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5章 希望の家と集う仲間
111 六で無くともロクデナシ
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サリアが遺跡の倉庫を物色している間、僕は情報端末室でめぼしい情報が無いか調べることにした。
賢者の杖による魔術回路強化機能で高速な情報取得を行う。
そして帝国の古代遺跡には無かった情報が、こちらにはあることに気がついた。
「なんだこれ・・・。」
僕はそう声に出してしまった。
『向こうにあった情報が、色々と消されていたみたいだね。』
ルディンも情報の違いに驚いていた。
帝国の遺跡には神々の中で唯一人間に味方した神、フェレイスの情報がごっそり削除されていたのだ。
神がこの世界に顕神した際、人間を奴隷のように扱った部分は同じだ。
高度な技術と強力な魔法を扱える神が十人現れたのだ。
しかも人間では対抗しようのない凄まじい能力を持つ僕(しもべ)を次々と神の世界から召喚した。
そんな中、フェレイスだけが人間と対等の関係を築こうとした。
他の神々はそれを嘲笑うだけで、だれも同意しなかった。
神の世界の本国も、人間はただの労働力でしか無いという判断を下していたようだ。
フェイレスは人間に力を与えることにした。
力を欲する人間に魔族としての力を与えたのだ。
他の神には、もっと役に立つ労働力を作るための実験だと説明したようだ。
そんな中、神に反旗を翻した国が現れた。
もちろん勝負にならず、その国はあっという間に滅亡した。
それを悲しんだフェイレスは、滅亡した国の人々の魂を使い魔王種を誕生させた。
魔王種は強力な力を持つに至ったけれど、神に対抗し得る存在にはならなかった。
人間は新たな力を望み、フェイレスは魔王種を反転させて勇者を作った。
神に無効化されない力を得る為に。
しかし勇者を作るためには魔王種を変化させるか、勇者に子供を作らせ希に力を持つ存在を拾い上げるしか無かった。
魔王種を増やすには条件が厳しすぎるので、勇者の血を増やしていく方法がとられた。
勇者を見つけ出すためのアイテムが生み出されたのもそれが理由だ。
結局は数が揃わないので、これも対抗手段にはなり得なかった。
フェイレスは方針を変更する。
神の世界への道を塞いでしまえと。
こうしてフェイレスは自分の持っている情報を魔族や人間達に与え、世界を封鎖することに成功する。
考えてもみれば、神の遺跡の封印は神側のテクノロジーを扱える協力者がいなければ無理な話なのだ。
そしてフェイレスは人間や魔族達と共に、残った他の神達を駆逐した。
ついに平和が訪れたのだ。
そしてフェイレスは人間の望むまま、新しい力を人間に与えた。
亜人の誕生だ。
平和な世界での生産活動に特化した、ドワーフ、エルフ、コロボックルのような種族達だ。
しかし平和は長く続かなかった。
人間と魔族の戦争が勃発する。
その戦いを止めようとしたフェイレスは、結局そこで命を落とすことになったようだ。
恩を忘れた人間と魔族。
フェイレスの死を悲しんだ亜人達、そしてフェイレスが使役していた神の僕。
そこで情報は終わっていた。
「この違いはどういうことだろう?」
『誰かが意図的に情報を操作したのかも。』
帝国の遺跡の情報を師匠達が操作したとは思えない。
もっと昔、人間か魔族が自分たちの恥を隠すためにやったのだろう。
位置関係から考えて、人間サイドの可能性が高い。
すっきりしないモヤモヤが残った。
この後、人間にとって神は、魔族を打ち払ってくれる存在という信仰が根付く。
これはフェイレスが死んだ罪を人間が魔族に着せたからだろうか?
みんな揃ってロクデナシだよ。
ロクデナシ無双だった。
賢者の杖による魔術回路強化機能で高速な情報取得を行う。
そして帝国の古代遺跡には無かった情報が、こちらにはあることに気がついた。
「なんだこれ・・・。」
僕はそう声に出してしまった。
『向こうにあった情報が、色々と消されていたみたいだね。』
ルディンも情報の違いに驚いていた。
帝国の遺跡には神々の中で唯一人間に味方した神、フェレイスの情報がごっそり削除されていたのだ。
神がこの世界に顕神した際、人間を奴隷のように扱った部分は同じだ。
高度な技術と強力な魔法を扱える神が十人現れたのだ。
しかも人間では対抗しようのない凄まじい能力を持つ僕(しもべ)を次々と神の世界から召喚した。
そんな中、フェレイスだけが人間と対等の関係を築こうとした。
他の神々はそれを嘲笑うだけで、だれも同意しなかった。
神の世界の本国も、人間はただの労働力でしか無いという判断を下していたようだ。
フェイレスは人間に力を与えることにした。
力を欲する人間に魔族としての力を与えたのだ。
他の神には、もっと役に立つ労働力を作るための実験だと説明したようだ。
そんな中、神に反旗を翻した国が現れた。
もちろん勝負にならず、その国はあっという間に滅亡した。
それを悲しんだフェイレスは、滅亡した国の人々の魂を使い魔王種を誕生させた。
魔王種は強力な力を持つに至ったけれど、神に対抗し得る存在にはならなかった。
人間は新たな力を望み、フェイレスは魔王種を反転させて勇者を作った。
神に無効化されない力を得る為に。
しかし勇者を作るためには魔王種を変化させるか、勇者に子供を作らせ希に力を持つ存在を拾い上げるしか無かった。
魔王種を増やすには条件が厳しすぎるので、勇者の血を増やしていく方法がとられた。
勇者を見つけ出すためのアイテムが生み出されたのもそれが理由だ。
結局は数が揃わないので、これも対抗手段にはなり得なかった。
フェイレスは方針を変更する。
神の世界への道を塞いでしまえと。
こうしてフェイレスは自分の持っている情報を魔族や人間達に与え、世界を封鎖することに成功する。
考えてもみれば、神の遺跡の封印は神側のテクノロジーを扱える協力者がいなければ無理な話なのだ。
そしてフェイレスは人間や魔族達と共に、残った他の神達を駆逐した。
ついに平和が訪れたのだ。
そしてフェイレスは人間の望むまま、新しい力を人間に与えた。
亜人の誕生だ。
平和な世界での生産活動に特化した、ドワーフ、エルフ、コロボックルのような種族達だ。
しかし平和は長く続かなかった。
人間と魔族の戦争が勃発する。
その戦いを止めようとしたフェイレスは、結局そこで命を落とすことになったようだ。
恩を忘れた人間と魔族。
フェイレスの死を悲しんだ亜人達、そしてフェイレスが使役していた神の僕。
そこで情報は終わっていた。
「この違いはどういうことだろう?」
『誰かが意図的に情報を操作したのかも。』
帝国の遺跡の情報を師匠達が操作したとは思えない。
もっと昔、人間か魔族が自分たちの恥を隠すためにやったのだろう。
位置関係から考えて、人間サイドの可能性が高い。
すっきりしないモヤモヤが残った。
この後、人間にとって神は、魔族を打ち払ってくれる存在という信仰が根付く。
これはフェイレスが死んだ罪を人間が魔族に着せたからだろうか?
みんな揃ってロクデナシだよ。
ロクデナシ無双だった。
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