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エピローグ
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(………さま…!…シャルルさま!)
一面に広がるアザミの中で、血だらけの手にアザミの花の王冠を持った少女が笑っている。
「シャルル様の王冠です!」
少女は座っているシャルルに近づき、跪いて金色の髪の上にうやうやしく花冠を載せる。
シャルルの表情は見えないが、少女は満面の笑みだ。
少女は忠誠の姿勢を取りシャルルに告げる。
「シャルル様はフランスの王です!私が必ず…」
シャルルはそっと手を伸ばし、少女の頬に触れ何か囁く。
(…やめて!)
ここでいつも目が覚める。
ああ、夢か…
「…そうよ、夢よ…こんな場面見たことないもの…」
シャルルの妃マリーはつぶやいた。
シャルルはこよなく私を愛してくれている。
あんな少女なんか目も向けてなかった。
『…本当に…?』
また、暗闇の中から声がした…。
一面に広がるアザミの中で、血だらけの手にアザミの花の王冠を持った少女が笑っている。
「シャルル様の王冠です!」
少女は座っているシャルルに近づき、跪いて金色の髪の上にうやうやしく花冠を載せる。
シャルルの表情は見えないが、少女は満面の笑みだ。
少女は忠誠の姿勢を取りシャルルに告げる。
「シャルル様はフランスの王です!私が必ず…」
シャルルはそっと手を伸ばし、少女の頬に触れ何か囁く。
(…やめて!)
ここでいつも目が覚める。
ああ、夢か…
「…そうよ、夢よ…こんな場面見たことないもの…」
シャルルの妃マリーはつぶやいた。
シャルルはこよなく私を愛してくれている。
あんな少女なんか目も向けてなかった。
『…本当に…?』
また、暗闇の中から声がした…。
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