46 / 233
6章:ぞれぞれの新年
9話:悔しい思いを胸に(エリオット編)
新年明けて二日目、エリオットは剣を片手に屋内修練場へと足を向けた。オスカルは本格的にリハビリを開始し、腕の可動域を増やしたり木刀を握っての訓練をし始めた。その合間に来たのだ。
悔しかった……
建国祭での事件は、ただそれに尽きた。失うかもしれないという混乱からパニックになった。あの時ハムレットがいなければ冷静さを失ってしまってより危険だっただろう。そのくらいには出血が多かった。
そして冷静になった後は、ひたすら怒りがこみ上げた。他人に対してではない、自分に対してだ。
ナイフが迫るあの時に、身をかわす動きをどうにか取ればよかったのだ。もしくは、致命傷を避けて受ければよかった。恐怖に視線を逸らすなど、あってはならなかった。
弱くなったのだと感じた。修練は行っているが、騎兵府にいた時とは違い毎日ではない。医療府の手が空いた時、しかも一時間程度やれれば十分くらいだ。こんなの、温かったんだ。騎士である以上、自分の身くらいは守れなければならないというのに。
腰に差したレイピアを知らず弄っていた。そうして修練場の扉を開けると、意外な人物がそこに立っていた。
ピリピリとした空気の中に佇むシウスは、細い剣の上にリンゴを一つ乗せている。それを、切っ先で遊ぶように数度弾ませると、ほんの僅か宙に放った。
銀線が走るような動きだ。四方八方、リンゴは僅かに角度を変えても次の瞬間には軌道を修正され、まるで空中に静止しているかのごとく動かない。そのまま、高速で行き交う剣に皮を剥かれて、やがてまた切っ先の上に止まった。その時にはリンゴは綺麗に皮を剥かれた状態で乗っている。
「相変わらずですね、シウス」
拍手と共に賛辞を述べれば、シウスは苦笑してリンゴを放り、真っ二つにして手の平に乗せ、片方をエリオットへと投げた。
「珍しいの、エリオット。さては腹に据えかねたか?」
「お互い様だと思いますが?」
ニッコリと笑って、貰った物を胃におさめる。そうして、シウスの前に立った。
「貴方も随分、悔しい思いをなさったのでしょ?」
「左様じゃ。故にこうして剣を振るっておる」
「相変わらずのキレですよ。貴方の剣はとても速くて的確です。更に視野が広い。しっかり仕込んでいますよね?」
問えばニヤリと笑い、頷いた。
シウスという人は力こそ強くはない。だが、的確な判断力と広い視野を持ち、その切っ先は実に繊細だ。そして、自らの欠点をよく理解している。故に一撃必殺のような行動は取らない。相手を無力化する事を考えている。
戦場に直接出る事がなくなって数年になる。剣技もそこそこになったと言っていたが、昨年あったエルの襲撃事件は彼にとって自らを見直す切っ掛けとなったのだろう。往年の力を取り戻し始めたに違いない。
「エリオット、久々にやらぬか?」
問われ、エリオットも笑って頷く。ウォームアップをして、エリオットはシウスと向き合った。
エリオットも剣を握るのは久しぶりだった。本格的に体を元に戻す為に動き出したのは本当に数日前からなのだ。
「では、やろうか。怪我のないように頼む」
「平気ですよ。怪我をしたら治療してさしあげます」
「おや、それは私ばかりが怪我をするようないいようぞ。あまり見くびって貰ってはこまるのだぞ」
「ではとりあえず、私の剣を避けて下さいね」
にこりと笑ったエリオットは構え、シウスも構える。そうしてしばし、緊張した空気が走った。
僅かに空気が揺らぐ、その瞬間エリオットは前に出た。正確無比なレイピアの一撃は相手の肩を刺し貫く勢いと正確さがある。だが、シウスは完全に読んでいたのだろう、身を低く交わし逆に懐に入り込んでくる。
剣が横に薙ぐ前に、エリオットは後方へと飛んだ。だがその体めがけて紐のついた短刀が飛んでくる。これに捕まると面倒だ。弾き飛ばし逆に前へ。迫り、今度は胴を狙って突き入れる。だが、細剣がこれを受け止めた。
レイピアは無理をすれば折れる。弾かれれば力任せに攻める事はしない。体勢を整え場を整えて、更に数度。それを完璧にシウスは弾いている。
死角を取りたい所だ。エリオットは投げられた短刀を弾き、それを手にシウスへと投げ返す。思わぬ反撃に剣で短刀を弾いたそこがチャンスだ。レイピアの一撃がシウスの手首、剣を持つ腕を狙って突きこむ。
だがそれは飛んできたチャクラムの切っ先に弾かれてしまった。
「「!!」」
「はい、ストップ」
戸口で声がして、思わずシウスと顔を見合わせた。
「ラウル!」
「オスカル!」
戸口にいる二人は苦笑しながらも腕を組んでいて、ゆっくり近づいてくる。そして、それぞれのパートナーの側に立った。
「もぉ、あまり殺気立たないでよ。エリオット、お医者さんなんだよ」
「すみません」
「シウス様も、気を付けてください。もう少しで手首に穴が開きましたよ」
「すまぬラウル」
互いに怒られ、シュンとする。だが次には顔を見合わせて苦笑し、声を上げての笑みとなった。
「やはりエリオットの剣は恐ろしいの。正確無比で、尚且つ全てが急所を狙っておる。一撃で殺せる、無駄のない動きは健在か」
「シウスだってさすがですよ。剣と短刀、紐を使っての拘束など、やることが多才です。視野が広くないととても出来ません」
握手をして、互いをたたえ合う。そしてお互いに「やりづらい」という苦笑を見せた。
シウスとは昔から組んで修練を行っていた。だが、互いにやりづらい相手だ。どちらも技術派で、力はないが手数が多くどこから襲ってくるか分からない。そういうタイプだ。
これがファウストならばもう少し楽だ。明らかに勝てない。彼の剣はパワー型だがそのくせ速さもある。そもそもの間合いが違う。彼が好む長い剣はリーチが長く大ぶりだというのに速い。どうしてあの化け物を普通の剣と同じ速さで振れるのか、いっそ疑問だ。そして彼はとにかく頑丈だ。
「それにしても、どうして二人とも突然剣の修練なんて始めたわけ? 普段剣なんて持たないでしょ?」
未だ平時は腕を吊っているオスカルが、実に疑問そうに言う。その言葉にカチンと来たエリオットだが、どうやらそれはエリオットだけではなかったようだ。シウスも嫌な顔をして睨み付けている。
「騎士が剣の鍛錬をして、なんぞ問題があるのかえ?」
「え? ないけれど……」
「では、余計な事を言うでない」
不機嫌に言われ、オスカルは戸惑った顔をしてエリオットを見る。それに、エリオットもニッコリ笑った。
「以下同文、です」
「あぁ……はい」
大人しく引き下がったオスカルに、エリオットとシウスは笑った。
「エリオット、たまに相手をしてくれ。昔のようにの」
「構いません。私と貴方は決着がついていませんからね」
そう言って互いに笑い、健闘を称え、強さを称え。そしてまた少しずつ前へ。大切な人を、失わない為に。
悔しかった……
建国祭での事件は、ただそれに尽きた。失うかもしれないという混乱からパニックになった。あの時ハムレットがいなければ冷静さを失ってしまってより危険だっただろう。そのくらいには出血が多かった。
そして冷静になった後は、ひたすら怒りがこみ上げた。他人に対してではない、自分に対してだ。
ナイフが迫るあの時に、身をかわす動きをどうにか取ればよかったのだ。もしくは、致命傷を避けて受ければよかった。恐怖に視線を逸らすなど、あってはならなかった。
弱くなったのだと感じた。修練は行っているが、騎兵府にいた時とは違い毎日ではない。医療府の手が空いた時、しかも一時間程度やれれば十分くらいだ。こんなの、温かったんだ。騎士である以上、自分の身くらいは守れなければならないというのに。
腰に差したレイピアを知らず弄っていた。そうして修練場の扉を開けると、意外な人物がそこに立っていた。
ピリピリとした空気の中に佇むシウスは、細い剣の上にリンゴを一つ乗せている。それを、切っ先で遊ぶように数度弾ませると、ほんの僅か宙に放った。
銀線が走るような動きだ。四方八方、リンゴは僅かに角度を変えても次の瞬間には軌道を修正され、まるで空中に静止しているかのごとく動かない。そのまま、高速で行き交う剣に皮を剥かれて、やがてまた切っ先の上に止まった。その時にはリンゴは綺麗に皮を剥かれた状態で乗っている。
「相変わらずですね、シウス」
拍手と共に賛辞を述べれば、シウスは苦笑してリンゴを放り、真っ二つにして手の平に乗せ、片方をエリオットへと投げた。
「珍しいの、エリオット。さては腹に据えかねたか?」
「お互い様だと思いますが?」
ニッコリと笑って、貰った物を胃におさめる。そうして、シウスの前に立った。
「貴方も随分、悔しい思いをなさったのでしょ?」
「左様じゃ。故にこうして剣を振るっておる」
「相変わらずのキレですよ。貴方の剣はとても速くて的確です。更に視野が広い。しっかり仕込んでいますよね?」
問えばニヤリと笑い、頷いた。
シウスという人は力こそ強くはない。だが、的確な判断力と広い視野を持ち、その切っ先は実に繊細だ。そして、自らの欠点をよく理解している。故に一撃必殺のような行動は取らない。相手を無力化する事を考えている。
戦場に直接出る事がなくなって数年になる。剣技もそこそこになったと言っていたが、昨年あったエルの襲撃事件は彼にとって自らを見直す切っ掛けとなったのだろう。往年の力を取り戻し始めたに違いない。
「エリオット、久々にやらぬか?」
問われ、エリオットも笑って頷く。ウォームアップをして、エリオットはシウスと向き合った。
エリオットも剣を握るのは久しぶりだった。本格的に体を元に戻す為に動き出したのは本当に数日前からなのだ。
「では、やろうか。怪我のないように頼む」
「平気ですよ。怪我をしたら治療してさしあげます」
「おや、それは私ばかりが怪我をするようないいようぞ。あまり見くびって貰ってはこまるのだぞ」
「ではとりあえず、私の剣を避けて下さいね」
にこりと笑ったエリオットは構え、シウスも構える。そうしてしばし、緊張した空気が走った。
僅かに空気が揺らぐ、その瞬間エリオットは前に出た。正確無比なレイピアの一撃は相手の肩を刺し貫く勢いと正確さがある。だが、シウスは完全に読んでいたのだろう、身を低く交わし逆に懐に入り込んでくる。
剣が横に薙ぐ前に、エリオットは後方へと飛んだ。だがその体めがけて紐のついた短刀が飛んでくる。これに捕まると面倒だ。弾き飛ばし逆に前へ。迫り、今度は胴を狙って突き入れる。だが、細剣がこれを受け止めた。
レイピアは無理をすれば折れる。弾かれれば力任せに攻める事はしない。体勢を整え場を整えて、更に数度。それを完璧にシウスは弾いている。
死角を取りたい所だ。エリオットは投げられた短刀を弾き、それを手にシウスへと投げ返す。思わぬ反撃に剣で短刀を弾いたそこがチャンスだ。レイピアの一撃がシウスの手首、剣を持つ腕を狙って突きこむ。
だがそれは飛んできたチャクラムの切っ先に弾かれてしまった。
「「!!」」
「はい、ストップ」
戸口で声がして、思わずシウスと顔を見合わせた。
「ラウル!」
「オスカル!」
戸口にいる二人は苦笑しながらも腕を組んでいて、ゆっくり近づいてくる。そして、それぞれのパートナーの側に立った。
「もぉ、あまり殺気立たないでよ。エリオット、お医者さんなんだよ」
「すみません」
「シウス様も、気を付けてください。もう少しで手首に穴が開きましたよ」
「すまぬラウル」
互いに怒られ、シュンとする。だが次には顔を見合わせて苦笑し、声を上げての笑みとなった。
「やはりエリオットの剣は恐ろしいの。正確無比で、尚且つ全てが急所を狙っておる。一撃で殺せる、無駄のない動きは健在か」
「シウスだってさすがですよ。剣と短刀、紐を使っての拘束など、やることが多才です。視野が広くないととても出来ません」
握手をして、互いをたたえ合う。そしてお互いに「やりづらい」という苦笑を見せた。
シウスとは昔から組んで修練を行っていた。だが、互いにやりづらい相手だ。どちらも技術派で、力はないが手数が多くどこから襲ってくるか分からない。そういうタイプだ。
これがファウストならばもう少し楽だ。明らかに勝てない。彼の剣はパワー型だがそのくせ速さもある。そもそもの間合いが違う。彼が好む長い剣はリーチが長く大ぶりだというのに速い。どうしてあの化け物を普通の剣と同じ速さで振れるのか、いっそ疑問だ。そして彼はとにかく頑丈だ。
「それにしても、どうして二人とも突然剣の修練なんて始めたわけ? 普段剣なんて持たないでしょ?」
未だ平時は腕を吊っているオスカルが、実に疑問そうに言う。その言葉にカチンと来たエリオットだが、どうやらそれはエリオットだけではなかったようだ。シウスも嫌な顔をして睨み付けている。
「騎士が剣の鍛錬をして、なんぞ問題があるのかえ?」
「え? ないけれど……」
「では、余計な事を言うでない」
不機嫌に言われ、オスカルは戸惑った顔をしてエリオットを見る。それに、エリオットもニッコリ笑った。
「以下同文、です」
「あぁ……はい」
大人しく引き下がったオスカルに、エリオットとシウスは笑った。
「エリオット、たまに相手をしてくれ。昔のようにの」
「構いません。私と貴方は決着がついていませんからね」
そう言って互いに笑い、健闘を称え、強さを称え。そしてまた少しずつ前へ。大切な人を、失わない為に。
あなたにおすすめの小説
恋人に好きな人が出来たと思ったら、なにやら雲行きが怪しい。
めっちゃ抹茶
BL
突然だが、容姿も中身も平凡な俺には、超絶イケメンの王子と呼ばれる恋人がいる。付き合い始めてそろそろ一年が経つ。といってもまだキスもそれ以上もした事がない健全なお付き合い。王子は優しいけど意地悪で、いつも俺の心臓を高鳴らせてくる——だけどそれだけだ。この前、喧嘩をした。それきり彼と話していない。付き合っているのか定かじゃない関係。挙句に、今遠目から見つけた王子の側には可憐な女の子。彼女が彼に寄り掛かって二人がキスをしている。
その瞬間、目の前が真っ黒になった。もう無理だ。俺がスイッチが切れたようにその場に立ち尽くした、その時だった。前にいる彼から聞いたこともない怒声が俺の耳に届いたのは。
⚪︎佐藤玲央……微笑みの王子と呼ばれ、常に笑顔を絶やさない。物腰柔らかな姿勢に男女問わずモテる
⚪︎中田真……両親の転勤で引っ越してきた転校生。平凡な容姿で口が悪いがクラスに馴染めず誰とも話さないので王子しか知らないし、これからも多分バレない
※全四話、予約投稿済み。
本編に攻めの名前が出てこないの書き終わってから気が付いた。3/16タイトル少し変更しました。
※後日談を3/25に投稿予定←しました。Rを書くかはまだ悩み中
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
完結しました!ありがとうございました。
王国の愛し子
starry sky
BL
──この世界で愛と幸運は同じ価値を持つのか──
王子の婚約者として育てられた公爵家の三男ユーリは、自分が百年に一度生まれる奇跡の存在だと知った瞬間全てに希望を失った。
王子に愛されて望まれたのだと思っていたのは違った。王国に幸運をもたらす生き神としての役目だけだった。
──それなら自分の人生を生きる──
姿を変えて家を飛び出した。師匠に出会い旅をして、体を鍛えて強くなった。そして旅を続けた先で出会った者は・・・
ユーリ・アルシオーネ・ヴァルディス 16歳
ヴァルディス公爵家の末っ子三男。
幼い頃から家族の愛情を受けすくすく育ったが、兄弟の中で自分だけ容姿が違う事を気に病んでいる。
じつはユーリは公爵家にまれに生まれる「愛し子」と呼ばれる存在で、他者の魔力を増幅させる能力を持っている。
次期国王イアンの婚約者。
イアン・ルーク・ランツァ 24歳
ランツァ王国の王子。王家で屈指の魔力量を誇り、長いプラチナブロンドを靡かせ戦場を駆け巡る姿は『戦神』と呼ばれている。ヴァルディス家の末っ子ユーリを大切にしている。
【完結】第三王子、ただいま輸送中。理由は多分、大臣です
ナポ
BL
ラクス王子、目覚めたら馬車の中。
理由は不明、手紙一通とパン一個。
どうやら「王宮の空気を乱したため、左遷」だそうです。
そんな理由でいいのか!?
でもなぜか辺境での暮らしが思いのほか快適!
自由だし、食事は美味しいし、うるさい兄たちもいない!
……と思いきや、襲撃事件に巻き込まれたり、何かの教祖にされたり、ドタバタと騒がしい!!
ざまぁされたチョロ可愛い王子様は、俺が貰ってあげますね
ヒラヲ
BL
「オーレリア・キャクストン侯爵令嬢! この時をもって、そなたとの婚約を破棄する!」
オーレリアに嫌がらせを受けたというエイミーの言葉を真に受けた僕は、王立学園の卒業パーティーで婚約破棄を突き付ける。
しかし、突如現れた隣国の第一王子がオーレリアに婚約を申し込み、嫌がらせはエイミーの自作自演であることが発覚する。
その結果、僕は冤罪による断罪劇の責任を取らされることになってしまった。
「どうして僕がこんな目に遭わなければならないんだ!?」
卒業パーティーから一ヶ月後、王位継承権を剥奪された僕は王都を追放され、オールディス辺境伯領へと送られる。
見習い騎士として一からやり直すことになった僕に、指導係の辺境伯子息アイザックがやたら絡んでくるようになって……?
追放先の辺境伯子息×ざまぁされたナルシスト王子様
悪役令嬢を断罪しようとしてざまぁされた王子の、その後を書いたBL作品です。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【本編完結済】巣作り出来ないΩくん
こうらい ゆあ
BL
発情期事故で初恋の人とは番になれた。番になったはずなのに、彼は僕を愛してはくれない。
悲しくて寂しい日々もある日終わりを告げる。
心も体も壊れた僕を助けてくれたのは、『運命の番』だと言う彼で…