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第2章
幸せな崩壊⚠️
しおりを挟むエリアスが望んだ通り、ヴォルフの理性は完全に崩壊していた。
まるで獲物に食らいつく獣のように、エリアスの唇に噛み付くようなキスをしたまま、腰の律動を激しく再開する。
今度は対面座位のままエリアスの両足を大きく開かせ、足首を掴んで固定すると、腰だけをハンマーのように打ち付けてきた。
パンッ、パンッ、パンッ!
肌同士が激しくぶつかる音と、先ほど中に出されたものがピストンの動きによって泡立ち、溢れ出してくるグチュグチュという淫らな水音が部屋中に響き渡る。
「んぐ、ぅッ!あ、はぁ、ああぁッ!!」
あまりに激しい突き上げに、ついに唇が離れ、キスによって塞がれていたくぐもった嬌声が解放されて大きな叫び声となる。
内臓を掻き回されるような衝撃は、苦しいくらいに激しいのに、死ぬほど気持ちいい。
エリアスは波に飲まれる小船のように揺さぶられながら、必死にヴォルフの汗ばんだ肩を掴んでしがみついた。
「あ、だめ、そこ、すごい、おくぅッ!!」
「エリアス、エリアスッ!!」
ヴォルフの楔が、容赦なく最奥を抉る。
そしてまた、熱い濁流が奥深くに注がれる。
エリアスはビクンと身体を跳ねさせたが、もはや自分がいつイッたのかさえ分からない。
絶え間ない刺激のせいで、ずっと断続的に中イキし続けているからだ。
「はぁ、っ……まだだ、まだ……ッ」
ヴォルフは止まらない。
そのままエリアスをソファに仰向けに押し倒すと、片足だけを高く持ち上げて角度を変え、休む間もなく再び挿入した。
角度が変わったことで、今まで擦られていなかった敏感な場所が容赦なく抉られる。
「ひッ!あ、や、そこ、こわれるぅッ!!」
「壊れてくれ、私の腕の中でッ!」
エリアスは激しい攻め立てに耐えきれず、ソファの革に爪を立てた。
ガリガリと引っ掻くが、ヴォルフの猛攻は止まらない。
大きく突かれたかと思えば、今度は細かく揺さぶられ、奥がかき混ぜられておかしくなりそうだ。
「ひっ、あ、あ、あああッ!!」
ビクッ!ビクビクッ!
何度もエリアスの身体が激しく痙攣し、白目を剥きそうになるほど感じているのに、ヴォルフの攻め立ては終わらない。
むしろ、その締め付けと震えを味わうように、さらに深く腰を打ち込んでくる。
「アハッ、あは、ぁ、すごい、ヴォルフ、しぬ、しんじゃうぅッ!」
エリアスは悲鳴に近い嬌声を上げながらも、ヒートの熱と快楽に脳を支配され、泣き笑いのような状態で喘ぎ続けた。
いつも優しく、エリアスを気遣ってくれる紳士的な彼が、今は一心不乱に、獣のようにエリアスを求めている。
その事実が嬉しくて、気持ちよくて、激しすぎて頭がおかしくなりそうだ。
「だす、出すぞォッ!!」
「んあぁぁーーッ!!」
ヴォルフが雄叫びを上げ、また最奥で吐精する。
ドクドクと中に出される熱い感覚で、エリアスもまた同時にイッてしまう。
ヴォルフはそのままエリアスに覆い被さり、荒い息を吐きながら、顎を強く掴んで逃げ場のないキスをしてきた。
「んむッ、ぅ……!」
呼吸すら奪うような、独占欲に満ちたキス。
ヴォルフは完全に、ヒート中のエリアスの濃厚なフェロモンに理性を支配されている。
本能的に、目の前のつがいを貪り尽くそうとしているのだ。
(うれしい……)
壊してほしいと願った通り、身体も心も彼に貪られている。
エリアスは朦朧とする意識の中で、至上の幸福を感じていた。
そしてそのまま、二人の意識が完全に途切れ、深い闇へと落ちて気絶するまで、激しい交わりは延々と続けられた。
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