現代文ドラッグ

書房すけ

文字の大きさ
19 / 20
狂気の日記

現代文読解練習

しおりを挟む
 上から読んでも下から読んでも同じように読める文を『回文』と言うそうです。今回のテーマは、身近なところにある様に見えて、循環的な性格を持つものの総称は何というのかを学ぶ、ということです。例えば、回文というには短い、文というより言葉を二つあげると、『トマト』『新聞紙』などがあります。それらは、一見無駄な娯楽の一つのように思われるかもしれないが、本質的な意味は、それらの言葉に関したものに基づいている意味を持っている、といえなくない。それ故、一文字ずつ読んで『トマト』という言葉を説明しようとするならば、『新聞紙』を例にあげて説明すると、新聞紙は薄い紙である為に野菜を包みやすく、トマトは例外でなく包みやすいのである。

今の説明がなんとなく、でも分かっただろうか?分からなかった人は自分の読解力を反省すべきである。──「自分は読めた」と思っている人もいると思うので、今の文章の内容に関する簡単な問題を出そうと思う。

▨問題▨
次の4つの文章を読んで、本文の内容に合うかどうかをそれぞれ判別し、正しいものを全て選べ。
①新聞紙は、文学的にいえば、回文であり得る。
②トマトの本来の綴りを考えると、回文ではない、という矛盾は、その意味内において循環している。
③一文字ずつ読むことは、健康に良い。
④トマトは新聞紙の皮膚を内包している。



──正しいものを選んだかな?




──答えは...




──②と④!──間違えた人は要反省!納得するまで解説を読み込もう!




▨解説▨

①「新聞紙は、一文字ずつ読むことにより、トマトと同じように本質的な循環性を持つ」が、「文学的」という記述はない。

②「トマトは本質的な循環的性格をもつ」という本文の内容一致している。

③「一文字ずつ読むことは健康に良い」なんて記述は無い。明らかな間違い。

④「新聞紙の皮膚」という言葉に違和感を感じ、間違っていると判断してしまいがちであるが、本文では「人間に接した娯楽」についても触れられているので、寧ろその方が適切である。



──復習は終わったかな?──終わった人は、今日学んだことを忘れないようにつとめよう!


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...