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怒涛の一夜だった。
大広間は上へ下への大騒ぎで、宴は当然中止となり、国王や王太子をはじめ重臣一同はほぼ徹夜。ジェラルディンも自室に戻ってこられたのは、空が明るくなりはじめた頃だった。
侍女の手を借りて重いドレスと装飾品を外し、髪もほどいて化粧も落とすと、やっと肩の荷がおりて開放感に浸る。
「いったい、どういうことですか!?」
マレット男爵夫人はずっと騒いでいたが、今は説明する気力もない。
「疲れているのであとで」と断り、ひとまず休息をとることにした。
寝台に入ると、一気に眠りの淵に引きずり込まれる。
目を覚ますと正午ちかかった。
ジェラルディンは顔を洗って室内用ドレスに着替え、侍女たちに囲まれて朝昼兼用の食事をとりながら、ここまでの報告を聞く。
「ブラント皇子は依然、捜索がつづいております」
昨夜の突然の闇のあと、警備兵や侍従たちが灯りをともして、客たちはなんとか落ち着いた。
けれどブラント皇子の姿はどこにもない。
彼付きの侍従やヴラスタリ大使は大広間に残っており、彼らは身柄を拘束され、ロディア兵がブラント皇子の使用する客室へ急行して、国王付きの側近たちも同行したが、部屋にブラントの姿は見当たらない。
ヴラスタリ皇国から同行した侍従や侍女たちは全員残っていたし、兵や側近たちも、それこそ衣装箱や寝台の下、分厚いカーテンの裏側までめくって客室を探したのに、影も形も見当たらなかったという。
ロディア国王は徹底的な捜索を命じて王宮は封鎖され、招待客の全員が大広間に留め置かれて、兵ばかりか下男下女、侍女侍従まで動員されての徹夜の大捜索となったが、それでも正午の現在まで見つかっていないという。
「封鎖前に何者かが王宮を出たという報告もないそうで、警備の兵も大臣たちも、首をかしげているそうです」
侍女の報告に、ジェラルディンも表情をくもらせる。
昨夜のあの突然の闇。そしてブラントを出入り口まで導いた、あの青白い炎。
あの力は、もしかして…………。
ジェラルディンは右手を見た。
指輪を飾っていた五枚の黒い花弁はすべて失せ、花に添えられていた細い銀の葉だけがぽつんと、台座に残っている。
「先ほど、入念な確認を済ませてからの、招待客の解放がはじまったそうです。それとフェザーストン嬢は残られ、父君のフェザーストン公爵と共に、国王陛下直々の事情聴取をうけているとか」
「フェザーストン嬢の侍女のノールズ子爵令嬢や、ルドルフ殿下の侍従のテオドールも拘束され、聴取をうけています。ヴラスタリ大使も監視がつけられ、謹慎がつづいております」
「レイラ妃殿下にも、あとであらためて話を聞きたい、とのことでございました」
「わかりました」と、ジェラルディンも了承する。
午後からは、王宮の外へ範囲を拡大しての大規模な捜索がはじまり、ジェラルディンも呼び出しをうけて、国王や大臣たちから昨夜の顛末について説明を求められた。
ジェラルディンは黄泉帰ったあとにはめられていた指輪について淡々と話す。
神殿から呼び出されて同席していた大神官が、感嘆の声をもらした。
「なんと不思議な。では、レイラ妃殿下が常にはめておられた黒い花を象った指輪は、神の加護だったというわけですな!?」
「なんと。神のお告げをうけて黄泉帰るとは、まさに神話のごとく…………!」
大臣たちもある者は驚嘆し、ある者は重々しく何度もうなずく。
一方、ジェラルディンも確認したい事柄があった。
「あの。昨晩、見つかった四本の矢は今、どちらに?」
「それが…………」
いつの間にか消えていた。
国王も大臣も、そう口をそろえた。
「兵に命じて、矢も探させておる。だが、いまだ一本も見つかっておらぬ」
国王の返答に、大神官が言葉を添える。
「おそらく天に戻ったのでしょう。神の道具です、いつまでも地上に在ることはありますまい」
老齢の大神官の推測に、ジェラルディンも、おそらくそうだろう、と納得する。
ジェラルディンは今回の件で咎められることはなさそうだった。
むしろヴラスタリ皇子の陰謀を暴き、ロディア王太子とその元婚約者の潔白を明らかにしたことで、国王直々のお褒めと感謝の言葉をいただき、あとで褒美の品を贈るとまで約束された。
それ自体はけっこうなことだったが、王宮でのジェラルディンの評価は、不本意な方向にますます高まった。
「レイラ妃殿下が、神から授かった神秘の力でヴラスタリ皇子の陰謀を暴き、ルドルフ殿下の呪いを解いて、潔白を証明された!!」
「黄泉帰りや若返りの奇跡につづき、今度は、神の加護をうけて王太子殿下をお救いになられるなんて! やはりレイラ妃殿下は奇跡の妃、聖女だわ!!」
国王の謁見室を出て王太子妃の部屋に戻る途中だけでも、そんな噂話がしきりに耳に届く。
(ルディとの離婚を宣言したのに…………逆効果になってばかり…………)
侍女を引き連れて廊下を進みながら、ジェラルディンは肩をおとしてため息をついた。
ヴラスタリ皇子の帰国式は中止され、国王や王太子、大臣たちも事件の関係者への事情聴取中。そして王太子妃教育も絶賛サボり中とくれば、ジェラルディンにすることはない。
晩餐まで空いた時間を、適当に本を読んで潰していたが、今一つ内容が頭に入らない。
足を伸ばして座っていた長椅子の上で本を閉じると、表紙の上に置いた右手の中指に光る銀の指輪が目にとまった。
五粒あった黒い石はすべてなくなり、今は細長い葉と台座が残るばかりだ。
(加護は全部なくなった、ということよね? この指輪は、もう神殿にでも返したほうがいいのかしら?)
神話でも、冒険の出発前に神から道具を借りた英雄は、冒険を終えたあとは、道具を返却している。ジェラルディンも近いうちに時間を見つけて、お礼を添えて指輪を返したほうがいいかもしれない。
(ということは…………供物はやっぱり、黒?)
黒くて捧げられる品物、といえば何があるだろう。
(黒い宝石? 絹とかの布地やリボン? レース? 黒い食べ物って、あったかしら? 種は黒い物が多いけれど…………)
思案するジェラルディンの脳裏に、長い灰色の髪に水色の瞳をした優し気な面影が浮かぶ。
(ルーク先生――――…………)
ジェラルディンの胸が痛みにうずく。
あの時、ブラントを導いた青白い炎。
あれは本当に、ジェラルディンがもらった『加護』の力だったのだろうか。
ジェラルディンが感謝の想いを込めて贈った品を、彼はブラントを脱出させることに用いたのだろうか。
ユージーン・ルーク卿もヴラスタリ皇国人だ。
彼の身分と立場を考えれば、正しい行動ではあるのだろうけれど。
(もう会えないの…………?)
ブラント皇子の失踪と同時に、ユージーンの行方も知れない。
もしかしたら、二人はとっくにロディア王国を脱出して、ヴラスタリ皇国へ帰国しているのかもしれない。
だとすれば本当に再会の機会はないだろう。
ジェラルディンはため息をついた。
「先生と、話したい。きちんと、会って訊ねたいのに…………」
長椅子の上で膝を抱えると、すうっ、と周囲が暗くなった。
「え…………」
ジェラルディンは立ち上がる。四方を見渡しても、なにも見えない。
灯りが消えたのではない。まだ灯りを点すには早い時刻で、高価なガラスをはめた大きな窓から、午後の日差しがさんさんと射し込んでいた。
「誰か! どうなっているのですか!?」
部屋の外にひかえているはずの侍女を呼ぶが、反応はない。
ひらめくように昨夜の記憶がよみがえる。
「まさか…………」
コツ、コツ、と足音が近づいてきて、ジェラルディンは反射的にふりかえっていた。
「やってくれたな、ヒロインのくせに」
冷ややかな銀の髪に、北海に似た暗い青の瞳。
真っ暗闇なのに、なぜかその姿は明瞭に視認できる。
ジェラルディンの私室にブラントが現れた。
大広間は上へ下への大騒ぎで、宴は当然中止となり、国王や王太子をはじめ重臣一同はほぼ徹夜。ジェラルディンも自室に戻ってこられたのは、空が明るくなりはじめた頃だった。
侍女の手を借りて重いドレスと装飾品を外し、髪もほどいて化粧も落とすと、やっと肩の荷がおりて開放感に浸る。
「いったい、どういうことですか!?」
マレット男爵夫人はずっと騒いでいたが、今は説明する気力もない。
「疲れているのであとで」と断り、ひとまず休息をとることにした。
寝台に入ると、一気に眠りの淵に引きずり込まれる。
目を覚ますと正午ちかかった。
ジェラルディンは顔を洗って室内用ドレスに着替え、侍女たちに囲まれて朝昼兼用の食事をとりながら、ここまでの報告を聞く。
「ブラント皇子は依然、捜索がつづいております」
昨夜の突然の闇のあと、警備兵や侍従たちが灯りをともして、客たちはなんとか落ち着いた。
けれどブラント皇子の姿はどこにもない。
彼付きの侍従やヴラスタリ大使は大広間に残っており、彼らは身柄を拘束され、ロディア兵がブラント皇子の使用する客室へ急行して、国王付きの側近たちも同行したが、部屋にブラントの姿は見当たらない。
ヴラスタリ皇国から同行した侍従や侍女たちは全員残っていたし、兵や側近たちも、それこそ衣装箱や寝台の下、分厚いカーテンの裏側までめくって客室を探したのに、影も形も見当たらなかったという。
ロディア国王は徹底的な捜索を命じて王宮は封鎖され、招待客の全員が大広間に留め置かれて、兵ばかりか下男下女、侍女侍従まで動員されての徹夜の大捜索となったが、それでも正午の現在まで見つかっていないという。
「封鎖前に何者かが王宮を出たという報告もないそうで、警備の兵も大臣たちも、首をかしげているそうです」
侍女の報告に、ジェラルディンも表情をくもらせる。
昨夜のあの突然の闇。そしてブラントを出入り口まで導いた、あの青白い炎。
あの力は、もしかして…………。
ジェラルディンは右手を見た。
指輪を飾っていた五枚の黒い花弁はすべて失せ、花に添えられていた細い銀の葉だけがぽつんと、台座に残っている。
「先ほど、入念な確認を済ませてからの、招待客の解放がはじまったそうです。それとフェザーストン嬢は残られ、父君のフェザーストン公爵と共に、国王陛下直々の事情聴取をうけているとか」
「フェザーストン嬢の侍女のノールズ子爵令嬢や、ルドルフ殿下の侍従のテオドールも拘束され、聴取をうけています。ヴラスタリ大使も監視がつけられ、謹慎がつづいております」
「レイラ妃殿下にも、あとであらためて話を聞きたい、とのことでございました」
「わかりました」と、ジェラルディンも了承する。
午後からは、王宮の外へ範囲を拡大しての大規模な捜索がはじまり、ジェラルディンも呼び出しをうけて、国王や大臣たちから昨夜の顛末について説明を求められた。
ジェラルディンは黄泉帰ったあとにはめられていた指輪について淡々と話す。
神殿から呼び出されて同席していた大神官が、感嘆の声をもらした。
「なんと不思議な。では、レイラ妃殿下が常にはめておられた黒い花を象った指輪は、神の加護だったというわけですな!?」
「なんと。神のお告げをうけて黄泉帰るとは、まさに神話のごとく…………!」
大臣たちもある者は驚嘆し、ある者は重々しく何度もうなずく。
一方、ジェラルディンも確認したい事柄があった。
「あの。昨晩、見つかった四本の矢は今、どちらに?」
「それが…………」
いつの間にか消えていた。
国王も大臣も、そう口をそろえた。
「兵に命じて、矢も探させておる。だが、いまだ一本も見つかっておらぬ」
国王の返答に、大神官が言葉を添える。
「おそらく天に戻ったのでしょう。神の道具です、いつまでも地上に在ることはありますまい」
老齢の大神官の推測に、ジェラルディンも、おそらくそうだろう、と納得する。
ジェラルディンは今回の件で咎められることはなさそうだった。
むしろヴラスタリ皇子の陰謀を暴き、ロディア王太子とその元婚約者の潔白を明らかにしたことで、国王直々のお褒めと感謝の言葉をいただき、あとで褒美の品を贈るとまで約束された。
それ自体はけっこうなことだったが、王宮でのジェラルディンの評価は、不本意な方向にますます高まった。
「レイラ妃殿下が、神から授かった神秘の力でヴラスタリ皇子の陰謀を暴き、ルドルフ殿下の呪いを解いて、潔白を証明された!!」
「黄泉帰りや若返りの奇跡につづき、今度は、神の加護をうけて王太子殿下をお救いになられるなんて! やはりレイラ妃殿下は奇跡の妃、聖女だわ!!」
国王の謁見室を出て王太子妃の部屋に戻る途中だけでも、そんな噂話がしきりに耳に届く。
(ルディとの離婚を宣言したのに…………逆効果になってばかり…………)
侍女を引き連れて廊下を進みながら、ジェラルディンは肩をおとしてため息をついた。
ヴラスタリ皇子の帰国式は中止され、国王や王太子、大臣たちも事件の関係者への事情聴取中。そして王太子妃教育も絶賛サボり中とくれば、ジェラルディンにすることはない。
晩餐まで空いた時間を、適当に本を読んで潰していたが、今一つ内容が頭に入らない。
足を伸ばして座っていた長椅子の上で本を閉じると、表紙の上に置いた右手の中指に光る銀の指輪が目にとまった。
五粒あった黒い石はすべてなくなり、今は細長い葉と台座が残るばかりだ。
(加護は全部なくなった、ということよね? この指輪は、もう神殿にでも返したほうがいいのかしら?)
神話でも、冒険の出発前に神から道具を借りた英雄は、冒険を終えたあとは、道具を返却している。ジェラルディンも近いうちに時間を見つけて、お礼を添えて指輪を返したほうがいいかもしれない。
(ということは…………供物はやっぱり、黒?)
黒くて捧げられる品物、といえば何があるだろう。
(黒い宝石? 絹とかの布地やリボン? レース? 黒い食べ物って、あったかしら? 種は黒い物が多いけれど…………)
思案するジェラルディンの脳裏に、長い灰色の髪に水色の瞳をした優し気な面影が浮かぶ。
(ルーク先生――――…………)
ジェラルディンの胸が痛みにうずく。
あの時、ブラントを導いた青白い炎。
あれは本当に、ジェラルディンがもらった『加護』の力だったのだろうか。
ジェラルディンが感謝の想いを込めて贈った品を、彼はブラントを脱出させることに用いたのだろうか。
ユージーン・ルーク卿もヴラスタリ皇国人だ。
彼の身分と立場を考えれば、正しい行動ではあるのだろうけれど。
(もう会えないの…………?)
ブラント皇子の失踪と同時に、ユージーンの行方も知れない。
もしかしたら、二人はとっくにロディア王国を脱出して、ヴラスタリ皇国へ帰国しているのかもしれない。
だとすれば本当に再会の機会はないだろう。
ジェラルディンはため息をついた。
「先生と、話したい。きちんと、会って訊ねたいのに…………」
長椅子の上で膝を抱えると、すうっ、と周囲が暗くなった。
「え…………」
ジェラルディンは立ち上がる。四方を見渡しても、なにも見えない。
灯りが消えたのではない。まだ灯りを点すには早い時刻で、高価なガラスをはめた大きな窓から、午後の日差しがさんさんと射し込んでいた。
「誰か! どうなっているのですか!?」
部屋の外にひかえているはずの侍女を呼ぶが、反応はない。
ひらめくように昨夜の記憶がよみがえる。
「まさか…………」
コツ、コツ、と足音が近づいてきて、ジェラルディンは反射的にふりかえっていた。
「やってくれたな、ヒロインのくせに」
冷ややかな銀の髪に、北海に似た暗い青の瞳。
真っ暗闇なのに、なぜかその姿は明瞭に視認できる。
ジェラルディンの私室にブラントが現れた。
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