恋愛騎士物語2~愛しい騎士の隣にいる為~

凪瀬夜霧

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7章:懐かしき仲間

2話:懐かしい顔

 砦への道中も、クリフとピアースは周囲をせわしなく見ていた。

「大きい……人が多い……」

 あまりの人の多さとせわしなさに目が回りそうだ。
 そうしていると四人は笑い、同時に頷いた。

「港町も賑わってるけど、こんなに人は多くないし建物も密集してないからな」
「北のノースフィリアも大きいんだよ。でも、こんなには人も多くないかな。王都は少し忙しいよね」

 トレヴァーとハリーの言葉に、田舎者状態の二人はそれぞれ顔を見合わせて顔を赤くした。
 そうして到着した宿舎は城と隣接してる。二人は宿舎へと入り、まずは荷物を部屋に置いて共有スペースの説明を受けながら砦の中を見て回った。
 本当に広い。砦の中で迷子になりそうだと思った。食堂、屋内修練場、各兵府の執務室、書庫、医務室などなど。どこも大きい。
 半日ほどの時間があったはずが砦の中を回っている間にそれなりに暗くなり、誘われるまま食堂へときた。

「俺達の仲間を紹介するぜ」
「みんなね、二人に会いたがっているんだ」

 トビーとコナンが前をいく。そして、とあるテーブルへと二人を招いた。そこには六人を待っていたように、四人の人物が座っていた。その中の一人を見て、二人の目は輝いた。

「ランバート!!」
「クリフ、ピアース久しぶり!」

 あんまりに嬉しくて、クリフは思わず駆け寄ってランバートに飛びついた。ランバートもそんなクリフを温かく迎えて、クシャクシャと頭を撫でた。

「なんか逞しくなったな。ピアースもだけどさ」

 そう言いながら迎えたランバートに、ピアースもニヤリと笑う。

「強くなったんだぜ、俺。なんなら後で手合わせしてくれよ。今度こそ一本取る」
「おっ、やるか?」
「あー、怪我しないようにな。言っとくけど、ランバート去年と桁違いだからさ」

 そう言ったのはチェスターだ。彼もピアースとクリフを知っているのか、最初から親しげだ。

「知ってたっけ?」
「詳しくは関わらなかったけれど、探すの手伝ってたからな。そのご縁」
「王都の騎士団の人に声をかけて回ってくれてたのがこの人だよ」

 消えたエドワード達の捜索に駆けずり回ってくれたのが、何を隠そうこのチェスターだった。人好きのする感じの人で、話しかけやすかったのだ。

「そうだったのか」
「お前、あの一件にもがっつり関わってたんだよな。言えば手伝ったんだぜ」
「当時はまだ友達って言えるか微妙だったじゃないか。仕方ないだろ?」

 そんな風に話すランバートとチェスターはとても親しげな様子で、なんとなくクリフは安心した。
 クリフ自身、あの時は孤独だった。でも仲間が出来て、友人が出来て、そうじゃなくなった。だからこそ、ランバートが心配だったんだ。ファウストとは親しげだったけれど、同期の人と訓練以外ではいなかったから。もしかして、孤独だったんじゃないか。そう思っていた。

「なんか、聞いてたよりもしっかりしてるじゃん。可愛いね、クリフ」
「わぁ!」

 いつのまにか回り込まれていて、顔を覗き込まれて驚いた。褐色の肌に黒髪に黒縁眼鏡の整った顔の人がヌッと顔を出したのだ。

「あ、その顔可愛いね。コナンと近い」
「レイバン、恋人が睨んでるぞ」

 呆れた様子でランバートが窘めると、レイバンは顔を上げて食堂の奥、厨房へと視線を向けてヒラヒラ手を振っている。見れば目つきの鋭い人がなんだかこっちを見ていた。

「チェスターの紹介はいらないな。こっちの二人は第五師団のレイバンとドゥーガルド。気はいいけど、感化されすぎると体力保たないぞ」
「初めまして、レイバンです。君たちの話は聞いてたから、会うの楽しみにしてた」
「ドゥーガルドだ、よろしくな!」

 ライオンみたいな髪に大柄な青年も腰に手を当てて笑う。その二人を前に、クリフとピアースも目を丸くして、次に笑った。

「他にも三人いるんだけどさ、そいつら今月街警なんだ。今度改めて紹介するな」
「うん」

 ランバートにも沢山の仲間が出来た。それがよく分かる感じがした。
 王都の食事はロッカーナとは違ってとても美味しい。ついつい食べ過ぎてしまったけれど、他の人はもっと食べた。体の大きなドゥーガルドは頷けるけれど、ランバートだって負けないくらい食べている。ロッカーナでこんなに食べたか。そんな風に見てしまった。
 それに、ランバートは明らかに逞しく、そして綺麗になった。雰囲気が柔らかくなったし、浮かべる笑顔が優しくなった。なんて言えばいいんだろう。大きくて、大らかになった。

「ランバート、いいことがあったの?」

 思わず問えば、ランバートが視線をあげる。そして何故か、斜め前のレイバンと、隣のハリーがニヤリと笑った。

「へぇ、いい観察眼」
「え?」
「クリフは第四師団、とても合ってるね。その目大事だよね」

 ニヤリとしたレイバンがランバートの脇を突き、ランバートは何故か顔を赤くするが、これといって話そうとしない。
 それでなんとなく分かった。ランバートは今、好きな人がいるんじゃないか。もしかしたら、恋人がいるんじゃないかって。

「まぁ、そういうのはラウンジでさ」

 苦笑したトレヴァーが、そんな事を言って話しを遮ってしまった。


 食事を終えてラウンジへ。人が沢山で、それぞれが酒を持ち寄って飲んでいる。ソファーの一つに腰を下ろした面々は、そこで改めて乾杯をした。

「それにしても大きいよな、王都ってさ。目が回りそう」

 ピアースが酒を飲みながらそんな事を言い、クリフはジュースでそれに応じた。飲めない訳じゃないけれど、あまり強くもないから。

「本当に、凄く大きくてびっくりした。迷子になりそうだよ」
「べつにそれ、珍しい事じゃないから平気だよ。地方出身者は大抵、街を覚える事から始めるからさ」

 レイバンが苦笑しながら言う。酒が入ると怪しさが少し増すのか、紫の瞳を見るとクリフはちょっとドキドキした。

「ほんと、無駄に大きいんだよ王都は。道も複雑でさ。正直これを覚えてるランバートが凄い」
「俺は王都出身だからだよ。ゼロスやコンラッドだって西地区は完璧だっただろ?」
「あぁ、そうだった! あいつら、実は騎士団入る前から知り合いらしいよ」

 ハリーが声を上げて、ランバートが答えている。出てきた知らない名前二人は、きっと今居ない第一師団の人なんだ。
 ランバートは少し驚いた顔をして「そうなのか」と呟いている。友達だからって知らない部分はある。プライベートや、過去とか。そういう部分をあまり聞いてこないのは、ランバートらしかった。

「ハリーも地方出身なのか?」

 ドゥーガルドがオレンジジュースでそんな事を聞いている。豪快に酒を飲みそうな人なのに、なんだか意外だった。

「俺は北の出身だよ。ドゥーはどうなのさ?」
「俺は王都から少し西だ。そんなに辺鄙ってわけじゃなかったな。ってか、ドゥーはやめろ!」

 そんな会話が交わされている。気の置けない関係に、どこか温かい感じがしている。それが嬉しくて、楽しくて、クリフはずっと笑っていた。

「クリフはずっとロッカーナなの?」

 コナンに問われ、クリフは頷いた。一緒にピアースも頷いている。

「僕もピアースもロッカーナの出身だよ。とは言え、うちはとっても小さな子爵家で、もうほとんど普通の人と変わらないけれどね」
「俺は商家出身。ロッカーナは今、貴族家と商家のパワーバランスが逆転してるんだよ」

 レイバンは少し複雑そうな顔をして、他も苦笑する。首を傾げれば、ランバートも複雑そうだった。

「王都もそういう部分がある。昔からある小さな貴族家は生き残りに必死になってる所もあるし、逆に豪商が爵位を得て台頭してもきている。まぁ、王都はそれでも覆らない部分もあるけれど」
「俺は王都じゃないけど、実際もう没落して家も財産も両親もないよ」
「「え!!」」

 何気ないレイバンの言葉にクリフとピアースは驚いている。だが他は、わりと驚かなかった。

「そうなのか!」
「まぁね。だからここ来たようなもんだし」
「試験の団体戦で組んだとき、お前凄く痩せてたもんな。ゼロスと二人で心配になったし。そのわり根性逞しいし必死だし、色々な」

 苦笑したトレヴァーに、レイバンは少し嫌そうな顔をする。ただ、もう過去なんだなって思える様子で悲観したりはしていないようだった。

「実は地方も王都も、状況はそう変わらないってこと。そして、騎士団では出身だとか地方とか、んなこと関係ないってことな」
「だな。大体、そんな事言ってたら俺達ランバートとこんな風に話してないしな」
「まったくだぜ」

 言いながらゲラゲラ笑う周囲と一緒にランバートも笑っている。それに、クリフとピアースも顔を見合わせて笑った。

 その時ふと、戸口の方が騒がしくなった。視線を向ければその理由は簡単だった。

「ファウスト様!」

 明らかに雰囲気の違う人が、周囲に声をかけながらもこちらへと向かってくる。どうしてか……なんて、もう言わなくてもクリフには分かった。ランバートが穏やかに、そしてどこか綺麗になったのと同じようにファウストは穏やかで優しく、包むような大らかさがあるからだ。

「ファウスト様、席空けましょうか?」
「むしろ返還する方向じゃない?」

 レイバンとハリーが楽しげにランバートをからかっている。そしてランバートは少し不機嫌にしながら、それでも何も言わなかった。
 ファウストはランバートの背後に回り苦笑する。そしてゆっくり首を左右に振った。

「いや、それには及ばない。今日はどちらかと言えば、クリフとピアースに用があったんだ」
「僕たち、ですか?」

 緊張した面持ちのピアースの隣で、クリフはキリリと表情を引き締める。けれどファウストは苦笑し、クリフの頭をポンポンと撫でた。

「緊張しなくていい。明日からの事を少しな」
「明日ですか?」
「あぁ。明日はもう一日、今度は所属部隊の内部を案内する。トレヴァー達がつくから、従ってくれ」
「はい」
「師団長への紹介と、隊員への紹介も明日する。ということで、明日は全体集会があるからな、飲み過ぎるなよ!」

 最後の方はラウンジ全体への言葉のようで、全体を見回しながら声を張る。それに、ラウンジにいた人も皆「はーい」と声を出した。

「今日はそれだけだ。ランバート、飲み過ぎるなよ」
「わかってる。おやすみ、ファウスト」
「あぁ、おやすみ」

 声を掛け合うだけ。だが、その穏やかな声音と表情は二人の関係を如実に表しているようだ。離れて行くファウストを僅かに視線で追うだけで、ランバートは直ぐに仲間達へと視線を戻した。

「ファウスト様、なんか昔と雰囲気ちがくないか? なぁ、ランバート」

 ピアースが疑問そうに首を傾げている。その様子に、ハリーとレイバンは笑っていた。

「やっぱピアースは第三師団だよね」
「ほーんと! トレヴァーと一緒だ」
「え?」

 言われたピアースはとても疑問そうで、それが余計に皆の笑いを誘っている。

「クリフはあまり不思議そうじゃないんだね」
「あぁ、うん。なんとなくだけど、分かったし」

 これに顔を赤くしたのは、意外な事にランバートだった。ロッカーナで見たキリリとした美人の顔が、色気のある可愛らしい表情になるのはその気のないクリフでもドキドキした。

「あの、どこで」
「え? ファウスト様から……かな?」
「「……ん?」」

 これには他の面々も予想外だったようだ。一気に注目を浴びて、クリフは焦って顔を赤くする。

「あの、久しぶりにお会いした時に、ファウスト様とても穏やかで優しくて、温かい感じがして。何かいいことがあったんだなって、そう思ったんだ。その後でランバートを見て、綺麗になってるなって思って、それで」
「なるほど、観察眼が鋭い。期待できるな」

 ハリーが笑っている。コナンも頷いている。ランバートは俯いていて、レイバンがニヤリと笑って突いている。そしてなぜか、ドゥーガルドが赤い顔をしている。

「ロッカーナにいるときもランバートはファウスト様と親密な感じがしたから、もしかしたらって。でもさっきまで確信なかったよ」
「あぁ、うん。もう、分かったし隠しようがないから、いい」

 そんな事を呟いたランバートは、それでも苦笑した後は穏やかな感じだった。


 ラウンジから部屋に戻って、クリフとピアースは息をついて、次には笑った。

「楽しかったね」
「あぁ、本当に」

 もっと緊張するもんだと思っていた。もっと、孤独だと思っていた。最初からこんな風に受け入れてもらえるなんて思っていなかった。拍子抜けした。

「上手くやってけそうだな」
「そうだね」

 疲れた体をベッドに横たえれば、心地よく眠りが訪れる。それにまかせて、クリフは瞳を閉じた。
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