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03.後始末
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疲れた・・・。
あの後、ギルドに報告に行ったら、とんでもない目にあった。
イネスと名乗る悪魔が禍々しいクリスタルを置いてったので、置いといちゃダメだろうと、回収して提出したら依頼達成になった。
そこまでは良かった。問題はその後だった。
ます私は「悪魔が原因でした」って、いつものお姉さんに報告したら
「まぁ悪魔の所為だったんですね。ありがとうございました。お疲れ様です」
って、そのまま依頼達成になりそうになった。
さすがに物証がないとダメだろうと思って
「一応物証として悪魔のクリスタルを持って来ました。上司の人に見せてください」
って渡したら、その直後に、一騒ぎになった。
なぜか私だけ、取調室みたいなところに連れて行かれて、最初から最後まで事細かく聞かれた。
シウは、お腹すいたらしくボケーっとしてたので、こいつはダメだって思われたみたい。
あいつのお腹すくと何もしなくなるの本当なんとかしないと。
散々質問されて起こったことを全て説明してたんだけど、まだ解放されなかった。
ちなみアディに関しては面倒になるので省いた。
その後、教会の人が悪魔のクリスタルの鑑定しに来るまで待たされる。
もう、本当にいい加減にして欲しい。
やっと来たと思ったら、優しそうなおじさんの教会の人がクリスタル見た瞬間
「悪魔じゃ、悪魔のオーラじゃぁぁぁ、悪魔滅せよぉぉぉぉぉぉおおぉーーーーーー」
ってすごい顔で発狂しだして、よくわからない魔術を唱えたりして大変だった。
むしろ、その人の発狂ぶりがめっちゃ怖くて震えた。
私、悪魔追い払っただけなのに・・・。なんでこんな精神的にも追い込まれてるんだろう・・・。
解放されたのは、教会の人が落ち着いた後だった。優しそうな顔に戻ったけど、怖くて、直視できない。鑑定はすぐ終わって、これは悪魔の魔力を感じますということで、教会の本部に送られて浄化されることになった。その方針が決まってやっと私も解放された。
もう、ギルドは営業時間が終わってる。他のお店だって、ほとんどのお店閉まっちゃってるはず。困ったなぁ。
シウとルーさん大丈夫かな。流石に帰っちゃったよね。帰り道一緒に帰って欲しかった。あのおじさんの所為で、ビビりまくってしまった。
ギルドの受付まで戻ると、窓際のベンチにマッチョが熊のぬいぐるみを抱えて寝ているのが見える。
「あ・・・寝ちゃってる。待ってなくても良かったのに・・・」
さっきまでとは正反対の言葉を言ってる。素直じゃないな私。
気持ちよさそうに寝ているシウとルーさんを突っついて起こす。
「あ!おかえり、エリサー」
「ルーさんお待たせー。ごめんね待たせちゃって」
ルーさんをぎゅーっと抱きしめる。
「ん?お、やっと釈放されたか。もう悪いことはするなよ」
寝ぼけてるみたいなので、シウの頭をひっぱたいた。
よだれ出てるわよ。
「冗談だってエリサ。腹減って動けないんだ、飯食おうぜ」
また大げさな。
「動けないなら朝までそこにいなさいよ」
「ええぇーーー。冷たくないか、俺に対して?俺にもぎゅうしてもいんだぞ」
「バカなこと言ってないで」
すごいショックを受けてる顔してる。
「しょうがないわね。ラーメン屋ぐらいしかこの時間やってないわよ。またラーメンになるけどいい?」
「俺ラーメン好きだぜ!」
「僕もラーメン好き!」
「じゃぁ、いきましょう。ありがとう待っててくれて」
やっと。ありがとうって言えた。私素直じゃないな。
「ん?気にするなよ」
「そうそう!じゃぁ、早くラーメン行こう。僕お腹すいた」
その後、街を歩いて空いてる店を探す。
結局、シウと最初に食べたラーメン屋しかやってなかった。
「また、ここだけど二人ともいい?」
「俺ここ好きだぜ」
「僕もここ好き!」
私も、わりと好き。
「じゃあ、大盛りの焼豚ラーメン味玉2個でいいわね?」
「それだそれ!!味玉すごいうまいんだよここ」
「僕もそれ!メンマも美味しいよねここ」
食券を買って、カウンター席に案内されて並んで座った。
すぐにラーメンが出てきて、一斉に食べ始める。あぁ、美味しいな。
二人とも美味しそうにガツガツ食べている。
もちろん、替え玉も頼んであげた。
夜にラーメンを食べると唐揚げを食べたくなるのよね。懐かしいな。
そういえば、この国には唐揚げを扱ってる店がないのが残念。
チロさんのお店、この国にも出店しないかしら。二人に食べさせてあげたいなぁ。
結構いろんな国でもお店だしてるみたいだから、縁があったらどこかで食べれるかな。魔界にも出してるし。すごいなぁ、チロさん。
私が食べ終わってのんびりしてると、2人も食べ終わったようなのでラーメン屋を後にした。
ルーさんは、お腹いっぱいになったようで帰り道で寝てしまった。
ちなみに、ルーさんをシウが抱えている。
マッチョが黒い熊のぬいぐるみを抱えている姿がシュールで好きだ。
「なぁ、エリサ。あの悪魔強そうだったな」
「そうね、多分私とシウじゃ勝てなかったわね。アディが剣を出すなんて、久しぶりに見たもの」
「あのアディっていうねーちゃんも強そうだったな」
「そうね。アディは、私に魔族の力を分けてくれたの。そうそう、言ってなかったけど、私一時的だけど魔族になれるのよ」
っていいながら、魔族になる
シウが驚いている。髪の毛を触ってきた。だ、大胆なやつね。
「あ、そうそう、これな。マジで、驚いたぞ。髪の毛の色も目の色も変わってし、纏ってる気配も全く違うものになるし。しかしーー」
シウが、私の髪を触りながら、まっすぐ見つめてきた。
「綺麗だな」
「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
な、なにこの年下クソマッチョ、マッチョは私の守備範囲外だから!勘違いしないでよ!
顔が熱い、顔が暑すぎる。目だけじゃなくて顔も赤くなってしまう!!!
気がつくと恥ずかしさのあまり、シウの頭をひっぱたいてしまった。
ごめんごめんごめん。
謝りたいけど、恥ずかしくて謝れない。
「へ、へんなこと言わないでよ」
「いってぇええ、強すぎだろ、下手したら死んじまうぞ」
魔族化してたため、すごい威力になってた・・・。
「ごめん。忘れてた、大丈夫?」
「大丈夫だ。腹いっぱいの時の俺は、強いからな!でも、嘘じゃないぞ、すごい綺麗だ」
へ、へんなやつ。
「そ、そんなにおだてても、何もないわよ」
「別になにもいらねーよ。ただ、感想いっただけだろう」
「むにゃむにゃ、二人とも何いちゃついてるの?」
「ふわぁ!?ち、違うから!なんで私が年下クソマッチョなんかと」
「おちつけよ、エリサ、寝ぼけてるだけだろ。もう寝てるぞ」
な、なんなのこの余裕ぶりは、む、ムカつく!
私のが年上なのに。なんか弄ばれてる感がある。
「いい、シウ。よく聞きなさい。私は、あなたよりも年上なのよ。私の方が人生経験多いんだからね。わかった?」
「わかったわかった。もう帰ろうぜ。夜中だし、近所迷惑になるだろ」
ふわぁぁぁぁぁぁぁぁ
な、な、なんなのこの年下クソマッチョ、調子が狂う!!!
「い、いいい子ぶるなぁーーー!!!マッチョのくせに!!!!」
そのまま、宿まで走ってきてしまった・・・。我ながら情緒不安定だったなぁ・・・。
今は、お風呂に入ってのんびりしてる。
今日も疲れた。久しぶりに死の恐怖を味わうは、別の意味の恐怖も味わうし。
挙句、年下クソマッチョにからかわれてキレれて泣きながら逃げるとか・・・。
しかも、「マッチョのくせに」とか捨て意味不明な台詞はきながら走って逃げるとか・・・。
めっちゃ恥ずかしい・・・。
明日、謝ろう。
あの後、ギルドに報告に行ったら、とんでもない目にあった。
イネスと名乗る悪魔が禍々しいクリスタルを置いてったので、置いといちゃダメだろうと、回収して提出したら依頼達成になった。
そこまでは良かった。問題はその後だった。
ます私は「悪魔が原因でした」って、いつものお姉さんに報告したら
「まぁ悪魔の所為だったんですね。ありがとうございました。お疲れ様です」
って、そのまま依頼達成になりそうになった。
さすがに物証がないとダメだろうと思って
「一応物証として悪魔のクリスタルを持って来ました。上司の人に見せてください」
って渡したら、その直後に、一騒ぎになった。
なぜか私だけ、取調室みたいなところに連れて行かれて、最初から最後まで事細かく聞かれた。
シウは、お腹すいたらしくボケーっとしてたので、こいつはダメだって思われたみたい。
あいつのお腹すくと何もしなくなるの本当なんとかしないと。
散々質問されて起こったことを全て説明してたんだけど、まだ解放されなかった。
ちなみアディに関しては面倒になるので省いた。
その後、教会の人が悪魔のクリスタルの鑑定しに来るまで待たされる。
もう、本当にいい加減にして欲しい。
やっと来たと思ったら、優しそうなおじさんの教会の人がクリスタル見た瞬間
「悪魔じゃ、悪魔のオーラじゃぁぁぁ、悪魔滅せよぉぉぉぉぉぉおおぉーーーーーー」
ってすごい顔で発狂しだして、よくわからない魔術を唱えたりして大変だった。
むしろ、その人の発狂ぶりがめっちゃ怖くて震えた。
私、悪魔追い払っただけなのに・・・。なんでこんな精神的にも追い込まれてるんだろう・・・。
解放されたのは、教会の人が落ち着いた後だった。優しそうな顔に戻ったけど、怖くて、直視できない。鑑定はすぐ終わって、これは悪魔の魔力を感じますということで、教会の本部に送られて浄化されることになった。その方針が決まってやっと私も解放された。
もう、ギルドは営業時間が終わってる。他のお店だって、ほとんどのお店閉まっちゃってるはず。困ったなぁ。
シウとルーさん大丈夫かな。流石に帰っちゃったよね。帰り道一緒に帰って欲しかった。あのおじさんの所為で、ビビりまくってしまった。
ギルドの受付まで戻ると、窓際のベンチにマッチョが熊のぬいぐるみを抱えて寝ているのが見える。
「あ・・・寝ちゃってる。待ってなくても良かったのに・・・」
さっきまでとは正反対の言葉を言ってる。素直じゃないな私。
気持ちよさそうに寝ているシウとルーさんを突っついて起こす。
「あ!おかえり、エリサー」
「ルーさんお待たせー。ごめんね待たせちゃって」
ルーさんをぎゅーっと抱きしめる。
「ん?お、やっと釈放されたか。もう悪いことはするなよ」
寝ぼけてるみたいなので、シウの頭をひっぱたいた。
よだれ出てるわよ。
「冗談だってエリサ。腹減って動けないんだ、飯食おうぜ」
また大げさな。
「動けないなら朝までそこにいなさいよ」
「ええぇーーー。冷たくないか、俺に対して?俺にもぎゅうしてもいんだぞ」
「バカなこと言ってないで」
すごいショックを受けてる顔してる。
「しょうがないわね。ラーメン屋ぐらいしかこの時間やってないわよ。またラーメンになるけどいい?」
「俺ラーメン好きだぜ!」
「僕もラーメン好き!」
「じゃぁ、いきましょう。ありがとう待っててくれて」
やっと。ありがとうって言えた。私素直じゃないな。
「ん?気にするなよ」
「そうそう!じゃぁ、早くラーメン行こう。僕お腹すいた」
その後、街を歩いて空いてる店を探す。
結局、シウと最初に食べたラーメン屋しかやってなかった。
「また、ここだけど二人ともいい?」
「俺ここ好きだぜ」
「僕もここ好き!」
私も、わりと好き。
「じゃあ、大盛りの焼豚ラーメン味玉2個でいいわね?」
「それだそれ!!味玉すごいうまいんだよここ」
「僕もそれ!メンマも美味しいよねここ」
食券を買って、カウンター席に案内されて並んで座った。
すぐにラーメンが出てきて、一斉に食べ始める。あぁ、美味しいな。
二人とも美味しそうにガツガツ食べている。
もちろん、替え玉も頼んであげた。
夜にラーメンを食べると唐揚げを食べたくなるのよね。懐かしいな。
そういえば、この国には唐揚げを扱ってる店がないのが残念。
チロさんのお店、この国にも出店しないかしら。二人に食べさせてあげたいなぁ。
結構いろんな国でもお店だしてるみたいだから、縁があったらどこかで食べれるかな。魔界にも出してるし。すごいなぁ、チロさん。
私が食べ終わってのんびりしてると、2人も食べ終わったようなのでラーメン屋を後にした。
ルーさんは、お腹いっぱいになったようで帰り道で寝てしまった。
ちなみに、ルーさんをシウが抱えている。
マッチョが黒い熊のぬいぐるみを抱えている姿がシュールで好きだ。
「なぁ、エリサ。あの悪魔強そうだったな」
「そうね、多分私とシウじゃ勝てなかったわね。アディが剣を出すなんて、久しぶりに見たもの」
「あのアディっていうねーちゃんも強そうだったな」
「そうね。アディは、私に魔族の力を分けてくれたの。そうそう、言ってなかったけど、私一時的だけど魔族になれるのよ」
っていいながら、魔族になる
シウが驚いている。髪の毛を触ってきた。だ、大胆なやつね。
「あ、そうそう、これな。マジで、驚いたぞ。髪の毛の色も目の色も変わってし、纏ってる気配も全く違うものになるし。しかしーー」
シウが、私の髪を触りながら、まっすぐ見つめてきた。
「綺麗だな」
「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
な、なにこの年下クソマッチョ、マッチョは私の守備範囲外だから!勘違いしないでよ!
顔が熱い、顔が暑すぎる。目だけじゃなくて顔も赤くなってしまう!!!
気がつくと恥ずかしさのあまり、シウの頭をひっぱたいてしまった。
ごめんごめんごめん。
謝りたいけど、恥ずかしくて謝れない。
「へ、へんなこと言わないでよ」
「いってぇええ、強すぎだろ、下手したら死んじまうぞ」
魔族化してたため、すごい威力になってた・・・。
「ごめん。忘れてた、大丈夫?」
「大丈夫だ。腹いっぱいの時の俺は、強いからな!でも、嘘じゃないぞ、すごい綺麗だ」
へ、へんなやつ。
「そ、そんなにおだてても、何もないわよ」
「別になにもいらねーよ。ただ、感想いっただけだろう」
「むにゃむにゃ、二人とも何いちゃついてるの?」
「ふわぁ!?ち、違うから!なんで私が年下クソマッチョなんかと」
「おちつけよ、エリサ、寝ぼけてるだけだろ。もう寝てるぞ」
な、なんなのこの余裕ぶりは、む、ムカつく!
私のが年上なのに。なんか弄ばれてる感がある。
「いい、シウ。よく聞きなさい。私は、あなたよりも年上なのよ。私の方が人生経験多いんだからね。わかった?」
「わかったわかった。もう帰ろうぜ。夜中だし、近所迷惑になるだろ」
ふわぁぁぁぁぁぁぁぁ
な、な、なんなのこの年下クソマッチョ、調子が狂う!!!
「い、いいい子ぶるなぁーーー!!!マッチョのくせに!!!!」
そのまま、宿まで走ってきてしまった・・・。我ながら情緒不安定だったなぁ・・・。
今は、お風呂に入ってのんびりしてる。
今日も疲れた。久しぶりに死の恐怖を味わうは、別の意味の恐怖も味わうし。
挙句、年下クソマッチョにからかわれてキレれて泣きながら逃げるとか・・・。
しかも、「マッチョのくせに」とか捨て意味不明な台詞はきながら走って逃げるとか・・・。
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