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第七話 ゆうしゃの ようすが おかしい!▼
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──腐っている。
脳裏に浮かぶのは、焼け爛れた記憶の断片。ひんやりとした空気が、剥き出しの肌の上を這い回る。微かに、木の香りがした。
(……まだ、生きている?)
ゆっくりと目を開ける。知らない天井が、網膜に焼きつく。
生きているのが不思議だった。心臓の鼓動が、重苦しく響く。毒に蝕まれた体は鉛のように重く、指一本すら動かすのがやっとだった。
(死んだ方が、楽だったのに……)
それでも、私はここにいる。呼吸をし、痛みを感じている。それが何より不思議だった。
ゆっくりと視線を巡らせると、自分が粗末なベッドの上に寝かされていることに気づいた。隣には、見知らぬ男性が、床に敷かれた毛皮の上で眠っている。
彼の寝息は静かで、規則正しい。その顔には、疲労の色が濃く滲んでいた。
生きている。ならば、思い出さなくては。この身に刻まれた痛みの理由を。記憶の糸を、おぼつかない手つきで手繰り寄せる。
そうだ、わたくしは……私は、勇者エリス・サンライト。聖王国セレスティアの王女にして、光明神に選ばれし、魔王を討伐する者。
幼い頃から、私は特別だった。王宮の奥深く、光の届かない部屋で、私は来る日も来る日も祈りを捧げた。聖書を読み、魔法を学び、剣の稽古に励んだ。
「エリス様は、私たちの希望です」
「エリス様は、世界を救うお方です」
周囲の人々は、私に期待を寄せた。その言葉は、私を縛り付ける鎖のようだった。
(……寂しかった)
友達も、家族との温かい時間も、私には許されなかった。
10歳の誕生日、父は私に美しい銀のロケットペンダントを贈ってくれた。
「エリス、お前は強い子だ。このロケットがお前を守ってくれるだろう」
父の優しい笑顔が、今でも忘れられない。
16歳の時、私は神託を受けた。魔王を倒す勇者として選ばれたのだ。その時、私は初めて自分の存在意義を見出した気がした。
(これで、やっとみんなの役に立てる)
アルカディア王国の騎士レオナルト、商業都市同盟から来た魔術師カサンドラ。幼馴染の神官セラフィナ、旅の途中で仲間になった斥候のシャドウ。世界各国が一丸となって魔王討伐に協力しているのだ。彼らと共に歩んだ旅路。笑い合い、学び合い、時には涙を流した。そう、私は信じていた──彼らとなら、どんな闇でも超えられると。
──だが、現実は無慈悲だった。
(魔王……!)
その名を思い出した瞬間、全身を悪寒が駆け抜けた。闇よりも深い漆黒の鎧。虚無を映す赤い瞳。その圧倒的な力の前には、聖剣も、光魔法も、まるで意味をなさなかった。
敗北。絶望。そして――死。絶望的な力の差。仲間の悲鳴。
焼けるような痛みが腕に走る。
(毒……!?)
そうだ、毒だ。魔王が放った、呪われた毒。あれはただの毒ではない。肉体を蝕むだけでなく、精神をも侵す邪悪な呪詛。聖王国には、古くから伝わる禁書がある。その中に、魔王が使う呪われた毒についての記述があった。禁書に記されていた──魔王の毒は、触れた者の魔力を喰らい、命を奪う。それだけではない。この毒に侵された者に触れた者も、同じ運命を辿るのだ。
聖王国から派遣された騎士が私を教会に運ぼうとして──次の瞬間、彼の腕は瞬時に溶け落ちた。幾年もの間鍛え上げた彼の屈強な腕が、一瞬で血と肉の混ざった液体と化して溶けていく。
――ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい……!
彼の絶叫が脳にこびりつく。私が弱いから。私が負けたから。
――私が、勇者になったから。
――全て私のせいだ。
魔王の毒は、心をも蝕む。光は闇に。希望は絶望に。愛は憎悪に。まるで、心を黒い泥で塗りつぶされていくような感覚。その毒は勇者の力をもってしても完全には抗えない。聖なる光は闇の侵食を遅らせることはできても、完全に消し去ることはできなかった。
正気を保つために、どれほどの精神力を消耗したことだろう。絶望に染まりそうになる心を、必死に繋ぎ止めていた。けれど、それも限界だった。
(このままでは、わたくしは……!)
魔王の毒は、最終的に感染者を術者の傀儡へと変える。仲間との絆を否定し、自らの望むように全てを書き換える独りよがりの魔法。勇者が操られ、あまつさえ自らの手で仲間を手にかけること。それだけは、絶対に避けなければならなかった。
だから、わたくしは……逃げた。
聖王国から、仲間から、全てから。幾度となく自分を責めた。
――ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい……!
襤褸切れのようになった仲間たち。守れなかった人々。私を助けようとして毒に侵され――かつての仲間に、その命を絶たれた騎士。
――そうだ、わたくしは永遠に一人なんだ。
ひたすら逃げた。魔王軍の追手を切り伏せて、どこへ行く当てもなく、ただひたすらに。魔王の支配が及ばない場所へ。誰にも会わない場所へ。
そして――彼に出会った。
深い森の中で、意識を失い、倒れていたところを……たぶん、彼に助けられた。
――寂しい。それが、人生で最後に感じた感情になるはずだったのに。
倒れてからのことを思い出そうとする。痛みに満ちた世界から引きずり出そうとする魔王の深い瘴気の中で、誰かがずっと自分のことを呼んでいた。
触れただけの人間すら蝕むと、彼はきっと知らなかった。それでも毒の気配は分かったはずだ。唇が震える。どうして? 私は呪われているのに。この毒は触れるだけで伝染する。聖王国が私を追討したのは、そのせいだ。ふつうの人間なら、決して他人に触れなかっただろう。危険だから。怖いから。でも、彼は迷わなかった。その無謀さが、胸を締め付けるほど愛おしい。
温かい。
彼の存在が、彼の優しさが、凍てついた心を溶かしていく。
この温もりを、失いたくない。ずっと、このままでいたい。彼に触れていたい。彼の声を聞いていたい。彼の全てを、この目に焼き付けておきたい。
(ああ……駄目……。これは……)
心の奥底から、ドロドロとした、熱い何かが込み上げてくる。それは、愛? いいえ、違う。もっと、深く、重く、暗いなにか。分かっていても抗えない、濁りきった欲望。
独占欲。執着。狂気。
(いけない……! こんなことを考えては……!)
理性で抑えようとしても、感情の奔流は止まらない。魔王の毒が心の奥底で囁いているかのようだ。彼を独り占めすればいい。誰にも渡すな。邪魔者は排除しろ――!
(違う……! わたくしは、そんなこと……!)
魔王。かつて誰のことも信じず、自らの力だけを恃み魔に堕ちた数千年前の誰か。その力の一部が私に語り掛ける。甘く、優しく、抗い難い声で。
(ああ……でも……)
もし、彼が他の誰かに微笑みかけたら? もし、彼が他の誰かを助けたら? もし、彼が他の誰かを愛して……私のことを、見放してしまったら?
想像しただけで、胸が張り裂けそうになる。嫉妬。憎悪。絶望。今までに感じたことのないほどの痛み。負の感情が、濁流のように押し寄せてくる。
(嫌……! 嫌……! 嫌……!)
この手で、彼を縛りつけたい。この毒ごと、私を受け入れて欲しい。
彼はわたくしの、私だけの――!
「……おはようございます、冒険者さん」
そう口にすると、エリスは穏やかな笑みを浮かべた。この瞬間をずっと待っていた。疲れ切っていて、なのに無垢な瞳。それが私を見つめた瞬間、胸の奥で何かが弾けた。
真っ黒で吸い込まれそうな目は、微睡みを残しつつも確かに私を見つめている――ああ、どんな宝石よりも美しい。
思わず彼の手にほんの少しだけ触れて、それから失態に気付く。傷つけないように慎重にと思っていたのに。
――しかし、彼は気にする様子がない。
頭が真っ白になる。
私に触れて何事もなく生きている。それを理解した瞬間、世界の全ての色が目の中に急速に流れ込んできた。
(ああ、もう戻れない)
指先から伝わってくる低い体温と微かな振動、その全てがひどく愛おしい。
――あなたに助けてもらえて、本当に良かった。
声が震える。涙が滲む。
――だって……あなたは、もう……わたくしのもの、でしょう?
細い腕で彼の手を掴む。その肌に私の毒が滲み出ていく感覚があった。
「だ、大丈夫か? ……まだ、ふらつくよな」
彼の声が、遠くで聞こえる。微かな心配と、戸惑いが混じったような響き。
確かに痛い。苦しい。しかし、そんなことはどうでもよかった。国も、魔王も、目の前のことに比べれば!
彼を掴んでもなにも起こらない――なにも、起こらない!
魂が歓喜に震えるのが分かる。この人が私を救ってくれた。この人は傍にいてくれる。私の傍にいて、私に触れてくれる!
絶対に離さない。誰にも渡せない。この毒が、彼を蝕んでも。彼が壊れてしまっても。
──だって、私には彼しかいないのだから。
「――初めまして、リーシャさん。わたくしはエリスと申します。この方には森で倒れていたところを助けていただいて、大変お世話になりました」
そう口にすると、エリスは熱を孕んだ瞳で彼を見つめ、静かに微笑んだ。心に渦巻くドロドロとしたドス黒い感情を、必死に押し殺して。
「――そして今日から、わたくしの命はこの方のものです」
脳裏に浮かぶのは、焼け爛れた記憶の断片。ひんやりとした空気が、剥き出しの肌の上を這い回る。微かに、木の香りがした。
(……まだ、生きている?)
ゆっくりと目を開ける。知らない天井が、網膜に焼きつく。
生きているのが不思議だった。心臓の鼓動が、重苦しく響く。毒に蝕まれた体は鉛のように重く、指一本すら動かすのがやっとだった。
(死んだ方が、楽だったのに……)
それでも、私はここにいる。呼吸をし、痛みを感じている。それが何より不思議だった。
ゆっくりと視線を巡らせると、自分が粗末なベッドの上に寝かされていることに気づいた。隣には、見知らぬ男性が、床に敷かれた毛皮の上で眠っている。
彼の寝息は静かで、規則正しい。その顔には、疲労の色が濃く滲んでいた。
生きている。ならば、思い出さなくては。この身に刻まれた痛みの理由を。記憶の糸を、おぼつかない手つきで手繰り寄せる。
そうだ、わたくしは……私は、勇者エリス・サンライト。聖王国セレスティアの王女にして、光明神に選ばれし、魔王を討伐する者。
幼い頃から、私は特別だった。王宮の奥深く、光の届かない部屋で、私は来る日も来る日も祈りを捧げた。聖書を読み、魔法を学び、剣の稽古に励んだ。
「エリス様は、私たちの希望です」
「エリス様は、世界を救うお方です」
周囲の人々は、私に期待を寄せた。その言葉は、私を縛り付ける鎖のようだった。
(……寂しかった)
友達も、家族との温かい時間も、私には許されなかった。
10歳の誕生日、父は私に美しい銀のロケットペンダントを贈ってくれた。
「エリス、お前は強い子だ。このロケットがお前を守ってくれるだろう」
父の優しい笑顔が、今でも忘れられない。
16歳の時、私は神託を受けた。魔王を倒す勇者として選ばれたのだ。その時、私は初めて自分の存在意義を見出した気がした。
(これで、やっとみんなの役に立てる)
アルカディア王国の騎士レオナルト、商業都市同盟から来た魔術師カサンドラ。幼馴染の神官セラフィナ、旅の途中で仲間になった斥候のシャドウ。世界各国が一丸となって魔王討伐に協力しているのだ。彼らと共に歩んだ旅路。笑い合い、学び合い、時には涙を流した。そう、私は信じていた──彼らとなら、どんな闇でも超えられると。
──だが、現実は無慈悲だった。
(魔王……!)
その名を思い出した瞬間、全身を悪寒が駆け抜けた。闇よりも深い漆黒の鎧。虚無を映す赤い瞳。その圧倒的な力の前には、聖剣も、光魔法も、まるで意味をなさなかった。
敗北。絶望。そして――死。絶望的な力の差。仲間の悲鳴。
焼けるような痛みが腕に走る。
(毒……!?)
そうだ、毒だ。魔王が放った、呪われた毒。あれはただの毒ではない。肉体を蝕むだけでなく、精神をも侵す邪悪な呪詛。聖王国には、古くから伝わる禁書がある。その中に、魔王が使う呪われた毒についての記述があった。禁書に記されていた──魔王の毒は、触れた者の魔力を喰らい、命を奪う。それだけではない。この毒に侵された者に触れた者も、同じ運命を辿るのだ。
聖王国から派遣された騎士が私を教会に運ぼうとして──次の瞬間、彼の腕は瞬時に溶け落ちた。幾年もの間鍛え上げた彼の屈強な腕が、一瞬で血と肉の混ざった液体と化して溶けていく。
――ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい……!
彼の絶叫が脳にこびりつく。私が弱いから。私が負けたから。
――私が、勇者になったから。
――全て私のせいだ。
魔王の毒は、心をも蝕む。光は闇に。希望は絶望に。愛は憎悪に。まるで、心を黒い泥で塗りつぶされていくような感覚。その毒は勇者の力をもってしても完全には抗えない。聖なる光は闇の侵食を遅らせることはできても、完全に消し去ることはできなかった。
正気を保つために、どれほどの精神力を消耗したことだろう。絶望に染まりそうになる心を、必死に繋ぎ止めていた。けれど、それも限界だった。
(このままでは、わたくしは……!)
魔王の毒は、最終的に感染者を術者の傀儡へと変える。仲間との絆を否定し、自らの望むように全てを書き換える独りよがりの魔法。勇者が操られ、あまつさえ自らの手で仲間を手にかけること。それだけは、絶対に避けなければならなかった。
だから、わたくしは……逃げた。
聖王国から、仲間から、全てから。幾度となく自分を責めた。
――ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい……!
襤褸切れのようになった仲間たち。守れなかった人々。私を助けようとして毒に侵され――かつての仲間に、その命を絶たれた騎士。
――そうだ、わたくしは永遠に一人なんだ。
ひたすら逃げた。魔王軍の追手を切り伏せて、どこへ行く当てもなく、ただひたすらに。魔王の支配が及ばない場所へ。誰にも会わない場所へ。
そして――彼に出会った。
深い森の中で、意識を失い、倒れていたところを……たぶん、彼に助けられた。
――寂しい。それが、人生で最後に感じた感情になるはずだったのに。
倒れてからのことを思い出そうとする。痛みに満ちた世界から引きずり出そうとする魔王の深い瘴気の中で、誰かがずっと自分のことを呼んでいた。
触れただけの人間すら蝕むと、彼はきっと知らなかった。それでも毒の気配は分かったはずだ。唇が震える。どうして? 私は呪われているのに。この毒は触れるだけで伝染する。聖王国が私を追討したのは、そのせいだ。ふつうの人間なら、決して他人に触れなかっただろう。危険だから。怖いから。でも、彼は迷わなかった。その無謀さが、胸を締め付けるほど愛おしい。
温かい。
彼の存在が、彼の優しさが、凍てついた心を溶かしていく。
この温もりを、失いたくない。ずっと、このままでいたい。彼に触れていたい。彼の声を聞いていたい。彼の全てを、この目に焼き付けておきたい。
(ああ……駄目……。これは……)
心の奥底から、ドロドロとした、熱い何かが込み上げてくる。それは、愛? いいえ、違う。もっと、深く、重く、暗いなにか。分かっていても抗えない、濁りきった欲望。
独占欲。執着。狂気。
(いけない……! こんなことを考えては……!)
理性で抑えようとしても、感情の奔流は止まらない。魔王の毒が心の奥底で囁いているかのようだ。彼を独り占めすればいい。誰にも渡すな。邪魔者は排除しろ――!
(違う……! わたくしは、そんなこと……!)
魔王。かつて誰のことも信じず、自らの力だけを恃み魔に堕ちた数千年前の誰か。その力の一部が私に語り掛ける。甘く、優しく、抗い難い声で。
(ああ……でも……)
もし、彼が他の誰かに微笑みかけたら? もし、彼が他の誰かを助けたら? もし、彼が他の誰かを愛して……私のことを、見放してしまったら?
想像しただけで、胸が張り裂けそうになる。嫉妬。憎悪。絶望。今までに感じたことのないほどの痛み。負の感情が、濁流のように押し寄せてくる。
(嫌……! 嫌……! 嫌……!)
この手で、彼を縛りつけたい。この毒ごと、私を受け入れて欲しい。
彼はわたくしの、私だけの――!
「……おはようございます、冒険者さん」
そう口にすると、エリスは穏やかな笑みを浮かべた。この瞬間をずっと待っていた。疲れ切っていて、なのに無垢な瞳。それが私を見つめた瞬間、胸の奥で何かが弾けた。
真っ黒で吸い込まれそうな目は、微睡みを残しつつも確かに私を見つめている――ああ、どんな宝石よりも美しい。
思わず彼の手にほんの少しだけ触れて、それから失態に気付く。傷つけないように慎重にと思っていたのに。
――しかし、彼は気にする様子がない。
頭が真っ白になる。
私に触れて何事もなく生きている。それを理解した瞬間、世界の全ての色が目の中に急速に流れ込んできた。
(ああ、もう戻れない)
指先から伝わってくる低い体温と微かな振動、その全てがひどく愛おしい。
――あなたに助けてもらえて、本当に良かった。
声が震える。涙が滲む。
――だって……あなたは、もう……わたくしのもの、でしょう?
細い腕で彼の手を掴む。その肌に私の毒が滲み出ていく感覚があった。
「だ、大丈夫か? ……まだ、ふらつくよな」
彼の声が、遠くで聞こえる。微かな心配と、戸惑いが混じったような響き。
確かに痛い。苦しい。しかし、そんなことはどうでもよかった。国も、魔王も、目の前のことに比べれば!
彼を掴んでもなにも起こらない――なにも、起こらない!
魂が歓喜に震えるのが分かる。この人が私を救ってくれた。この人は傍にいてくれる。私の傍にいて、私に触れてくれる!
絶対に離さない。誰にも渡せない。この毒が、彼を蝕んでも。彼が壊れてしまっても。
──だって、私には彼しかいないのだから。
「――初めまして、リーシャさん。わたくしはエリスと申します。この方には森で倒れていたところを助けていただいて、大変お世話になりました」
そう口にすると、エリスは熱を孕んだ瞳で彼を見つめ、静かに微笑んだ。心に渦巻くドロドロとしたドス黒い感情を、必死に押し殺して。
「――そして今日から、わたくしの命はこの方のものです」
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