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タケルと神様 レイドとの初対面
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僕の名前は神谷タケル、高校二年生。
友達の少ない僕はいつも通り一人で登校していた。
あまり体の強くない僕、今日は一段と顔色が悪かったがそんな事はいつもの事だと気にも留めていなかった。
電車を待っていると大きく鼓動がなる。
ドクンッ!!
僕は息が苦しくなり立っていられなくなった。
グラッ
すると、ホームに勢いよく電車が入ってきて、強い衝撃と響くような悲鳴だけが耳に残り意識は闇に包まれた。
─────
僕は死んだ、そう思って目を開けた。
視界に飛び込んできたのはゲームの中に出てくるザ・神殿みたいな建物だった。
辺りを見渡しながら建物に向かって進む。
扉の目の前まで進むとゆっくり押し開けた。
中を覗くとたくさんの人が区役所の受付みたいな所にずらりと並んでいた。
中へとゆっくり一歩踏み出すと突然男性が話しかけてきた。
「どうも、どう言った死因でしょうか?」
にこやかな笑顔に優しい声で恐ろしいことを尋ねてくる男性にびっくりしたが、心を落ち着かせて質問内容に答えると……
「え?……ん?」
手に持っている書類を見ながら疑問系で返されてしまった。
「あ、あの、何かおかしな事でも?」
大変な事でもあったのかドギマギしながら聞くと受付の奥の方に連れて行かれた。
薄暗い廊下の角を二、三度曲がり突き当たりの階段を上がると青く輝く扉があった。
男性はその扉を勢いよく開けると中に入っていく、僕も後ろについて行く。すると……
「レイド様!こちらの方が……レイド様!」
男性の後ろからレイド様と呼ばれた人を見る。
髪は白く腰ぐらいまで長く、目は光に透けたような赤色で顔は整っている。
この世の物で無いように見えて、自分のないはずの心臓の音が高まった気がした。
身体に余分な肉はなくすらりとしているが必要な筋肉はついている。
謎の色気に包まれた女神のようなレイド様。
窓辺にもたれるそんなレイド様に見とれているといきなり、窓の外に飛び降りた。
「え!?」
「レイド様!はぁ、また……」
と、言いながら男性もその窓から飛び降りた。
僕はその窓に近付いて外を見る。
「確か、ここは三階だったよな」
と、呟くと外から強い風が吹いて机の上に積み重なっていた紙がバラバラに崩れてしまった。
僕がその紙を集めて癖で勝手に期限と種類別に片付けて数分後。
男性に担がれてレイド様が帰って来た。
「いやだー!外で遊びたいー!」
さっきまでの色気等はなく駄々をこねる少年のようだった。
男性はそんなレイド様を無理矢理椅子に座らせる。
「レイド様!今日こそちゃんと仕事をしてもらいますからね!」
と言って僕のことを話し始めた。
「まずは、そこの彼です、体調不良によるに突然死だそうです」
と、僕の説明を分かりやすく簡潔にレイド様に教えていた。
「突然死の場合、レイド様が書類を書かなければなりません」
「はぁ?突然死?」
嫌そうに男性の話しを聞くレイド様。
「突然死の書類は、ん?なんか片付いてますけどレイド様整理されました?」
男性は書類が片付いている事を疑問に思った。
「すいません、さっき風で紙が吹き飛ばされて拾う時に癖で揃えてしまって」
二人に自分がしたことだと謝ると逆にびっくりされてしまった。
この量は普通一週間ないと整理も出来ないそうだ、それを数分で揃えれる自分は凄いそうだ。
「あの、よろしければ書類申請が通って仕事が終わるまで、その……」
男性が何か言おうとしたが終わる前にレイド様が遮った。
「面倒くさぁ、君さぁ、僕の代わりに仕事してくれない?」
「……はい?」
いきなり、仕事を代わりにしてくれと言われてましても何の仕事かもわからないと思い丁重にお断りしようと思ったら……
「お願いします!今のところレイド様だけだと仕事が進まなくて!」
男性にまでお願いされてしまいました。
僕が迷っているとレイド様が椅子から立ち上がり近づいてきて目の前に立たれた。
レイド様は僕より頭一つ分背が高い、僕がレイド様に見とれていると……
「お願いします、もう、あなたにしか頼めないのです」
手を取られて悲しそうに言われると断れない僕は結局引き受けてしまった。
「わかりましたよ、でも、一から教えてくださいね!」
「やったー!ありがとー!え、えーと?」
「あ、僕はタケルです」
自分が名乗ってなかったことに気付き急いで名乗る。
そんなこんなでドタバタした一日が終わった。
明日からは神様いや、レイド様とのお仕事ちょっぴり楽しみです!
友達の少ない僕はいつも通り一人で登校していた。
あまり体の強くない僕、今日は一段と顔色が悪かったがそんな事はいつもの事だと気にも留めていなかった。
電車を待っていると大きく鼓動がなる。
ドクンッ!!
僕は息が苦しくなり立っていられなくなった。
グラッ
すると、ホームに勢いよく電車が入ってきて、強い衝撃と響くような悲鳴だけが耳に残り意識は闇に包まれた。
─────
僕は死んだ、そう思って目を開けた。
視界に飛び込んできたのはゲームの中に出てくるザ・神殿みたいな建物だった。
辺りを見渡しながら建物に向かって進む。
扉の目の前まで進むとゆっくり押し開けた。
中を覗くとたくさんの人が区役所の受付みたいな所にずらりと並んでいた。
中へとゆっくり一歩踏み出すと突然男性が話しかけてきた。
「どうも、どう言った死因でしょうか?」
にこやかな笑顔に優しい声で恐ろしいことを尋ねてくる男性にびっくりしたが、心を落ち着かせて質問内容に答えると……
「え?……ん?」
手に持っている書類を見ながら疑問系で返されてしまった。
「あ、あの、何かおかしな事でも?」
大変な事でもあったのかドギマギしながら聞くと受付の奥の方に連れて行かれた。
薄暗い廊下の角を二、三度曲がり突き当たりの階段を上がると青く輝く扉があった。
男性はその扉を勢いよく開けると中に入っていく、僕も後ろについて行く。すると……
「レイド様!こちらの方が……レイド様!」
男性の後ろからレイド様と呼ばれた人を見る。
髪は白く腰ぐらいまで長く、目は光に透けたような赤色で顔は整っている。
この世の物で無いように見えて、自分のないはずの心臓の音が高まった気がした。
身体に余分な肉はなくすらりとしているが必要な筋肉はついている。
謎の色気に包まれた女神のようなレイド様。
窓辺にもたれるそんなレイド様に見とれているといきなり、窓の外に飛び降りた。
「え!?」
「レイド様!はぁ、また……」
と、言いながら男性もその窓から飛び降りた。
僕はその窓に近付いて外を見る。
「確か、ここは三階だったよな」
と、呟くと外から強い風が吹いて机の上に積み重なっていた紙がバラバラに崩れてしまった。
僕がその紙を集めて癖で勝手に期限と種類別に片付けて数分後。
男性に担がれてレイド様が帰って来た。
「いやだー!外で遊びたいー!」
さっきまでの色気等はなく駄々をこねる少年のようだった。
男性はそんなレイド様を無理矢理椅子に座らせる。
「レイド様!今日こそちゃんと仕事をしてもらいますからね!」
と言って僕のことを話し始めた。
「まずは、そこの彼です、体調不良によるに突然死だそうです」
と、僕の説明を分かりやすく簡潔にレイド様に教えていた。
「突然死の場合、レイド様が書類を書かなければなりません」
「はぁ?突然死?」
嫌そうに男性の話しを聞くレイド様。
「突然死の書類は、ん?なんか片付いてますけどレイド様整理されました?」
男性は書類が片付いている事を疑問に思った。
「すいません、さっき風で紙が吹き飛ばされて拾う時に癖で揃えてしまって」
二人に自分がしたことだと謝ると逆にびっくりされてしまった。
この量は普通一週間ないと整理も出来ないそうだ、それを数分で揃えれる自分は凄いそうだ。
「あの、よろしければ書類申請が通って仕事が終わるまで、その……」
男性が何か言おうとしたが終わる前にレイド様が遮った。
「面倒くさぁ、君さぁ、僕の代わりに仕事してくれない?」
「……はい?」
いきなり、仕事を代わりにしてくれと言われてましても何の仕事かもわからないと思い丁重にお断りしようと思ったら……
「お願いします!今のところレイド様だけだと仕事が進まなくて!」
男性にまでお願いされてしまいました。
僕が迷っているとレイド様が椅子から立ち上がり近づいてきて目の前に立たれた。
レイド様は僕より頭一つ分背が高い、僕がレイド様に見とれていると……
「お願いします、もう、あなたにしか頼めないのです」
手を取られて悲しそうに言われると断れない僕は結局引き受けてしまった。
「わかりましたよ、でも、一から教えてくださいね!」
「やったー!ありがとー!え、えーと?」
「あ、僕はタケルです」
自分が名乗ってなかったことに気付き急いで名乗る。
そんなこんなでドタバタした一日が終わった。
明日からは神様いや、レイド様とのお仕事ちょっぴり楽しみです!
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