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第80話;地底の洞窟王トリグと告白?!
〖ヴァレンド洞窟国〗———黄金の玉座の間
黄金の玉座に鎮座している洞窟王トリグに少し距離を置いて片膝をついたアユムは深々とこうべを垂れた...これは今から学ばせて貰うことになるヴァレンド洞窟国のドワーフ王に挨拶と謝礼の品をひと休みもせずに到着し次第――献上した方が心証がより良いだろうと下心で考えたアユムの申し出であり、その申し出は結果的にアユムの思惑通り印象良く受け止められたのだった...
「偉大なるドワーフの王・・・トリグ陛下。本日はお忙しい公務の中——謁見の申し出、快く引き受けて下さりありがとうございます...私めは自由ユガン同盟都市より我が主君。ラーイ・エル・ユガン陛下の命を受け、この〖ヴァレンド洞窟国〗にて研修を実施するよう仰せつかりましたサナイでございます。」
当初アユムは、この世界の人間側が亜人を見下すを多いことを書物にて知っていたのでトリグ王が⦅人間に対して嫌悪しているのでは?⦆と謁見を不安に思っていたが――その心配は杞憂だった。特に人間側であるアユムから君主号などの尊称で讃えたのは好印象だったようで――その証拠にトリグ王は笑顔で見事な髭を触りながら「うむ!ユガンから、よくぞ来られた!サナイ殿。我がヴァレンドで存分によく励み、よく学ぶが良い。」と歓迎の言葉を述べるほど誰が見ても上機嫌な表情と態度で応対されたのだ...
⦅あっ...この人チョロい...⦆と内心、けっこう失礼な事を思いながらも「ご厚意に感謝いたします、陛下。」と感謝の言葉を述べながらトリグ王が少なくとも自分には悪感情を持っていない事に安心し胸を撫で下ろしていた...
そうこうしている内にアユムが感謝の言葉を述べているいると謁見の場に謝礼の品として持ってきた5個の酒樽が次々と目通しされ何処へ運ばれ収められていく...
「うむ、酒か!重畳なことよ!そうだ!せっかく、この場に全員おるのだ!献上品の目通しを、おこなったワシの妻と娘を紹介しよう!」
トリグ王が思いついたように言うと王妃であるエリシフと第一王妃のラウラ王女を自身の鎮座している玉座に傍に呼び寄せアユムに対し紹介した...元の世界のドワーフと同様に⦅ドワーフの女性は立派な髭が生えているのではないか?⦆と想像していたアユムだったが想像とは、ぜんぜん違うドワーフ女性にアユムは目を点にして固まった...
紹介されたラウラ王女はエリシフ王妃から受け継いだ深紫色の髪と眉・双眸の愛らしい女性で身長は元の世界のドワーフ同様——身長が低く 幼さの残る童顔だったが――腰回りは細く胸周りや臀部は、とても女性らしく丸みを帯びていた――昔で言う所のトランジスタグラマーと言っても差し付けない体つきをしているではないか?!
健康な男性なら放っておかないだろうが、だが安心して欲しい!
相手はドワーフの王妃様と王女様だ。当然、常識的な人間であるアユムは自身の立場を弁えて一国の王女に色目を使ったり口説いたりするつもりは無かった――アユムは出来るだけヴァレンドの王族である王妃や王女の胸や臀部を見ないように心がけながら王妃と王女の額を一点に見つめ当たり障りのない言葉をかけた...
「エリシフ王妃陛下——ラウラ王女殿下。我々の立場上、おふたりとお会いする機会は――ほぼ、ございませんが、あなた様方のお目にかかれた事は大変な名誉でございました。心より感謝いたします。それでは、これ以上――王族の皆様の貴重な時間を頂くのは失礼かと思いますので私めは、これにて失礼します。」
アユムはボロが出る前に、その場を去ろうとするとラウラ王女が「あっ・・・」と反応したので何事かと思った彼は「まだ何か私めに御用ありますでしょうか?ラウラ王女殿下。」と問いかけると王女の口から飛び出した言葉にアユムは再び目を丸くした...
「あ、あの!人間の男性は、みんな貴方のように背が高く・・・カッコいいのでしょうか!」
訳が分からずアユムは「え、ええ?……は、はい?」と思わず聞き返すが当のラウラ王女は「す、すいません!で、でも!信じて下さい!わたし!貴方に一目惚れをしてしまいました!」と言い放ったではないか?!
さっぱり状況が呑み込めずアユムはオロオロしているとトリグ王は「な?!な、ならんぞ!ラウラ!パパは人間との交際など認めん!認めんからな!いかん!いかんぞ!」と焦り出しエリシフ王妃は上品に手に口を当てながら微笑んでいる...
(な、なぜだ...どうして、こうなった!)
突然のラウラ王女の告白にアユムはその後も――しばらくその場に固まり続けたのだった...
黄金の玉座に鎮座している洞窟王トリグに少し距離を置いて片膝をついたアユムは深々とこうべを垂れた...これは今から学ばせて貰うことになるヴァレンド洞窟国のドワーフ王に挨拶と謝礼の品をひと休みもせずに到着し次第――献上した方が心証がより良いだろうと下心で考えたアユムの申し出であり、その申し出は結果的にアユムの思惑通り印象良く受け止められたのだった...
「偉大なるドワーフの王・・・トリグ陛下。本日はお忙しい公務の中——謁見の申し出、快く引き受けて下さりありがとうございます...私めは自由ユガン同盟都市より我が主君。ラーイ・エル・ユガン陛下の命を受け、この〖ヴァレンド洞窟国〗にて研修を実施するよう仰せつかりましたサナイでございます。」
当初アユムは、この世界の人間側が亜人を見下すを多いことを書物にて知っていたのでトリグ王が⦅人間に対して嫌悪しているのでは?⦆と謁見を不安に思っていたが――その心配は杞憂だった。特に人間側であるアユムから君主号などの尊称で讃えたのは好印象だったようで――その証拠にトリグ王は笑顔で見事な髭を触りながら「うむ!ユガンから、よくぞ来られた!サナイ殿。我がヴァレンドで存分によく励み、よく学ぶが良い。」と歓迎の言葉を述べるほど誰が見ても上機嫌な表情と態度で応対されたのだ...
⦅あっ...この人チョロい...⦆と内心、けっこう失礼な事を思いながらも「ご厚意に感謝いたします、陛下。」と感謝の言葉を述べながらトリグ王が少なくとも自分には悪感情を持っていない事に安心し胸を撫で下ろしていた...
そうこうしている内にアユムが感謝の言葉を述べているいると謁見の場に謝礼の品として持ってきた5個の酒樽が次々と目通しされ何処へ運ばれ収められていく...
「うむ、酒か!重畳なことよ!そうだ!せっかく、この場に全員おるのだ!献上品の目通しを、おこなったワシの妻と娘を紹介しよう!」
トリグ王が思いついたように言うと王妃であるエリシフと第一王妃のラウラ王女を自身の鎮座している玉座に傍に呼び寄せアユムに対し紹介した...元の世界のドワーフと同様に⦅ドワーフの女性は立派な髭が生えているのではないか?⦆と想像していたアユムだったが想像とは、ぜんぜん違うドワーフ女性にアユムは目を点にして固まった...
紹介されたラウラ王女はエリシフ王妃から受け継いだ深紫色の髪と眉・双眸の愛らしい女性で身長は元の世界のドワーフ同様——身長が低く 幼さの残る童顔だったが――腰回りは細く胸周りや臀部は、とても女性らしく丸みを帯びていた――昔で言う所のトランジスタグラマーと言っても差し付けない体つきをしているではないか?!
健康な男性なら放っておかないだろうが、だが安心して欲しい!
相手はドワーフの王妃様と王女様だ。当然、常識的な人間であるアユムは自身の立場を弁えて一国の王女に色目を使ったり口説いたりするつもりは無かった――アユムは出来るだけヴァレンドの王族である王妃や王女の胸や臀部を見ないように心がけながら王妃と王女の額を一点に見つめ当たり障りのない言葉をかけた...
「エリシフ王妃陛下——ラウラ王女殿下。我々の立場上、おふたりとお会いする機会は――ほぼ、ございませんが、あなた様方のお目にかかれた事は大変な名誉でございました。心より感謝いたします。それでは、これ以上――王族の皆様の貴重な時間を頂くのは失礼かと思いますので私めは、これにて失礼します。」
アユムはボロが出る前に、その場を去ろうとするとラウラ王女が「あっ・・・」と反応したので何事かと思った彼は「まだ何か私めに御用ありますでしょうか?ラウラ王女殿下。」と問いかけると王女の口から飛び出した言葉にアユムは再び目を丸くした...
「あ、あの!人間の男性は、みんな貴方のように背が高く・・・カッコいいのでしょうか!」
訳が分からずアユムは「え、ええ?……は、はい?」と思わず聞き返すが当のラウラ王女は「す、すいません!で、でも!信じて下さい!わたし!貴方に一目惚れをしてしまいました!」と言い放ったではないか?!
さっぱり状況が呑み込めずアユムはオロオロしているとトリグ王は「な?!な、ならんぞ!ラウラ!パパは人間との交際など認めん!認めんからな!いかん!いかんぞ!」と焦り出しエリシフ王妃は上品に手に口を当てながら微笑んでいる...
(な、なぜだ...どうして、こうなった!)
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