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『金獅子』の場合
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まったくもって面白くない。攻め入る国はどこも最後はみっともなく命だけはと乞う。中には嫁は娘を差し出してくるのだから鼻で笑うしかない。近場の国から徐々に攻め入っていたものの、小さな国はそれだけ王の器も小さかった。多少それなりに出来上がっている国は兵士たちのレベルも高くそれなりに楽しめたがあれはどこの国だったか、民や兵士そして嫁を盾にして逃げた王は地の果てまで追いかけてその胸ど真ん中に思い切り剣を突き立ててやった。
骨のある奴が少なく戦だというのに本当につまらん。付いてくる奴はおこぼれを欲しているか俺と同じようにただ戦いたいだけの奴か、そんな奴らがどうなろうと知ったことではないから兵士の増減なぞまったく知らん。
半ば暇潰し、もしくはお遊びだ。目の前にあったから攻め入っただけの、これはまた小さい国。遊んでやるかと兵士を引き連れて城に乗り込んだものの王はとうに逃げていた――しかも娘一人置いて。
この国の王も大したものではなかったな、と呆れていたが。だがそれで終わらなかった。目の前の女が剣を手に取ったのだ。
今までの女は自分の器量を俺に売り妻にしてくれと助けを乞うか、はたまた抵抗はしないから逃がしてくれと涙する女か。そんなものばかり見ていたせいか、まさか女が剣を手に取るとは、そうわかった瞬間笑いが込み上げてきた。狂った女だ、そうでなければ剣一つで敵軍に立ち向かおうとはしない。それともその剣で自分の首でも斬るつもりか。
ところだが、その女は長ったらしいドレスの裾を破き剣先を俺に向けてきた。尚更おかしくてたまらない。遊んでやるかと兵士たちを下がらせ俺も剣を引き抜いた。
見誤った。これほど強力な毒を準備し尚且つ女が使うとは。残ったメイドは一目散に逃げるかと思いきや、女を守るために自身を盾にした。そしてその隙を女は見逃さなかった。毒のついた剣は胸を抉り、俺の剣は女の腹を抉った。倒れたのはほぼ同時か。
まさかこんな女にしてやられるとは。名の知れた騎士や兵士ではなく、簡単に折れそうな俺よりもずっと細い腕が俺の胸を貫いたか。
腹立たしいのは、最期に目にしたのがその女の事切れた顔だったことだ。
奇跡などとそんなもん信じてはいない。だがこれはチャンスだと思った。俺の胸を貫いた女が姿形を変えてでも、目の前にいる。しかもご丁寧に俺と同じように記憶を持って。なぜそれに気付いたのか、それは目が合った瞬間腹の底から女の絶望する顔を望んでいたからだ。
生きていたか、この女も。しかも数ある学園の中まさか同じ学園に通っていようとは。今まで他の生徒など興味もなく見てはいなかったが、教室が一緒だったということはクラスメイトだったのだろう。知らなかった。たまたま空いていた席の隣が因縁の相手とは一体誰が予想できたことか。
女もいつもは澄ました顔をしているくせに、俺と目が合った瞬間その目が一気に殺意へと変わる。その変化する瞬間を見るのは存外面白い。大人しい女がいきなり剣を掴み斬りかかってくる雰囲気に変わるのだ、笑わずにはいられない。どうやらお互い新しい生を受けたところで魂に刻み込まれている感情はそう簡単に消えないらしい。見た瞬間斬りかかりたくて仕方がない。
が、それを学園内でやるといつも口煩い教師が飛んでくるため女も学園内では静かにしていた。面白くはなかったがいつぞやかクソみたいな反省文を長々と書かされたため、面倒事は懲り懲りだと俺も学園内では斬りかかるのを我慢している。
だが、それも学園から一歩出てしまえばどうということはない。
「避けるなよ!」
「避けるに決まっているじゃない!」
殴りかかれば女はそれをひらりと避ける。その辺の男に同じように殴りかかったときは面白いほど顔に深々と拳がめり込むというのに、女の場合掠りもしない。互いに平民で戦などまったくない無駄に平和で面白くない今世、それでも女の腕は落ちてはいなかった。剣術なんぞ使うときなどまったくないというのに!
女は右足を軸にして身を翻すとそのまま持っていた重量のある鞄を俺の顔目掛けて振りかぶってくる。頭に当たれば間違いなく失神、手加減など一切するつもりのない攻撃に自然と口角が上がる。鞄を腕で叩き落とせば目の前に女の姿はなく、後ろを振り返れば丁度俺の頭目掛けて踵落としをするところだった。中見えるぞ、とは言わない。女はスパッツでしっかりとそこはガードしているから見えるわけがない。可愛げのない格好に振りかかる足首を掴みその細い身体を投げ飛ばす。女の身体は地面に叩きつけられることなく、器用にくるりと空中で回転すると問題なく着地した。
「まるで芸達者の小猿だな!」
「あなたはまるで怪力だけのゴリラね」
「ぁあ?」
『金獅子』と呼ばれていた俺にゴリラとは。いつまで経ってもクソ生意気な口だ。俺を苛立たせる才能がある。力任せに振りかざした拳は前の世と同じように掌底を喰らい攻撃を流されてしまう。
面白味のない生だった。幾ら衝動のまま人を斬ったところで何も満たされない、喉は渇きだけを覚え一向に潤いを見せなかった。今の世も、前の世も。
それが今はどうだ、満たされている己がいる。寧ろもっとだと欲している。
「レリィ様に近寄るなこの獣ォッ!!」
「チッ」
だがいつだってこうして邪魔が入る。なぜコイツまでも記憶を持って生まれ変わっているんだか。前でも邪魔で厄介者だと思っていたが今でもそうらしい、折角面白くなってきたというのに勝手に間に入り女をその背に隠してしまう。
「エリエス、何度も言うけれどレリィと呼んで」
「レリィ様も一々この男の相手をしないでください!」
「しょうがないじゃない、攻撃されたら避けなきゃ」
「貴様も女性に向かって攻撃するなッ!!」
「はぁ? お前には関係ねぇだろ」
「なんだとッ?!」
興が冷めた。女の目からも殺意が引っ込みこれはもう殴りかかっても避けるだけに終わるだろう。深く息を吐きだしその辺に放っていた鞄を拾い上げ背を向ける。まぁでも明日も学園外でやればいいだけの話だと自分を納得させた。
しかしいつの世も面倒で勘違いをする人間はいる。俺に怯え話しかけてくる生徒がいない中、如何にもな連中に呼び止められた。面倒だから無視しようかと思ったが向こうは一方的に話しかけてくる。こういう奴昔もいたなと思いながらも足だけは止めてやった。
「お前最近生意気な女にしてやられてるんだってな? 俺たちで仕返ししてやろうか?」
「なーに女なんて軽く怒鳴れば震え上がるだろ」
何が楽しいのかニタニタと笑う男共に「勝手にしろ」と吐き捨てる。戦も何も知らない男に一体何ができる。ついでに女がよく出没する場所を教えてやればゲラゲラ笑いながら男共は俺の前から去って行った。さて、見ものだなと口角を上げる。
授業が終わり例の場所へ行ってみる。待ち構えていたのが俺ではなかったことに驚くかと思っていたが、目の前にはすでに伸びている男二人が情けなく地面の上に寝転がっていた。パンパンと軽く手を叩いている女に視線を向けてみれば思っていた通り怪我もしてないどころか汚れも付いていない。
それはそうだろう、あの程度の男共があの女の相手務まるわけがない。
「随分いい趣味ね」
女が俺に気付きそう言い放つ。その目は相変わらずだ、それを見ると自然と口角が上がる。
「そいつらが勝手に喧嘩売っただけだろ。身の程も弁えずにな」
「あなたは弁えているわけ?」
「俺がわざわざそれをする必要があるか?」
「……ふん」
クツクツ喉を鳴らしながら大股で近寄り女を見下ろす。スッと視線を地面に向ければ転がっている奴らが俺に気付き、サッと顔を青くさせた。散々見てきた顔だ、それを見たところで面白くもなんともない。
「あなたは一体どうすれば満足するの?」
「ぁあ? それはお前が俺に跪けば満足するだろうなぁ」
「ハッ」
鼻で笑い飛ばすかと喉を鳴らす。この女がそう簡単に跪かないことを知っている、だからこそその姿が見たいのだ。心が折れ俺に頭を垂れることしかできない姿を――前世でも見れなかった姿を今度こそ。
「お前にはないのか?」
俺のような歪んだ感情が、お前には。
すると女は何かを考える素振りを見せたあと顔を上げこっちを見てきた。余計な感情がない、無駄に晴れやかな笑顔で。
「あなたのその綺麗な顔をグチャグチャにしたら大満足かしら!」
今度は俺が鼻で笑い飛ばす。結局俺たちは最期のあの会遇のせいでこうして今の世で歪になり、お互いが渇きを覚えてしまった。だがそれが面白い。当分退屈せずに済むのならば歪だろうとなんだろうと楽しむだけだ。
骨のある奴が少なく戦だというのに本当につまらん。付いてくる奴はおこぼれを欲しているか俺と同じようにただ戦いたいだけの奴か、そんな奴らがどうなろうと知ったことではないから兵士の増減なぞまったく知らん。
半ば暇潰し、もしくはお遊びだ。目の前にあったから攻め入っただけの、これはまた小さい国。遊んでやるかと兵士を引き連れて城に乗り込んだものの王はとうに逃げていた――しかも娘一人置いて。
この国の王も大したものではなかったな、と呆れていたが。だがそれで終わらなかった。目の前の女が剣を手に取ったのだ。
今までの女は自分の器量を俺に売り妻にしてくれと助けを乞うか、はたまた抵抗はしないから逃がしてくれと涙する女か。そんなものばかり見ていたせいか、まさか女が剣を手に取るとは、そうわかった瞬間笑いが込み上げてきた。狂った女だ、そうでなければ剣一つで敵軍に立ち向かおうとはしない。それともその剣で自分の首でも斬るつもりか。
ところだが、その女は長ったらしいドレスの裾を破き剣先を俺に向けてきた。尚更おかしくてたまらない。遊んでやるかと兵士たちを下がらせ俺も剣を引き抜いた。
見誤った。これほど強力な毒を準備し尚且つ女が使うとは。残ったメイドは一目散に逃げるかと思いきや、女を守るために自身を盾にした。そしてその隙を女は見逃さなかった。毒のついた剣は胸を抉り、俺の剣は女の腹を抉った。倒れたのはほぼ同時か。
まさかこんな女にしてやられるとは。名の知れた騎士や兵士ではなく、簡単に折れそうな俺よりもずっと細い腕が俺の胸を貫いたか。
腹立たしいのは、最期に目にしたのがその女の事切れた顔だったことだ。
奇跡などとそんなもん信じてはいない。だがこれはチャンスだと思った。俺の胸を貫いた女が姿形を変えてでも、目の前にいる。しかもご丁寧に俺と同じように記憶を持って。なぜそれに気付いたのか、それは目が合った瞬間腹の底から女の絶望する顔を望んでいたからだ。
生きていたか、この女も。しかも数ある学園の中まさか同じ学園に通っていようとは。今まで他の生徒など興味もなく見てはいなかったが、教室が一緒だったということはクラスメイトだったのだろう。知らなかった。たまたま空いていた席の隣が因縁の相手とは一体誰が予想できたことか。
女もいつもは澄ました顔をしているくせに、俺と目が合った瞬間その目が一気に殺意へと変わる。その変化する瞬間を見るのは存外面白い。大人しい女がいきなり剣を掴み斬りかかってくる雰囲気に変わるのだ、笑わずにはいられない。どうやらお互い新しい生を受けたところで魂に刻み込まれている感情はそう簡単に消えないらしい。見た瞬間斬りかかりたくて仕方がない。
が、それを学園内でやるといつも口煩い教師が飛んでくるため女も学園内では静かにしていた。面白くはなかったがいつぞやかクソみたいな反省文を長々と書かされたため、面倒事は懲り懲りだと俺も学園内では斬りかかるのを我慢している。
だが、それも学園から一歩出てしまえばどうということはない。
「避けるなよ!」
「避けるに決まっているじゃない!」
殴りかかれば女はそれをひらりと避ける。その辺の男に同じように殴りかかったときは面白いほど顔に深々と拳がめり込むというのに、女の場合掠りもしない。互いに平民で戦などまったくない無駄に平和で面白くない今世、それでも女の腕は落ちてはいなかった。剣術なんぞ使うときなどまったくないというのに!
女は右足を軸にして身を翻すとそのまま持っていた重量のある鞄を俺の顔目掛けて振りかぶってくる。頭に当たれば間違いなく失神、手加減など一切するつもりのない攻撃に自然と口角が上がる。鞄を腕で叩き落とせば目の前に女の姿はなく、後ろを振り返れば丁度俺の頭目掛けて踵落としをするところだった。中見えるぞ、とは言わない。女はスパッツでしっかりとそこはガードしているから見えるわけがない。可愛げのない格好に振りかかる足首を掴みその細い身体を投げ飛ばす。女の身体は地面に叩きつけられることなく、器用にくるりと空中で回転すると問題なく着地した。
「まるで芸達者の小猿だな!」
「あなたはまるで怪力だけのゴリラね」
「ぁあ?」
『金獅子』と呼ばれていた俺にゴリラとは。いつまで経ってもクソ生意気な口だ。俺を苛立たせる才能がある。力任せに振りかざした拳は前の世と同じように掌底を喰らい攻撃を流されてしまう。
面白味のない生だった。幾ら衝動のまま人を斬ったところで何も満たされない、喉は渇きだけを覚え一向に潤いを見せなかった。今の世も、前の世も。
それが今はどうだ、満たされている己がいる。寧ろもっとだと欲している。
「レリィ様に近寄るなこの獣ォッ!!」
「チッ」
だがいつだってこうして邪魔が入る。なぜコイツまでも記憶を持って生まれ変わっているんだか。前でも邪魔で厄介者だと思っていたが今でもそうらしい、折角面白くなってきたというのに勝手に間に入り女をその背に隠してしまう。
「エリエス、何度も言うけれどレリィと呼んで」
「レリィ様も一々この男の相手をしないでください!」
「しょうがないじゃない、攻撃されたら避けなきゃ」
「貴様も女性に向かって攻撃するなッ!!」
「はぁ? お前には関係ねぇだろ」
「なんだとッ?!」
興が冷めた。女の目からも殺意が引っ込みこれはもう殴りかかっても避けるだけに終わるだろう。深く息を吐きだしその辺に放っていた鞄を拾い上げ背を向ける。まぁでも明日も学園外でやればいいだけの話だと自分を納得させた。
しかしいつの世も面倒で勘違いをする人間はいる。俺に怯え話しかけてくる生徒がいない中、如何にもな連中に呼び止められた。面倒だから無視しようかと思ったが向こうは一方的に話しかけてくる。こういう奴昔もいたなと思いながらも足だけは止めてやった。
「お前最近生意気な女にしてやられてるんだってな? 俺たちで仕返ししてやろうか?」
「なーに女なんて軽く怒鳴れば震え上がるだろ」
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授業が終わり例の場所へ行ってみる。待ち構えていたのが俺ではなかったことに驚くかと思っていたが、目の前にはすでに伸びている男二人が情けなく地面の上に寝転がっていた。パンパンと軽く手を叩いている女に視線を向けてみれば思っていた通り怪我もしてないどころか汚れも付いていない。
それはそうだろう、あの程度の男共があの女の相手務まるわけがない。
「随分いい趣味ね」
女が俺に気付きそう言い放つ。その目は相変わらずだ、それを見ると自然と口角が上がる。
「そいつらが勝手に喧嘩売っただけだろ。身の程も弁えずにな」
「あなたは弁えているわけ?」
「俺がわざわざそれをする必要があるか?」
「……ふん」
クツクツ喉を鳴らしながら大股で近寄り女を見下ろす。スッと視線を地面に向ければ転がっている奴らが俺に気付き、サッと顔を青くさせた。散々見てきた顔だ、それを見たところで面白くもなんともない。
「あなたは一体どうすれば満足するの?」
「ぁあ? それはお前が俺に跪けば満足するだろうなぁ」
「ハッ」
鼻で笑い飛ばすかと喉を鳴らす。この女がそう簡単に跪かないことを知っている、だからこそその姿が見たいのだ。心が折れ俺に頭を垂れることしかできない姿を――前世でも見れなかった姿を今度こそ。
「お前にはないのか?」
俺のような歪んだ感情が、お前には。
すると女は何かを考える素振りを見せたあと顔を上げこっちを見てきた。余計な感情がない、無駄に晴れやかな笑顔で。
「あなたのその綺麗な顔をグチャグチャにしたら大満足かしら!」
今度は俺が鼻で笑い飛ばす。結局俺たちは最期のあの会遇のせいでこうして今の世で歪になり、お互いが渇きを覚えてしまった。だがそれが面白い。当分退屈せずに済むのならば歪だろうとなんだろうと楽しむだけだ。
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