『モンスターカード!』で、ゲットしてみたらエロいお姉さんになりました。

ぬこぬっくぬこ

文字の大きさ
113 / 279
第七章

レベル113 新カード登場!これでもう迷わない!(フラグ)☆

しおりを挟む
 モンスターカードが一枚増えた。と思ったんだが、なにやらいつもと柄が違う。
 なんだろなコレ?
 いつもは真っ白な無地のカードなんだが、今回増えたカード、クリスタルのような透明な材質で、なんか使うのがもったいないぐらいの綺麗な出来。

『ラピス・オブ・アイリスブラッド』
 ☆7・レベル35
 スキル:超繁殖→聖母、カード統率+
 備考:モンスターカード+1

『ドラゴンナイト・ロゥリ』
 ☆10・レベル26
 スキル:重量軽減、擬態+
 備考:竜種特効、モンスターカード+1

『メタルスライム・スラミィ』所持者・アスカ
 ☆2・レベル24
 スキル:擬態+
 備考:モンスターカード+1

『プリンセスナイト・カシュア』
 ☆7・レベル27
 スキル:未来予見+、聖剣の担い手
 備考:天敵・オーク、アンデッド特効、モンスターカード+1

『マンドラゴラ・ギター』
 ☆7・レベル14
 スキル:オート演奏

『骸骨王・ダンディ』2枚使用
 ☆8・レベル5
 スキル:天啓(使用不可)

『お料理セット』
 ☆4・レベル9
 スキル:オート料理

『鉱石M』
 ☆1・レベル16
 スキル:擬態

『グランドピアノ・セレナーデ』所持者・カユサル
 ☆9・レベル15
 スキル:擬態

『グリフォン・アイリスブラッド・カイザー』所持者・エルメラダス
 ☆8・レベル6
 スキル:風圧無効、超加速、擬態+

『竜王・ニース』
 ☆10・レベル4
 スキル:聖剣の担い手、竜化、輪廻転生
 備考:全属性特効(小)

『ウィンディーネ・アクア』所持者・アポロ
 ☆1・レベル13
 スキル:水系統強化

『ライオンハート・ハーモア』
 ☆5・レベル5

『ダークエルフ・サウ』
 ☆2・レベル3

 前回の鉱山防衛戦で結構レベルが上がり、合計レベルは202。
 たぶんこのカード、合計200レベルのボーナスカードと見た!
 しかしどう使うんだろなコレ。

 オレはふと、そのカード越しに外に居るビックフット見やる。

「……!? おい! ラピス! ラピスさん! ちょっとこっち来てくれ!」
「どうしたんですか急に?」

 そうカード越しに見たビックフット! なんと! オートバイに見えるじゃぁありませんか!

「こっ、コレは……!?」

 ラピスもそれを見て驚いている。
 どうするラピス、使うか? いやいや待ってください、これ置いといた方がいいのでは? なるほど、なるほど。コレがあればどんなブツになるか分かるって事か!
 いやマジでこれはすごいカードだ!
 なんたってこのモンスターカード。何になるか分からないのが超ネック。
 それが事前に分かるって、とんでもないシステムだ! これがあれば、もう迷わない!

「そうと決まったらおいラピス! さっさとレベル上げてカード増やすぞ!」
「アイアイサー!」

 一番手っ取り早く上げれそうなのは……ウィンディーネのアクアか? あるいは鉱石Mをもっと投げるか?
 とりあえず、アクアを持ってるアポロを探しに店に降りたのだが、

「えっ、三人で修練に出かけた?」

 どうやらお留守だった模様。
 ん? そういや今日はやけに静かだと思ったら、ロゥリ達三匹も居ないな。

「ロゥリちゃん達なら三人でどっか出かけてたよ」

 エクサリーが言うには、ロゥリがどこかへ出かけようとした所をダークエルフのサウが見咎めて、一緒に付いて行くって尻尾に噛り付いて離れなかったらしい。
 仕方ないとサウを連れて行こうとした所へ、さらにハーモアが、お前らだけずるいぞ! って言い出して。

「結局三匹一緒に出かけて行った訳か」
「そう」

 あの三匹もなんだかんだで仲がいいのかもしれない。
 いやしかし、あいつらいないとほんと平和だな。
 店が一気に静かになった気がする。

 あの三匹も居ない、用事があったアポロ達も外出中、ということはだ、エクサリーさん! 偶にはデートでもどうでしょうか!

「店があるからダメ」

 デスカー。

「別に店長居なくても大丈夫っすよ」
「んだんだ、むしろ居ない方が客が入るべ」

 店員さん達がそう言ってくる。
 こらこら君達、いくら本当の事でも、言っていい事と悪い事が……ほら、エクサリーが落ち込んだじゃないか。
 えっ、デートに行かせる口実で言った? ほんとかよ?

「じゃあ準備してくる……」

 ちょっと落ち込んだ様子で自分の部屋に戻るエクサリー。

「ちょっと言い過ぎですかね?」
「大丈夫だ! その為にオレが居るんだろ?」
「さすがプレイボーイは言う事が違うべ」

 誰がプレイボーイだよ? オレはエクサリーさん一筋ですよ?
 という事で、エクサリーと二人で出かける事に。
 しかし、エクサリーが気合入れてお化粧を頑張った所為で少々まずい事になった。
 いや、以前の般若じゃないっすよ? 最近はアポロに化粧の仕方を教わって、結構マシになっている。

 そしてマシになったエクサリーさん。そりゃもう凄い美人に見える訳ですよ。
 そしてその顔は、毎週広場でライブをしている、謎のシンガーソングライターにそっくり!
 まあ、本人だしね!

 平民の方々は空気呼んで、あまり寄って来ないのですが、性質が悪いのが貴族のお方。
 次々とエクサリーに向かって突撃してくる。
 中には、毎日、街を徘徊してエクサリーを捜して居たなんて言う奴も。お前はストーカーか!?

 ええーい、寄るな、触るな! エクサリーはオレのもんだ!
 えっ、独り占めはずるい? ずるくないのっ!
 そんな興奮したオレを見てエクサリーは微笑んでいる。

 そしてその微笑にやられていく人多数。

「大丈夫だよクイーズ。私はどこにも行かないから」

 そっとオレの手を握るエクサリー。
 ズキューンってキタッす!
 エクサリーはいったい何回オレを惚れさせれば気が済むんだろうか?

「他人の幸せを見てるとなんかムカムカしてくるな」
「大丈夫ですよ。いい事があれば悪い事がある。そのうちきっとお坊ちゃまには天罰が」

 おいそこの二人、オレを呪うんじゃない。
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

処理中です...