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第1章 勇者の誕生
第五話
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館に帰って、俺はラルフに、王から受けた依頼の話をした。
「とりあえず、加勢するのはわかったけど、具体的な日にちや移動方法は?」
「それは……いつもみたいに知らせが届くんじゃないか?」
「ふーん、わかった。」
俺たちの住む館は、町から離れているため、郵便物等はまとめて届くことが多い。恐らく、シエルが行く学校のパンフレットと一緒に届くだろう。
そういえば、王から聞いた噂も話しておくべきだろうか。
そう思い、俺が口を開こうとしたとき、シエルが言った。
「アルバ様、ラルフ様。今日はもう夜遅いので、詳しい話は明日にしませんか?」
「ああ、そうだな。」
確かにシエルの言うとおり、夜が更けて外はもう真っ暗だ。
そんなに急ぐものでもないし、噂については明日話すか。
そこから、俺たちは各自の部屋に戻り、各々眠りについたのだった。
次の日の朝、昨夜予想したとおり、学校のパンフレットと依頼の詳細が届いた。
学校のパンフレットには、学校の地図や入学式の日程など、学校生活に欠かせない情報がたくさん載っていた。学校には寮があるらしく、入学式の前に寮の準備をするらしい。
出発日は一週間後だそうだ。今後、必要になる情報だからと、シエルが隅々まで読んでいる。
俺とラルフが依頼の詳細をみると、出発日はちょうどシエルの出発日と同じ一週間後だった。
「こんなに呑気にしてて大丈夫なのかなぁ。」
「さぁ、大丈夫だって判断したってことじゃないか?」
それから、俺が依頼の詳細を見ていると、気になる言葉があった。
移動手段 : 希望があれば馬車を用意する。
いやいや、それはおかしいだろ。どう考えても時間と人員がかかる。
俺はもちろん断るつもりだが、一応ラルフに聞いてみた。
「移動手段に馬車を用意してもいいらしいが……。」
「アルバ、それ本気で言ってる?館には馬があるのに。」
「俺も同感だ。」
ラルフはとても信じられないという顔をしていた。ラルフも同じ意見のようだし、王には手紙で断っておこう。
そういえば、シエルの方はどうだろうか。
「シエルは、どうやって行くんだ?」
「出発日に学校から迎えが来るらしいです。」
最近の学校はすごいなあ。なら、シエルの移動方法を心配する必要はなさそうだ。
そこで、シエルはふと疑問に思ったのか、俺とラルフに聞いてきた。
「アルバ様とラルフ様も、この学校に通ったことがあるのですか?」
そういえば、俺たちの話はあまりしたことがなかったな。
「俺は魔力がないから、通ってないよ。」
そう、俺には魔力がない。周りの人たちに言われ、いろいろ頑張ってみたが、何も起きなかった。
そのことが発覚してから、俺は剣一筋だと決心した。
「では、ラルフ様は?」
「僕は魔法が使えるけど、通ってない。そもそも、この国の住人じゃないからね。」
「どういうことですか。」
「僕は、どこの国にも属さないような辺境の村で生まれたんだ。」
「そうだったのですね。」
「そう、だから学校に通うのは義務じゃなかったんだよ~。」
学校とか面倒だし楽できてよかった、とラルフは笑う。
ところで、と言ってラルフは話を切り出してきた。
「シエル君って字、書けるの?」
確かに、シエルが文字を書いているところは見たことがないし、俺も教えたことはないなと思った。
これから学校に通うのなら読み書きは必須だろう。
俺は少し不安だったが、シエルは答えた。
「以前、本を読みながら覚えたので、書けると思います。」
「えっ!!」
実際に書かせてみると、シエルはすらすらと書いていた。
これなら、学校でも心配はなさそうだと、安心した。
とりあえず、シエルはいろいろと準備が必要だということで部屋に戻っていった。
そこで、俺はラルフに王から聞いた噂を話した。
ラルフの反応は、へぇー、と思っていたよりも軽い反応だった。
「あまりにも、反応が軽すぎないか?」
「いや、僕とアルバがいればなんとかなるでしょ。スパイの方も、僕らが何か重要機密を持っているわけでもないんだし。」
「確かにそうか。」
俺がラルフの意見に納得していると、ラルフが聞いてきた。
「ちなみに、スパイって王国にいるかも知れないの?それとも、今度行く場所?」
「さあな。その辺は特に言ってなかったから。」
「ふーん。」
ラルフは興味も無さそうに返事を返すと、じゃ、と言って部屋へと戻っていった。
俺も考えたいことがあったので、少しテーブルを片付けたあと、部屋に戻った。
さて、俺の考えたいことだが、それはすなわち勇者の剣の鞘をどうするかである。
なにか適当に大きさが合うやつを探すか、と思って剣をおいてあった机をみると、なぜか剣が鞘におさまっているではないか。
まさか、侵入者かと思ったが、誰かが入った形跡も盗まれた形跡もなかった。そもそも、鞘だけおいて帰る侵入者ってなんだよ。
試しに剣を持ち、聞いてみる。まさか、返事が帰ってこないよな……?
「この鞘って、勇者の剣専用のか?」
剣が、ピカッとほんの少し光った。そうだ、と言っているような気がした。
とりあえず、これで鞘の問題は解決しただろう。
すると、ドアにノックの音が聞こえ、返事をすると、シエルが入ってきた。
「外で遊びたいのですが、よろしいでしょうか。」
「館の近くだったら、安全だし、いいよ。俺もすぐにいく。」
「わかりました。」
そういうと、シエルは部屋から走って出ていった。
そういえば、シエルが外で遊びたいと言うのは、初めてだな。
俺は、勇者の剣をきちんと片付けてから、外に向かうことにした。
ラルフも外で遊びたかったらしい。
さっき、ラルフがシエルの見えていないところで、地面に手をついて魔法を仕掛けていた。今は、少し遠くでそこら辺のスライムをぷにぷにしている。
今、俺はちょっと高い所に座って、スライムと遊ぶシエルを眺めていたのだが、いたずらをしようとしているラルフが見えてしまった。
シエルに伝えるべきか、ラルフを叱るべきか、迷っていたときだった。
「わぁっ!?」
シエルが丁度ラルフが仕掛けた魔法の上を通り、穴に落ちていった。ラルフが仕掛けたのは、落とし穴だったらしい。
ラルフは、シエルがきれいに罠にはまったところを見て、大爆笑していた。
「そんなに笑わないでください。」
「いや、だって、こんなにもきれいに嵌まると思ってなかったから。」
シエルは落とし穴から抜け出したが、その先にも落とし穴があったらしく、また、シエルが落ちた。
「あはははは、お腹痛いよ。」
そのシエルの様子を見て、ラルフはしばらく爆笑している。
穴から抜け出したシエルが聞いた。シエルは少し不満げである。
「そんなに面白いですか。」
「よく言うじゃん。他人の不幸は蜜の味ってね。」
ラルフはとても満足そうである。
「最近、アルバは僕の罠に嵌まってくれなくなったから、少し退屈してたんだよね~。」
確かに最近は、なんとなく気配で罠があるかどうかわかるようになっていた。いや、罠に慣れたと言ったほうが正しいか。
昔は、俺もよくシエルのように罠に嵌まり、ラルフにからかわれ、遊ばれていた。
「ほどほどにしとけよー!」
「は~い!」
俺が大声でラルフに伝えると、ラルフは返事をする。
こうやって、平和にのんびり過ごせるのも今だけかもしれない。シエルには学業があり、俺とラルフには依頼がある。それに、俺は勇者としても活躍しないといけなくなるだろうから、これから忙しくなるだろう。
たまには遊ぶのも悪くないかもしれない、そう思い、俺はシエルとラルフに駆け寄ったのだった。
まあ、そのとき少し油断していて、俺はまだ残っていた落とし穴に落ち、ラルフに笑われるのだが……。
「とりあえず、加勢するのはわかったけど、具体的な日にちや移動方法は?」
「それは……いつもみたいに知らせが届くんじゃないか?」
「ふーん、わかった。」
俺たちの住む館は、町から離れているため、郵便物等はまとめて届くことが多い。恐らく、シエルが行く学校のパンフレットと一緒に届くだろう。
そういえば、王から聞いた噂も話しておくべきだろうか。
そう思い、俺が口を開こうとしたとき、シエルが言った。
「アルバ様、ラルフ様。今日はもう夜遅いので、詳しい話は明日にしませんか?」
「ああ、そうだな。」
確かにシエルの言うとおり、夜が更けて外はもう真っ暗だ。
そんなに急ぐものでもないし、噂については明日話すか。
そこから、俺たちは各自の部屋に戻り、各々眠りについたのだった。
次の日の朝、昨夜予想したとおり、学校のパンフレットと依頼の詳細が届いた。
学校のパンフレットには、学校の地図や入学式の日程など、学校生活に欠かせない情報がたくさん載っていた。学校には寮があるらしく、入学式の前に寮の準備をするらしい。
出発日は一週間後だそうだ。今後、必要になる情報だからと、シエルが隅々まで読んでいる。
俺とラルフが依頼の詳細をみると、出発日はちょうどシエルの出発日と同じ一週間後だった。
「こんなに呑気にしてて大丈夫なのかなぁ。」
「さぁ、大丈夫だって判断したってことじゃないか?」
それから、俺が依頼の詳細を見ていると、気になる言葉があった。
移動手段 : 希望があれば馬車を用意する。
いやいや、それはおかしいだろ。どう考えても時間と人員がかかる。
俺はもちろん断るつもりだが、一応ラルフに聞いてみた。
「移動手段に馬車を用意してもいいらしいが……。」
「アルバ、それ本気で言ってる?館には馬があるのに。」
「俺も同感だ。」
ラルフはとても信じられないという顔をしていた。ラルフも同じ意見のようだし、王には手紙で断っておこう。
そういえば、シエルの方はどうだろうか。
「シエルは、どうやって行くんだ?」
「出発日に学校から迎えが来るらしいです。」
最近の学校はすごいなあ。なら、シエルの移動方法を心配する必要はなさそうだ。
そこで、シエルはふと疑問に思ったのか、俺とラルフに聞いてきた。
「アルバ様とラルフ様も、この学校に通ったことがあるのですか?」
そういえば、俺たちの話はあまりしたことがなかったな。
「俺は魔力がないから、通ってないよ。」
そう、俺には魔力がない。周りの人たちに言われ、いろいろ頑張ってみたが、何も起きなかった。
そのことが発覚してから、俺は剣一筋だと決心した。
「では、ラルフ様は?」
「僕は魔法が使えるけど、通ってない。そもそも、この国の住人じゃないからね。」
「どういうことですか。」
「僕は、どこの国にも属さないような辺境の村で生まれたんだ。」
「そうだったのですね。」
「そう、だから学校に通うのは義務じゃなかったんだよ~。」
学校とか面倒だし楽できてよかった、とラルフは笑う。
ところで、と言ってラルフは話を切り出してきた。
「シエル君って字、書けるの?」
確かに、シエルが文字を書いているところは見たことがないし、俺も教えたことはないなと思った。
これから学校に通うのなら読み書きは必須だろう。
俺は少し不安だったが、シエルは答えた。
「以前、本を読みながら覚えたので、書けると思います。」
「えっ!!」
実際に書かせてみると、シエルはすらすらと書いていた。
これなら、学校でも心配はなさそうだと、安心した。
とりあえず、シエルはいろいろと準備が必要だということで部屋に戻っていった。
そこで、俺はラルフに王から聞いた噂を話した。
ラルフの反応は、へぇー、と思っていたよりも軽い反応だった。
「あまりにも、反応が軽すぎないか?」
「いや、僕とアルバがいればなんとかなるでしょ。スパイの方も、僕らが何か重要機密を持っているわけでもないんだし。」
「確かにそうか。」
俺がラルフの意見に納得していると、ラルフが聞いてきた。
「ちなみに、スパイって王国にいるかも知れないの?それとも、今度行く場所?」
「さあな。その辺は特に言ってなかったから。」
「ふーん。」
ラルフは興味も無さそうに返事を返すと、じゃ、と言って部屋へと戻っていった。
俺も考えたいことがあったので、少しテーブルを片付けたあと、部屋に戻った。
さて、俺の考えたいことだが、それはすなわち勇者の剣の鞘をどうするかである。
なにか適当に大きさが合うやつを探すか、と思って剣をおいてあった机をみると、なぜか剣が鞘におさまっているではないか。
まさか、侵入者かと思ったが、誰かが入った形跡も盗まれた形跡もなかった。そもそも、鞘だけおいて帰る侵入者ってなんだよ。
試しに剣を持ち、聞いてみる。まさか、返事が帰ってこないよな……?
「この鞘って、勇者の剣専用のか?」
剣が、ピカッとほんの少し光った。そうだ、と言っているような気がした。
とりあえず、これで鞘の問題は解決しただろう。
すると、ドアにノックの音が聞こえ、返事をすると、シエルが入ってきた。
「外で遊びたいのですが、よろしいでしょうか。」
「館の近くだったら、安全だし、いいよ。俺もすぐにいく。」
「わかりました。」
そういうと、シエルは部屋から走って出ていった。
そういえば、シエルが外で遊びたいと言うのは、初めてだな。
俺は、勇者の剣をきちんと片付けてから、外に向かうことにした。
ラルフも外で遊びたかったらしい。
さっき、ラルフがシエルの見えていないところで、地面に手をついて魔法を仕掛けていた。今は、少し遠くでそこら辺のスライムをぷにぷにしている。
今、俺はちょっと高い所に座って、スライムと遊ぶシエルを眺めていたのだが、いたずらをしようとしているラルフが見えてしまった。
シエルに伝えるべきか、ラルフを叱るべきか、迷っていたときだった。
「わぁっ!?」
シエルが丁度ラルフが仕掛けた魔法の上を通り、穴に落ちていった。ラルフが仕掛けたのは、落とし穴だったらしい。
ラルフは、シエルがきれいに罠にはまったところを見て、大爆笑していた。
「そんなに笑わないでください。」
「いや、だって、こんなにもきれいに嵌まると思ってなかったから。」
シエルは落とし穴から抜け出したが、その先にも落とし穴があったらしく、また、シエルが落ちた。
「あはははは、お腹痛いよ。」
そのシエルの様子を見て、ラルフはしばらく爆笑している。
穴から抜け出したシエルが聞いた。シエルは少し不満げである。
「そんなに面白いですか。」
「よく言うじゃん。他人の不幸は蜜の味ってね。」
ラルフはとても満足そうである。
「最近、アルバは僕の罠に嵌まってくれなくなったから、少し退屈してたんだよね~。」
確かに最近は、なんとなく気配で罠があるかどうかわかるようになっていた。いや、罠に慣れたと言ったほうが正しいか。
昔は、俺もよくシエルのように罠に嵌まり、ラルフにからかわれ、遊ばれていた。
「ほどほどにしとけよー!」
「は~い!」
俺が大声でラルフに伝えると、ラルフは返事をする。
こうやって、平和にのんびり過ごせるのも今だけかもしれない。シエルには学業があり、俺とラルフには依頼がある。それに、俺は勇者としても活躍しないといけなくなるだろうから、これから忙しくなるだろう。
たまには遊ぶのも悪くないかもしれない、そう思い、俺はシエルとラルフに駆け寄ったのだった。
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