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プロローグ
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焼き付けるような、熱さを感じた。
目覚めた少女の周りは火に包まれ、地面には人だったものが転がっている。
少女が見上げた空には厚い雲に覆われ今にも振り出しそうな雰囲気がある。
「――――」
起き上がった少女が音にならない声を呟いた瞬間、燃え盛り今にでも襲いかかろうとしていた炎が肉体に絡み付き、『茨』のような形状に変化する。
普通ではあり得ない、異常とも呼べる状況でも少女の顔色も表情は何一つとして変わらなかった。
当然だ、少女にとって大切だったものは既に失われた。そんな中、少女の中にあるのは怒りと悲しみだけ。異常を異常として捉えることも出来なくなっていた。
「クソがァ!!」
突然怒声が聞こえ、少女が驚きながら振り向いた先には鎧を着けた兵士が剣を構えて突っ込んできた。
兵士たちにとって今回の目的が村人の虐殺。はだけ、破けてはいるが村娘の格好をしている少女を見逃すつもりはなかったのだろう。
少女はまだ幼い。いくら炎の茨を纏っていても所詮は子供、大人である自分には勝てないだろう。
少なくとも、兵士はそう思っていただろう。
(……下らない)
だが、少女はそうは思わなかった。
全身に駆け巡る高揚感、それすら覆い尽くすほどの怒りと悲しみ。感じた事のない、異常なまでの感情が脳内で駆け回りながらも少女の脳はとてもクリアだった。
だからこそ、相手の実力を正確に計り実力を把握する事ができる。その中で、この兵士は自分よりも弱いと評価したのだ。
「死ねぇ!!」
兵士が振り下ろした剣に反応するように茨が動き剣を融解させ兵士の腹を突き刺す。
その瞬間、炎の茨に貫かれた兵士の体は燃え上がる。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「うるさい」
酷い声の絶叫が鳴り響き辺りを埋め尽くしたところで少女の顔が僅かに歪む。
そして腕を振った瞬間巻き付いた茨は兵士の肩、胸、心臓、脚に突き刺さり更に強く燃え上がる。
ものの数秒で絶叫は終わり少女の顔は再び無表情に戻り歩き始める。
その瞬間、背後から兵士が飛び出して剣を刺突してくる。
背後からの攻撃を避けながら少女は襲撃者に手を向け、巻き付いていた茨の内二本が動き襲撃者の頭を穿つ。
腕や脚、体に巻き付いている茨の数は十。その中で自動で動くのは八、残り二は少女が手動で動かしている。
少女としては茨全てを手動で動かすことは容易い。だが、それでは明確な隙が生まれてしまう。
更に、少女は武術を学んだことがない。当たり前だ、少女はどこにでもいる平民であり母親の家事や内職を手伝い、父親の猟の道具を整備をする。どこにでもいる村娘だ。そんな少女が武術を学ぶ機会も学ぶ余裕はない。
先ほどの回避は完全な偶然だ。武術を学んだり戦場を駆けなければ次に繋げることは不可能。故に自動を多めに設定しているのだ。
「……邪魔」
次々と襲ってくる兵士たちに向け苛立つ少女と同調するように炎の茨は縦横無尽の振り回される。
そこからは、蹂躙であり、虐殺だった。
ある者は心臓を穿たれる。
ある者は頭を焼かれる。
ある者は脚を焼き切られる。
ある者は肩を切られる。
ある者は何本もの茨に穿たれる。
全員が、その瞬間内部から燃やされ数秒もせずに動くこともないオブジェへと変わる。
潜んでいた兵士たちを襲ったのは『絶望』だった。
鉄製の剣や鎧、槍は茨の高熱で融かさせる。そもそも、こんな怪物を想定していなかった。
手数は足りない。当たれば即燃やされる状況で飛び込めるほどの度胸はなかった。
決定打はない。それを与えれるものを持ち合わせていない。
増援は望めない。来たとしても犠牲しか残らない。
ならば、逃げるしかない。
潜伏していた兵士たちは誰も会話することなく意思を統一させ味方を見捨て一目散にその場から逃げ出す。
これをどうにかする術を持っているのはこの国にはいない。ならば、少女の情報を持ち帰り後日殺せば良い。兵士たちはそう思っていた。
「逃がさない」
だが、それを少女は許さなかった。
少女は炎を自由に操れる。形状、火力、規模、燃え方、その全てが少女の手の中で踊っている。
炎の熱の中、温度が他よりも低い場所を見つけ出すことは少女にとっては容易だった。
そして、それらが動いているのなら少女にとって不都合だと幼い頭脳でも理解できた。
「みんな、力を貸して」
少女が呼び掛けた瞬間、家屋や人に燃えていた炎が揺らめく。今日は無風、風はない。
その瞬間、炎はあつまり何千、何万と言う『茨』へと形状を変える。
少女の力は年不相応に強大。燃え盛る太陽のように出力を保有している。そんな少女の規模もまた桁違いに広く、村を焼く炎全てを掌握する事は容易い。
そんな中、少女は笑顔を綻ばせる。
少女にとってこの炎たちは村人が生きていた証拠。炎と言う一時の輝きながら、少女にとっては彼ら彼女らが生きていた証でもある重要なものだった。
地面には茨たちが蠢き、家屋や人間は焼けている。
端から見たら、そこは燃え盛るバラ園か『地獄』と言うべき惨状であり、その中で平然と立ち、笑う少女はさながら『地獄からの使者』を思わせる。
「ありがとう」
感謝の言葉を口にし、少女は茨たちの制御を全て掌握する。
少女の脳は焼き付けるような激痛が走り、血管は沸騰するかのような高温となる。心臓は通常よりも激しく動き、内側から耐えきれなくなった筋肉や血管が破裂する。
今日、この炎の力を覚醒させた少女はこれほどの量の炎の茨を制御した事がない。それなのに、十本でもギリギリだったものを一気に増やした。
慣れていたのなら話は違っていただろう。だが、慣れていなかったが故に体が悲鳴をあげ、体を内部から壊していく。
それでも、少女は炎の茨の制御を解かなかった。
(今、確実に仕留める)
そこにあったのは怒りだった。
肉親を、慣れしたしたんだ村を、あるべき平穏を、徹底的に壊した連中を許す気持ちは何一つとしてなかった。
少女は本来、とても面倒くさがりなところがある。痛いのは嫌い、面倒ごとに巻き込まれるのも嫌がる。通常時の少女だったら、こんなことをやる事はなかった。
だが、その箍は他でもない兵士たちが壊したのだ。その罪は死で償われる。
「行って」
少女が短い命令と共に掲げた手を振り下ろした瞬間炎の茨が一斉に空に向かって伸び、鳥籠のように大地に向かっていく。
少女の探知機能の規模もまた少女の力と同じくらいに凄まじいものだった。
少女たちの村は森に囲まれている。その森を抜けた先で森を包囲している兵士たちも捉えていた。
予想だにしていなかった攻撃に驚く暇を与えずに炎の茨は兵士たちを貫いていき、森の周りは一瞬にして炎が燃え盛ることとなる。
「……終わった」
兵士たちの温度が探知から消えた事で手を振り炎を一斉に鎮火させる。
その瞬間、黒く曇天だった大粒の雨が降り注ぐ。
兵士たちを皆殺しにしても、少女の心は薄暗かった。焦げ付いた木の板のように心にこびりついた焦げ目が少女の心に影を落とす。
「う、うう、うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
膝を付き大粒の涙を流す少女と同調するように空も一層大粒の雨を落とすのだった。
目覚めた少女の周りは火に包まれ、地面には人だったものが転がっている。
少女が見上げた空には厚い雲に覆われ今にも振り出しそうな雰囲気がある。
「――――」
起き上がった少女が音にならない声を呟いた瞬間、燃え盛り今にでも襲いかかろうとしていた炎が肉体に絡み付き、『茨』のような形状に変化する。
普通ではあり得ない、異常とも呼べる状況でも少女の顔色も表情は何一つとして変わらなかった。
当然だ、少女にとって大切だったものは既に失われた。そんな中、少女の中にあるのは怒りと悲しみだけ。異常を異常として捉えることも出来なくなっていた。
「クソがァ!!」
突然怒声が聞こえ、少女が驚きながら振り向いた先には鎧を着けた兵士が剣を構えて突っ込んできた。
兵士たちにとって今回の目的が村人の虐殺。はだけ、破けてはいるが村娘の格好をしている少女を見逃すつもりはなかったのだろう。
少女はまだ幼い。いくら炎の茨を纏っていても所詮は子供、大人である自分には勝てないだろう。
少なくとも、兵士はそう思っていただろう。
(……下らない)
だが、少女はそうは思わなかった。
全身に駆け巡る高揚感、それすら覆い尽くすほどの怒りと悲しみ。感じた事のない、異常なまでの感情が脳内で駆け回りながらも少女の脳はとてもクリアだった。
だからこそ、相手の実力を正確に計り実力を把握する事ができる。その中で、この兵士は自分よりも弱いと評価したのだ。
「死ねぇ!!」
兵士が振り下ろした剣に反応するように茨が動き剣を融解させ兵士の腹を突き刺す。
その瞬間、炎の茨に貫かれた兵士の体は燃え上がる。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「うるさい」
酷い声の絶叫が鳴り響き辺りを埋め尽くしたところで少女の顔が僅かに歪む。
そして腕を振った瞬間巻き付いた茨は兵士の肩、胸、心臓、脚に突き刺さり更に強く燃え上がる。
ものの数秒で絶叫は終わり少女の顔は再び無表情に戻り歩き始める。
その瞬間、背後から兵士が飛び出して剣を刺突してくる。
背後からの攻撃を避けながら少女は襲撃者に手を向け、巻き付いていた茨の内二本が動き襲撃者の頭を穿つ。
腕や脚、体に巻き付いている茨の数は十。その中で自動で動くのは八、残り二は少女が手動で動かしている。
少女としては茨全てを手動で動かすことは容易い。だが、それでは明確な隙が生まれてしまう。
更に、少女は武術を学んだことがない。当たり前だ、少女はどこにでもいる平民であり母親の家事や内職を手伝い、父親の猟の道具を整備をする。どこにでもいる村娘だ。そんな少女が武術を学ぶ機会も学ぶ余裕はない。
先ほどの回避は完全な偶然だ。武術を学んだり戦場を駆けなければ次に繋げることは不可能。故に自動を多めに設定しているのだ。
「……邪魔」
次々と襲ってくる兵士たちに向け苛立つ少女と同調するように炎の茨は縦横無尽の振り回される。
そこからは、蹂躙であり、虐殺だった。
ある者は心臓を穿たれる。
ある者は頭を焼かれる。
ある者は脚を焼き切られる。
ある者は肩を切られる。
ある者は何本もの茨に穿たれる。
全員が、その瞬間内部から燃やされ数秒もせずに動くこともないオブジェへと変わる。
潜んでいた兵士たちを襲ったのは『絶望』だった。
鉄製の剣や鎧、槍は茨の高熱で融かさせる。そもそも、こんな怪物を想定していなかった。
手数は足りない。当たれば即燃やされる状況で飛び込めるほどの度胸はなかった。
決定打はない。それを与えれるものを持ち合わせていない。
増援は望めない。来たとしても犠牲しか残らない。
ならば、逃げるしかない。
潜伏していた兵士たちは誰も会話することなく意思を統一させ味方を見捨て一目散にその場から逃げ出す。
これをどうにかする術を持っているのはこの国にはいない。ならば、少女の情報を持ち帰り後日殺せば良い。兵士たちはそう思っていた。
「逃がさない」
だが、それを少女は許さなかった。
少女は炎を自由に操れる。形状、火力、規模、燃え方、その全てが少女の手の中で踊っている。
炎の熱の中、温度が他よりも低い場所を見つけ出すことは少女にとっては容易だった。
そして、それらが動いているのなら少女にとって不都合だと幼い頭脳でも理解できた。
「みんな、力を貸して」
少女が呼び掛けた瞬間、家屋や人に燃えていた炎が揺らめく。今日は無風、風はない。
その瞬間、炎はあつまり何千、何万と言う『茨』へと形状を変える。
少女の力は年不相応に強大。燃え盛る太陽のように出力を保有している。そんな少女の規模もまた桁違いに広く、村を焼く炎全てを掌握する事は容易い。
そんな中、少女は笑顔を綻ばせる。
少女にとってこの炎たちは村人が生きていた証拠。炎と言う一時の輝きながら、少女にとっては彼ら彼女らが生きていた証でもある重要なものだった。
地面には茨たちが蠢き、家屋や人間は焼けている。
端から見たら、そこは燃え盛るバラ園か『地獄』と言うべき惨状であり、その中で平然と立ち、笑う少女はさながら『地獄からの使者』を思わせる。
「ありがとう」
感謝の言葉を口にし、少女は茨たちの制御を全て掌握する。
少女の脳は焼き付けるような激痛が走り、血管は沸騰するかのような高温となる。心臓は通常よりも激しく動き、内側から耐えきれなくなった筋肉や血管が破裂する。
今日、この炎の力を覚醒させた少女はこれほどの量の炎の茨を制御した事がない。それなのに、十本でもギリギリだったものを一気に増やした。
慣れていたのなら話は違っていただろう。だが、慣れていなかったが故に体が悲鳴をあげ、体を内部から壊していく。
それでも、少女は炎の茨の制御を解かなかった。
(今、確実に仕留める)
そこにあったのは怒りだった。
肉親を、慣れしたしたんだ村を、あるべき平穏を、徹底的に壊した連中を許す気持ちは何一つとしてなかった。
少女は本来、とても面倒くさがりなところがある。痛いのは嫌い、面倒ごとに巻き込まれるのも嫌がる。通常時の少女だったら、こんなことをやる事はなかった。
だが、その箍は他でもない兵士たちが壊したのだ。その罪は死で償われる。
「行って」
少女が短い命令と共に掲げた手を振り下ろした瞬間炎の茨が一斉に空に向かって伸び、鳥籠のように大地に向かっていく。
少女の探知機能の規模もまた少女の力と同じくらいに凄まじいものだった。
少女たちの村は森に囲まれている。その森を抜けた先で森を包囲している兵士たちも捉えていた。
予想だにしていなかった攻撃に驚く暇を与えずに炎の茨は兵士たちを貫いていき、森の周りは一瞬にして炎が燃え盛ることとなる。
「……終わった」
兵士たちの温度が探知から消えた事で手を振り炎を一斉に鎮火させる。
その瞬間、黒く曇天だった大粒の雨が降り注ぐ。
兵士たちを皆殺しにしても、少女の心は薄暗かった。焦げ付いた木の板のように心にこびりついた焦げ目が少女の心に影を落とす。
「う、うう、うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
膝を付き大粒の涙を流す少女と同調するように空も一層大粒の雨を落とすのだった。
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