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完結お祝い座談会
完結お祝い座談会4
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◆ボリスによるカップル診断のコーナー
トゥ~ルル、トゥルルトゥ~ルル♪
ボス「それ、気軽に口ずさんでいい曲じゃないし。俺、そういうポジションなの?」
さく「今回はボリスと私だけで、各カップルの神髄を突こうという企画なので」
ボス「いいけどさ、別に」
さく「ということで、それぞれのカップルのお話をしたいと思います。まずはファウストとランバートから」
ボス「持ちつ持たれつかな。仕事でもプライベートでもお互いに依存してると思う。そうすることがお互いの愛情表現でもあるし、支障をきたしていないからいいんじゃない?」
さく「お互い甘えられるのはお互いだけだよね、あそこ」
ボス「妙にプライド高くてお互い頑固だからさ。いいんじゃない?」
さく「ゼロスとクラウルの所はどう見るかね?」
ボス「前にも言ったけれど、ゼロスが主導権握ってるように見えて実はクラウル様の度量の大きさだったりすると思う。クラウル様が全面的にゼロスを受け入れてるから成立してる」
さく「確かにクラウルって、ゼロスに関しては本当に甘い」
ボス「ここで相手の甘さにおんぶに抱っこしないのがゼロスのいいところだよね」
さく「あるね、そういう所。むしろプライドに引っかかる」
ボス「負けず嫌いだからね。でもいいんじゃない? 彼氏圧倒的に強いから」
さく「続いてはコンラッドとハリーの所ですが」
ボス「ハリーが主導権握ってると思いきや、コンラッドが実は全権持ってる」
さく「ほぉ」
ボス「コンラッドはハリーの自由奔放な部分も好きだから自由にさせてる。ハリーもその範囲で好きにしてる。でも、実はそのリードを握ってるのはコンラッドなんだよ」
さく「ハリーは犬か」
ボス「自由すぎる犬ね。もの凄く長いリードを付けられて自由に動き回ってるけれど、コンラッドがこれはダメだと思ったら一瞬で手元に連れ戻されて怒られる。ハリーもコンラッドに怒られると言うこと聞くから」
さく「まぁ、確かに良識的なコンラッドに任せておけば道を踏み外したりしないよね」
ボス「ハリーがウザいくらいに好きアピールしてるけれど、実はコンラッドの方がもっと大きくてクソ重たい愛情持ってると思う」
さく「あいつ、クソ重野郎だったのか!」
ボス「でしょ。あのタイプはなかなか厄介だよ」
さく「チェスターとリカルド……は、言わずもがなかな?」
ボス「素直なおバカ犬と、そんなおバカ犬が可愛くて仕方がない飼い主」
さく「ですよね~。分かってた~」
ボス「他にないでしょ。チェスターは飼い主の周りを飛び跳ねながらクルクルする愛嬌たっぷりのおバカ犬」
さく「あ……確かに似合いそう。誰にでも尻尾振って近づいてくる感じで、丸い大きな目を輝かせながらあざとい角度で首傾げるんでしょ?」
ボス「いや、そこまでかって言われると分かんないけれど。でもまぁ、いいんじゃない?」
さく「確かにリカルドって、チェスター甘やかしてるよね」
ボス「純粋に慕ってるし、リカルド先生って甘えられ慣れてない感じがするからね。単純に、可愛いんだと思うよ」
さく「そのくせ自棄起こして退団届出したんだよね、あいつ」
ボス「あれね。まぁ、従順なワンコも時には反乱を起こすってことじゃない? まぁ、話を聞くに仕方がないと思ったけれどさ。あいつ、俺達が探さなかったら本当に死んでたかもね」
さく「躊躇ってくれてて良かったよ」
ボス「本当にね」
さく「まだ恋人としては日の浅いトレヴァーとキアランは?」
ボス「気位の高い高級猫と、同居の大型犬?」
さく「あ、両方人でもなくなった」
ボス「ここも日常の主導権はキアラン様が持っていると思うよ。トレヴァーも犬属性はあるし」
さく「キアランって、ツンデレだよね。ツン多め」
ボス「プライドが高いんだよね。素直になれば楽になるのに、それは負けた気がするって意地を張るの。凄く疲れる生き方してる気がする」
さく「トレヴァーと一緒になる前はしょっちゅう胃を痛めてたみたいだしね」
ボス「キアラン先輩自身、そういう自分に疲れちゃってたんでしょ。トレヴァーは壁を突破する才能あるし、相手に寄り添う優しさとかもあるしさ。寄りかかってみたら気持ち良かったんじゃないの?」
さく「意外な包容力を見せたね、あいつ」
ボス「実は大人組だったよね、あいつ」
さく「ルイーズとコナン」
ボス「最愛の人形を見つけた狂愛マニアと、そのお人形」
さく「一気に犯罪臭がするんだけど!」
ボス「ルイーズ様の偏愛って、そういう方向性だと思わない? 集めるというよりは、自分の理想のお人形を探してる感じ。そして見つけたらひたすらそこに全部の愛情を注ぐ」
さく「いや、犯罪臭するってやっぱり! それ、コナンが拒んだら大変な事になるやつじゃない?」
ボス「なるかもね。ルイーズ様は理想の自分ってものをはっきり持ってるから、そこから大きく外れた事は醜いと思ってやらないけれどさ。それがなくて、自分の欲望に忠実だったら拒んだ途端に攫われて監禁、そのままお人形コースだと思う」
さく「おぉぅ……コナン、素直で良かった」
ボス「ここの最終決定権はコナンだね。何だかんだ言ってコナンがNoと言えば、ルイーズ様はそれに従うと思う」
さく「アルブレヒトとナルサッハは?」
ボス「あそこ、凄く怖いと思う。アルブレヒト様って、もう時間も時空も越えてナルサッハさんのストーカーでしょ? 自分が死んでも絶対離す気ないと思うし、あの人はそれができちゃうから怖い」
さく「おいおい、神の子をそんな陰湿な犯罪者みたいに」
ボス「実際そうじゃない? それと分からなく近づいて、でも自分は全部計画的でさ。気づいた時には詰みでしょ」
さく「…………振り切ったしね」
ボス「何がって、それを受け入れてるナルサッハさんなんだよね。絡め取られてるの気づいてるのに、それに納得済みで委ねてる点。一緒に死のうと言われたら従っちゃうんじゃない?」
さく「あるかもね、ナルなら。実は裏情報なんだけど、この二人はユーミル時代からだよ」
ボス「え、なにそれ?」
さく「ユーミルに最後まで付き従った従者がナルなんだよね。一度墜ちたのを引き上げたのはユーミル。この二人、そこから因縁が出来てる」
ボス「結局来世まで縛られてんじゃん!」
さく「私も予想外の執着をアルが見せてるんだよ。私の中では神の子だったのにな……」
さく「他にも気になるCPはいるかと思いますが、こんなもんでしょうか?」
ボス「ドゥーガルドとか?」
さく「逆美女と野獣」
ボス「それね。ほんと、中身が乙女だよねドゥーって。幽霊的な怖いのダメ、甘いもの好き、猥談に耐えられない(恥ずかしい)、小動物とかも好き」
さく「見た目はいいんだよ? 少し長めのオレンジがかった金髪で癖があって、それがライオンっぽくてさ。背も高いし、筋肉質でどっしりした体だし、手足も長いし頭小さめだしさ。目鼻立ちも少し彫りが深くて鋭いし」
ボス「知ってるよ。まさにワイルド! っていう見た目してるのに中身がこれだからさ。そもそもどうしてこうなったわけ?」
さく「初登場の時の飲み会で酒が弱い事が発覚した辺りからズルズルと」
ボス「あのねぇ……実は一番年下だけどさ、あれで弟ポジションは無理ありすぎるよ? とんでもない事してくれたよね。そのせいで今じゃあの成で嫁だよ?」
さく「いいじゃん、ディーンがそれでいいなら」
ボス「ディーン、反比例するように長身爽やか系イケメンになったよね。可愛かったのにな」
さく「雄味が増していいじゃん」
ボス「ドゥーが雌味増してるの」
さく
「ということで、楽しんで書いておりました座談会もこの辺で。けっこう長く楽しんでしまいました! 最後に、本当にこれが最後なのでご挨拶を。
長年、お付き合い頂き有り難うございました。こんなに長く書いた作品は初めてです。とても楽しかった反面、辛い事もあった作品です。筆が進まなくて苦労したことも多かったです。
それでもこうして完成したら、全部がいい思い出です。みんなを代表いたしまして、お礼申し上げます」
全キャラ「有り難うございました!!」
Fin
トゥ~ルル、トゥルルトゥ~ルル♪
ボス「それ、気軽に口ずさんでいい曲じゃないし。俺、そういうポジションなの?」
さく「今回はボリスと私だけで、各カップルの神髄を突こうという企画なので」
ボス「いいけどさ、別に」
さく「ということで、それぞれのカップルのお話をしたいと思います。まずはファウストとランバートから」
ボス「持ちつ持たれつかな。仕事でもプライベートでもお互いに依存してると思う。そうすることがお互いの愛情表現でもあるし、支障をきたしていないからいいんじゃない?」
さく「お互い甘えられるのはお互いだけだよね、あそこ」
ボス「妙にプライド高くてお互い頑固だからさ。いいんじゃない?」
さく「ゼロスとクラウルの所はどう見るかね?」
ボス「前にも言ったけれど、ゼロスが主導権握ってるように見えて実はクラウル様の度量の大きさだったりすると思う。クラウル様が全面的にゼロスを受け入れてるから成立してる」
さく「確かにクラウルって、ゼロスに関しては本当に甘い」
ボス「ここで相手の甘さにおんぶに抱っこしないのがゼロスのいいところだよね」
さく「あるね、そういう所。むしろプライドに引っかかる」
ボス「負けず嫌いだからね。でもいいんじゃない? 彼氏圧倒的に強いから」
さく「続いてはコンラッドとハリーの所ですが」
ボス「ハリーが主導権握ってると思いきや、コンラッドが実は全権持ってる」
さく「ほぉ」
ボス「コンラッドはハリーの自由奔放な部分も好きだから自由にさせてる。ハリーもその範囲で好きにしてる。でも、実はそのリードを握ってるのはコンラッドなんだよ」
さく「ハリーは犬か」
ボス「自由すぎる犬ね。もの凄く長いリードを付けられて自由に動き回ってるけれど、コンラッドがこれはダメだと思ったら一瞬で手元に連れ戻されて怒られる。ハリーもコンラッドに怒られると言うこと聞くから」
さく「まぁ、確かに良識的なコンラッドに任せておけば道を踏み外したりしないよね」
ボス「ハリーがウザいくらいに好きアピールしてるけれど、実はコンラッドの方がもっと大きくてクソ重たい愛情持ってると思う」
さく「あいつ、クソ重野郎だったのか!」
ボス「でしょ。あのタイプはなかなか厄介だよ」
さく「チェスターとリカルド……は、言わずもがなかな?」
ボス「素直なおバカ犬と、そんなおバカ犬が可愛くて仕方がない飼い主」
さく「ですよね~。分かってた~」
ボス「他にないでしょ。チェスターは飼い主の周りを飛び跳ねながらクルクルする愛嬌たっぷりのおバカ犬」
さく「あ……確かに似合いそう。誰にでも尻尾振って近づいてくる感じで、丸い大きな目を輝かせながらあざとい角度で首傾げるんでしょ?」
ボス「いや、そこまでかって言われると分かんないけれど。でもまぁ、いいんじゃない?」
さく「確かにリカルドって、チェスター甘やかしてるよね」
ボス「純粋に慕ってるし、リカルド先生って甘えられ慣れてない感じがするからね。単純に、可愛いんだと思うよ」
さく「そのくせ自棄起こして退団届出したんだよね、あいつ」
ボス「あれね。まぁ、従順なワンコも時には反乱を起こすってことじゃない? まぁ、話を聞くに仕方がないと思ったけれどさ。あいつ、俺達が探さなかったら本当に死んでたかもね」
さく「躊躇ってくれてて良かったよ」
ボス「本当にね」
さく「まだ恋人としては日の浅いトレヴァーとキアランは?」
ボス「気位の高い高級猫と、同居の大型犬?」
さく「あ、両方人でもなくなった」
ボス「ここも日常の主導権はキアラン様が持っていると思うよ。トレヴァーも犬属性はあるし」
さく「キアランって、ツンデレだよね。ツン多め」
ボス「プライドが高いんだよね。素直になれば楽になるのに、それは負けた気がするって意地を張るの。凄く疲れる生き方してる気がする」
さく「トレヴァーと一緒になる前はしょっちゅう胃を痛めてたみたいだしね」
ボス「キアラン先輩自身、そういう自分に疲れちゃってたんでしょ。トレヴァーは壁を突破する才能あるし、相手に寄り添う優しさとかもあるしさ。寄りかかってみたら気持ち良かったんじゃないの?」
さく「意外な包容力を見せたね、あいつ」
ボス「実は大人組だったよね、あいつ」
さく「ルイーズとコナン」
ボス「最愛の人形を見つけた狂愛マニアと、そのお人形」
さく「一気に犯罪臭がするんだけど!」
ボス「ルイーズ様の偏愛って、そういう方向性だと思わない? 集めるというよりは、自分の理想のお人形を探してる感じ。そして見つけたらひたすらそこに全部の愛情を注ぐ」
さく「いや、犯罪臭するってやっぱり! それ、コナンが拒んだら大変な事になるやつじゃない?」
ボス「なるかもね。ルイーズ様は理想の自分ってものをはっきり持ってるから、そこから大きく外れた事は醜いと思ってやらないけれどさ。それがなくて、自分の欲望に忠実だったら拒んだ途端に攫われて監禁、そのままお人形コースだと思う」
さく「おぉぅ……コナン、素直で良かった」
ボス「ここの最終決定権はコナンだね。何だかんだ言ってコナンがNoと言えば、ルイーズ様はそれに従うと思う」
さく「アルブレヒトとナルサッハは?」
ボス「あそこ、凄く怖いと思う。アルブレヒト様って、もう時間も時空も越えてナルサッハさんのストーカーでしょ? 自分が死んでも絶対離す気ないと思うし、あの人はそれができちゃうから怖い」
さく「おいおい、神の子をそんな陰湿な犯罪者みたいに」
ボス「実際そうじゃない? それと分からなく近づいて、でも自分は全部計画的でさ。気づいた時には詰みでしょ」
さく「…………振り切ったしね」
ボス「何がって、それを受け入れてるナルサッハさんなんだよね。絡め取られてるの気づいてるのに、それに納得済みで委ねてる点。一緒に死のうと言われたら従っちゃうんじゃない?」
さく「あるかもね、ナルなら。実は裏情報なんだけど、この二人はユーミル時代からだよ」
ボス「え、なにそれ?」
さく「ユーミルに最後まで付き従った従者がナルなんだよね。一度墜ちたのを引き上げたのはユーミル。この二人、そこから因縁が出来てる」
ボス「結局来世まで縛られてんじゃん!」
さく「私も予想外の執着をアルが見せてるんだよ。私の中では神の子だったのにな……」
さく「他にも気になるCPはいるかと思いますが、こんなもんでしょうか?」
ボス「ドゥーガルドとか?」
さく「逆美女と野獣」
ボス「それね。ほんと、中身が乙女だよねドゥーって。幽霊的な怖いのダメ、甘いもの好き、猥談に耐えられない(恥ずかしい)、小動物とかも好き」
さく「見た目はいいんだよ? 少し長めのオレンジがかった金髪で癖があって、それがライオンっぽくてさ。背も高いし、筋肉質でどっしりした体だし、手足も長いし頭小さめだしさ。目鼻立ちも少し彫りが深くて鋭いし」
ボス「知ってるよ。まさにワイルド! っていう見た目してるのに中身がこれだからさ。そもそもどうしてこうなったわけ?」
さく「初登場の時の飲み会で酒が弱い事が発覚した辺りからズルズルと」
ボス「あのねぇ……実は一番年下だけどさ、あれで弟ポジションは無理ありすぎるよ? とんでもない事してくれたよね。そのせいで今じゃあの成で嫁だよ?」
さく「いいじゃん、ディーンがそれでいいなら」
ボス「ディーン、反比例するように長身爽やか系イケメンになったよね。可愛かったのにな」
さく「雄味が増していいじゃん」
ボス「ドゥーが雌味増してるの」
さく
「ということで、楽しんで書いておりました座談会もこの辺で。けっこう長く楽しんでしまいました! 最後に、本当にこれが最後なのでご挨拶を。
長年、お付き合い頂き有り難うございました。こんなに長く書いた作品は初めてです。とても楽しかった反面、辛い事もあった作品です。筆が進まなくて苦労したことも多かったです。
それでもこうして完成したら、全部がいい思い出です。みんなを代表いたしまして、お礼申し上げます」
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Fin
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★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
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