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28話目:現場捜査
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「どうも。先程連絡をした公安の氷室です。色々確認したいことがあるので捜査を指揮してる方を呼んでいただけますか?」
氷室はショッピングモールの入り口で慌ただしく動く警官を捕まえると、警察手帳を見せながら尋ねる。話しかけられた警官は怪訝な顔を浮かべながらも、無線で連絡をし始める。少しの間、無線で話す警官を氷室とその部下の名瀬は見つめていたが、ふとショッピングモールの中を小走りで走ってくる小太りで斑に白髪が混じった壮年の男がガラス越しに現れた。
「いやいや、すみません。部下に連絡が届いていなかったようでして。あ、私はこの捜査現場を任されている昭島署の桑島です」
「いえいえ、こちらの方こそ無理を言ってこちらにお邪魔させていただいたんですから、大丈夫ですよぉ。私は警視庁公安課で副局長をしてます氷室と申します。あ、横にいるのは私の部下の名瀬です。それで、早速中を見ても?」
「ええ。今は検視官が中の仏さんを見てますがね。それ以外はなにも動かしていません」
そう言って桑島は立ち入り禁止のテープを持ち上げると、氷室と名瀬を中へと招き入れる。一階のショッピングモールの入り口を抜け、そして両脇にテナントがある通路を歩きながら、氷室はショッピングモール内を観察していが、ぽつりと桑島が口を開く。
「…氷室さん、私、警察官になってから30年で色々な現場を見てきました。それこそ、ヤクザのカチコミで銃撃されて蜂の巣になった事務所とかね。でも、今回のはそんなレベルを超えていますよ」
「…事件現場の写真を事前に頂かなければ、私だって信じられませんよぉ。戦争映画のワンシーンを冗談で送りました、と言われたほうが納得します」
「…あの、氷室さん」
桑島と氷室の会話に割って入る名瀬。そして氷室は名瀬が何を言いたいのか最後まで聞かなくとも理解できた。少しばかり遠くに見える床に被せられたブルーシート、その中は見えなくとも膨らみからそれが何かであるか名瀬には理解できた。
「…これは、また。本当に何があったんですかねぇ」
氷室は驚きまじりに見たままの感想を述べる。何箇所も硬い床が抉れて基材のコンクリートが露出し、さらには辺り一面にブルーシートでは覆い隠せない程の血溜まりと肉片らしきものが無造作に転がっていた。いくつかのテナントのガラスは大破し、テナント内の棚まで吹き飛んでいた。
まるで戦争映画のワンシーンだ。
名瀬は先程の氷室と同じ感想を持つ。拳銃程度ではありえない破壊後が目の前に広がっていた。そしてふと何枚も重ねられた一際大きい床のビニールシートに近づくと、それをずらす。
「うっ」
名瀬は思わず吐き気が込み上げる。
"縦"に潰れた、男か女かすらわからない死体がそこにあった。ショックで思わず後退りした拍子に、ビニールシートを持ったままであったためにさらにシートをめくってしまう。
「…こんな死体、どうやって殺されたら"こう"なるんでしょうねぇ」
いくつも縦に潰された死体が、オブジェのように密集していた。氷室は冷静にその死体を眺めていたが、名瀬はその凄惨な死体群を見て思わず近くのトイレへと駆け込んでいく。小さく聞こえる嗚咽音を聞きながら、桑島は氷室へと向き直る。
「まあ、うちの若いやつも何人もこの死体を見てぶっ倒れましたからね。吐くだけならうちのより気丈なお嬢さんだ」
「あれでも私の部下ですからねぇ、見所がなきゃとっくに見限ってますよぉ。 …さて、それで本題に入りましょうか。"牛の化け物"とそれと戦う"何か"が監視カメラに映っていたと? 写真では粗くてよくわかりませんでしたが」
「ええ、途中からモザイクが酷くなってわからないんですが。映像解析に回しましたが、まずは見て頂こうと―――」
「うわぁあああー!???」
桑島がそこまで喋ったとき、あるテナントから叫び声が上がる。氷室と桑島が何事かとそちらを見ると、テナントから真っ黒な人型が飛び出してくる。それは陰謀団の戦闘員であったが、氷室も桑島も知る由がない。しかし、氷室と桑島は同時に腰から拳銃を引き抜くと、戦闘員《シャドウ》の脚に狙いを定める。
「桑島さん、あれ。牛の化け物の隣にいた人によく似てますねぇ?」
「そうですね…。おい、お前! すぐに止まって地面に伏せろ!」
戦闘員《シャドウ》は桑島の静止を聞かずにまっすぐに2人の元へと走ってくる。10メートル、7メートル、5メートル…近づく戦闘員《シャドウ》に対して、とうとう桑島は戦闘員《シャドウ》の脚目掛けて発砲する。同時に氷室も正確な射撃で戦闘員《シャドウ》の太ももに向けて発砲する。
「…嘘でしょう?」
太ももを正確に捉えた銃弾は甲高い金属音を伴って弾かれる。そしてあっけに取られた氷室と桑島は戦闘員《シャドウ》にぶつかられ、吹き飛ばされる。氷室が体制を立て直して戦闘員《シャドウ》を目で追ったときには、壁を蹴って跳躍して割れた天窓を飛び出すところであった。
「…あれは、一体なんなんでしょうか」
「さあ…?」
消えた戦闘員《シャドウ》の姿を追うように、ただただその天窓を2人して見つめるばかりであった。
氷室はショッピングモールの入り口で慌ただしく動く警官を捕まえると、警察手帳を見せながら尋ねる。話しかけられた警官は怪訝な顔を浮かべながらも、無線で連絡をし始める。少しの間、無線で話す警官を氷室とその部下の名瀬は見つめていたが、ふとショッピングモールの中を小走りで走ってくる小太りで斑に白髪が混じった壮年の男がガラス越しに現れた。
「いやいや、すみません。部下に連絡が届いていなかったようでして。あ、私はこの捜査現場を任されている昭島署の桑島です」
「いえいえ、こちらの方こそ無理を言ってこちらにお邪魔させていただいたんですから、大丈夫ですよぉ。私は警視庁公安課で副局長をしてます氷室と申します。あ、横にいるのは私の部下の名瀬です。それで、早速中を見ても?」
「ええ。今は検視官が中の仏さんを見てますがね。それ以外はなにも動かしていません」
そう言って桑島は立ち入り禁止のテープを持ち上げると、氷室と名瀬を中へと招き入れる。一階のショッピングモールの入り口を抜け、そして両脇にテナントがある通路を歩きながら、氷室はショッピングモール内を観察していが、ぽつりと桑島が口を開く。
「…氷室さん、私、警察官になってから30年で色々な現場を見てきました。それこそ、ヤクザのカチコミで銃撃されて蜂の巣になった事務所とかね。でも、今回のはそんなレベルを超えていますよ」
「…事件現場の写真を事前に頂かなければ、私だって信じられませんよぉ。戦争映画のワンシーンを冗談で送りました、と言われたほうが納得します」
「…あの、氷室さん」
桑島と氷室の会話に割って入る名瀬。そして氷室は名瀬が何を言いたいのか最後まで聞かなくとも理解できた。少しばかり遠くに見える床に被せられたブルーシート、その中は見えなくとも膨らみからそれが何かであるか名瀬には理解できた。
「…これは、また。本当に何があったんですかねぇ」
氷室は驚きまじりに見たままの感想を述べる。何箇所も硬い床が抉れて基材のコンクリートが露出し、さらには辺り一面にブルーシートでは覆い隠せない程の血溜まりと肉片らしきものが無造作に転がっていた。いくつかのテナントのガラスは大破し、テナント内の棚まで吹き飛んでいた。
まるで戦争映画のワンシーンだ。
名瀬は先程の氷室と同じ感想を持つ。拳銃程度ではありえない破壊後が目の前に広がっていた。そしてふと何枚も重ねられた一際大きい床のビニールシートに近づくと、それをずらす。
「うっ」
名瀬は思わず吐き気が込み上げる。
"縦"に潰れた、男か女かすらわからない死体がそこにあった。ショックで思わず後退りした拍子に、ビニールシートを持ったままであったためにさらにシートをめくってしまう。
「…こんな死体、どうやって殺されたら"こう"なるんでしょうねぇ」
いくつも縦に潰された死体が、オブジェのように密集していた。氷室は冷静にその死体を眺めていたが、名瀬はその凄惨な死体群を見て思わず近くのトイレへと駆け込んでいく。小さく聞こえる嗚咽音を聞きながら、桑島は氷室へと向き直る。
「まあ、うちの若いやつも何人もこの死体を見てぶっ倒れましたからね。吐くだけならうちのより気丈なお嬢さんだ」
「あれでも私の部下ですからねぇ、見所がなきゃとっくに見限ってますよぉ。 …さて、それで本題に入りましょうか。"牛の化け物"とそれと戦う"何か"が監視カメラに映っていたと? 写真では粗くてよくわかりませんでしたが」
「ええ、途中からモザイクが酷くなってわからないんですが。映像解析に回しましたが、まずは見て頂こうと―――」
「うわぁあああー!???」
桑島がそこまで喋ったとき、あるテナントから叫び声が上がる。氷室と桑島が何事かとそちらを見ると、テナントから真っ黒な人型が飛び出してくる。それは陰謀団の戦闘員であったが、氷室も桑島も知る由がない。しかし、氷室と桑島は同時に腰から拳銃を引き抜くと、戦闘員《シャドウ》の脚に狙いを定める。
「桑島さん、あれ。牛の化け物の隣にいた人によく似てますねぇ?」
「そうですね…。おい、お前! すぐに止まって地面に伏せろ!」
戦闘員《シャドウ》は桑島の静止を聞かずにまっすぐに2人の元へと走ってくる。10メートル、7メートル、5メートル…近づく戦闘員《シャドウ》に対して、とうとう桑島は戦闘員《シャドウ》の脚目掛けて発砲する。同時に氷室も正確な射撃で戦闘員《シャドウ》の太ももに向けて発砲する。
「…嘘でしょう?」
太ももを正確に捉えた銃弾は甲高い金属音を伴って弾かれる。そしてあっけに取られた氷室と桑島は戦闘員《シャドウ》にぶつかられ、吹き飛ばされる。氷室が体制を立て直して戦闘員《シャドウ》を目で追ったときには、壁を蹴って跳躍して割れた天窓を飛び出すところであった。
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