50 / 66
1章 クズ勇者の目標!?
クズ勇者、四天王と交戦する 1
しおりを挟む
『ハザマ、ザース。魔王様を守ってくれない?』
『急に何を言い出すんだ!』
『あぁ。久々に楽しくなってきたのだぞ』
あのシフルから殺すべきか。やはり弱ってるヤツから確実に殺さないとな。
「来ないのか?じゃあ俺から行くぜ」
リョーマはシフル目掛けて飛び掛った。
瞬間、刃物同士がぶつかり合う音が鳴り響く。
リョーマの魔剣とシフルの魔剣がぶつかり合う。
「片腕でどれだけ持つかな!」
『二人は魔王様を守って!ビランさんとシビリアだけじゃ抵抗できない』
『クソッ……一旦引くぞ、ザース』
『あぁ。出来ればそいつを殺してこい』
『できればじゃない。必ずさ!』
「くだらねぇ会話してんじゃねぇよ。無駄口叩いたねぇで死ねよ!」
シフルの武器は弾かれてしまい、体勢を整えるために片腕のないシフルは回避に徹した。
「さっきから逃げてるだけか?四天王の強さもたかが知れてるな」
シフルはリョーマは魔王から遠ざけるため、魔王城から離れるようにして逃げた。
「お前、もう逃げられねぇぜ」
『うぐっ……』
しかし、リョーマを魔王から遠ざけることに気を回し過ぎたシフルは、不意に飛んできた剣圧で両足を切断されてしまう。
勢い余って地面を転がり、木に背中をぶつけて止まった。
シフルはその状態でなおも抵抗をしようと腕を前に突き出し、魔法を唱えた。
『(魔式魔術·魔素操作)』
そう唱えると周囲に満ちる魔力の根源、魔素がリョーマへと向かって行く。
リョーマを中心に空気が集まっていき、そして大きな風へとなる。
『自然の中にある魔素はほぼ無限だ。貴様の魔力保持量が膨大な魔素に耐えられるはずがない』
「じゃあ、放出すれば良い」
魔素は魔法の根源だ。つまり、今の俺は魔法使える。
確かにこの魔法、魔力保持量の少ないヤツが受ければ死すらも覚悟するだろうな。たった一瞬でかなりの量の魔素が体に流れ込んできやがる。
本来なら放出する前に体が体の中にある魔素の量に耐えきれず死ぬだろうな。
だが、俺はそもそもの魔力保持量が桁外れなんだよ。その上枯渇してたんだ。ありがてぇ魔法だな。
「なんて言ったかな……たしか、『削乱風』」
『っ……それは!』
リョーマはシフルの方に手をかざし、魔法を発動させる。
その魔法はハザマの使っていた魔法だった。
『な、なんで貴様にハザマの魔法が使えるんだ!』
「さぁ、なんでだろうな?」
シフルを見下し、嘲笑うとリョーマは魔法を放つ。刹那にも満たぬ時間で魔法はシフルを襲った。
『あがぁああ!!』
シフルの断末魔が森に響く。核もろとも体は消し飛ばされ、そこに残されたのは赤く染まった地面と大半を削り取られた木々のみだった。
「まずは一つ、処理完了だな」
リョーマは来た道を戻る。
魔力がかなり回復した。これならかなり勝機がある。いや、勝てる。
フィールと残りの四天王、側近と幹部が魔王のところに居るはず。
「さて、他のゴミを殺しにいくかな」
リョーマは木と木の間を素早く駆け抜け魔王城に向う。
あれだけ離れていたにもかかわらず、ものの数分で魔王城にたどり着いた。
「時間をやりすぎたか?」
リョーマがま王女まで戻ると、その場に居る全員が戦闘態勢に入っていた。
『シフルを殺したのか?』
無表情でリョーマにそう聞いたのはザースだった。
「あぁ。あのゴミなら張合いもなく死んだぜ。ホント、笑いが止まんねぇよな?任せろって言って死んでんだもんな。世話ねぇってな」
『………そうか。わかった。……もう黙って良いぞ、このゲス野郎』
表情に変化はなかった。だが、瞳からは一粒の涙が零れ落ちた。
ザースは一度目を強く瞑った。
『シフル……リギルに続いてお前まで……。絶対に仇は討ってやるからな』
そう呟き目を開くザースの纏う雰囲気は先程までとは異なり、ザースの怒りがヒシヒシと感じる。
それを隣で見ていたハザマは魔剣を構えてリョーマの方へ進む。
それを見たザースも前に一歩踏み出した。
「二人ならやれるってか?」
『あまり………俺らを……四天王を舐めるなよ』
『死ぬのは貴様だ、人間が!』
二人はその掛け声と同時にリョーマに襲いかかった。
『急に何を言い出すんだ!』
『あぁ。久々に楽しくなってきたのだぞ』
あのシフルから殺すべきか。やはり弱ってるヤツから確実に殺さないとな。
「来ないのか?じゃあ俺から行くぜ」
リョーマはシフル目掛けて飛び掛った。
瞬間、刃物同士がぶつかり合う音が鳴り響く。
リョーマの魔剣とシフルの魔剣がぶつかり合う。
「片腕でどれだけ持つかな!」
『二人は魔王様を守って!ビランさんとシビリアだけじゃ抵抗できない』
『クソッ……一旦引くぞ、ザース』
『あぁ。出来ればそいつを殺してこい』
『できればじゃない。必ずさ!』
「くだらねぇ会話してんじゃねぇよ。無駄口叩いたねぇで死ねよ!」
シフルの武器は弾かれてしまい、体勢を整えるために片腕のないシフルは回避に徹した。
「さっきから逃げてるだけか?四天王の強さもたかが知れてるな」
シフルはリョーマは魔王から遠ざけるため、魔王城から離れるようにして逃げた。
「お前、もう逃げられねぇぜ」
『うぐっ……』
しかし、リョーマを魔王から遠ざけることに気を回し過ぎたシフルは、不意に飛んできた剣圧で両足を切断されてしまう。
勢い余って地面を転がり、木に背中をぶつけて止まった。
シフルはその状態でなおも抵抗をしようと腕を前に突き出し、魔法を唱えた。
『(魔式魔術·魔素操作)』
そう唱えると周囲に満ちる魔力の根源、魔素がリョーマへと向かって行く。
リョーマを中心に空気が集まっていき、そして大きな風へとなる。
『自然の中にある魔素はほぼ無限だ。貴様の魔力保持量が膨大な魔素に耐えられるはずがない』
「じゃあ、放出すれば良い」
魔素は魔法の根源だ。つまり、今の俺は魔法使える。
確かにこの魔法、魔力保持量の少ないヤツが受ければ死すらも覚悟するだろうな。たった一瞬でかなりの量の魔素が体に流れ込んできやがる。
本来なら放出する前に体が体の中にある魔素の量に耐えきれず死ぬだろうな。
だが、俺はそもそもの魔力保持量が桁外れなんだよ。その上枯渇してたんだ。ありがてぇ魔法だな。
「なんて言ったかな……たしか、『削乱風』」
『っ……それは!』
リョーマはシフルの方に手をかざし、魔法を発動させる。
その魔法はハザマの使っていた魔法だった。
『な、なんで貴様にハザマの魔法が使えるんだ!』
「さぁ、なんでだろうな?」
シフルを見下し、嘲笑うとリョーマは魔法を放つ。刹那にも満たぬ時間で魔法はシフルを襲った。
『あがぁああ!!』
シフルの断末魔が森に響く。核もろとも体は消し飛ばされ、そこに残されたのは赤く染まった地面と大半を削り取られた木々のみだった。
「まずは一つ、処理完了だな」
リョーマは来た道を戻る。
魔力がかなり回復した。これならかなり勝機がある。いや、勝てる。
フィールと残りの四天王、側近と幹部が魔王のところに居るはず。
「さて、他のゴミを殺しにいくかな」
リョーマは木と木の間を素早く駆け抜け魔王城に向う。
あれだけ離れていたにもかかわらず、ものの数分で魔王城にたどり着いた。
「時間をやりすぎたか?」
リョーマがま王女まで戻ると、その場に居る全員が戦闘態勢に入っていた。
『シフルを殺したのか?』
無表情でリョーマにそう聞いたのはザースだった。
「あぁ。あのゴミなら張合いもなく死んだぜ。ホント、笑いが止まんねぇよな?任せろって言って死んでんだもんな。世話ねぇってな」
『………そうか。わかった。……もう黙って良いぞ、このゲス野郎』
表情に変化はなかった。だが、瞳からは一粒の涙が零れ落ちた。
ザースは一度目を強く瞑った。
『シフル……リギルに続いてお前まで……。絶対に仇は討ってやるからな』
そう呟き目を開くザースの纏う雰囲気は先程までとは異なり、ザースの怒りがヒシヒシと感じる。
それを隣で見ていたハザマは魔剣を構えてリョーマの方へ進む。
それを見たザースも前に一歩踏み出した。
「二人ならやれるってか?」
『あまり………俺らを……四天王を舐めるなよ』
『死ぬのは貴様だ、人間が!』
二人はその掛け声と同時にリョーマに襲いかかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる