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朝からあんなドタバタを目にしたわけだが、校内ではさほどその話はされていなかった。
などと思いながら女子たちが話をしていたり、先生たちが行き交う廊下を通る。
1回のピロティに行けばクラスわけがわかると言うので、行ってみると俺の体より大きなスマートフォンのような端末にクラス分けが書いてある。
(ええと、俺のクラスは...1年4組か)
クラスを確認した俺は早速教室へ向かう。
さすがに知らない人達だらけの教室に入るのに緊張してしまう。
(緊張してきたな...友達できるかな...)
などと不安な気持ちを抱えたまま教室へ足を運ぶ。
1年生の教室は四回にあるようで、その移動には階段を使う。
この学校にはエレベーターもあるのだが、エレベーターは先生専用らしい。
まったく、ケチしないでのせてくれればいいものを。
とかいう不満を言いつつも4階まで上がる。
4階に着くと先程のような不満も消え、緊張でいっぱいになった。
階段を登っていた時から同級生も一緒に上がっていたのだが、彼らも緊張しているのか、トイレに行く人も居れば足早に上がっていく人もいた。
そして俺と同じクラスの人とは今のところ見つけておらず、とうとう教室についてしまったというわけだ。
深呼吸一つして、扉を開ける。
扉を開けると、教室は静かだった。やはり緊張感で溢れており、本を読んだり、机にうつ伏せになっている人が多かった。
黒板で机の位置が窓際であることを確認した俺は担任が来るまでの間、トイレに行くことにした。
トイレは綺麗で、どこにでもあるような洋式のものが並んでいた。
ここでこの学校について整理しておく。
この学校、法座高校は、近年魔法を使うことに成功した人類のうちの日本人が設立した主に魔法を学ぶための学校である。
それゆえに魔法と名のつく学科は筆記試験の難易度は低く、結構な合格者が出たらしい。
だが合格者全員が学べるわけもなく、二次試験の適性検査では半数が落ちている。
そんな魔法学科には魔法による戦闘方法を学び、法警(法使警官)を目指すものが多く志望する「戦闘技術科」、魔法の技術を現代技術の発展に役立たせることを目標とする「工学科」、その他「情報化」、「医学科」など色々な分野がある。
俺はそのうちの戦闘技術科である。
過去にあったことから昔から法警を目指していたからである。
とまあ整理しているうちにホームルームの時間である。
おれは再び緊張感溢れていた教室へ足を運ぶ。
席についてすぐ、担任が入ってきた。
担任は男の先生でガッチリした体つきをしている。話があるとのことなので全員顔をそちらに向ける。
「入学おめでとう。いまから入学式を行うので体育館に移動してもらう。そのあと寮でのルームメイトを発表するが、その前に戦闘技術科の諸君らは購買で何か一つ、魔法適性のある武器を買って体育館2階にこい。以上だ。」
そう言われて改めてこの法座高校の伝統行事(と言ってもまだ設立されてすぐなのだが)である入学式戦闘力テストの存在を全員が再認識する。
毎年このテストで戦闘技術科の人数は
半分になると言われている。
などと思いながら女子たちが話をしていたり、先生たちが行き交う廊下を通る。
1回のピロティに行けばクラスわけがわかると言うので、行ってみると俺の体より大きなスマートフォンのような端末にクラス分けが書いてある。
(ええと、俺のクラスは...1年4組か)
クラスを確認した俺は早速教室へ向かう。
さすがに知らない人達だらけの教室に入るのに緊張してしまう。
(緊張してきたな...友達できるかな...)
などと不安な気持ちを抱えたまま教室へ足を運ぶ。
1年生の教室は四回にあるようで、その移動には階段を使う。
この学校にはエレベーターもあるのだが、エレベーターは先生専用らしい。
まったく、ケチしないでのせてくれればいいものを。
とかいう不満を言いつつも4階まで上がる。
4階に着くと先程のような不満も消え、緊張でいっぱいになった。
階段を登っていた時から同級生も一緒に上がっていたのだが、彼らも緊張しているのか、トイレに行く人も居れば足早に上がっていく人もいた。
そして俺と同じクラスの人とは今のところ見つけておらず、とうとう教室についてしまったというわけだ。
深呼吸一つして、扉を開ける。
扉を開けると、教室は静かだった。やはり緊張感で溢れており、本を読んだり、机にうつ伏せになっている人が多かった。
黒板で机の位置が窓際であることを確認した俺は担任が来るまでの間、トイレに行くことにした。
トイレは綺麗で、どこにでもあるような洋式のものが並んでいた。
ここでこの学校について整理しておく。
この学校、法座高校は、近年魔法を使うことに成功した人類のうちの日本人が設立した主に魔法を学ぶための学校である。
それゆえに魔法と名のつく学科は筆記試験の難易度は低く、結構な合格者が出たらしい。
だが合格者全員が学べるわけもなく、二次試験の適性検査では半数が落ちている。
そんな魔法学科には魔法による戦闘方法を学び、法警(法使警官)を目指すものが多く志望する「戦闘技術科」、魔法の技術を現代技術の発展に役立たせることを目標とする「工学科」、その他「情報化」、「医学科」など色々な分野がある。
俺はそのうちの戦闘技術科である。
過去にあったことから昔から法警を目指していたからである。
とまあ整理しているうちにホームルームの時間である。
おれは再び緊張感溢れていた教室へ足を運ぶ。
席についてすぐ、担任が入ってきた。
担任は男の先生でガッチリした体つきをしている。話があるとのことなので全員顔をそちらに向ける。
「入学おめでとう。いまから入学式を行うので体育館に移動してもらう。そのあと寮でのルームメイトを発表するが、その前に戦闘技術科の諸君らは購買で何か一つ、魔法適性のある武器を買って体育館2階にこい。以上だ。」
そう言われて改めてこの法座高校の伝統行事(と言ってもまだ設立されてすぐなのだが)である入学式戦闘力テストの存在を全員が再認識する。
毎年このテストで戦闘技術科の人数は
半分になると言われている。
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