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2日目 不安軽減には行動あるのみ
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現在4月8日の午前2時。布団に横になって、早2時間弱が経過したが、 目が冴え渡っている。いつも飲んでいる睡眠薬は飲まずに横になったが、頭がフルスピードで回転していて寝付けない。夜はネガティブなことばかり考えてしまう。
うーん、スマホを見るとさらに寝れなくなるが仕方ない。こまりは布団の中に潜り込み、スマホで検索を始めた。
「今日は美容院に行く」
これが本日のミッションとする。これは私には割と高難易度ミッションだ。気は重いがスマホアプリで美容院を検索していく。
24時間ネット予約できるアプリはポイントも貯まり、とても便利で重宝している。こちらの要望も事前に伝えておけたり、口コミをみたりできるのも、色々な意味で失敗する可能性を未然に防げる。
予約履歴では、前回行ったのは昨年の9月だ。カラー、カット、トリートメントをしてもらった。その頃はボブで暗めの茶色だった髪は、現在は肩につくまでぼさぼさと伸び、髪色はプリンを通り越してバイカラーのようになっている。暗めの茶色なのでパッと目はあまり目立たないが、おしゃんてぃな街に繰り出すには恥ずかしい状態である。
美容院は多少痩せてからにしようかなとも思っていたが、この際思いきってポチって自分を追い込んでしまえばいい。悩んだら長く悩むより行動した方が、時間を有効活用できることもある。(状況にもよるけれども)
ここ最近の行きつけの美容院は決まっていない。理由は新規だと新規顧客用のクーポンが利用できて安上がりになることと、気に入った美容院があっても、急遽思い立ったときに予約が取れずに空いているところに行くことが多いからだ。
検索条件は本日4月8日に予約できることと、できればスタイリストさんは女性であることである。
男性は苦手だ。昔は大丈夫だったけど、今は苦手になった。避けられる不安要素は避ける。生きれば生きるほど嫌なことが降り積もり、避けたいことが増えるのはメンタル弱すぎると思う。そしてそんな自分を振り返ると夜の不安に押し潰されるので、ぺっぺっと黒い記憶を頭から押し出す。
条件に合う美容院は沢山ある。口コミを確認する。クレームに対するお店の対応コメントもみていく。怒りが伝わってくるようなコメントがあったり、店側のこの返信で大丈夫?と思うようなコメントもある。負の感情を目の当たりにすると悲しくなる。もしもその矛先が自分なら私はぺしゃんこに潰れるだろう。
色々な感情が自分の中に流れていった。
「あー疲れた、考えたくない。もうこれでいっか」
本日4月8日10時30分の予約完了。カット、カラー、トリートメント。施術時間2時間半。
9月に行った美容院に決めた。
そしてもう3時。目覚ましを8時にセットして、睡眠薬を飲んだ。しばらく、服何を着ていこう等々考えていたが、いつの間にか、まどろんでいた。
8時になった。久しぶりの予定がある朝が始まる。いつもは昼の時間帯に食べる朝御飯を朝に食べる。食パンに納豆にとろけるスライスチーズをのせて、トースターで焼いた納豆トーストだ。数年前から私的には完全食として立花家の定番となっている。
パンは炭水化物、納豆は植物性たんぱく質、チーズはカルシウム、反論は多々あるのは承知しているが、自分的には完全食である。安価な食材でできるのも良い。
白湯を飲み干し、納豆トーストを食べながらテレビをみながら、洗濯機を回し、着る服を考える。
スーパーに買い物程度の外出はしているが、他人と話さなければいけないような外出はとても久しぶりだ。気が重いが行かねばならぬ。それが自分自身に課した本日のミッションである。
顔を洗い、スキンケアをして日焼け止めを塗る。そして、BBクリームを塗っていく。
34歳でBBクリーム、それが正解か不正解か、自分に妥当なものなのかもわからない。
メイクの研究はあまりしたことがない。研究し始めたら、それなりの成果をださなければ行けない気がして、あえてさぼって冴えない自分に言い訳をしてした。
しかし、見た目は大事だ。本日を含め、あと364日でこれも改善すべき点である。
ビューラーでまつ毛をあげ、まつ毛美容液を塗る。チークを塗り、眉メイクをする。リップを塗る。メイク前後で変わらない冴えない自分完了。誰得のメイクなのさ。
仕事を辞めたあと、化粧品の大半を断捨離した。プチプラのものばかりだし、いつ買ったかも思い出せないものばかりだった。
わさーっと気持ち良く捨てた。
これからは好きな自分を作るための精鋭部隊を集めていこう。そうしよう。お金もないからコスパ良い子達で。
髪の毛をヘアアイロンで整え、洗濯物を干す。服はどうしようか。プラス8キロの脂肪の鎧をまとった身体をカバーできる服。
悩んだ末、黒のトップスにシルエットのゆるやかなロングスカートを選んだ。
ブラジャーをつけるのも久しぶりだ。怠慢極まりないが、自宅にいるときはつけていなかった。ホックを一番ゆるいところで止めた。なんだかきつい。8キロの鎧は分厚かった。
となんやかんやしていたら、出発が遅くなってしまった。急いでいるのに玄関扉がしまっているかガチャガチャしてしまうのは、もはや習性だ。閉まっていなかったことはないのに。急ぎ足で駅に向かったが、電車は目の前を通りすぎていった。
おそらく5-10分程度、遅刻することになる。ため息をつき、美容院に電話した。
「お忙しいところすみません。10時30分に予約した立花こまりですが、大変申し訳ないのですが、電車に乗り遅れてしまって10-15分位遅刻してしまいます。はい、すみません。申し訳ないです。宜しくお願いいたします。失礼いたします。」
私の口癖は「すみません」だ。ああ、これも職場で指摘されたっけな。
「何のために謝ってるの」そう指摘してくれた人がいた。指摘するのは気持ちの良いことではない。言ってくれたのになぜ私は変われないのか。ぼんやりと路線をみながら、次の電車を待った。
結局、3分遅刻で美容院には到着した。ソファで座って待つ。
どのくらい切ろうかしら、髪の毛は何色にしようかしら。いくつか候補はあるものの決めきれずにいた。
可愛いな、綺麗だな、あんな人になりたいなと思うことは沢山ある。でも自分に似合うのか近づけるのか、何が良いのかがわからない。これも自分と向き合ってこなかった代償だろうか。
美容師さんが来た。前回も担当してくれた伊藤さん、女性の方である。
「立花さん、お久しぶりです。また来ていただいて嬉しいです~。」にこやかに話される。
歳はおそらく私と同じ位かもう少し上位だろうか。前回は丁寧にカウンセリングしてくれ、満足いくように仕上げてくれた。聞き上手な美容師さんだ。
伸びきった私の髪の毛をみて、あんらまぁといった感じだったが、フォローもいれつつ要望も聞きつつ、より良いスタイルを提案してくれた。
立花こまり34歳。ボサ伸びバイカラーヘアーから、グレージュのショートボブになります。
世間話をしつつ、できるだけ鏡の中の自分から目をそらしつつ、美容師さん達が施術しにくくないように気を遣いつつ、楽しいけど疲れる時間が過ぎていった。
2時間半後、つるつる艶々な髪の毛と達成感をゲットし、美容院をあとにした。
そしてその後、2時間かけ、プレゼントを選び、帰路についた。
久しぶりに履いたパンプスと靴下の相性が悪かったのか、靴下ずり落ち現象に悩まされ、買い物中は無駄に疲れた。
今日は久しぶりに街にでた。
街中には働いている人、可愛らしい学生さん達、元気なお子さんに親御さん、沢山の人がいた。
多くの人は小綺麗な服をきて、楽しそうに笑ったり、真剣に仕事をしたりしている。みんな 各々の悩みを抱えながらも社会の中で生きている。
こまりにはできなかったことだ。こまりは社会で普通に生きられなかった。当たり前が難しい。できないことが沢山ある。世の中に苦手なことが溢れている。周りの人に迷惑をいっぱいかけてきた
本当は死んだ方が社会のためだと思ってる。だけど、そうはいかないので、こまりはあと363日の挑戦を続けるのだ。(本日の挑戦は疲れたので閉店がらがらです)
15時に帰宅し、お昼ご飯にバナナを食べた。美味しかった!
【今日できたこと♩】
・お化粧
・美容院
・他人と話す
・プレゼントを買う
・電車に乗る
・3食食べる
うーん、スマホを見るとさらに寝れなくなるが仕方ない。こまりは布団の中に潜り込み、スマホで検索を始めた。
「今日は美容院に行く」
これが本日のミッションとする。これは私には割と高難易度ミッションだ。気は重いがスマホアプリで美容院を検索していく。
24時間ネット予約できるアプリはポイントも貯まり、とても便利で重宝している。こちらの要望も事前に伝えておけたり、口コミをみたりできるのも、色々な意味で失敗する可能性を未然に防げる。
予約履歴では、前回行ったのは昨年の9月だ。カラー、カット、トリートメントをしてもらった。その頃はボブで暗めの茶色だった髪は、現在は肩につくまでぼさぼさと伸び、髪色はプリンを通り越してバイカラーのようになっている。暗めの茶色なのでパッと目はあまり目立たないが、おしゃんてぃな街に繰り出すには恥ずかしい状態である。
美容院は多少痩せてからにしようかなとも思っていたが、この際思いきってポチって自分を追い込んでしまえばいい。悩んだら長く悩むより行動した方が、時間を有効活用できることもある。(状況にもよるけれども)
ここ最近の行きつけの美容院は決まっていない。理由は新規だと新規顧客用のクーポンが利用できて安上がりになることと、気に入った美容院があっても、急遽思い立ったときに予約が取れずに空いているところに行くことが多いからだ。
検索条件は本日4月8日に予約できることと、できればスタイリストさんは女性であることである。
男性は苦手だ。昔は大丈夫だったけど、今は苦手になった。避けられる不安要素は避ける。生きれば生きるほど嫌なことが降り積もり、避けたいことが増えるのはメンタル弱すぎると思う。そしてそんな自分を振り返ると夜の不安に押し潰されるので、ぺっぺっと黒い記憶を頭から押し出す。
条件に合う美容院は沢山ある。口コミを確認する。クレームに対するお店の対応コメントもみていく。怒りが伝わってくるようなコメントがあったり、店側のこの返信で大丈夫?と思うようなコメントもある。負の感情を目の当たりにすると悲しくなる。もしもその矛先が自分なら私はぺしゃんこに潰れるだろう。
色々な感情が自分の中に流れていった。
「あー疲れた、考えたくない。もうこれでいっか」
本日4月8日10時30分の予約完了。カット、カラー、トリートメント。施術時間2時間半。
9月に行った美容院に決めた。
そしてもう3時。目覚ましを8時にセットして、睡眠薬を飲んだ。しばらく、服何を着ていこう等々考えていたが、いつの間にか、まどろんでいた。
8時になった。久しぶりの予定がある朝が始まる。いつもは昼の時間帯に食べる朝御飯を朝に食べる。食パンに納豆にとろけるスライスチーズをのせて、トースターで焼いた納豆トーストだ。数年前から私的には完全食として立花家の定番となっている。
パンは炭水化物、納豆は植物性たんぱく質、チーズはカルシウム、反論は多々あるのは承知しているが、自分的には完全食である。安価な食材でできるのも良い。
白湯を飲み干し、納豆トーストを食べながらテレビをみながら、洗濯機を回し、着る服を考える。
スーパーに買い物程度の外出はしているが、他人と話さなければいけないような外出はとても久しぶりだ。気が重いが行かねばならぬ。それが自分自身に課した本日のミッションである。
顔を洗い、スキンケアをして日焼け止めを塗る。そして、BBクリームを塗っていく。
34歳でBBクリーム、それが正解か不正解か、自分に妥当なものなのかもわからない。
メイクの研究はあまりしたことがない。研究し始めたら、それなりの成果をださなければ行けない気がして、あえてさぼって冴えない自分に言い訳をしてした。
しかし、見た目は大事だ。本日を含め、あと364日でこれも改善すべき点である。
ビューラーでまつ毛をあげ、まつ毛美容液を塗る。チークを塗り、眉メイクをする。リップを塗る。メイク前後で変わらない冴えない自分完了。誰得のメイクなのさ。
仕事を辞めたあと、化粧品の大半を断捨離した。プチプラのものばかりだし、いつ買ったかも思い出せないものばかりだった。
わさーっと気持ち良く捨てた。
これからは好きな自分を作るための精鋭部隊を集めていこう。そうしよう。お金もないからコスパ良い子達で。
髪の毛をヘアアイロンで整え、洗濯物を干す。服はどうしようか。プラス8キロの脂肪の鎧をまとった身体をカバーできる服。
悩んだ末、黒のトップスにシルエットのゆるやかなロングスカートを選んだ。
ブラジャーをつけるのも久しぶりだ。怠慢極まりないが、自宅にいるときはつけていなかった。ホックを一番ゆるいところで止めた。なんだかきつい。8キロの鎧は分厚かった。
となんやかんやしていたら、出発が遅くなってしまった。急いでいるのに玄関扉がしまっているかガチャガチャしてしまうのは、もはや習性だ。閉まっていなかったことはないのに。急ぎ足で駅に向かったが、電車は目の前を通りすぎていった。
おそらく5-10分程度、遅刻することになる。ため息をつき、美容院に電話した。
「お忙しいところすみません。10時30分に予約した立花こまりですが、大変申し訳ないのですが、電車に乗り遅れてしまって10-15分位遅刻してしまいます。はい、すみません。申し訳ないです。宜しくお願いいたします。失礼いたします。」
私の口癖は「すみません」だ。ああ、これも職場で指摘されたっけな。
「何のために謝ってるの」そう指摘してくれた人がいた。指摘するのは気持ちの良いことではない。言ってくれたのになぜ私は変われないのか。ぼんやりと路線をみながら、次の電車を待った。
結局、3分遅刻で美容院には到着した。ソファで座って待つ。
どのくらい切ろうかしら、髪の毛は何色にしようかしら。いくつか候補はあるものの決めきれずにいた。
可愛いな、綺麗だな、あんな人になりたいなと思うことは沢山ある。でも自分に似合うのか近づけるのか、何が良いのかがわからない。これも自分と向き合ってこなかった代償だろうか。
美容師さんが来た。前回も担当してくれた伊藤さん、女性の方である。
「立花さん、お久しぶりです。また来ていただいて嬉しいです~。」にこやかに話される。
歳はおそらく私と同じ位かもう少し上位だろうか。前回は丁寧にカウンセリングしてくれ、満足いくように仕上げてくれた。聞き上手な美容師さんだ。
伸びきった私の髪の毛をみて、あんらまぁといった感じだったが、フォローもいれつつ要望も聞きつつ、より良いスタイルを提案してくれた。
立花こまり34歳。ボサ伸びバイカラーヘアーから、グレージュのショートボブになります。
世間話をしつつ、できるだけ鏡の中の自分から目をそらしつつ、美容師さん達が施術しにくくないように気を遣いつつ、楽しいけど疲れる時間が過ぎていった。
2時間半後、つるつる艶々な髪の毛と達成感をゲットし、美容院をあとにした。
そしてその後、2時間かけ、プレゼントを選び、帰路についた。
久しぶりに履いたパンプスと靴下の相性が悪かったのか、靴下ずり落ち現象に悩まされ、買い物中は無駄に疲れた。
今日は久しぶりに街にでた。
街中には働いている人、可愛らしい学生さん達、元気なお子さんに親御さん、沢山の人がいた。
多くの人は小綺麗な服をきて、楽しそうに笑ったり、真剣に仕事をしたりしている。みんな 各々の悩みを抱えながらも社会の中で生きている。
こまりにはできなかったことだ。こまりは社会で普通に生きられなかった。当たり前が難しい。できないことが沢山ある。世の中に苦手なことが溢れている。周りの人に迷惑をいっぱいかけてきた
本当は死んだ方が社会のためだと思ってる。だけど、そうはいかないので、こまりはあと363日の挑戦を続けるのだ。(本日の挑戦は疲れたので閉店がらがらです)
15時に帰宅し、お昼ご飯にバナナを食べた。美味しかった!
【今日できたこと♩】
・お化粧
・美容院
・他人と話す
・プレゼントを買う
・電車に乗る
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