ヤンデレでも好きだよ!

ささみ

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僕と隼人は同棲しています。基本的に家事は僕がやっています。

「はい、できたよ」
「…ん」
「いただきます!」
「いただきます…」

今日は隼人の好きな肉じゃがです!隼人は僕の料理を美味しいと言ってくれません。

「どうかな?この間とちょっと味付け変えてみたんだけどね」
「…前の方が良かった」
「そう?じゃあ、戻そうかな…これは美味しくない?」
「マズイよ、玲の料理はどれもマズイ」

僕は悲しくて俯いてしまいます。いつも、隼人の為になるべく料理を頑張ってきました。

「料理上手になるから!絶対に美味しいって思えるような料理つくれるようになるね!」
「…うん」
「そういえば!今度のデート近くに海があるらしいから海に行かない?」

彼はスマホをいじりながら適当に返事をします。

「梨花…」
「梨花ちゃんのことは諦めて僕と幸せになろうよ」
「梨花を諦めたとしても玲と幸せになんかならない」
「えー、僕以外にいないよ?隼人をこんなに好きなの」

黙ったままの隼人。でも僕は幸せです。きっといつか、僕のことを見てくれると信じているからです。


僕は片付けをして、お風呂に入って寝る準備をします。
隼人はリビングで本を読んでいるようです。

(えへへ、カッコいい…)

「隼人」
「…」
「もう寝ない?」
「先に寝てて」
「……分かった」

寂しい気持ちを抑えて寝床につきます。明日も朝早いので僕はすぐに寝付きました。




「おめでとうございます!大当たり!」
「えぇ!やった!」

商店街の福引で見事に僕は水族館のチケットを手に入れました!

(隼人と行きたいなぁ…)
 
僕は早速、夕飯の時に話してみることにしました。

「あのさ、今度デートに行かない?水族館」
「…嫌だ」
「す、凄くいい所なんだよ?水族館に行って夜は外食でもしてさ…ダメ?」
「うん」

僕はどうしてもデートに行きたいのです。何回か行ってるのですが、楽しめていなかったのです。

「チケット…福引で当たったの、だから行きたくて」
「他の人誘えば?」
「え…でも隼人と行きたくて」
「僕は玲と行きたくない」

そこまで言う?なんて思いますがこれ以上誘っても無理そうなので諦めます。

「そっか…じゃあ、やめるよ」

しょうがないので、他の人にあげようと思います。
本当は少し期待してたんです。けど、まだダメみたいですね。

「隼人、寝よ?」
「先に寝てて」
「一緒に寝たい…」

頑張って可愛く甘えてみるのですが冷たい目線を向けられ

「キモ」

の一言です。なんだか、心が痛いです。でも嫌われたくないので、その気持ちを抑えます。

「分かった…ごめんね、おやすみ」
「…」

僕はしょんぼりとした気持ちで寝室に入って行くのでした。



「ん…ふわぁ」

今日は休日です!隣ではまだ隼人が寝ています。

「フフ、起きて~」

ほっぺをツンツンすると手をパシッと叩かれます。

「夢でも変わらないなぁ…」

僕は朝食の準備をしていると隼人が起きてきました。

「えへへ!おはよう!」
「…おはよ」

朝のハグは隼人が寝ぼけているうちにしないと多分、殴られてしまうでしょう。

「もうご飯できてるよ」
「うん…」

朝ごはんを机に並べた。亮は黙々とそれを食べるのがとても可愛いです。

「今日は雨だし家でゴロゴロしよっか」
「…」
「そうだ!この間ね、パズル買ってきたんだ!一緒にやらない?」

僕は全部が白の難しいパズルを持ってきます。

「やらない…梨花のところに行く」
「り、梨花ちゃんは彼氏がいるから諦めるって…」
「諦めない、まだチャンスがあるかも…あいつを殺す」

今日も怖いことばかり言ってます。

「だーめ!今日は僕と一緒に家にいよ?」
「…」
「無視は嫌だなぁ」

僕はコツンと隼人の頭に肩を乗せます。男の人らしいがっしりとした肩です。

「えへへ…隼人は手が大きいね?」

手も大きくてゴツゴツしています。僕はぎゅっと手を握ろうとすると、するりと手を離されてしまいます。
彼は本を読み始めました。僕はその場そっと離れます。

僕もパズルを持ってきて机に並べます。30分くらい経ちました。僕は苦戦している真っ最中です。

「うーん…難しいな」
「こんなのもできないの?」
「難しいもん!」

隼人は席につきパズルを手伝ってくれます。

「あ!すごい!」
「簡単だよ」
「そんなことないよ!激ムズの所に置いてあったんだよ?!隼人は天才だね!」
「簡単だよ」
「そんなわけないじゃん!フフ、隼人はすごいね」

そう言って頭を撫でようとすると、手を叩かれました。
僕の手からは少し血が出てきます。

「触らないで」
「撫でようと思っただけなのに」
「ウザい」
「分かった…ごめんね」

僕はパズルを片付けてお昼にした。


「あれ?どこかにいくの?」
「うん、梨花の家」
「え?!だ、だめだよ!」

だが、隼人を止めることが僕はできなくてついて行くことになった。




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