されたのではないだろう。それは確かだ。
でも、警察はなにをしているのだろう? 待てど暮らせど警察は来ないのに警察なんて本当に意味があるのだろうか?
でも、なんで?
ああ、そうか。僕を連れ去ったあの男たちが警察に何かしたのだろう。
僕が男に、父さんを殺したんだろと言うと、あいつはガキのくせに感が良いなと言いやがった。
悔しくて、怒りが爆発して、でも、自分はどうにもできないから、涙も出なくなっていた。
悲しくて、疲れて、思い出して、また悲しくなって、その繰り返し。
もう、悲しんだところでどうすることもできないことを悟った僕は、ここから逃げ出して、母さんや父さんを殺した奴に復讐をすると決めていた。
逃げ出すタイミングを伺って、自分が大人になるまで好機を待つ。
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自分の体がどれだけ傷物になっても、必ず復讐を遂げる。自分だけでは非力だから、僕と同じような子たちを集めて、一緒になってこの世界を壊すのた。
今はどうにもならないから、鉄格子を握り締めて怒りを体に刻み付けて忘れないようにするしかない。
檻を殴っても自分が痛くなるだけだから、握り締めて、自分の体の奥深くを傷つけていく。
けれども、そんなある日、綺麗な女の子がきた。身なりがだけじゃなくて顔も普通じゃないほど綺麗で、僕の心が一瞬だけその子に奪われた。
女の子がこんな危ないところをどうして普通に歩いていられるのだろうか?
僕と同い年だよね?
ここは危ないと僕が言う前に、女の子は警察を引き連れてきて、奴隷を解放し始めた。
商人が見せつけてる奴隷の権利書を奪うと破り捨てて笑った。
怒る商人を、今度は警察たちが取り押さえ、女の子は僕たちの家の場所を聞いて回る。
僕が親がいないと分かると、孤児院に行かせると言って、本当に? と僕が聞くと、女の子は優しさの溢れた表情で本当だと言った。
女の子の言葉を信用して良いのか分からなかったから、付いて行きたくないと僕が言うと、女の子は何かを察したように、表情を変えて僕を抱きしめた。
「分かった。辛かったんだな。無理はしない」
女の子は警察に指示を出して、食べ物を買ってくるように言う。
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貴族が女の子に暴力を振るおうとすると、警察が止めに入って連行していく。
暴行罪とか、業務執行妨害とか言って、わざと相手を挑発しているようだった。
きっと先に相手にてを出させて、それで逮捕する口実を作っているのだろう。
そうして、この場所から貴族や商人がたち消えると、女の子は、この場所にテントを張りだした。
こうしたら、もう、誰も他にこの場所を使えないから、これから先、奴隷の売買もできないだろうと女の子は言った。
僕は、なぜだか、この女の子は頭が良いんだと思った。
女の子は突如としてこの場に現れて、僕らの環境を一気に変えてくれた。
そんな女の子がたまらなくカッコよく見えたせいで、僕はその女の子ともっと話がしたくてたまらなくなった。
孤児院に行きたくない子たちはここのテントで寝泊まりして良いと言う。
女の子は魔法を使って、テキパキとシャワールームを作って、僕らに使いなさいと言う。
仕切りがあって、温かいお湯が流れ続けている。
流れてたお湯は最終的に1か所に集められ、下水に流されているようだ。
シャワールームの傍には白い無地の着替えが置いてあった。魔法で作ったのだろうか?
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