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奴隷商人と皇太子
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なら、この男は誰だ?
急いで距離を取ろうとするが、痛いほど腕を握り締められて思わず地面に膝を付ける。
「っ…!」
「ソラ、逃げないで。」
「あんた、っ、誰?」
「え、まじで忘れたの?武術教えたって言っただろ?俺のことお兄さんって呼んでたじゃん。」
そう言われて思い出せる人物は1人しかいない。
「お、兄さん」
「そうそう!」
途端に手の力が緩められて、身体を起こされる。でも、すぐさまお兄さんは剣を構えると斬りかかえってきたセスの技を受け止めた。
「何しに来た?」
「何って、迎えに来たに決まってんじゃん。」
セスが誰かに力に押されてるのは初めて見た。セスを助けたいが、自分が下手に動くと足手纏いになることは分かっていた。だから、悔しいことに自分は動かないように気を付けるしかない。
「させない!」
「ほんと、邪魔だな。」
「もう止めてよ!2人とも剣を下ろして!」
自分の言葉が聞こえているはずなのに、どちらも殺気をしまおうとしない。逆に悪化するばかりだ。
何故、こうなったのだろう…俺はただ兄ちゃんに会いたかっただけなのに。
剣が離れても、互いに視線を外すことなく睨み合う。
「あんた、何者だ?」
「あれ?…ああ、そうか。戦場だと仮面かぶってたりするから分かんないのか。でも、俺が誰なのか想像付いてるんじゃないの?」
「…イーサン・ランドリエンか?」
「正解。やっぱ、剣の立ち振る舞いで分かるものなのかな?」
その言葉でふと、コロシアムの時の言葉が思い浮かぶ。イーサン・ランドリエン。それは敵国の皇帝の名前だった。
「えっ、皇帝…」
「ん、そうなったね」
「嘘だ…」
「嘘じゃないよ。まあ、ソラと会った12年前は、俺も17歳で皇帝候補の1人だったレベルだけどね。」
イーサンは話しながらでも一切隙を見せなかった。
そのことから、セスが先に攻撃を仕掛けようと動いた瞬間、何者かが彼に向かって短剣を投げた。セスがそれを振り払うと今度は3方向から矢が襲い掛かる。それを剣で弾くと今度は剣を持ったガタイの良い男とぶつかりあっていた。
突然、複数名からの奇襲を受けたのだ。
空杜はセスの元に向かうために、イーサンの手を振り払った。だが、すぐに剣をしまった彼に拘束されてしまう。
「やだっ!離してってば!」
「そんなに、拒否されると傷付くんだけどな。」
「だったら、早く離せよ!」
暴れて後ろに振り返ると、息を呑んだ。だって、イーサンの瞳も変わっていたから。彼の場合は紅色ではなく、赤紫に見えた。
「ソラはまだこの力使えないでしょ?」
「っ、何であんたも…」
「ソラと同じだよ。赤子の時に悪魔の血を入れられた。」
突然何かが地面に倒れる音がしたので振り返ると、そこには地面に押さえ付けられるセスがいた。そして、セスに奇襲を行ったであろう5人の人物の瞳も赤色だった。
「さすがだね。まさかその状態で、一時的でも5人の相手が出来るとは思わなかった。」
イーサンに連れられてセスの前まで来ると、彼は嬉しそうに笑う。
「でも、もう身体は限界なんじゃない?」
「ど、う言うこと?」
「ソラは知らないの?悪魔の血が流れる者は、力の使い方を知らないと死ぬって。」
セスに視線を向けると、彼は俺から逃げるように視線を逸らす。セスは知ってたのだ。
「でも、ソラが持ってたんだね。」
胸から石がついたネックレスが取り出される。
「これは、唯一悪魔の力をほぼ完璧に抑制出来るんだよ。これがあれば普通に生きられる。まあ、気が高ぶると瞳の色が稀に変わったりとか意図的に変えようとすると抑えられないみたいだけど。」
イーサンはセスの顎を足で持ち上げる。
「これ、お前が盗んだんでしょ?本来なら、自分が必要なのにね。」
「黙れ!」
「2歳の時に悪魔の血を入れられたのお前だろ?本来なら既に死んでいても可笑しくないのに、生命力凄いね。」
セスがイーサンを睨むが、何ともないように笑って足を離す。
俺は、2人の会話についていけなかった。こんな話聞いたことがない…。
「なんで、セスが死ぬって…」
「ああ、ソラは何も聞いてないのか。簡単に言うと、赤子の時から血を馴染ませないと猛毒になるんだよ。赤子から馴染ませても毒にはなるけどね。だから、子どもに投与すると長くても15歳で死ぬんだけどな。」
「なら、何でセスは?!」
「彼と同じ年代の子は血を少しばかり弱めて投与して、実験してみたらしいよ。そしたら、他の子は20歳で死んだかな。」
兄ちゃんは自分よりも5歳年上だ。だから、24歳になるはず…
自分が抵抗するのを止めたからだろうか。イーサンは拘束した手を離してくれた。でも、もう頭が混乱してどうしたら良いのか分からなかった。
でも、一つだけやらないといけないことは分かっていた。
空杜はネックレスに手を掛けると、セスの首に掛けた。途端に、彼の髪と瞳はグレイの色に戻る。代わりに俺の瞳が紅く染まる。
「ダメだ!ソラ、自分に付けろ!」
俺は首を横に振った。
「嫌だ。俺は兄ちゃんに会いたくて今まで生きてきたんだ……死んだって信じたくなくて、ずっと時間さえあれば探してた。やっと、会えたんだ!」
「今は、リアムがいるだろ?!皇帝陛下や皇后陛下、カール、ウィル…それに、故郷の人達も!」
俺は我儘を言う子どものように首を横に振って「嫌だ」と繰り返した。もう、大切な人を失いたくなかった。もう、俺から何も奪わないで欲しかった。
なんって、神様は残酷なんだろう…
身体を抱き締められる。俺が欲しいのはこの匂いじゃない、温もりじゃない。でも、抵抗することも出来なくて、ただ受け入れるしかなかった。
「ソラ、俺と一緒に行こうか。それで、力の使い方を学ぼう。」
「…うん…でも、今日は嫌だ……ちゃんと、お別れしたい。」
「ソラっ!う"っ…」
「兄ちゃん!」
セスは拘束していた者によって気絶させられた。
「大丈夫だよ。今日起きたことはこいつの記憶から消すだけだから。」
「そんなこと、出来るの?」
「ああ、1日くらい綺麗に改竄出来るよ。昔は、ソラの記憶も弄って俺の顔は思い出せないようにしてたし。まあ、あの時は俺もまだ上手くは出来なかったから上手く消せなかったみたいだな。」
そういうことか。だから、この人がお兄さんってすぐに分からなかったんだ。
記憶の中にある彼の顔はいつも思い浮かばなかった。別に付き合いは短くなかったはずなのに。ただ、昔のことだから忘れているだけだと考えていたが、書き換えられていたのか。
「ソラ、これ貸してあげる。」
イーサンは部下から何か受け取ると、それを指に通される。セスの首輪と同じ色をした石が付いた指輪だった。自分の視界がまた、普通の色合いに戻るのを感じる。
「これも彼の首輪と同じ効果があるんだ。でも、効果は長くないから俺の元に来ないと、ソラは死んじゃうよ。」
別に死ぬのは怖くない気がする。前は怖かった気がするけど、今は分からない。
「お願いだ、俺と来て。…もし、来ないのであればログナート帝国に戦争を仕掛ける。それで、無理矢理でも連れて行くから。」
手に力が込められて、彼の声が近くなる。
「…何で俺をそこまで連れ帰ろうとするんですか?他の人達と同じように見捨てれば良いのに…」
「無理だよ。…それだけは、どうしても出来ない。ソラには生きて欲しいんだ。」
どこか声が震えている気がする。この人は俺がいなくなることが怖いのだろうか…。意味が分からない。
「明日、あなたの元に行きますよ。」
諦めたように目を瞑ると、これまでのことが思い出される。
今なら玲於が何故、故郷に連れて行ってくれたのかが分かる。きっと、自分が兄ちゃんと出会い彼の元から離れることを懸念したのだろう。
でも、優しい彼は遠回しに引き止めることしか出来なかった。いつも、自分よりも俺のことを優先にしてくれる人だから。
空杜が次に目を開ける時には、迷いの感情が見られなかった。
彼らが去ってから、少しばかりぼーっとしていた。自分が意識を取り戻したのは、膝の上で寝かせていたセスの目が醒めてからだ。彼は本当に何も覚えていないようだった。
ただ街中で出会い、買い物をした後にセスが突然気絶したことになっている。セスからしたら、身体の限界がきたせいで倒れたと考えているはずだ。
手の指輪はセスがプレゼントしてくれたことになっている。指輪に血の抑制力を持つ物を渡したことを自覚しているようだった。そうでなければ、セスはネックレスを返そうとするはずだから。
ネックレスはセスの首輪の紐が切れかけていたので、指輪のお礼としてあげたという流れになっているみたい。どうやら、セスはこのネックレスだけがほぼ完璧に悪魔の力を抑制できることは知らなさそうだった。
通信機を使って馬車を呼び寄せると、セスと2人で街の外まで向かった。そして、馬車に乗車すると特に何かを話すわけでもなく時間を過ごした。
急いで距離を取ろうとするが、痛いほど腕を握り締められて思わず地面に膝を付ける。
「っ…!」
「ソラ、逃げないで。」
「あんた、っ、誰?」
「え、まじで忘れたの?武術教えたって言っただろ?俺のことお兄さんって呼んでたじゃん。」
そう言われて思い出せる人物は1人しかいない。
「お、兄さん」
「そうそう!」
途端に手の力が緩められて、身体を起こされる。でも、すぐさまお兄さんは剣を構えると斬りかかえってきたセスの技を受け止めた。
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「あんた、何者だ?」
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「…イーサン・ランドリエンか?」
「正解。やっぱ、剣の立ち振る舞いで分かるものなのかな?」
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「えっ、皇帝…」
「ん、そうなったね」
「嘘だ…」
「嘘じゃないよ。まあ、ソラと会った12年前は、俺も17歳で皇帝候補の1人だったレベルだけどね。」
イーサンは話しながらでも一切隙を見せなかった。
そのことから、セスが先に攻撃を仕掛けようと動いた瞬間、何者かが彼に向かって短剣を投げた。セスがそれを振り払うと今度は3方向から矢が襲い掛かる。それを剣で弾くと今度は剣を持ったガタイの良い男とぶつかりあっていた。
突然、複数名からの奇襲を受けたのだ。
空杜はセスの元に向かうために、イーサンの手を振り払った。だが、すぐに剣をしまった彼に拘束されてしまう。
「やだっ!離してってば!」
「そんなに、拒否されると傷付くんだけどな。」
「だったら、早く離せよ!」
暴れて後ろに振り返ると、息を呑んだ。だって、イーサンの瞳も変わっていたから。彼の場合は紅色ではなく、赤紫に見えた。
「ソラはまだこの力使えないでしょ?」
「っ、何であんたも…」
「ソラと同じだよ。赤子の時に悪魔の血を入れられた。」
突然何かが地面に倒れる音がしたので振り返ると、そこには地面に押さえ付けられるセスがいた。そして、セスに奇襲を行ったであろう5人の人物の瞳も赤色だった。
「さすがだね。まさかその状態で、一時的でも5人の相手が出来るとは思わなかった。」
イーサンに連れられてセスの前まで来ると、彼は嬉しそうに笑う。
「でも、もう身体は限界なんじゃない?」
「ど、う言うこと?」
「ソラは知らないの?悪魔の血が流れる者は、力の使い方を知らないと死ぬって。」
セスに視線を向けると、彼は俺から逃げるように視線を逸らす。セスは知ってたのだ。
「でも、ソラが持ってたんだね。」
胸から石がついたネックレスが取り出される。
「これは、唯一悪魔の力をほぼ完璧に抑制出来るんだよ。これがあれば普通に生きられる。まあ、気が高ぶると瞳の色が稀に変わったりとか意図的に変えようとすると抑えられないみたいだけど。」
イーサンはセスの顎を足で持ち上げる。
「これ、お前が盗んだんでしょ?本来なら、自分が必要なのにね。」
「黙れ!」
「2歳の時に悪魔の血を入れられたのお前だろ?本来なら既に死んでいても可笑しくないのに、生命力凄いね。」
セスがイーサンを睨むが、何ともないように笑って足を離す。
俺は、2人の会話についていけなかった。こんな話聞いたことがない…。
「なんで、セスが死ぬって…」
「ああ、ソラは何も聞いてないのか。簡単に言うと、赤子の時から血を馴染ませないと猛毒になるんだよ。赤子から馴染ませても毒にはなるけどね。だから、子どもに投与すると長くても15歳で死ぬんだけどな。」
「なら、何でセスは?!」
「彼と同じ年代の子は血を少しばかり弱めて投与して、実験してみたらしいよ。そしたら、他の子は20歳で死んだかな。」
兄ちゃんは自分よりも5歳年上だ。だから、24歳になるはず…
自分が抵抗するのを止めたからだろうか。イーサンは拘束した手を離してくれた。でも、もう頭が混乱してどうしたら良いのか分からなかった。
でも、一つだけやらないといけないことは分かっていた。
空杜はネックレスに手を掛けると、セスの首に掛けた。途端に、彼の髪と瞳はグレイの色に戻る。代わりに俺の瞳が紅く染まる。
「ダメだ!ソラ、自分に付けろ!」
俺は首を横に振った。
「嫌だ。俺は兄ちゃんに会いたくて今まで生きてきたんだ……死んだって信じたくなくて、ずっと時間さえあれば探してた。やっと、会えたんだ!」
「今は、リアムがいるだろ?!皇帝陛下や皇后陛下、カール、ウィル…それに、故郷の人達も!」
俺は我儘を言う子どものように首を横に振って「嫌だ」と繰り返した。もう、大切な人を失いたくなかった。もう、俺から何も奪わないで欲しかった。
なんって、神様は残酷なんだろう…
身体を抱き締められる。俺が欲しいのはこの匂いじゃない、温もりじゃない。でも、抵抗することも出来なくて、ただ受け入れるしかなかった。
「ソラ、俺と一緒に行こうか。それで、力の使い方を学ぼう。」
「…うん…でも、今日は嫌だ……ちゃんと、お別れしたい。」
「ソラっ!う"っ…」
「兄ちゃん!」
セスは拘束していた者によって気絶させられた。
「大丈夫だよ。今日起きたことはこいつの記憶から消すだけだから。」
「そんなこと、出来るの?」
「ああ、1日くらい綺麗に改竄出来るよ。昔は、ソラの記憶も弄って俺の顔は思い出せないようにしてたし。まあ、あの時は俺もまだ上手くは出来なかったから上手く消せなかったみたいだな。」
そういうことか。だから、この人がお兄さんってすぐに分からなかったんだ。
記憶の中にある彼の顔はいつも思い浮かばなかった。別に付き合いは短くなかったはずなのに。ただ、昔のことだから忘れているだけだと考えていたが、書き換えられていたのか。
「ソラ、これ貸してあげる。」
イーサンは部下から何か受け取ると、それを指に通される。セスの首輪と同じ色をした石が付いた指輪だった。自分の視界がまた、普通の色合いに戻るのを感じる。
「これも彼の首輪と同じ効果があるんだ。でも、効果は長くないから俺の元に来ないと、ソラは死んじゃうよ。」
別に死ぬのは怖くない気がする。前は怖かった気がするけど、今は分からない。
「お願いだ、俺と来て。…もし、来ないのであればログナート帝国に戦争を仕掛ける。それで、無理矢理でも連れて行くから。」
手に力が込められて、彼の声が近くなる。
「…何で俺をそこまで連れ帰ろうとするんですか?他の人達と同じように見捨てれば良いのに…」
「無理だよ。…それだけは、どうしても出来ない。ソラには生きて欲しいんだ。」
どこか声が震えている気がする。この人は俺がいなくなることが怖いのだろうか…。意味が分からない。
「明日、あなたの元に行きますよ。」
諦めたように目を瞑ると、これまでのことが思い出される。
今なら玲於が何故、故郷に連れて行ってくれたのかが分かる。きっと、自分が兄ちゃんと出会い彼の元から離れることを懸念したのだろう。
でも、優しい彼は遠回しに引き止めることしか出来なかった。いつも、自分よりも俺のことを優先にしてくれる人だから。
空杜が次に目を開ける時には、迷いの感情が見られなかった。
彼らが去ってから、少しばかりぼーっとしていた。自分が意識を取り戻したのは、膝の上で寝かせていたセスの目が醒めてからだ。彼は本当に何も覚えていないようだった。
ただ街中で出会い、買い物をした後にセスが突然気絶したことになっている。セスからしたら、身体の限界がきたせいで倒れたと考えているはずだ。
手の指輪はセスがプレゼントしてくれたことになっている。指輪に血の抑制力を持つ物を渡したことを自覚しているようだった。そうでなければ、セスはネックレスを返そうとするはずだから。
ネックレスはセスの首輪の紐が切れかけていたので、指輪のお礼としてあげたという流れになっているみたい。どうやら、セスはこのネックレスだけがほぼ完璧に悪魔の力を抑制できることは知らなさそうだった。
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