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第3部 私がもう一人いる!? 二人のアイカ。そして、三人目
第1章 『私じゃない私』 (1)
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人類が絶滅してから、すでに二世紀あまりがすぎていた。
地球は今、かつて人間によって作り出された人工の後継者──アウロイドたちの手にゆだねられている。
人間そっくりの外見。
ナノテクノロジーで構成された機械細胞。
高度な電脳。
それがアウロイドだった。
そして、十数年前から始まった計画がある。
絶滅した人類を、再びこの世界へよみがえらせるというプロジェクト。
よみがえった彼らは、“リザレクテッド”(再生人間)と呼ばれている。
倫理的懸念から、原則としてリザレクテッドに生殖能力は与えられていない。
彼らは、生まれたのではなく、“造られた”。
記録の隙間によみがえった生命。
それは、祝福か、あるいは、また別の“実験”なのか──。
新学期の始まりとともに、教室の空気には微かな緊張が漂っていた。
リザレクテッドを対象とした新たな取り組み──「自己記録授業」。
それは、自身の体験・感情・記憶を定期的に記述し、倫理委員会へ提出するというプログラムで、「個体の内面構造と安定性を評価する」ことが目的とされている。
提出は週に一度。
記録は教師の確認を経て、自動的に送信される。
アリアは教室の隅に設置された端末の前に腰を下ろし、淡々とそのチェック作業に取りかかっていた。
「……また、これね」
最初に開かれたのは、レインの提出ファイルだった。
定型どおりの整った文面。
書式も語彙も、完璧に規定をなぞっている。
だが──
(感情が、抜けている)
「嬉しかった」「怖かった」といった言葉は並んでいる。
だが、それはまるで既製の構文を貼り付けただけのように見えた。
行間から伝わってくるはずの熱量が、そこにはなかった。
感情ではなく“感情らしき記号”。
意図的に押し殺された痕跡。
自己防衛か、それとも、教育によって刷り込まれた抑制か。
アリアは静かに視線を伏せ、次のファイルへと移る。
提出者は、アイカ。
(……完璧すぎる)
文面を追うたび、違和感がじわじわと濃くなる。
育成環境、所有者との関係、自己理解。
すべてが理想のテンプレートをなぞるように、美しく並べられていた。
滑らかすぎる言葉、隙のない幸福の描写。
まるで“正解”を知っているかのような、過剰な自己肯定。
だが、ファイルの末尾──感情セクションに差し掛かった瞬間、端末がかすかに反応を示した。
「喜び」「愛情」。
それらのタグが、微細な変調を含んでいる。
反応遅延。
信号のわずかな歪み。
警告表示こそ出なかったが、アリアにはそれが“異常”だと分かった。
「……“ねじれ”」
小さく呟き、アリアは椅子の背にもたれた。
一見、どちらも安定しているように見える。
だが、レインには“感情の欠落”、アイカには“感情の偽装”という、真逆の歪みが刻まれている。
記録は、内面を映す鏡。
けれどその鏡が揺らいでいれば、本当の輪郭は、まだ何も見えてこない。
アリアはファイルを閉じた。
カチリ、と無機質な音がして、それと同時に、何かが静かに心の奥に沈んでいった。
放課後の面談室。
淡い光が窓から差し込むなか、アリアは端末越しにレインと向かい合っていた。
静かな部屋に、わずかに風の音だけが混じっていた。
「提出された記録、読ませてもらった」
アリアの言葉に、レインは小さく頷いただけだった。
背筋を正し、整った所作で座っているその姿は教科書のように模範的だったが、顔にはどこか“無”が貼り付いていた。
表情とは呼べないほどに、均質な平静。
アリアはスライドを指で送りながら、静かに続ける。
「文章としては丁寧で、構成も整ってる。でも、気になったのは感情の表現。“嬉しい”とか“悲しい”とか……それらの言葉が、均一すぎるの。まるで他人の記録を模写したみたい」
レインは微動だにせず、ただアリアを見つめていた。
やがて短い沈黙ののち、ぽつりと答える。
「……そういう記録が、“優良”だと聞きました」
「優良と判断される記録が、君自身の“本当の感じ方”と一致するとは限らない」
その口調には責めも皮肉もなかった。
ただ、観察者としての冷静な事実認識が、そこにあった。
レインは少しだけ視線を逸らすと、やや硬い声で呟く。
「……あなたに、それを言われる筋合いはないと思います」
アリアの指先が止まり、画面の光だけが静かに揺れる。
少しだけ間を置いて、尋ね返す。
「……そう。理由を聞かせてくれる?」
「あなたはリザレクテッドですよね。僕たちと同じ“人間”。でも今は、教師の立場に立ってる。僕たちに“こうあるべき”だって言う。でも──」
そこで、レインの声にほんのわずかな棘が混ざった。
「僕らを管理するのは、アウロイドの役目のはずです。なのに、どうして“人間であるあなた”が、僕たちを評価しているんですか?」
その言葉に、アリアはしばし黙していた。
まっすぐに投げつけられた疑問。
それは彼女自身も何度となく自問してきた問いだった。
「君がそう感じるのは、当然だと思う。私はリザレクテッドでありながら、この制度の中で“例外”とされてる。理不尽に思えて当然だ」
レインの眉が僅かに寄る。
「僕たちは選ばれ、審査されて、ようやく所有される存在です。管理されることが“前提”なんです。でもあなたがここにいることで、その構図が崩れる。僕たちの位置づけが、曖昧になる」
「……曖昧にしたいのかもしれない」
アリアは小さく息を吐いた。
どこか遠くを見るような声だった。
「制度に境界線ばかり求めていると、壊れてしまうの。誰かが、ね。それが君であってほしくはない」
言葉の最後に、かすかな願いのようなものが滲んでいた。
だが、レインはそれには応えず、椅子から静かに立ち上がった。
「次の記録も提出します。内容に問題があるなら、それは修正します。でも、それ以上のことは……必要ないと思います」
短く一礼し、レインは面談室を後にした。
扉が閉まり、足音が遠ざかっていく。
アリアは残された静寂の中で、ゆっくりと息をつく。
端末の画面にはまだ、レインの記録が開かれたままだった。
アリアはしばらく椅子に座ったまま、端末の画面を見つめていた。
整った文章。
整いすぎた構成。
そして、どこまでも曖昧な感情タグ。
“嬉しい”や“悲しい”という言葉が、正しく並ぶがゆえに、むしろ空虚だった。
意味を伝えるためではなく、正解をなぞるための語彙。
表現ではなく、仕様に従った配列。
(──あなたに、言われる筋合いはない)
そのひとことが、胸の奥でいつまでも反響していた。
レインの声に怒りはなかった。
ただ、はっきりとした距離があった。
拒絶というよりも、“線引き”。
アリアが何者なのか。
その出自が、立場が、彼とのあいだに見えない壁を作っていた。
(私は……“例外”)
そう思った瞬間、自分自身がその壁を内側から支えているのだと気づく。
自分は教師としてここにいる。
でも、生徒たちのように管理される対象ではなく、管理する側にもなりきれない。
所属していないはずの場所で、いつの間にか中心に立っている。
その矛盾が、じわりと体温を奪っていく。
(私が彼らを見ている。その視線は……誰の許可で?)
無意識に、耳の後ろに指を伸ばしていた。
指先が触れるのは、アウラリンクのポート。
自分が“例外”となった証。
けれど、この電脳がなければ、自分もレインと同じ──ただのリザレクテッドだった。
──でも。
アリアは、そっと端末を閉じた。
カチリ、と小さく鳴った音が、静かな決意のように空気を揺らす。
(それでも、私は見届けたい。彼らが“誰かになる”その過程を)
レインの言葉は、確かに胸を刺した。
けれど、それは“無関心”から出たものではなかった。
感情を抑え、整え、それでも彼は選んで言葉を放った。
ならば、自分が向き合うべきことはただ一つ。
──距離を恐れずに、見つめること。
感情を抱くこと、揺らぐこと。
それは制度の中では“不安定”とされる。
けれど、その不安定さこそが、人間であった痕跡だとしたら?
(この揺らぎもまた、私の答えかもしれない)
アリアは椅子を押し、静かに立ち上がった。
床に落ちた光の輪の中に、一歩、音もなく踏み出す。
思考はまだ濁っていた。
だが、それでいいと思えた。
濁りがあるからこそ、自分は問い続けられる。
答えを決めつけずに、ただ、見つめていける。
地球は今、かつて人間によって作り出された人工の後継者──アウロイドたちの手にゆだねられている。
人間そっくりの外見。
ナノテクノロジーで構成された機械細胞。
高度な電脳。
それがアウロイドだった。
そして、十数年前から始まった計画がある。
絶滅した人類を、再びこの世界へよみがえらせるというプロジェクト。
よみがえった彼らは、“リザレクテッド”(再生人間)と呼ばれている。
倫理的懸念から、原則としてリザレクテッドに生殖能力は与えられていない。
彼らは、生まれたのではなく、“造られた”。
記録の隙間によみがえった生命。
それは、祝福か、あるいは、また別の“実験”なのか──。
新学期の始まりとともに、教室の空気には微かな緊張が漂っていた。
リザレクテッドを対象とした新たな取り組み──「自己記録授業」。
それは、自身の体験・感情・記憶を定期的に記述し、倫理委員会へ提出するというプログラムで、「個体の内面構造と安定性を評価する」ことが目的とされている。
提出は週に一度。
記録は教師の確認を経て、自動的に送信される。
アリアは教室の隅に設置された端末の前に腰を下ろし、淡々とそのチェック作業に取りかかっていた。
「……また、これね」
最初に開かれたのは、レインの提出ファイルだった。
定型どおりの整った文面。
書式も語彙も、完璧に規定をなぞっている。
だが──
(感情が、抜けている)
「嬉しかった」「怖かった」といった言葉は並んでいる。
だが、それはまるで既製の構文を貼り付けただけのように見えた。
行間から伝わってくるはずの熱量が、そこにはなかった。
感情ではなく“感情らしき記号”。
意図的に押し殺された痕跡。
自己防衛か、それとも、教育によって刷り込まれた抑制か。
アリアは静かに視線を伏せ、次のファイルへと移る。
提出者は、アイカ。
(……完璧すぎる)
文面を追うたび、違和感がじわじわと濃くなる。
育成環境、所有者との関係、自己理解。
すべてが理想のテンプレートをなぞるように、美しく並べられていた。
滑らかすぎる言葉、隙のない幸福の描写。
まるで“正解”を知っているかのような、過剰な自己肯定。
だが、ファイルの末尾──感情セクションに差し掛かった瞬間、端末がかすかに反応を示した。
「喜び」「愛情」。
それらのタグが、微細な変調を含んでいる。
反応遅延。
信号のわずかな歪み。
警告表示こそ出なかったが、アリアにはそれが“異常”だと分かった。
「……“ねじれ”」
小さく呟き、アリアは椅子の背にもたれた。
一見、どちらも安定しているように見える。
だが、レインには“感情の欠落”、アイカには“感情の偽装”という、真逆の歪みが刻まれている。
記録は、内面を映す鏡。
けれどその鏡が揺らいでいれば、本当の輪郭は、まだ何も見えてこない。
アリアはファイルを閉じた。
カチリ、と無機質な音がして、それと同時に、何かが静かに心の奥に沈んでいった。
放課後の面談室。
淡い光が窓から差し込むなか、アリアは端末越しにレインと向かい合っていた。
静かな部屋に、わずかに風の音だけが混じっていた。
「提出された記録、読ませてもらった」
アリアの言葉に、レインは小さく頷いただけだった。
背筋を正し、整った所作で座っているその姿は教科書のように模範的だったが、顔にはどこか“無”が貼り付いていた。
表情とは呼べないほどに、均質な平静。
アリアはスライドを指で送りながら、静かに続ける。
「文章としては丁寧で、構成も整ってる。でも、気になったのは感情の表現。“嬉しい”とか“悲しい”とか……それらの言葉が、均一すぎるの。まるで他人の記録を模写したみたい」
レインは微動だにせず、ただアリアを見つめていた。
やがて短い沈黙ののち、ぽつりと答える。
「……そういう記録が、“優良”だと聞きました」
「優良と判断される記録が、君自身の“本当の感じ方”と一致するとは限らない」
その口調には責めも皮肉もなかった。
ただ、観察者としての冷静な事実認識が、そこにあった。
レインは少しだけ視線を逸らすと、やや硬い声で呟く。
「……あなたに、それを言われる筋合いはないと思います」
アリアの指先が止まり、画面の光だけが静かに揺れる。
少しだけ間を置いて、尋ね返す。
「……そう。理由を聞かせてくれる?」
「あなたはリザレクテッドですよね。僕たちと同じ“人間”。でも今は、教師の立場に立ってる。僕たちに“こうあるべき”だって言う。でも──」
そこで、レインの声にほんのわずかな棘が混ざった。
「僕らを管理するのは、アウロイドの役目のはずです。なのに、どうして“人間であるあなた”が、僕たちを評価しているんですか?」
その言葉に、アリアはしばし黙していた。
まっすぐに投げつけられた疑問。
それは彼女自身も何度となく自問してきた問いだった。
「君がそう感じるのは、当然だと思う。私はリザレクテッドでありながら、この制度の中で“例外”とされてる。理不尽に思えて当然だ」
レインの眉が僅かに寄る。
「僕たちは選ばれ、審査されて、ようやく所有される存在です。管理されることが“前提”なんです。でもあなたがここにいることで、その構図が崩れる。僕たちの位置づけが、曖昧になる」
「……曖昧にしたいのかもしれない」
アリアは小さく息を吐いた。
どこか遠くを見るような声だった。
「制度に境界線ばかり求めていると、壊れてしまうの。誰かが、ね。それが君であってほしくはない」
言葉の最後に、かすかな願いのようなものが滲んでいた。
だが、レインはそれには応えず、椅子から静かに立ち上がった。
「次の記録も提出します。内容に問題があるなら、それは修正します。でも、それ以上のことは……必要ないと思います」
短く一礼し、レインは面談室を後にした。
扉が閉まり、足音が遠ざかっていく。
アリアは残された静寂の中で、ゆっくりと息をつく。
端末の画面にはまだ、レインの記録が開かれたままだった。
アリアはしばらく椅子に座ったまま、端末の画面を見つめていた。
整った文章。
整いすぎた構成。
そして、どこまでも曖昧な感情タグ。
“嬉しい”や“悲しい”という言葉が、正しく並ぶがゆえに、むしろ空虚だった。
意味を伝えるためではなく、正解をなぞるための語彙。
表現ではなく、仕様に従った配列。
(──あなたに、言われる筋合いはない)
そのひとことが、胸の奥でいつまでも反響していた。
レインの声に怒りはなかった。
ただ、はっきりとした距離があった。
拒絶というよりも、“線引き”。
アリアが何者なのか。
その出自が、立場が、彼とのあいだに見えない壁を作っていた。
(私は……“例外”)
そう思った瞬間、自分自身がその壁を内側から支えているのだと気づく。
自分は教師としてここにいる。
でも、生徒たちのように管理される対象ではなく、管理する側にもなりきれない。
所属していないはずの場所で、いつの間にか中心に立っている。
その矛盾が、じわりと体温を奪っていく。
(私が彼らを見ている。その視線は……誰の許可で?)
無意識に、耳の後ろに指を伸ばしていた。
指先が触れるのは、アウラリンクのポート。
自分が“例外”となった証。
けれど、この電脳がなければ、自分もレインと同じ──ただのリザレクテッドだった。
──でも。
アリアは、そっと端末を閉じた。
カチリ、と小さく鳴った音が、静かな決意のように空気を揺らす。
(それでも、私は見届けたい。彼らが“誰かになる”その過程を)
レインの言葉は、確かに胸を刺した。
けれど、それは“無関心”から出たものではなかった。
感情を抑え、整え、それでも彼は選んで言葉を放った。
ならば、自分が向き合うべきことはただ一つ。
──距離を恐れずに、見つめること。
感情を抱くこと、揺らぐこと。
それは制度の中では“不安定”とされる。
けれど、その不安定さこそが、人間であった痕跡だとしたら?
(この揺らぎもまた、私の答えかもしれない)
アリアは椅子を押し、静かに立ち上がった。
床に落ちた光の輪の中に、一歩、音もなく踏み出す。
思考はまだ濁っていた。
だが、それでいいと思えた。
濁りがあるからこそ、自分は問い続けられる。
答えを決めつけずに、ただ、見つめていける。
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