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(予想が当たったみたいだわ)
翌日の午前中。
ジェラルディンは寝間着姿のまま、寝台に座って神話集を膝に置き、あれこれ思索をめぐらせている。
昨日、ユージーン・ルーク先生と話したあと、生まれた仮説。
あの金髪の貴婦人の言う『黄金の矢と鉛の矢』が、本当に恋の神の矢だと仮定して。
それが刺さったのは誰か。
(決まっているわ)
刺さると、恋に落ちる黄金の矢。
嫌悪を抱く鉛の矢。
この王宮で、人が変わったほどの恋心に囚われた人物といえば、ただ一人。
(ルドルフ殿下――――!)
このロディア王国の王太子。ジェラルディンの夫。
(そう考えれば、すべてが納得いくわ)
フェザーストン嬢のような美しい完璧な婚約者がいながら突然、ジェラルディンのような一介の田舎娘を熱烈に妃に望んだ理由。
そして結婚した途端、その熱が冷めた原因。
(殿下はおそらく黄金の矢を受けて、わたしに恋するようになった。それでわたしを妃に望んだ。でも結婚後、なにかの理由でその矢が抜けて、恋心も消えてしまったんだわ)
ジェラルディンはなんの変哲もない己の右手を見る。
(あの黒い手袋をはめていれば、刺さった矢を抜ける、と言っていたけれど…………)
一度、刺さった矢が手袋なしで抜けるのか。抜けるとしたら、どのような方法か。それらしい話は神話集には載っていない。
(もう一度、ルーク先生に訊いて――――あ、待って)
さらにひらめいた。
(もしかして…………ルドルフ殿下には黄金の矢と鉛の矢、両方が刺さっているのかも!?)
まず黄金の矢が刺さって、ジェラルディンに恋するようになった。
けれど結婚後、今度は鉛の矢が刺さって、ジェラルディンを嫌悪するようになった。
この仮定なら、この一年間におけるルドルフの急激な気持ちの変化に説明がつく。
(まだ、本当に矢のせいだと決まったわけではないけれど…………)
だがこの一年間、ずっと悩まされていた問題の原因が判明した気がして、ジェラルディンは心がかるくなった。
寝台の上で、さらに沈思黙考する。
(たぶん、ルドルフ殿下に黄金の矢を刺したのは、フェザーストン嬢。彼女の侍女が、黄泉の神を祀る神殿にあの黒バラの造花を捧げていたのが、その証拠だわ)
高貴な公爵令嬢であるフェザーストン嬢が直接、王都の外の神殿に赴くのは危険だし、大勢の護衛をつければ人目につく。そこでひそかに侍女を遣わしたのだ。
侍女は主人の命令通り、渡された品を指定の神殿に捧げた。けれど名前と品物を記録されているとは思わなかったのだろう。
神殿も普段はそんなことをしないが、高額の供物や黒魔術に関する出来事に関しては別だ、と昨夜あの老神官が言っていた。
ジェラルディンの脳裏に、数回顔をあわせただけの令嬢の姿がよみがえる。
『ロディアの月女神』と謳われる由来である銀髪に、澄んだすみれ色の瞳と白磁の肌。顔立ちはほぼ完璧に整って、立っても座っても歩いても『妃』と呼ぶにふさわしい威厳と気品を備えている。
(とても、裏工作のようなことをする人には見えなかったけれど…………仮に、フェザーストン嬢がルドルフ殿下に黄金の矢を刺したとして、目的は? 殿下はフェザーストン嬢の婚約者で、殿下と結婚すればフェザーストン嬢はロディア王妃になれていたはずなのに…………)
仮説はすぐに生まれた。
ジェラルディンの脳裏に、冷ややかな銀髪と北海のごとき暗い青の瞳の『美しき氷の貴公子』の姿が浮かぶ。
(フェザーストン嬢はブラント皇子に心変わりしたの? それでルドルフ殿下に黄金の矢を?)
無理な想像ではない気がした。
仮にパトリシアがブラントに恋しても、ブラントとの結婚は難しい。皇子と出会った時点でパトリシアはルドルフの婚約者で、そもそもパトリシアもルドルフもブラントも、周囲が結婚相手を選ぶ身分。本人たちの意思や気持ちでどうにかなる立場ではない。
けれどだからこそ、そんな時に神話に語られる神の道具が手に入ったとすれば。
(ルドルフ殿下との婚約を解消するため、殿下に黄金の矢を刺して、殿下がわたしに恋するように仕向けた。期待どおり殿下はわたしとの結婚を望んで、殿下のほうからフェザーストン嬢に婚約破棄を宣言して…………)
パトリシアにしてみれば、ルドルフに心変わりさせることで、国王の決めた婚約を壊す責任をルドルフの側に押しつける意図もあったのかもしれない。
しかし。
(でも、それでルドルフ殿下との婚約は解消できたとしても、あんなにうまくブラント皇子に求婚されるとは限らない――――ううん)
ジェラルディンは、ロディア王宮の庭園で披露されたヴラスタリ皇子の求婚劇を思い出す。
「もしかして…………ブラント皇子も?」
彼も黄金の矢が刺さっているのだろうか。
(だとすれば納得がいく――――そう考えるほうが、自然だわ)
パトリシアはルドルフと婚約していた。
けれどブラントに心変わりし、ブラントとの結婚を望むようになった。
そんな時に二本の『黄金の矢』を手に入れた。
パトリシアがどうやって矢を手に入れたのか。そこはまだわからない。
(あの女性は『盗まれて人間の手に渡った』と言っていたけれど――――)
とにかく、矢を手に入れたパトリシアは一本をルドルフに、もう一本をブラントに刺した。
それにより、対外的には「ルドルフ王太子が急に平民の田舎娘に心変わりして、フェザーストン嬢との婚約を破棄し、フェザーストン嬢はブラント皇子の求婚を受け容れて、ヴラスタリ皇国に嫁いだ」という筋書きが出来上がったのだ。
(フェザーストン嬢は、ルドルフ殿下にもブラント皇子にも接触できる立場だったもの。無理のない仮説だと思う。あ、でも)
疑問が生じた。
(それならどうして、ルドルフ殿下に鉛の矢を刺す必要があったの?)
現実問題、ジェラルディンへの気持ちが覚めたルドルフは、少し前までパトリシアを恋しがっていた。ルドルフがジェラルディンに恋したままにしておいたほうが、パトリシアには好都合だったろうに。
ジェラルディンは首をかしげたが、すぐには結論が出ないため、いったん保留にする。
(そう考えると、わたしがすべきことは…………)
あの貴婦人の命令は「四本の矢を見つけて戻すこと」。
けれどルドルフはともかく、ブラントはヴラスタリ皇国に帰国してしまっている。
(一応、ロディア王太子妃である今なら、ヴラスタリ皇子との面会は可能だけれど…………まず、皇国に行く機会があるかどうか…………)
もんもんと悩んでいたジェラルディンに、寝台をおおう天蓋の外から声がかけられる。
「レイラ妃殿下。そろそろお仕度の時間です」
マレット男爵夫人だった。
考え事を邪魔され、ジェラルディンはちょっと機嫌が悪くなったが、いったん推理は後回しにすることにして、おとなしく寝台から降りた。
寝間着姿のままの王太子妃を見て、マレット男爵夫人はわかりやすく顔をしかめたが、口に出してはなにも言わない。
黄泉帰ったあとに一度はっきりと反抗して以降、マレット男爵夫人はジェラルディンに無理強いしてくることはなくなった。
ジェラルディンがルドルフとの離婚予定を口実に、すべての授業をずっと拒否していてもしぶしぶ了承して、今日など朝から寝間着姿のまま寝台の上にいても、あからさまに不機嫌な表情をするだけでお説教はしてこない。
ジェラルディンが化粧室へ移動すると、召使いの女たちがずらりと、お茶会用のドレスと小物を用意して待っていた。
ジェラルディンはドレスに着替えて髪を整える。
昼間のお茶会は、肌の露出はひかえるのが基本だ。袖は長めに、首回りも隠して、宝石も小ぶりのものを最低限の数だけ。デザインも全体にシンプルで、仕立屋の腕前や、着る人自身のセンスが問われる時間だった。
ジェラルディンは指輪の上から外出用の手袋をはめて、帽子をかぶる。
最後に等身大の大鏡の前で全身を確認して、完成だった。
「お髪の色にドレスの深緑が映えて、よくお似合いですわ」
召使いたちのお世辞に適当に応じると、婦人用小物入れを手に、部屋を出る。
マレット男爵夫人と侍女たちを連れ、むかった先はバラの香る庭園だった。
「ようこそ、レイラ姫。黄泉帰ってこられて以来ですわね」
庭園の一角に建てられた白い四阿の下。
侍女たちをずらりと侍らせ、ロディア王妃ブリアンナが優雅に腰かけて、義理の娘を待っていた。
翌日の午前中。
ジェラルディンは寝間着姿のまま、寝台に座って神話集を膝に置き、あれこれ思索をめぐらせている。
昨日、ユージーン・ルーク先生と話したあと、生まれた仮説。
あの金髪の貴婦人の言う『黄金の矢と鉛の矢』が、本当に恋の神の矢だと仮定して。
それが刺さったのは誰か。
(決まっているわ)
刺さると、恋に落ちる黄金の矢。
嫌悪を抱く鉛の矢。
この王宮で、人が変わったほどの恋心に囚われた人物といえば、ただ一人。
(ルドルフ殿下――――!)
このロディア王国の王太子。ジェラルディンの夫。
(そう考えれば、すべてが納得いくわ)
フェザーストン嬢のような美しい完璧な婚約者がいながら突然、ジェラルディンのような一介の田舎娘を熱烈に妃に望んだ理由。
そして結婚した途端、その熱が冷めた原因。
(殿下はおそらく黄金の矢を受けて、わたしに恋するようになった。それでわたしを妃に望んだ。でも結婚後、なにかの理由でその矢が抜けて、恋心も消えてしまったんだわ)
ジェラルディンはなんの変哲もない己の右手を見る。
(あの黒い手袋をはめていれば、刺さった矢を抜ける、と言っていたけれど…………)
一度、刺さった矢が手袋なしで抜けるのか。抜けるとしたら、どのような方法か。それらしい話は神話集には載っていない。
(もう一度、ルーク先生に訊いて――――あ、待って)
さらにひらめいた。
(もしかして…………ルドルフ殿下には黄金の矢と鉛の矢、両方が刺さっているのかも!?)
まず黄金の矢が刺さって、ジェラルディンに恋するようになった。
けれど結婚後、今度は鉛の矢が刺さって、ジェラルディンを嫌悪するようになった。
この仮定なら、この一年間におけるルドルフの急激な気持ちの変化に説明がつく。
(まだ、本当に矢のせいだと決まったわけではないけれど…………)
だがこの一年間、ずっと悩まされていた問題の原因が判明した気がして、ジェラルディンは心がかるくなった。
寝台の上で、さらに沈思黙考する。
(たぶん、ルドルフ殿下に黄金の矢を刺したのは、フェザーストン嬢。彼女の侍女が、黄泉の神を祀る神殿にあの黒バラの造花を捧げていたのが、その証拠だわ)
高貴な公爵令嬢であるフェザーストン嬢が直接、王都の外の神殿に赴くのは危険だし、大勢の護衛をつければ人目につく。そこでひそかに侍女を遣わしたのだ。
侍女は主人の命令通り、渡された品を指定の神殿に捧げた。けれど名前と品物を記録されているとは思わなかったのだろう。
神殿も普段はそんなことをしないが、高額の供物や黒魔術に関する出来事に関しては別だ、と昨夜あの老神官が言っていた。
ジェラルディンの脳裏に、数回顔をあわせただけの令嬢の姿がよみがえる。
『ロディアの月女神』と謳われる由来である銀髪に、澄んだすみれ色の瞳と白磁の肌。顔立ちはほぼ完璧に整って、立っても座っても歩いても『妃』と呼ぶにふさわしい威厳と気品を備えている。
(とても、裏工作のようなことをする人には見えなかったけれど…………仮に、フェザーストン嬢がルドルフ殿下に黄金の矢を刺したとして、目的は? 殿下はフェザーストン嬢の婚約者で、殿下と結婚すればフェザーストン嬢はロディア王妃になれていたはずなのに…………)
仮説はすぐに生まれた。
ジェラルディンの脳裏に、冷ややかな銀髪と北海のごとき暗い青の瞳の『美しき氷の貴公子』の姿が浮かぶ。
(フェザーストン嬢はブラント皇子に心変わりしたの? それでルドルフ殿下に黄金の矢を?)
無理な想像ではない気がした。
仮にパトリシアがブラントに恋しても、ブラントとの結婚は難しい。皇子と出会った時点でパトリシアはルドルフの婚約者で、そもそもパトリシアもルドルフもブラントも、周囲が結婚相手を選ぶ身分。本人たちの意思や気持ちでどうにかなる立場ではない。
けれどだからこそ、そんな時に神話に語られる神の道具が手に入ったとすれば。
(ルドルフ殿下との婚約を解消するため、殿下に黄金の矢を刺して、殿下がわたしに恋するように仕向けた。期待どおり殿下はわたしとの結婚を望んで、殿下のほうからフェザーストン嬢に婚約破棄を宣言して…………)
パトリシアにしてみれば、ルドルフに心変わりさせることで、国王の決めた婚約を壊す責任をルドルフの側に押しつける意図もあったのかもしれない。
しかし。
(でも、それでルドルフ殿下との婚約は解消できたとしても、あんなにうまくブラント皇子に求婚されるとは限らない――――ううん)
ジェラルディンは、ロディア王宮の庭園で披露されたヴラスタリ皇子の求婚劇を思い出す。
「もしかして…………ブラント皇子も?」
彼も黄金の矢が刺さっているのだろうか。
(だとすれば納得がいく――――そう考えるほうが、自然だわ)
パトリシアはルドルフと婚約していた。
けれどブラントに心変わりし、ブラントとの結婚を望むようになった。
そんな時に二本の『黄金の矢』を手に入れた。
パトリシアがどうやって矢を手に入れたのか。そこはまだわからない。
(あの女性は『盗まれて人間の手に渡った』と言っていたけれど――――)
とにかく、矢を手に入れたパトリシアは一本をルドルフに、もう一本をブラントに刺した。
それにより、対外的には「ルドルフ王太子が急に平民の田舎娘に心変わりして、フェザーストン嬢との婚約を破棄し、フェザーストン嬢はブラント皇子の求婚を受け容れて、ヴラスタリ皇国に嫁いだ」という筋書きが出来上がったのだ。
(フェザーストン嬢は、ルドルフ殿下にもブラント皇子にも接触できる立場だったもの。無理のない仮説だと思う。あ、でも)
疑問が生じた。
(それならどうして、ルドルフ殿下に鉛の矢を刺す必要があったの?)
現実問題、ジェラルディンへの気持ちが覚めたルドルフは、少し前までパトリシアを恋しがっていた。ルドルフがジェラルディンに恋したままにしておいたほうが、パトリシアには好都合だったろうに。
ジェラルディンは首をかしげたが、すぐには結論が出ないため、いったん保留にする。
(そう考えると、わたしがすべきことは…………)
あの貴婦人の命令は「四本の矢を見つけて戻すこと」。
けれどルドルフはともかく、ブラントはヴラスタリ皇国に帰国してしまっている。
(一応、ロディア王太子妃である今なら、ヴラスタリ皇子との面会は可能だけれど…………まず、皇国に行く機会があるかどうか…………)
もんもんと悩んでいたジェラルディンに、寝台をおおう天蓋の外から声がかけられる。
「レイラ妃殿下。そろそろお仕度の時間です」
マレット男爵夫人だった。
考え事を邪魔され、ジェラルディンはちょっと機嫌が悪くなったが、いったん推理は後回しにすることにして、おとなしく寝台から降りた。
寝間着姿のままの王太子妃を見て、マレット男爵夫人はわかりやすく顔をしかめたが、口に出してはなにも言わない。
黄泉帰ったあとに一度はっきりと反抗して以降、マレット男爵夫人はジェラルディンに無理強いしてくることはなくなった。
ジェラルディンがルドルフとの離婚予定を口実に、すべての授業をずっと拒否していてもしぶしぶ了承して、今日など朝から寝間着姿のまま寝台の上にいても、あからさまに不機嫌な表情をするだけでお説教はしてこない。
ジェラルディンが化粧室へ移動すると、召使いの女たちがずらりと、お茶会用のドレスと小物を用意して待っていた。
ジェラルディンはドレスに着替えて髪を整える。
昼間のお茶会は、肌の露出はひかえるのが基本だ。袖は長めに、首回りも隠して、宝石も小ぶりのものを最低限の数だけ。デザインも全体にシンプルで、仕立屋の腕前や、着る人自身のセンスが問われる時間だった。
ジェラルディンは指輪の上から外出用の手袋をはめて、帽子をかぶる。
最後に等身大の大鏡の前で全身を確認して、完成だった。
「お髪の色にドレスの深緑が映えて、よくお似合いですわ」
召使いたちのお世辞に適当に応じると、婦人用小物入れを手に、部屋を出る。
マレット男爵夫人と侍女たちを連れ、むかった先はバラの香る庭園だった。
「ようこそ、レイラ姫。黄泉帰ってこられて以来ですわね」
庭園の一角に建てられた白い四阿の下。
侍女たちをずらりと侍らせ、ロディア王妃ブリアンナが優雅に腰かけて、義理の娘を待っていた。
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