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番外編
悩める弟7⚠️
二人の唇が重なり、互いの想いを確かめ合うような深く優しいキスは、次第に熱を帯び、貪るような濃厚なものへと変わっていった。
クチュ、クチュ……と、水音を立てて唾液が絡み合う。
想いが心から通じ合ったからか、それともヨハンの心に引っかかっていた迷いが晴れたからか。
カイの唾液が、いつも以上に甘く、脳が痺れるような蜜の味に感じる。
怖いくらいに頭が混乱し、快感で視界が揺らぐ中、ふと目を開けたヨハンはハッとした。
カイの表情が、いつもと違う。
興奮している顔は見たことがあるが、ここまで理性を失いそうな、獲物を前にした獣のような切迫した顔は見たことがない。
「ヨ、ヨハン……っ」
カイが唇を離さずに、唸るように言った。
「お前が言う……甘い、っていうのが分かった……」
カイはそう言うと、獣のように舌を突き入れ、ヨハンの口腔内を隅々まで貪り尽くしていく。
唾液を奪われ、そして与えられる。強烈な甘さとフェロモンの奔流に、ヨハンの脳が痺れていく。
怖い。けれど、どうしようもなく気持ちいい。
カイのゴツゴツした手が、ヨハンの服を乱暴に、けれど愛おしむように脱がしていく。
抵抗する気など微塵もなく、ヨハンはあっという間に全裸にされた。
露わになった白い肌を大きな掌で撫で回され、敏感な首筋を舐め上げられる。
「ぁ……んッ、カイ……!」
そして、そのまま足を大きく開かされると、カイの顔が股間に埋まり、ヨハンの昂った自身を熱い口内へと咥え込んだ。
「ひぁッ!?」
熱く、湿った口腔内に包まれ、吸い上げられる感覚に、ヨハンは甲高い声を上げた。
舌先で転がされ、喉奥で締め付けられる。
「あ、だめ、すごい、あぁぁ……ッ!!」
強すぎる刺激に耐えきれず、ヨハンはそのままあっけなく射精してしまった。
ビクビクと脈打つ自身から吐き出されたものを、カイは嫌がるそぶりもなく、喉を鳴らして飲み込んだ。
「……っ、ふぅ……」
カイが顔を上げ、唇を舐める。その瞳は、さらにギラギラと獣じみていた。
「……唾液だけじゃなく、これも甘い……」
その言葉と視線に煽られ、ヨハンの理性のタガも外れた。
ヨハンはカイの身体を起こさせ、ベッドに座らせると、その足の間に跪き、すでに痛いほどに勃起しているカイのものを咥え込んだ。
「う……っ」
ヨハンにとって、これは初めての経験だった。
口いっぱいに広がる大きさ、硬さ、そして脈打つ熱さ。
懸命に舌を使い、喉の奥まで受け入れようと顎が疲れるくらいに奉仕した。
「っ、ヨハン……!くぅ……ッ」
カイが余裕なさげに唸り、ヨハンのさらさらとした金髪を鷲掴みにする。
「だす、ぞ……ッ!」
ガクリと腰が跳ね、そのままヨハンの口の中へと大量に吐き出された。
喉奥がカッと熱くなり、独特の匂いと味が広がる。
ヨハンはむせそうになりながらも、カイの精液を味わうようにして飲み干した。
「……ん……」
口元を離し、とろりとした瞳で見上げる。
「……甘い……おいしいよ、カイ……」
ヨハンが妖艶に笑うと、カイの理性が完全に決壊した。
「……ッ!」
カイはそのままヨハンをベッドに押し倒し、ゆっくりと、けれど焦れたようにヨハンの後孔に指を入れてきた。
「ぁ……っ」
オメガの身体は、すでに愛液でぐしょぐしょに濡れきっている。
カイというアルファの体液を摂取し、フェロモンに反応して、結合を欲して準備万端になっていたのだ。
「すげぇ……こんなに濡れて……」
カイはヨハンの身体を気遣いながらも、熱く濡れた孔をクチュクチュと音を立てて指で慣らしていく。
中をかき回される感覚と、与えられるアルファの熱。
「あ、あ、や、ぁッ!」
それだけで、ヨハンはまたイッてしまった。
身体が弓なりになり、小刻みに痙攣する。
「やばい、なんかもう俺……我慢できない」
カイの額には玉のような汗が浮かび、切羽詰まった表情でヨハンを見下ろした。
「お前が可愛すぎて……無理させるかもしれない……」
「カイ……っ、だいじょうぶ……」
ヨハンは潤んだ瞳でカイを見つめ、自分から誘うように足をM字に大きく開いた。
「僕も、ほしい……無理してないからぁ……早く、して……」
その言葉が合図だった。
充分にとろとろになっている入り口に、カイはすでに再び限界まで昂っている自身の剛直を突き立てた。
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