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目が覚めた時、私はベッドに寝ていました。右腕に点滴を繋がれ、ベッド横の機械には私の心拍数がモニターされていました。
死んだのだと思いました。
だけど死後の世界にしては随分と人工的で、なにより見覚えがある所でした。ここはどこか、なんで私はここにいるのか。そんな事を考えていると徐々に意識がはっきりとしてきました。
私が寝ていたのは京大病院の病室でした。
移植の時や胆管炎を発症した時に何度も入院した病棟です。窓からは向かいの病棟が見え、任天堂の元社長がとんでもない額の寄付をして建てたもの、という看護婦さんとの世間話を思い出しました。
倒れる前に感じていた体の不調はもう感じませんでした。若干のダルさは、たぶん寝過ぎによる物だと思いました。
私は頭の上に手をやってナースコールを探り当てました。コール音が鳴り、誰かがとって、でも私が言葉を発する前にまたプツっと切れてしまいました。
もう一度押すべきかどうか迷っていると、こんこん、と扉がノックされました。
はい、と返事はしましたが、多分聞こえなかったと思います。自分でも驚くほどに、声がか細くなっていましたから。扉が遠慮がちに開けられ、だけどそこに現れたのは看護婦さんではありませんでした。黒いスーツに身を包んだ岩みたいな男性です。
「失礼します」
佐久間さんでした。治験コーディネーターとして何年も前に一度会ったきりでしたが、昔と変わらない佇まいだったのですぐに分かりました。
「お加減は如何ですか?」
「あ、いえ、大丈夫、ですたぶん……」
私は佐久間さんを見つめながらどういう事なのかと考えていました。だけどちっとも状況が分かりません。そんな私を察してか、佐久間さんは「救急車で運ばれたんです」と語りかけました。
「隣の方が警察に通報したんです。橘さんの部屋から暴れている音が聞こえたと。警察が様子を見に来たら倒れている所を見つけて、それでここに」
「そうなんですか」
佐久間さんはベッド横の椅子に腰掛けました。ふと、この人はいくつなんだろうと、思いました。二十代にも見えるし、四十代にも見えます。まるで私がまだ湊斗と一緒に暮らしていた時から、タイムスリップしてきたようにも思えました。
「それで、あの、佐久間さんがどうしてここに」
そう訊ねると、佐久間さんは「覚えていたんですか?」と口にしました。「治験の、」と答えるとみなまで言う前に「そうです。お久しぶりです」と、無表情のままに言いました。なんだか、無愛想な先生が生徒を褒めるようだと思いました。
「ただその時とは立場は変わりました。今は病院ではなく、厚労省に勤めています」
そう言って名刺を私に差し出します。昔は『治験コーディネーター』と書かれていた所に、『厚生労働省 健康・医療戦略局 高次認知共鳴障害対策推進室 治験調整係』と随分長い役職が書かれていました。
「橘さんが運ばれたと連絡がありまして。私もちょうど最近はここに詰めていたので、またお話をしに来ました」
「話、ですか」
佐久間さんは名刺入れを胸ポケットに入れました。頭の中で言葉を組み立てているのか、少しだけ黙り込みました。
「単刀直入にお伺いします。iRIN≪アイリン≫の治験への参加に興味は無いですか」
突然言われたので、私はとっさに反応できませんでした。
「とはいっても昔みたいにiRIN≪アイリン≫の性能向上を目的とした物ではありません。共鳴症の治療に関する治験です」
佐久間さんは背筋を伸ばし、細い目で私をじっと見据えていました。なんだか古い友人のように懐かしく思えました。
「ご存じかと思いますが、今や共鳴症の対策は国の最優先課題です。政治的にも社会的にも混乱は広がっています。犯罪率や精神病患者、それに自殺率の伸びはここ二十年でワーストを記録してしまいました。ですがiRIN≪アイリン≫が無かった世界に戻ることも出来ません。橘さんに治験をお願いしたのは十年ほど前ですが、その間にiRIN≪アイリン≫はあまりにも社会に浸透してしまいました。パンデミックすら防止できる予防医療の価値はあまりにも絶大です。健康寿命は延び、医療費の支出は大きく減少しました。出生率の改善にも寄与したという研究結果もあります。今後の社会保障はiRIN≪アイリン≫を前提に組まれていて、もはや日本という国そのものがiRIN≪アイリン≫無しには立ち行かなくなっています」
佐久間さんは一瞬の間をあけて「専門家は共鳴症を『意識の混線』としています」と続けました。
「意識は脳の中では無く、四次元空間に浮遊しており、脳は意識と体を繋げる通信機関に過ぎない。これが人間の自意識という物に対する学術的な認識です。iRIN≪アイリン≫の普及と共に共鳴症が広まったのは、iRIN≪アイリン≫が何らかの形で脳に干渉したと考えられております。事実、共鳴症の発生がiRIN≪アイリン≫に脳梗塞予防のアップデートを施した時と被っていることから、脳の通信機能に対してiRIN≪アイリン≫の機能、例えば体内でのiRIN≪アイリン≫同士の同期が作用している可能性があります」
「えっと」
話が一瞬途切れた隙を見つけて、
「すみません、ちょっと意味が、」
「そうですよね。すみません。実を言うと私もあまり深くは分かっていません。覚えていることを吐き出しているだけです」
そう言って佐久間さんはちょっとだけ笑いました。大柄な体に似合わない、とても可愛らしい笑みでした。
「つまり、共鳴症の原因はiRIN≪アイリン≫だと、それだけ分かっていただければ大丈夫です。それで、ここからが本題です。共鳴症の根治にはiRIN≪アイリン≫のどの機能が脳に干渉しているのかを確認する必要があります。現在、動物実験を進めていますが、それだけでは不十分です。人間で確認する必要があります。無礼を承知で言いますが、橘さんはそれに最適な方なのです。これまでiRIN≪アイリン≫の投与歴がなく、肝移植以外で大きな病気をしていません。最初から、つまりiRIN≪アイリン≫の投与から観察を行う事が出来ます」
佐久間さんは間を置いて「ただ」と言いました。
「正直に言うと、この治験はとても危険です。ニホンザルを使った動物実験では、例外なく記憶障害が発生しました。一緒の檻にいる仲間を忘れたのか、威嚇したのです。これは共鳴症対策の初期段階から指摘されていた物です。対象が人間の意識である以上、精神や記憶に対するどんな障害が起きてもおかしくありません。治験が終わった後、橘さんが自分の事を覚えているかすら、私たちは保証できません。だから、この治験に参加いただける方には相当に手厚い保証があります。医療費などの金銭的な負担が一切無いのは勿論、治験終了後は特別年金が終身で支給されます。医療費だってほとんど自己負担はなくなります。今後の生活に対しては何も心配しなくて良いと、それだけは確約できます」
一気に言った、という感じでした。佐久間さんは静かに深く息を吸うと、前と同じように「詳細についてはこちらを」と資料を差し出してきました。茶封筒に入った物で、前と違うのは厚生労働省の文字が印刷されている事です。私はそれを受け取って、
「絶対では、ありません」
そう佐久間さんが言いました。
「橘さんの意志を尊重いたします。ご不明点は何なりとおたずねください」
私が「ちょっと、考えさせて下さい」と言うと、佐久間さんは「勿論です」と言って部屋を出て行きました。私は茶封筒をテーブルに置いて、点滴台を見上げました。私が飲むのをあれだけ躊躇った薬が、毎秒毎に一滴ずつ、体の中に流れ込んでいました。
死んだのだと思いました。
だけど死後の世界にしては随分と人工的で、なにより見覚えがある所でした。ここはどこか、なんで私はここにいるのか。そんな事を考えていると徐々に意識がはっきりとしてきました。
私が寝ていたのは京大病院の病室でした。
移植の時や胆管炎を発症した時に何度も入院した病棟です。窓からは向かいの病棟が見え、任天堂の元社長がとんでもない額の寄付をして建てたもの、という看護婦さんとの世間話を思い出しました。
倒れる前に感じていた体の不調はもう感じませんでした。若干のダルさは、たぶん寝過ぎによる物だと思いました。
私は頭の上に手をやってナースコールを探り当てました。コール音が鳴り、誰かがとって、でも私が言葉を発する前にまたプツっと切れてしまいました。
もう一度押すべきかどうか迷っていると、こんこん、と扉がノックされました。
はい、と返事はしましたが、多分聞こえなかったと思います。自分でも驚くほどに、声がか細くなっていましたから。扉が遠慮がちに開けられ、だけどそこに現れたのは看護婦さんではありませんでした。黒いスーツに身を包んだ岩みたいな男性です。
「失礼します」
佐久間さんでした。治験コーディネーターとして何年も前に一度会ったきりでしたが、昔と変わらない佇まいだったのですぐに分かりました。
「お加減は如何ですか?」
「あ、いえ、大丈夫、ですたぶん……」
私は佐久間さんを見つめながらどういう事なのかと考えていました。だけどちっとも状況が分かりません。そんな私を察してか、佐久間さんは「救急車で運ばれたんです」と語りかけました。
「隣の方が警察に通報したんです。橘さんの部屋から暴れている音が聞こえたと。警察が様子を見に来たら倒れている所を見つけて、それでここに」
「そうなんですか」
佐久間さんはベッド横の椅子に腰掛けました。ふと、この人はいくつなんだろうと、思いました。二十代にも見えるし、四十代にも見えます。まるで私がまだ湊斗と一緒に暮らしていた時から、タイムスリップしてきたようにも思えました。
「それで、あの、佐久間さんがどうしてここに」
そう訊ねると、佐久間さんは「覚えていたんですか?」と口にしました。「治験の、」と答えるとみなまで言う前に「そうです。お久しぶりです」と、無表情のままに言いました。なんだか、無愛想な先生が生徒を褒めるようだと思いました。
「ただその時とは立場は変わりました。今は病院ではなく、厚労省に勤めています」
そう言って名刺を私に差し出します。昔は『治験コーディネーター』と書かれていた所に、『厚生労働省 健康・医療戦略局 高次認知共鳴障害対策推進室 治験調整係』と随分長い役職が書かれていました。
「橘さんが運ばれたと連絡がありまして。私もちょうど最近はここに詰めていたので、またお話をしに来ました」
「話、ですか」
佐久間さんは名刺入れを胸ポケットに入れました。頭の中で言葉を組み立てているのか、少しだけ黙り込みました。
「単刀直入にお伺いします。iRIN≪アイリン≫の治験への参加に興味は無いですか」
突然言われたので、私はとっさに反応できませんでした。
「とはいっても昔みたいにiRIN≪アイリン≫の性能向上を目的とした物ではありません。共鳴症の治療に関する治験です」
佐久間さんは背筋を伸ばし、細い目で私をじっと見据えていました。なんだか古い友人のように懐かしく思えました。
「ご存じかと思いますが、今や共鳴症の対策は国の最優先課題です。政治的にも社会的にも混乱は広がっています。犯罪率や精神病患者、それに自殺率の伸びはここ二十年でワーストを記録してしまいました。ですがiRIN≪アイリン≫が無かった世界に戻ることも出来ません。橘さんに治験をお願いしたのは十年ほど前ですが、その間にiRIN≪アイリン≫はあまりにも社会に浸透してしまいました。パンデミックすら防止できる予防医療の価値はあまりにも絶大です。健康寿命は延び、医療費の支出は大きく減少しました。出生率の改善にも寄与したという研究結果もあります。今後の社会保障はiRIN≪アイリン≫を前提に組まれていて、もはや日本という国そのものがiRIN≪アイリン≫無しには立ち行かなくなっています」
佐久間さんは一瞬の間をあけて「専門家は共鳴症を『意識の混線』としています」と続けました。
「意識は脳の中では無く、四次元空間に浮遊しており、脳は意識と体を繋げる通信機関に過ぎない。これが人間の自意識という物に対する学術的な認識です。iRIN≪アイリン≫の普及と共に共鳴症が広まったのは、iRIN≪アイリン≫が何らかの形で脳に干渉したと考えられております。事実、共鳴症の発生がiRIN≪アイリン≫に脳梗塞予防のアップデートを施した時と被っていることから、脳の通信機能に対してiRIN≪アイリン≫の機能、例えば体内でのiRIN≪アイリン≫同士の同期が作用している可能性があります」
「えっと」
話が一瞬途切れた隙を見つけて、
「すみません、ちょっと意味が、」
「そうですよね。すみません。実を言うと私もあまり深くは分かっていません。覚えていることを吐き出しているだけです」
そう言って佐久間さんはちょっとだけ笑いました。大柄な体に似合わない、とても可愛らしい笑みでした。
「つまり、共鳴症の原因はiRIN≪アイリン≫だと、それだけ分かっていただければ大丈夫です。それで、ここからが本題です。共鳴症の根治にはiRIN≪アイリン≫のどの機能が脳に干渉しているのかを確認する必要があります。現在、動物実験を進めていますが、それだけでは不十分です。人間で確認する必要があります。無礼を承知で言いますが、橘さんはそれに最適な方なのです。これまでiRIN≪アイリン≫の投与歴がなく、肝移植以外で大きな病気をしていません。最初から、つまりiRIN≪アイリン≫の投与から観察を行う事が出来ます」
佐久間さんは間を置いて「ただ」と言いました。
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一気に言った、という感じでした。佐久間さんは静かに深く息を吸うと、前と同じように「詳細についてはこちらを」と資料を差し出してきました。茶封筒に入った物で、前と違うのは厚生労働省の文字が印刷されている事です。私はそれを受け取って、
「絶対では、ありません」
そう佐久間さんが言いました。
「橘さんの意志を尊重いたします。ご不明点は何なりとおたずねください」
私が「ちょっと、考えさせて下さい」と言うと、佐久間さんは「勿論です」と言って部屋を出て行きました。私は茶封筒をテーブルに置いて、点滴台を見上げました。私が飲むのをあれだけ躊躇った薬が、毎秒毎に一滴ずつ、体の中に流れ込んでいました。
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