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第一話 プロローグ
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「助けて…くれ」
「あんた、誰だよ。どうしてこんな……っ」
よく見ると、甲冑は傷だらけで誰かに襲われた風だった。
「み、水を……」
「ちょっと待っててっ!!」
僕は台所へ走り冷蔵庫からペットボトルの水を持ち出し再びドアに向かった。
倒れたままのその人にペットボトルを突きつける。
「これ、水だから」
「す、すまない……」
甲冑はゆっくりと起き上がると兜を取り素顔を曝した。
すると男だとばかり思っていたが赤い長髪、目元はきりっとした二重、鼻筋が通っていてまるで外国人の女優のような碧眼をした美しい女性だったのだ。
ゴクゴク……ぷは―っ!
「すまない、助かった。この数日何も口にしていなかったのだ。其方はこの屋敷の主か?」
「は? 僕はこの家の息子だけど」
「なんと、ご子息か。これは無礼な事を。申す訳ない」
「それより、あんたどっから来たの? それに何その恰好」
「私はリリー・ブライアン。アルディメイデン王国の剣士だ。ここは何処の国の其方の父は伯爵なのだろう、こんな立派な屋敷を見るのは初めてだっ」
アルディ……なんだそんな国は聞いたことが無いぞ?
それに剣士ってどういう事なんだ?
いったい何を言っている。
僕が唖然としていると再びペットボトルの水を呑み始めた。
やっと落ち着いたのか、目の前のいかれた女性は僕の顔をまじまじと見つめながら話し出した。
「此処は……何処だ?」
「あんた誰だ」
「私は先程言ったではないか」
「どこの国のどんな奴なんだよ。そんな恰好して……剣士? は? 何言ってんの? 人助けだと思って水をあげたんだけど、何? 悪戯? 何処の国? アメリカ人? イタリア人? 日本語分かりますか?」
「何を言っている? アメリカ人? なんだそれは。私はれっきとしたアルディメイデン王国の剣士だ。何度も言わせるな。それよりこの村は何処なのだ?」
話しが通じな―――い。
「あんた、ここ何処か分からないの?」
「ああ」
「ここ『日本』という国の『東京』って所。分かる? アンダースタンド?」
「日本……東京……何なのだ、それは」
全く通じな――――い。
自分の家の前でこれ以上口論することを避けるため一応玄関口までこのいかれた女性を入れることにした。
本当は怖かったのだが、悪ふざけをしている訳じゃないことは目を見ればわかった。
ラノベ作家目指すたる者、これはファンタジーの一口なのかもしれない、そんな訳分からんことを思ってしまったのだった。
「あんた、誰だよ。どうしてこんな……っ」
よく見ると、甲冑は傷だらけで誰かに襲われた風だった。
「み、水を……」
「ちょっと待っててっ!!」
僕は台所へ走り冷蔵庫からペットボトルの水を持ち出し再びドアに向かった。
倒れたままのその人にペットボトルを突きつける。
「これ、水だから」
「す、すまない……」
甲冑はゆっくりと起き上がると兜を取り素顔を曝した。
すると男だとばかり思っていたが赤い長髪、目元はきりっとした二重、鼻筋が通っていてまるで外国人の女優のような碧眼をした美しい女性だったのだ。
ゴクゴク……ぷは―っ!
「すまない、助かった。この数日何も口にしていなかったのだ。其方はこの屋敷の主か?」
「は? 僕はこの家の息子だけど」
「なんと、ご子息か。これは無礼な事を。申す訳ない」
「それより、あんたどっから来たの? それに何その恰好」
「私はリリー・ブライアン。アルディメイデン王国の剣士だ。ここは何処の国の其方の父は伯爵なのだろう、こんな立派な屋敷を見るのは初めてだっ」
アルディ……なんだそんな国は聞いたことが無いぞ?
それに剣士ってどういう事なんだ?
いったい何を言っている。
僕が唖然としていると再びペットボトルの水を呑み始めた。
やっと落ち着いたのか、目の前のいかれた女性は僕の顔をまじまじと見つめながら話し出した。
「此処は……何処だ?」
「あんた誰だ」
「私は先程言ったではないか」
「どこの国のどんな奴なんだよ。そんな恰好して……剣士? は? 何言ってんの? 人助けだと思って水をあげたんだけど、何? 悪戯? 何処の国? アメリカ人? イタリア人? 日本語分かりますか?」
「何を言っている? アメリカ人? なんだそれは。私はれっきとしたアルディメイデン王国の剣士だ。何度も言わせるな。それよりこの村は何処なのだ?」
話しが通じな―――い。
「あんた、ここ何処か分からないの?」
「ああ」
「ここ『日本』という国の『東京』って所。分かる? アンダースタンド?」
「日本……東京……何なのだ、それは」
全く通じな――――い。
自分の家の前でこれ以上口論することを避けるため一応玄関口までこのいかれた女性を入れることにした。
本当は怖かったのだが、悪ふざけをしている訳じゃないことは目を見ればわかった。
ラノベ作家目指すたる者、これはファンタジーの一口なのかもしれない、そんな訳分からんことを思ってしまったのだった。
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