2 / 6
モブだったみたい
2
しおりを挟む
部屋へ戻ると既に食事が用意されていた。紅焔は優秀で戦闘力が高くお金持ちなハイスペイケメンなので7人もの女を住まわせる豪邸を持っていて、そこを管理する使用人も大勢いる。私専用の使用人も当然いて、私のために私が快適に過ごせるように常に尽くしてくれる。なんという天国か。
「今日は外で」
「かしこまりました」
部屋には庭を見渡せる広いバルコニーがついていて、お洒落なテーブルセットが置かれている。天気の良い日はそこで食事するのが好きだ。
前世では食事は家族揃ってするものだったが、この家には妻が7人もいるためそうはいかない。別に仲が悪いわけではなく、紅焔とそれぞれの妻には関係性があっても、妻同士には特に関係がないということだ。
他人と毎回顔を付き合わせて食事するのは疲れるので、それぞれの妻の部屋に夫が日替わりで訪れるのがこの世界のハーレム。しかし、紅焔はなんちゃって色男なので妻の部屋を訪れることはない。ハーレムを持っていながら実は大して女に興味がない、とか言う謎の硬派設定だ。なんかよくありそうでしょ?
おかげで、私は一人で気楽に豪華な生活を楽しんでいる。前世でもお一人様だったので、寂しいとか言う感情はない。むしろ人付き合いがなくて楽だ。
「あー美味し!」
この世界特有の魔物のステーキを頬張りながら外の風を楽しむ。私の独り言が多いのはこの生活のせいかもしれない。使用人は厳しくしつけられているらしく、不用意に私に話しかけてきたりはしない。気配を消して私の指示を待つのが仕事なのだ。このハーレムで暮らす限り、私は一人で楽しく過ごすしかない。
初夜と言うかエッチしなくて良いのも楽だ。この世界では女にエッチする権利があるので女から誘わないと初夜が迎えられない。その代わりに、初夜を過ごした妻から順番に第一夫人第二夫人というようにハーレム内での序列が決まっていく。実は彼と結婚したのは私が最初なのだが、私が彼の部屋に行かないため後から来た夫人が次々に初夜を越えてしまい、私はあれよあれよと言う間に第七夫人になった。
それでも離婚されないで済んでいるのは、彼の謎の硬派設定のおかげだ。結婚するときにも『無理してエッチしなくても良い』という約束を取り付けている。しかもそのルールは紅焔の方から言い出したことなので、彼は本当に女に興味がないのだろう。性欲はあるから来るもの拒まずなところがあるだけで。
「ん?」
そんなことをつらつら考えながらのんびり食事していると、バルコニーの下にある庭の方から視線を感じた。
見れば、さっきの勇者くんだ。私と目が合うとハッとして視線を逸らし、それからそわそわと手を動かしつつ庭の花を眺めるような振りをし始めた。
さっき私が注目を集めるようなことを言ってしまったので、気になっているのだろう。
「何かご用ですか、勇者様?」
私は一旦食事を止めて、バルコニーの手摺に乗り出した。勇者くんはビクッと毛を逆立てるように反応して、そろそろと私の方を見る。
「あ、いえ、その……さ、先程はありがとうございました。助け船を出していただいて」
「いいえ、どうせ彼の態度は変わらなかったでしょ。別にお礼を言われる程のことはしてない」
「しかし! 僕がそうしたくて! あ、いや、すみません。大きな声を出して」
彼は急に大きな声を出したかと思えば、その勢いが嘘のようにしょんぼりと肩を落とす。犬狼族とはいえ彼に犬耳はついていないのに、群青色の犬耳がぺしょんと垂れてしまったような幻覚が見える。
「かわいい……」
「えっ」
思わず呟くと、勇者ファーガスはパッと顔を上げてほんのり頬を染めた。紅焔も分かりやすいけれど、ファーガスも分かりやすくて可愛い。前世ではどっちかというと、彼のような可愛い系の方が好みだった。まあ、イケメンはみんな好きだったと言った方が正しい。
可愛らしい反応をする彼を微笑ましく見下ろしていると、ファーガスが一歩前に足を出して膝をついた。
「じ、実は、僕もあなたのことを美しいと思っておりました! 初めて笑顔を見た瞬間、あなたに一目惚れしました! 僕を、あなたの夫の一人に加えていただきたい!」
「……ん?」
予想外のことを言われたので咄嗟に言葉が出てこなかった。いや、勇者くん惚れやすすぎん? しかも私は他人の妻だぜ。君が助力を請おうとしている紅焔の。
とは言え、実際には勇者ファーガスの言ったことも実現可能なのがこの世界のややこしいところだ。男のハーレムが許されるように、この世界では女のハーレムもとい複数の夫を持つことが許される。一夫多妻ならぬ多夫多妻制だ。この世界のハーレムと言うのは男が作る家のことなので、女の場合はハーレムとは言わない。
「夫の目の前でその妻を口説こうとは良い度胸だな」
「コウエン!」
声に横を見ると隣の部屋のバルコニーに紅焔が出てきていた。彼の名を叫んだのは勇者くんだ。こころなしか紅焔の顔が怒っているような気がする。さすがに、こう堂々と妻を口説かれたら彼も良い気はしないのだろうか。
「すまない、コウエン。だが、一目惚れなんだ! チャンスをくれないか?!」
「黙れ、小僧!」
「私は別に良いけど。好みだし」
「!」
「本当ですか?!」
私がそう言うと紅焔はバッとこちらを振り向いて睨むと言うか苦虫を噛み潰したような焦ったような顔をした。ファーガスの方はぱあっと表情を明るくして私を見上げる。
「必ず幸せにします! 僕は何番目でも構いませんから、だから僕が魔王を倒すまで待っていてくれますか?」
「忘れないように、時々遊びに来てね」
「はい!」
ファーガスは感激したみたいに飛び上がって私に手を振ってから帰っていった。彼が頼んで私が了承したので、これで私と彼は結婚したことになる。そこら辺は口約束でなんとでもなる文化なのだ。しかも、私は紅焔と初夜を迎えていないので、ファーガスが二番目になるとは限らない。て言うか、夫の場合って何て呼べば良いんだろう。女の場合は夫人だから、男は婦人? それはなんかおかしいよね。
「サリーナ」
ファーガスに手を振り返しながら見送っていると、紅焔が私を呼んだ。
「何?」
自分もハーレムを持っているくせに私が複数の夫を持つのはダメだとか言い出したらどうしよう。ま、そんなわけないか。女に興味ないやつだし。
「あの小僧を第一夫君にするつもりか……?」
あ、夫の場合は夫君って言うんだ。勉強になる。この世界は日本語が共通語なので、元になる物語も日本語で書かれているんだと思う。つまり、夫君という日本語があるということだ。前世では聞いたことがなかった言葉を異世界で知るなんて不思議な気持ちになる。
「答えろ、サリーナ!」
私がちょっと答えるのに遅れると、焦れたように紅焔が怒鳴った。珍しい。私を始め、妻たちにはいつも興味無さそうにしていて、他の夫人から話しかけられても無視するか適当に答えるかしかしないのに。
彼の態度をちょっと不思議に思いつつ、私は正直に答えた。
「まあ、好きになったら? そうするかも」
「……っ、そうか」
紅焔は一瞬息を呑んだみたいだった。気のせいかもしれない。それくらい一瞬のことで、私の返事を聞くとサッと身を翻して自分の部屋に戻ってしまった。
考えてみれば私はずっと気ままに暮らしてたから、急に現れた男に興味を持ったのが珍しかったのかもしれない。
ま、どうせ勇者くんも自分のハーレムを作るだろうし私がモブのままなのは変わらないと思う。
「今日は外で」
「かしこまりました」
部屋には庭を見渡せる広いバルコニーがついていて、お洒落なテーブルセットが置かれている。天気の良い日はそこで食事するのが好きだ。
前世では食事は家族揃ってするものだったが、この家には妻が7人もいるためそうはいかない。別に仲が悪いわけではなく、紅焔とそれぞれの妻には関係性があっても、妻同士には特に関係がないということだ。
他人と毎回顔を付き合わせて食事するのは疲れるので、それぞれの妻の部屋に夫が日替わりで訪れるのがこの世界のハーレム。しかし、紅焔はなんちゃって色男なので妻の部屋を訪れることはない。ハーレムを持っていながら実は大して女に興味がない、とか言う謎の硬派設定だ。なんかよくありそうでしょ?
おかげで、私は一人で気楽に豪華な生活を楽しんでいる。前世でもお一人様だったので、寂しいとか言う感情はない。むしろ人付き合いがなくて楽だ。
「あー美味し!」
この世界特有の魔物のステーキを頬張りながら外の風を楽しむ。私の独り言が多いのはこの生活のせいかもしれない。使用人は厳しくしつけられているらしく、不用意に私に話しかけてきたりはしない。気配を消して私の指示を待つのが仕事なのだ。このハーレムで暮らす限り、私は一人で楽しく過ごすしかない。
初夜と言うかエッチしなくて良いのも楽だ。この世界では女にエッチする権利があるので女から誘わないと初夜が迎えられない。その代わりに、初夜を過ごした妻から順番に第一夫人第二夫人というようにハーレム内での序列が決まっていく。実は彼と結婚したのは私が最初なのだが、私が彼の部屋に行かないため後から来た夫人が次々に初夜を越えてしまい、私はあれよあれよと言う間に第七夫人になった。
それでも離婚されないで済んでいるのは、彼の謎の硬派設定のおかげだ。結婚するときにも『無理してエッチしなくても良い』という約束を取り付けている。しかもそのルールは紅焔の方から言い出したことなので、彼は本当に女に興味がないのだろう。性欲はあるから来るもの拒まずなところがあるだけで。
「ん?」
そんなことをつらつら考えながらのんびり食事していると、バルコニーの下にある庭の方から視線を感じた。
見れば、さっきの勇者くんだ。私と目が合うとハッとして視線を逸らし、それからそわそわと手を動かしつつ庭の花を眺めるような振りをし始めた。
さっき私が注目を集めるようなことを言ってしまったので、気になっているのだろう。
「何かご用ですか、勇者様?」
私は一旦食事を止めて、バルコニーの手摺に乗り出した。勇者くんはビクッと毛を逆立てるように反応して、そろそろと私の方を見る。
「あ、いえ、その……さ、先程はありがとうございました。助け船を出していただいて」
「いいえ、どうせ彼の態度は変わらなかったでしょ。別にお礼を言われる程のことはしてない」
「しかし! 僕がそうしたくて! あ、いや、すみません。大きな声を出して」
彼は急に大きな声を出したかと思えば、その勢いが嘘のようにしょんぼりと肩を落とす。犬狼族とはいえ彼に犬耳はついていないのに、群青色の犬耳がぺしょんと垂れてしまったような幻覚が見える。
「かわいい……」
「えっ」
思わず呟くと、勇者ファーガスはパッと顔を上げてほんのり頬を染めた。紅焔も分かりやすいけれど、ファーガスも分かりやすくて可愛い。前世ではどっちかというと、彼のような可愛い系の方が好みだった。まあ、イケメンはみんな好きだったと言った方が正しい。
可愛らしい反応をする彼を微笑ましく見下ろしていると、ファーガスが一歩前に足を出して膝をついた。
「じ、実は、僕もあなたのことを美しいと思っておりました! 初めて笑顔を見た瞬間、あなたに一目惚れしました! 僕を、あなたの夫の一人に加えていただきたい!」
「……ん?」
予想外のことを言われたので咄嗟に言葉が出てこなかった。いや、勇者くん惚れやすすぎん? しかも私は他人の妻だぜ。君が助力を請おうとしている紅焔の。
とは言え、実際には勇者ファーガスの言ったことも実現可能なのがこの世界のややこしいところだ。男のハーレムが許されるように、この世界では女のハーレムもとい複数の夫を持つことが許される。一夫多妻ならぬ多夫多妻制だ。この世界のハーレムと言うのは男が作る家のことなので、女の場合はハーレムとは言わない。
「夫の目の前でその妻を口説こうとは良い度胸だな」
「コウエン!」
声に横を見ると隣の部屋のバルコニーに紅焔が出てきていた。彼の名を叫んだのは勇者くんだ。こころなしか紅焔の顔が怒っているような気がする。さすがに、こう堂々と妻を口説かれたら彼も良い気はしないのだろうか。
「すまない、コウエン。だが、一目惚れなんだ! チャンスをくれないか?!」
「黙れ、小僧!」
「私は別に良いけど。好みだし」
「!」
「本当ですか?!」
私がそう言うと紅焔はバッとこちらを振り向いて睨むと言うか苦虫を噛み潰したような焦ったような顔をした。ファーガスの方はぱあっと表情を明るくして私を見上げる。
「必ず幸せにします! 僕は何番目でも構いませんから、だから僕が魔王を倒すまで待っていてくれますか?」
「忘れないように、時々遊びに来てね」
「はい!」
ファーガスは感激したみたいに飛び上がって私に手を振ってから帰っていった。彼が頼んで私が了承したので、これで私と彼は結婚したことになる。そこら辺は口約束でなんとでもなる文化なのだ。しかも、私は紅焔と初夜を迎えていないので、ファーガスが二番目になるとは限らない。て言うか、夫の場合って何て呼べば良いんだろう。女の場合は夫人だから、男は婦人? それはなんかおかしいよね。
「サリーナ」
ファーガスに手を振り返しながら見送っていると、紅焔が私を呼んだ。
「何?」
自分もハーレムを持っているくせに私が複数の夫を持つのはダメだとか言い出したらどうしよう。ま、そんなわけないか。女に興味ないやつだし。
「あの小僧を第一夫君にするつもりか……?」
あ、夫の場合は夫君って言うんだ。勉強になる。この世界は日本語が共通語なので、元になる物語も日本語で書かれているんだと思う。つまり、夫君という日本語があるということだ。前世では聞いたことがなかった言葉を異世界で知るなんて不思議な気持ちになる。
「答えろ、サリーナ!」
私がちょっと答えるのに遅れると、焦れたように紅焔が怒鳴った。珍しい。私を始め、妻たちにはいつも興味無さそうにしていて、他の夫人から話しかけられても無視するか適当に答えるかしかしないのに。
彼の態度をちょっと不思議に思いつつ、私は正直に答えた。
「まあ、好きになったら? そうするかも」
「……っ、そうか」
紅焔は一瞬息を呑んだみたいだった。気のせいかもしれない。それくらい一瞬のことで、私の返事を聞くとサッと身を翻して自分の部屋に戻ってしまった。
考えてみれば私はずっと気ままに暮らしてたから、急に現れた男に興味を持ったのが珍しかったのかもしれない。
ま、どうせ勇者くんも自分のハーレムを作るだろうし私がモブのままなのは変わらないと思う。
2
あなたにおすすめの小説
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
猫なので、もう働きません。
具なっしー
恋愛
不老不死が実現した日本。600歳まで社畜として働き続けた私、佐々木ひまり。
やっと安楽死できると思ったら――普通に苦しいし、目が覚めたら猫になっていた!?
しかもここは女性が極端に少ない世界。
イケオジ貴族に拾われ、猫幼女として溺愛される日々が始まる。
「もう頑張らない」って決めたのに、また頑張っちゃう私……。
これは、社畜上がりの猫幼女が“だらだらしながら溺愛される”物語。
※表紙はAI画像です
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハーレム異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーレムです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
転生先は男女比50:1の世界!?
4036(シクミロ)
恋愛
男女比50:1の世界に転生した少女。
「まさか、男女比がおかしな世界とは・・・」
デブで自己中心的な女性が多い世界で、ひとり異質な少女は・・
どうなる!?学園生活!!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる