現代文ドラッグ

書房すけ

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依存性の無い『楽しいこと』は存在するか?

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 「依存性の無い『楽しいこと』は存在するか?」

 という問いに即答できなかった者は、以下の文章を必ず読んで欲しい。

 事象の本質を理解することは、例えば「地球に重力が無かったら人間はどうなる?」などという問い自体が矛盾した問いを生ずる可能性を少なくしてくれる。

 「この問い自体が矛盾している」の意味が分からない人の為に、「地球に重力が無かったら人間はどうなる?」という問いを例にして補足を加えておく。


 重力が無ければ、そもそも重力、正確には万有引力によって生じた地球や人間はそもそも存在しない。つまり、「地球に重力が存在しない」以前に重力が無ければ地球は存在しないので、「地球に重力が無かったら人間はどうなる?」という問い自体存在しようが無い。


 察しの良い人は、次に何が言いたいか、もう気づいているだろう。

 最初の問いも、重力が無かったら?の問いのような論理崩壊が起こっているのである。


 そもそも「楽しい」という感情が、人間という種が、自分にとってプラスになるような行動を促進させる為に作られた、と考えることは論理的に妥当であり、「楽しい」という感情自体に「依存性」が含まれているのは、生物上、理にかなっている。

 また、「楽しい」という感情自体に、「依存性」が存在するのには、明確な根拠がある。

 もし、「楽しい」という感情に「依存性」が無いと仮定したら、ある行為をした種が、その行為に対して、「再びこの行為をしたい」という意味を持つ一切の感情または機能を持たないことになってしまう。しかし、人間が「楽しい」と感じるとき、「再びこの行為をしたい」という感情は既に含まれてしまっている。逆に言えば、「再びこの行為をしたい」と全く思わないとき、人は「楽しい」とは感じていないだろう。

 故に、その程度の大小は別にして、「楽しい」という感情自体に「依存性」は含まれているのである。

 
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