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第224話:喜びなさい!サナイ!
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(どうしてだ・・・なんでこうなった?(白目))
ロナフェミア第二皇女が決闘で勝利したご褒美をくれると言ったので(どんなご褒美だろう☆)と思っていたら...
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――「喜びなさい!サナイ!私専属の代闘士兼、護衛騎士にしてあげます♪」
なんと――ロナフェミア皇女の専属の護衛騎士に指名されてしまったのだ?!!
いや?!いや?!いや?!
傲岸不遜な満面の笑みで――そう言われ(そんなのご褒美じゃねーよ?!!むしろ罰ゲームだよぉー!!)と思ったのが表情に思わず出てしまう...
「なぁ~にぃ?サナイ・・・その不満そうな顔は!私の護衛なんて願い出てもなれないの!名誉ある職を授けてあげると言っているのよ!嬉しいでしょう?!・・・嬉しいわよね?!!ねぇー?!」
ロナフェミア皇女に――そう詰められ!
それでも何とか第二皇女の指名を逃れたくて思わず早口で...
「いや~・・・た、大変、名誉な事で御座いますので混乱していると言うか~・・・いや~・・・その~受けたいのは山々なのですが・・・受けたくないと言う訳でもなく・・・私めは既に皇帝陛下にケルダン領主と技術開発主任と言う大役を仰せ付かっておりますので・・・」
と言い訳したが――やはり君主のご息女相手に{やりたくない}とは言えず半ば強制的に第二皇女の護衛騎士に任ぜられるハメになってしまった!!悲劇である!!
おかげで宮廷に来た頃は冷たい態度だった近衛騎士達からは仲間扱いされるようになったが...
「サナイ、ドアを開けて。」「あっ、はい!ただいま!」
「サナイ・・・喉が渇いたわ。喉を潤したいわ・・・サナイ」「はい!ハーブティーとコーヒーが御座いますが――どちらに致しましょうか?」「分からないの?ハーブティーの気分だわꐦ」「(いや・・・分かる訳ねぇーだろうがよ・・・)はい、気が利かなくて申し訳ありません、ロナ様。砂糖と角砂糖が御座いますが、どちらに致しましょう?」「砂糖ぉ~?嫌よっ!メープルシロップが良いわ!」
どちらかと言えば護衛の騎士と言うより小間使いのような扱いである!
まあ命は出来る限りかけたくないので別に良いけど...
砂糖と違って生産数が上がらないが為に貴重すぎて王侯貴族しか口に出来ないエレンダ産のメープルシロップとハーブティーをロナフェミア皇女に用意すると彼女は惜しむ事無く投入し銀スプーンで静かに掻き混ぜ一口含む
やがて――しばらくするとロナフェミア皇女は俺日頃の鬱憤を愚痴りだした...
「聞いて!サナイ。両陛下と(乳母の)マリーったら凄く酷いなのよꐦ」とプンプンと怒り出したかと思うと...
「貧しい民の気持ちが分かるようにって毎週――決まった日黒パンと麦粥を出されるの!アリア教の教えだと言うのだけど私はマズいからヤダって言っているのに・・・それに、おかしいと思わない?あんなモノを皇族が食べたって貧者のお腹満たされる訳ではないわ!偽善よ!偽善!」
確かに・・・それも一理あるが貧者の気持ちも分かるように裕福な者達も毎週、黒パンと麦粥を食すのはアリア教の教えだ・・・教えを守っている者は少ないが俺も決まった日には食べてるし多少は堪えるべきだと思う・・・命が惜しいので絶対に口には出せないが...
「それはお辛いですね・・・」
「それに皇族費を浪費し過ぎだって怒られたのっ!どうしてっ!私は滅多にいない美しい金髪!この国の上位数パーセントしかいない選ばれし第二皇女なのよ!贅沢して品位を守る責任と権利があると思うのっ!サナイもそう思うでしょう!サナイ!」
なんか・・・同意を求められたが「はっ?!はぁっ・・・そうです・・・ねっ?」としかコチラとしては言いようがない...
その後も活発なロナフェミア皇女に振り回された!最初の頃に彼女に抱いていた品位ある大人しい印象は最早ない!
※内心で(この金髪女ꐦ 猫を被っていやがったなꐦ )と悪態をついているのは勿論、内緒である!!
1つだけ役得があったとすれば宮廷の料理人たちが腕によりをかけて料理した残飯に真っ先に預かれる事だけだꐦ
それ以外は――まったく酷いモノで、ある時は...
***
昼食後――どうやら中庭の小洒落たテラスで午後のティータイムを過ごすらしいので専属の騎士として護衛の任に就いた訳だが...
なんと!第二皇女が用意された椅子の座り心地が気にくわないとキチゲを解放したかと思うと何故か彼女に四つん這いになるよう言われ...
「サナイ?・・・私のイスになりなさい・・・」と、とんでもない事を言い出したではないか?!世が世ならパワハラである!!な、なんだ?!コイツは!・・・ドSか?
当然、屈辱なので「お、己・・・この性悪じゃじゃ馬娘めっꐦ いつか仕返しをꐦ」と思ったが...うん?・・・背中越しに同い年の女人の柔らかい尻肉を感じて・・・コレはこれでありかも...
いや、いや、いやっ?べ、別に悦んでいる訳じゃないぞっ?!!
誰にでも発情して腰を振りたくなる年頃の男子の性が憎い!
・・・ハッ?!俺は・・・いったい誰に言い訳しているのだろうか?!
まさか・・・自分に言い訳しているのか?!!
ち、違うっ!!俺は決してイスにされて悦ぶ変態ドM男じゃない!!
***
・・・と言う事があったのだ...(遠い目)
くっ、悔しい!あの性悪皇女の柔らかい桃尻の触感と来たら・・・おっと、いかん!いかん!そう、まだロナフェミア皇女の椅子にされる程度ならマシでだったのだ!!
あのじゃじゃ娘馬と来たら・・・
***
「ロナ様!お止め下さい!危のうございます!ロナ様~!」
周りが制止するのも無理はない・・・宮殿内で気晴らし馬に乗っていたロナフェミア皇女が馬から降りると何を思ったのか近場の木によじ登り始めたのだ。
しかも迷惑な事に――あのバカ皇女ときたら周囲が止めるも「大丈夫よ!私は木登りが得意なんだから!」と本人は聞く耳を持たないではないかっ!
もし怪我でもされた周囲の人間の命が危ないから止めろってんだろう~!タコー!
内心では――そう思いつつ・・・周りの人間に命じて足を滑らせでもした際に受け止められるよう毛布でも絨毯でも良いから持ってくるように指示を飛ばしていると案の定...
枝の細い所にでも足を掛けたのだろう・・・――パッキッ!と木の折れる音がした!
すると当然――態勢を崩した第二皇女の身体も重力に従って引っ張れる訳で...
致し方なく身を挺して自身の身体を皇女が落下してくる地面へと滑り込ませる!
「ぐへっ!!」
強烈な衝撃と共にロナフェミア皇女の身体を受け止めたアユムであったが...
本人も死屍累々で「ち~ん...」と消沈してしまったのは言うまでもない!
「きゃぁっ~~~!サナイ~~~!!しっかりなさい~~~っ!!」
意識が途切れる際にロナフェミア皇女の声が聞こえたような気がしたが周りの者の迅速な対応の御陰もあって以前は好意的ではなかった宮廷医に診てもらい大事には至らなかった!
珍しくロナフェミア皇女も父であるラーイ帝に怒られたようだ!
まったく酷い目にあった...
なお――その日すぐにアユムは第二皇女付きの代闘士兼、護衛騎士の任を辞退は出来ない事から転属届けを提出したのだが――未だに受理されていないのはロナフェミア皇女の妨害なのか・・・それとも皇女の気を害したくない何者かの保身の為なのか・・・察するべき理由がある事言うまでないようで御座います・・・つづく...
ロナフェミア第二皇女が決闘で勝利したご褒美をくれると言ったので(どんなご褒美だろう☆)と思っていたら...
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――「喜びなさい!サナイ!私専属の代闘士兼、護衛騎士にしてあげます♪」
なんと――ロナフェミア皇女の専属の護衛騎士に指名されてしまったのだ?!!
いや?!いや?!いや?!
傲岸不遜な満面の笑みで――そう言われ(そんなのご褒美じゃねーよ?!!むしろ罰ゲームだよぉー!!)と思ったのが表情に思わず出てしまう...
「なぁ~にぃ?サナイ・・・その不満そうな顔は!私の護衛なんて願い出てもなれないの!名誉ある職を授けてあげると言っているのよ!嬉しいでしょう?!・・・嬉しいわよね?!!ねぇー?!」
ロナフェミア皇女に――そう詰められ!
それでも何とか第二皇女の指名を逃れたくて思わず早口で...
「いや~・・・た、大変、名誉な事で御座いますので混乱していると言うか~・・・いや~・・・その~受けたいのは山々なのですが・・・受けたくないと言う訳でもなく・・・私めは既に皇帝陛下にケルダン領主と技術開発主任と言う大役を仰せ付かっておりますので・・・」
と言い訳したが――やはり君主のご息女相手に{やりたくない}とは言えず半ば強制的に第二皇女の護衛騎士に任ぜられるハメになってしまった!!悲劇である!!
おかげで宮廷に来た頃は冷たい態度だった近衛騎士達からは仲間扱いされるようになったが...
「サナイ、ドアを開けて。」「あっ、はい!ただいま!」
「サナイ・・・喉が渇いたわ。喉を潤したいわ・・・サナイ」「はい!ハーブティーとコーヒーが御座いますが――どちらに致しましょうか?」「分からないの?ハーブティーの気分だわꐦ」「(いや・・・分かる訳ねぇーだろうがよ・・・)はい、気が利かなくて申し訳ありません、ロナ様。砂糖と角砂糖が御座いますが、どちらに致しましょう?」「砂糖ぉ~?嫌よっ!メープルシロップが良いわ!」
どちらかと言えば護衛の騎士と言うより小間使いのような扱いである!
まあ命は出来る限りかけたくないので別に良いけど...
砂糖と違って生産数が上がらないが為に貴重すぎて王侯貴族しか口に出来ないエレンダ産のメープルシロップとハーブティーをロナフェミア皇女に用意すると彼女は惜しむ事無く投入し銀スプーンで静かに掻き混ぜ一口含む
やがて――しばらくするとロナフェミア皇女は俺日頃の鬱憤を愚痴りだした...
「聞いて!サナイ。両陛下と(乳母の)マリーったら凄く酷いなのよꐦ」とプンプンと怒り出したかと思うと...
「貧しい民の気持ちが分かるようにって毎週――決まった日黒パンと麦粥を出されるの!アリア教の教えだと言うのだけど私はマズいからヤダって言っているのに・・・それに、おかしいと思わない?あんなモノを皇族が食べたって貧者のお腹満たされる訳ではないわ!偽善よ!偽善!」
確かに・・・それも一理あるが貧者の気持ちも分かるように裕福な者達も毎週、黒パンと麦粥を食すのはアリア教の教えだ・・・教えを守っている者は少ないが俺も決まった日には食べてるし多少は堪えるべきだと思う・・・命が惜しいので絶対に口には出せないが...
「それはお辛いですね・・・」
「それに皇族費を浪費し過ぎだって怒られたのっ!どうしてっ!私は滅多にいない美しい金髪!この国の上位数パーセントしかいない選ばれし第二皇女なのよ!贅沢して品位を守る責任と権利があると思うのっ!サナイもそう思うでしょう!サナイ!」
なんか・・・同意を求められたが「はっ?!はぁっ・・・そうです・・・ねっ?」としかコチラとしては言いようがない...
その後も活発なロナフェミア皇女に振り回された!最初の頃に彼女に抱いていた品位ある大人しい印象は最早ない!
※内心で(この金髪女ꐦ 猫を被っていやがったなꐦ )と悪態をついているのは勿論、内緒である!!
1つだけ役得があったとすれば宮廷の料理人たちが腕によりをかけて料理した残飯に真っ先に預かれる事だけだꐦ
それ以外は――まったく酷いモノで、ある時は...
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昼食後――どうやら中庭の小洒落たテラスで午後のティータイムを過ごすらしいので専属の騎士として護衛の任に就いた訳だが...
なんと!第二皇女が用意された椅子の座り心地が気にくわないとキチゲを解放したかと思うと何故か彼女に四つん這いになるよう言われ...
「サナイ?・・・私のイスになりなさい・・・」と、とんでもない事を言い出したではないか?!世が世ならパワハラである!!な、なんだ?!コイツは!・・・ドSか?
当然、屈辱なので「お、己・・・この性悪じゃじゃ馬娘めっꐦ いつか仕返しをꐦ」と思ったが...うん?・・・背中越しに同い年の女人の柔らかい尻肉を感じて・・・コレはこれでありかも...
いや、いや、いやっ?べ、別に悦んでいる訳じゃないぞっ?!!
誰にでも発情して腰を振りたくなる年頃の男子の性が憎い!
・・・ハッ?!俺は・・・いったい誰に言い訳しているのだろうか?!
まさか・・・自分に言い訳しているのか?!!
ち、違うっ!!俺は決してイスにされて悦ぶ変態ドM男じゃない!!
***
・・・と言う事があったのだ...(遠い目)
くっ、悔しい!あの性悪皇女の柔らかい桃尻の触感と来たら・・・おっと、いかん!いかん!そう、まだロナフェミア皇女の椅子にされる程度ならマシでだったのだ!!
あのじゃじゃ娘馬と来たら・・・
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「ロナ様!お止め下さい!危のうございます!ロナ様~!」
周りが制止するのも無理はない・・・宮殿内で気晴らし馬に乗っていたロナフェミア皇女が馬から降りると何を思ったのか近場の木によじ登り始めたのだ。
しかも迷惑な事に――あのバカ皇女ときたら周囲が止めるも「大丈夫よ!私は木登りが得意なんだから!」と本人は聞く耳を持たないではないかっ!
もし怪我でもされた周囲の人間の命が危ないから止めろってんだろう~!タコー!
内心では――そう思いつつ・・・周りの人間に命じて足を滑らせでもした際に受け止められるよう毛布でも絨毯でも良いから持ってくるように指示を飛ばしていると案の定...
枝の細い所にでも足を掛けたのだろう・・・――パッキッ!と木の折れる音がした!
すると当然――態勢を崩した第二皇女の身体も重力に従って引っ張れる訳で...
致し方なく身を挺して自身の身体を皇女が落下してくる地面へと滑り込ませる!
「ぐへっ!!」
強烈な衝撃と共にロナフェミア皇女の身体を受け止めたアユムであったが...
本人も死屍累々で「ち~ん...」と消沈してしまったのは言うまでもない!
「きゃぁっ~~~!サナイ~~~!!しっかりなさい~~~っ!!」
意識が途切れる際にロナフェミア皇女の声が聞こえたような気がしたが周りの者の迅速な対応の御陰もあって以前は好意的ではなかった宮廷医に診てもらい大事には至らなかった!
珍しくロナフェミア皇女も父であるラーイ帝に怒られたようだ!
まったく酷い目にあった...
なお――その日すぐにアユムは第二皇女付きの代闘士兼、護衛騎士の任を辞退は出来ない事から転属届けを提出したのだが――未だに受理されていないのはロナフェミア皇女の妨害なのか・・・それとも皇女の気を害したくない何者かの保身の為なのか・・・察するべき理由がある事言うまでないようで御座います・・・つづく...
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