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2章:一家集団殺人事件
6話:裏切り者の末路(シウス)
早朝にも関わらず、宰相府執務室には人が溢れんばかりだ。
そこそこ大柄が二人、ランバート、シウスとが顔を突き合わせれば少々暑苦しくもある。
「まずは、皆すまなかった。私がしっかりせねばならぬのに、不甲斐ない。もう大丈夫ゆえ、改めて頼む」
取り乱し、あまりに情けない姿を見せてしまった。あの子を助け出すためにしっかりしなければならないのに、できなかった事を恥じてしまう。
頭を下げたシウスに、他の面々は顔を見合わせ安堵の笑みを浮かべていた。
「では、まずは報告を頼む」
「それでは、俺から」
ランバートが挙手し、シウスへとしっかり向き直る。厳しい声と厳しい表情はここ暫く見ていなかった。
「ハクイン達に頼んで、別荘地の情報を集めてもらいました」
「何かあったか?」
「事件発生前夜に、こっそりと大きな荷を運んだ裏仕事の奴がいました。そして事件発生日の昼頃、商品間違いだと届け先に言われその荷を再び王都へと運んでいます。これが、ウォルターらしき人物が王都を訪れてから一度も出ていないにも関わらず、別荘地へ行けたカラクリでしょう」
調べてもウォルターが王都から出た記録が残っていなかった。近い別荘地とはいえ、関所を通らなければならないのだからそこに目撃者がいるはずなのに。
「この荷運びの依頼主はファーガスという男です」
「ファーガスだと?」
クラウルが声を上げる。どうやらこのファーガスという男に何かあるようだ。
「どうした、クラウル」
「暗府からの情報だ。ウォルターが八百屋から荷を運び、そこで聖ヨハンナの子供を攫った事は分かっていたからそこを追わせたんだ。この八百屋の上にいるのがファーガスだ」
なるほど、何かある。
「ファーガスは商人で、不動産を主体に現在は物流にも範囲を広げている」
「そのファーガスという男とアンドリューは寄宿舎の同期生で、地方で度々会っているのを見た者がいます」
「四年前の事件にも一枚噛んでいる可能性があるのかえ」
主に王都で起きていた事件で、実行犯も黒幕も捕まっている状況で、奴等の口から名が上がらなければそれ以上調べない。地方まで手を伸ばしはしない。アンドリューは最後まで、ファーガスの名を上げなかった。
「四年前の被害者は主に貴族や商人。当時のファーガスは親の七光りで仕事をしていましたが、ぱっとはしなかった様子です。同じくアンドリューも貴族として上に上がれずにいました。二人が手を組み、暗殺を請け負いながら自分たちにとって邪魔な者を葬っていたということも考えられます」
「ファーガスが商人であれば、そこが依頼の窓口だった可能性があるな。当時アンドリューはどこから暗殺依頼を受けていたかは話さなかった」
「話によれば暗殺一件につき金貨百枚スタートだったそうです。相当の資金を持っていたはずです」
「なに!」
この報告には流石のシウスも驚いた。だがおかしい、アンドリューの側でそれほどの資産はでていない。ということは……
「ファーガスは四年前から不動産を始め、成功しています。また、かつてアンドリューが持っていた土地を買い取ったのも彼です」
「持ち逃げしたか、隠し場所を知っていたか。だがこれでウォルターとファーガスの繋がりは分かったな」
「不動産と言うておったな。奴の持つ物件は分かるか」
「ここに」
ランバートは地図を広げる。黒い丸がついた物件が五つ、下西地区、上西地区にも数件だ。
「ファーガスが持っている物件で、無人の物です。古い物も多いそうです」
「五つか……全てに人を向かわせ……」
「大きく動けばラウルが殺される可能性がある! クラウル、一人ずつ様子を見に行かせる事はできるか?」
「用意する」
この中の一つ……だがシウスは導かれるように教会が気になった。
「ファウストはファーガスの身柄を抑えてくれ。犯人隠避の疑いと、四年前の事件についてじゃ」
「分かった」
「クラウル、上東地区にある離れた教会は私が行く。他の西地区を頼む」
「それはいいが……気になるのか?」
「何となくじゃ」
腰の剣を指先で弄りながら、シウスは息をつく。そして、それぞれが動き出すのを見て自身もまた動き出した。
▼ファウスト
早朝の下西地区はまだ人通りも少ない。奥まった住宅街ならば余計にだ。
ファウストは二十人程度の第一師団を引き連れてファーガスの屋敷を訪ねたのだが、どこか違和感があった。
あまりに静か過ぎるのだ。
「裏も封鎖しました。ファウスト様?」
配備を終えたコンラッドの報告に、ファウストは無言のまま進み出てドアに手をかけ、強く引いた。
「ファウスト様!」
慌てたようなコンラッドの前で、ドアは音も無く開いてしまう。明らかな異変にコンラッドも他の隊員も顔を見合わせ困惑した様子でいた。
「行くぞ。それと、気の弱いのは外にいろ」
手で合図をして中に入ったファウストは感じていた。錆臭く、そして生臭いものを。
一階はとても綺麗に片付けられている。先の三件と同じだ。ならば、向かうのは一カ所だ。
階段を上がり、一際大きな扉を開けた途端、室内に充満する酷い臭いに思わず鼻を覆う。ファウストの後からきたコンラッドは口を押さえて部屋から遠ざかっていく。
そんな彼を誰が責められる。これは……これまでの事件で一番酷い惨状だ。
ファーガスの首は扉に向かっていた。テーブルの上に、さらし首のように。そして体は原型を留めていない。腕や足があちこちに落ちている。
「これは……パーツを探すだけでも一苦労だぞ」
まず、この惨状に踏み込める人間がどれだけいるんだ。流石のファウストも入口に立ったまま動けなくなっている。
「ファウスト様」
「ランバート」
背後から声をかけられ、振り向く。開け放たれた扉から室内を見たランバートは苦笑し、そしてまったく平気そうに部屋に入っていく。
流石というか……やっぱりと言うか……
今回相当怒っている様子のランバートはこの惨状も気にならないらしい。ホラーハウスのような室内を見回し、首の周りにパーツを集め始めている。
「あ、胴体。あぁ、これが致命傷だな」
「うっ」
「ファウスト様、苦手ですか?」
「お前が平然としすぎなんだ! コンラッドがまともだぞ」
「戦場は平気なのに」
「ここまでのスプラッタは戦場にはない!」
腕の一本、首の一つない死体などは戦場でも見る。だが流石にここまでは余程の事がなければない。ランバートが慣れすぎている。
ランバートが見つけた胴体というのは、布団の中にあった。ほぼめった刺しという言葉が似合う。それだけじゃ飽き足らなかったのだろう。腹まで開いていた。
「うっ」
「無理なら出ていいですよ」
「お前一人に任せられるか」
この場の責任者はファウストなのだから。
「首は死後ですね、血がほぼ出ていない。刺し傷などからは大量の血が流れた痕跡があります。動かしても死斑は消えませんし、指で押しても退色がありません。一日程度経っていますね」
胴体を斜めにし、背中側にできた褐色の痣のような物を見ながらランバートは冷静に判断を下す。薄らとだが、確かにそのような物はあるのだが……こいつはなんでこんなに詳しいんだ。ハムレットの影響なのか?
「まぁ、汚い手で他人を陥れ、荒稼ぎした挙げ句共犯者を裏切り、今ものうのうと生きている者の末路ですね。死因はおそらく刺された事による内臓損傷か、失血死か、ショック死か」
淡々と、まるで物を見るようなランバートを見ると心が痛む。本来はこんな顔をする奴ではない。情があり、優しいのだ。
「ランバート」
「はい」
「……ラウルが無事に戻ってきたら、抱きしめてもいいか?」
冷たいこいつの視線を見ていたくなくて、思わず問いかける。ランバートはキョトンとした顔をして、次には柔らかく微笑み、頷いた。
「それにしても、よくもこれほど散らかしましたね。ウォルターが一番恨んだ相手は、裏切り者なのかもしれません」
「ラウルが危ない」
ウォルターからすれば、ラウルは一番の裏切り者で、兄を殺した人物だ。一番に恨んでいるはず。
「姿を消してから一日。間に合ってくれればいいのですが」
心配そうにするランバートに、ファウストも同意するように頷いてこの場の収拾に動き始めた。
そこそこ大柄が二人、ランバート、シウスとが顔を突き合わせれば少々暑苦しくもある。
「まずは、皆すまなかった。私がしっかりせねばならぬのに、不甲斐ない。もう大丈夫ゆえ、改めて頼む」
取り乱し、あまりに情けない姿を見せてしまった。あの子を助け出すためにしっかりしなければならないのに、できなかった事を恥じてしまう。
頭を下げたシウスに、他の面々は顔を見合わせ安堵の笑みを浮かべていた。
「では、まずは報告を頼む」
「それでは、俺から」
ランバートが挙手し、シウスへとしっかり向き直る。厳しい声と厳しい表情はここ暫く見ていなかった。
「ハクイン達に頼んで、別荘地の情報を集めてもらいました」
「何かあったか?」
「事件発生前夜に、こっそりと大きな荷を運んだ裏仕事の奴がいました。そして事件発生日の昼頃、商品間違いだと届け先に言われその荷を再び王都へと運んでいます。これが、ウォルターらしき人物が王都を訪れてから一度も出ていないにも関わらず、別荘地へ行けたカラクリでしょう」
調べてもウォルターが王都から出た記録が残っていなかった。近い別荘地とはいえ、関所を通らなければならないのだからそこに目撃者がいるはずなのに。
「この荷運びの依頼主はファーガスという男です」
「ファーガスだと?」
クラウルが声を上げる。どうやらこのファーガスという男に何かあるようだ。
「どうした、クラウル」
「暗府からの情報だ。ウォルターが八百屋から荷を運び、そこで聖ヨハンナの子供を攫った事は分かっていたからそこを追わせたんだ。この八百屋の上にいるのがファーガスだ」
なるほど、何かある。
「ファーガスは商人で、不動産を主体に現在は物流にも範囲を広げている」
「そのファーガスという男とアンドリューは寄宿舎の同期生で、地方で度々会っているのを見た者がいます」
「四年前の事件にも一枚噛んでいる可能性があるのかえ」
主に王都で起きていた事件で、実行犯も黒幕も捕まっている状況で、奴等の口から名が上がらなければそれ以上調べない。地方まで手を伸ばしはしない。アンドリューは最後まで、ファーガスの名を上げなかった。
「四年前の被害者は主に貴族や商人。当時のファーガスは親の七光りで仕事をしていましたが、ぱっとはしなかった様子です。同じくアンドリューも貴族として上に上がれずにいました。二人が手を組み、暗殺を請け負いながら自分たちにとって邪魔な者を葬っていたということも考えられます」
「ファーガスが商人であれば、そこが依頼の窓口だった可能性があるな。当時アンドリューはどこから暗殺依頼を受けていたかは話さなかった」
「話によれば暗殺一件につき金貨百枚スタートだったそうです。相当の資金を持っていたはずです」
「なに!」
この報告には流石のシウスも驚いた。だがおかしい、アンドリューの側でそれほどの資産はでていない。ということは……
「ファーガスは四年前から不動産を始め、成功しています。また、かつてアンドリューが持っていた土地を買い取ったのも彼です」
「持ち逃げしたか、隠し場所を知っていたか。だがこれでウォルターとファーガスの繋がりは分かったな」
「不動産と言うておったな。奴の持つ物件は分かるか」
「ここに」
ランバートは地図を広げる。黒い丸がついた物件が五つ、下西地区、上西地区にも数件だ。
「ファーガスが持っている物件で、無人の物です。古い物も多いそうです」
「五つか……全てに人を向かわせ……」
「大きく動けばラウルが殺される可能性がある! クラウル、一人ずつ様子を見に行かせる事はできるか?」
「用意する」
この中の一つ……だがシウスは導かれるように教会が気になった。
「ファウストはファーガスの身柄を抑えてくれ。犯人隠避の疑いと、四年前の事件についてじゃ」
「分かった」
「クラウル、上東地区にある離れた教会は私が行く。他の西地区を頼む」
「それはいいが……気になるのか?」
「何となくじゃ」
腰の剣を指先で弄りながら、シウスは息をつく。そして、それぞれが動き出すのを見て自身もまた動き出した。
▼ファウスト
早朝の下西地区はまだ人通りも少ない。奥まった住宅街ならば余計にだ。
ファウストは二十人程度の第一師団を引き連れてファーガスの屋敷を訪ねたのだが、どこか違和感があった。
あまりに静か過ぎるのだ。
「裏も封鎖しました。ファウスト様?」
配備を終えたコンラッドの報告に、ファウストは無言のまま進み出てドアに手をかけ、強く引いた。
「ファウスト様!」
慌てたようなコンラッドの前で、ドアは音も無く開いてしまう。明らかな異変にコンラッドも他の隊員も顔を見合わせ困惑した様子でいた。
「行くぞ。それと、気の弱いのは外にいろ」
手で合図をして中に入ったファウストは感じていた。錆臭く、そして生臭いものを。
一階はとても綺麗に片付けられている。先の三件と同じだ。ならば、向かうのは一カ所だ。
階段を上がり、一際大きな扉を開けた途端、室内に充満する酷い臭いに思わず鼻を覆う。ファウストの後からきたコンラッドは口を押さえて部屋から遠ざかっていく。
そんな彼を誰が責められる。これは……これまでの事件で一番酷い惨状だ。
ファーガスの首は扉に向かっていた。テーブルの上に、さらし首のように。そして体は原型を留めていない。腕や足があちこちに落ちている。
「これは……パーツを探すだけでも一苦労だぞ」
まず、この惨状に踏み込める人間がどれだけいるんだ。流石のファウストも入口に立ったまま動けなくなっている。
「ファウスト様」
「ランバート」
背後から声をかけられ、振り向く。開け放たれた扉から室内を見たランバートは苦笑し、そしてまったく平気そうに部屋に入っていく。
流石というか……やっぱりと言うか……
今回相当怒っている様子のランバートはこの惨状も気にならないらしい。ホラーハウスのような室内を見回し、首の周りにパーツを集め始めている。
「あ、胴体。あぁ、これが致命傷だな」
「うっ」
「ファウスト様、苦手ですか?」
「お前が平然としすぎなんだ! コンラッドがまともだぞ」
「戦場は平気なのに」
「ここまでのスプラッタは戦場にはない!」
腕の一本、首の一つない死体などは戦場でも見る。だが流石にここまでは余程の事がなければない。ランバートが慣れすぎている。
ランバートが見つけた胴体というのは、布団の中にあった。ほぼめった刺しという言葉が似合う。それだけじゃ飽き足らなかったのだろう。腹まで開いていた。
「うっ」
「無理なら出ていいですよ」
「お前一人に任せられるか」
この場の責任者はファウストなのだから。
「首は死後ですね、血がほぼ出ていない。刺し傷などからは大量の血が流れた痕跡があります。動かしても死斑は消えませんし、指で押しても退色がありません。一日程度経っていますね」
胴体を斜めにし、背中側にできた褐色の痣のような物を見ながらランバートは冷静に判断を下す。薄らとだが、確かにそのような物はあるのだが……こいつはなんでこんなに詳しいんだ。ハムレットの影響なのか?
「まぁ、汚い手で他人を陥れ、荒稼ぎした挙げ句共犯者を裏切り、今ものうのうと生きている者の末路ですね。死因はおそらく刺された事による内臓損傷か、失血死か、ショック死か」
淡々と、まるで物を見るようなランバートを見ると心が痛む。本来はこんな顔をする奴ではない。情があり、優しいのだ。
「ランバート」
「はい」
「……ラウルが無事に戻ってきたら、抱きしめてもいいか?」
冷たいこいつの視線を見ていたくなくて、思わず問いかける。ランバートはキョトンとした顔をして、次には柔らかく微笑み、頷いた。
「それにしても、よくもこれほど散らかしましたね。ウォルターが一番恨んだ相手は、裏切り者なのかもしれません」
「ラウルが危ない」
ウォルターからすれば、ラウルは一番の裏切り者で、兄を殺した人物だ。一番に恨んでいるはず。
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