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本編 18.12 - 19.03
死/281/随筆?
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祖父が死んだ。身内に不幸が起こるのは、知るうちではこれで2度目になる。去年、秋口に亡くなった叔母よりも近い人物だった。
午前零時過ぎに、彼は子どもたちと、孫に看取られたそうだ。
『危篤』と呼ばれる状態だったのは知っていた。年を越せないかもしれない、とも聞いていた。
朝を迎えてから、祖父の家へ向かった。笑っていた。幸せそうに見えた。
祖父が死んだ。けれど泣かなかった。突然じゃなかった。肺炎だそうだ。
泣かなかったけど、悲しかった。溺れるほど泣きそうだったのに、一滴も涙は流れなかった。理解できていなかったのかもしれない。これを書いていて、今になって泣きそうになっている。
午前零時過ぎに、彼は子どもたちと、孫に看取られたそうだ。
『危篤』と呼ばれる状態だったのは知っていた。年を越せないかもしれない、とも聞いていた。
朝を迎えてから、祖父の家へ向かった。笑っていた。幸せそうに見えた。
祖父が死んだ。けれど泣かなかった。突然じゃなかった。肺炎だそうだ。
泣かなかったけど、悲しかった。溺れるほど泣きそうだったのに、一滴も涙は流れなかった。理解できていなかったのかもしれない。これを書いていて、今になって泣きそうになっている。
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