恋愛騎士物語2~愛しい騎士の隣にいる為~

凪瀬夜霧

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8章:亡霊は夢を見る

7話:亡霊の正体

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 スノーネルの砦に到着したのは、王都を発って二日後の朝だった。さすがに疲れた様子のフリムを馬屋に連れて行き一通りの世話を頼んで砦の中へと入れば、ウェインが今にも泣きそうな顔でファウストを出迎えた。

「ファウスト様、あの」
「ウェイン、まずは執務室に行くぞ」

 このままでは隊員の前で泣き出しそうだ。ファウストはウェインを伴って執務室へと入った。
 さすがにほぼ不眠でここまで飛ばしてきた体は明確に疲れを訴えてくる。座れば立ち上がれるか分からないファウストはそのまま立っていた。そこに、ウェインが声をかけた。

「すみません、ファウスト様。僕がついていて、こんな」
「それはいい。お前も大変だったんだ、全てに気を回せるはずがない。それよりも、現状を教えてくれ」

 ウェインはグッと拳を握って頷き、今にも泣きそうな目でファウストを見た。

「元々ここにいた隊員の話では、ある日突然甘い匂いがして、途端に意識が朦朧とし、行動を奪われたそうです。その間に数百人の見慣れない者が入ってきて、すぐに縛られて倉庫の中へ押し込まれた。その後も一日一度程度、その甘い匂いがすると意識が朦朧として気力を奪われたそうです。現在もその匂いの影響か、数人の隊員が無気力な状態です」

 何かしらの薬品を気化させたものなのだろう。そういう事に詳しくはないが、想像はできる。

「ランバートに砦の中に本当の隊員がいるかもしれないと言わなければ、砦の隊員を助ける事はできませんでした。それなのに、僕は」

 震えながら必死に押しとどめるウェインの肩をファウストは叩いた。仲間思いで責任感が強く、感情が豊かなウェインだ。今までも必死に奮い立たせてきたのだろう。顔色が悪く、目の下に隈もできている。寝るのを惜しんで捜索をしていたのかもしれない。

「森の中で消えたその先は、分からないのか?」
「はい」
「どの辺が最後だ?」

 周囲の地図を広げたウェインが、一点を差す。それは川からそれほど離れていない場所だ。

「移動に船を使ったのかもしれないな」
「川の上流を第二師団が、下流をオリヴァーが探しています。周囲の森の探索もしているのですが、川沿いに長く森が広がる地形で崖などもあって思うようには進みません。地形の隆起が激しいので、現在三分の一も捜索出来ていない状態です」
「そうか」

 今の地図も、クラウルが渡してくれた古い地図も川の両岸に広がる森を示している。港はこの森を縦断する形でそれほど距離はないが、横には長い森だ。その全てとなると少しかかる。
 ファウストは視線を巡らせる。このどこかにランバートはいるはずだ。どこにいるのか、くまなく探すしかない。息をついて出ようとしたその時、不意に扉がノックされた。

「ウェイン様、大変です!」
「今度はなに!」
「ネイサンが見つかりました!」
「え!」

 これにはファウストも驚き、二人は飛び出すように部屋を出ていく。そうして走ったその先に、オリヴァーに連れられたネイサンと、見知らぬ老人が立っていた。

「ネイサン!」
「ファウスト様。申し訳ありません、俺が迂闊に」
「それはいい。だが、一体どうしたんだ」

 多少ふらつきながらもネイサンは歩み寄り、項垂れている。その体は明らかに弱っているらしく、動きがぎこちない。オリヴァーが脇を支え、老人がファウストを見た。

「温かい所に移してやんないと、せっかく回復しかけてるんだ。拾った命は大事にせんといかん」
「そうだな。こっちに」

 オリヴァーとは逆の肩を支えながら、ファウストは一階にある執務室へとネイサンを運び入れる。そこに座らせ、水を出して、ネイサンはそれで少し落ち着いたようだった。

「まったく、意識が戻っても体の状態は直ぐには戻らんと言っても聞きはしない。騎士ってもんは融通がきかん」
「すみません、ダリウス殿。だがどうしても、伝えなければならない事があって……既に、手遅れでしたが」

 ネイサンは深く項垂れ、ファウストに申し訳ないと視線を巡らせる。ファウストもそれを受けて、ただ黙って項垂れるしかなかった。

「まさか、砦全体を乗っ取られているとは思わず、違和感を覚えながらも辿り着く事ができませんでした」
「普通、一人くらいはこの窮状を伝えに来るだろうと思う。常にここに居る者なら分かるが、突然訪ねてきたお前に分かることではない。それよりも、どうしたことか教えてくれ」
「はい」

 ネイサンは確かに強く頷き、広げた地図の上に指を滑らせた。

「あの日、自分の手で港を調べようと思い、向かいました。そこで知った事は、先に報告したとおりです。ですがその帰り道で襲われ、森を逃げていきました」

 指は正規の街道から逸れて森の方へと向かっていく。そして、川岸で止まった。

「崖に追い込まれた所で、俺を追っていた者達に囲まれて、そこで初めて砦が乗っ取られている事に気づいたのです」
「どうして」
「砦にいた者が俺を囲んだのです。そして俺の前に出てきた人物がフェシュネール派を率いている人物です」
「なんて名だ?」
「砦では、ユナンと名乗っていました。俺がパートナーに選んだ男です。本名はヴィクトラン・フェシュネール。ノーラント王家の生き残りです」

 出てきた名に、ほんの僅か安堵した。もしここでハリーの名が出てきたら、そう思ってしまったのだ。

「ユナンは僕も知っています。妙に落ち着いた、品のある男です」
「実際、有能だろうと思います。人を使う事に長けた人物だろうと。命令しなれている感じがしました」
「ウェイン、似せ絵は描けるか?」

 問えばウェインが頷き、紙に絵を描いていく。ランバートのように芸術とはいかないが、ウェインもこれで得意なほうだ。サラサラと特徴を書き込み、人相書きが出来上がる。それを見たネイサンも、しきりに頷いた。

「これは……」

 その似せ絵を見たオリヴァーが渋い顔をした。それというのも出来上がった絵に似た人物を知っているからだ。

「ハリーに、似ていませんか?」

 戸惑うようにオリヴァーが呟く。そして、ファウストは出発直前に知った事を改めて反芻した。

『保護した子供、ハインリヒ・フェシュネールを元重臣バスカヴィル伯爵へと預けました。
おかしな行動があればすぐに知らせるとの事です』

「ハリー・バスカヴィルは、ノーラント王家に連なるかもしれない」
「え?」

 オリヴァーの表情が明らかに引きつる。案外頭が回る奴だ、色々と考えているのだろう。だがまだ、何も分かっていない。今回の事にハリーが関わっているのか、それとも巻き込まれたのか。これはおおきな違いだ。

「オリヴァー、まだ分からない。例えハリーがノーラント王家縁の者だとしても、今回の事に加担したとは言えない。巻き込まれただけかもしれない」
「ですが」
「あの坊主はこんな大それた事が出来るような子じゃないさ」

 不意に、違う方向から声が聞こえてファウストもオリヴァーもそちらを見た。事の成り行きを静観していた老人が、そっと近づいてくる。

「お前達が言っているその、ハリーという者が末王子のハインリヒ様なら、こんな事をするお人じゃない。あの子は悪戯が好きで活発で、明るい子だった。命の大切さを知る子だ」
「ダリウス殿」

 ネイサンが視線を向ける。ファウストは改めて、老人と向き合った。

「すまない、礼を欠いた。貴方がネイサンを助けてくれたのか」
「まぁ、仕方なくだがね。せっかくの隠居生活だってのに、家の前で人が死んじゃ寝覚めも悪い。死んでてくれりゃ手間が省けたが、そいつはよほど頑丈らしくてね。息のある人間を何もせずに死なせたとあれば、元とは言え医者失格だ」

 実に面倒な言い方をするが、根はいいのだろう。文句を言いつつもネイサンを助け、ここまで付き添ってきたのだから。

「名乗るのが遅くなった。騎兵府を預かるファウストと言う。ダリウス殿でいいか」
「あぁ、構わん」
「貴方はノーラント王家に詳しいのか?」
「昔の職場だ。十七年前に失ったがね」

 実に皮肉な言いように、ファウストも苦笑する。責められるのは仕方がないが、責任を取れと言われればどうにも。何せ何代も前の話になる。
 それを理解しているのか、ダリウスも一言「あんたに言うのも悪い話だがね」と付け加えた。

「あの一件で、ハインリヒ様は行方が分からなくなり、第二王子だったヴィクトラン様は壊れていった。あの方は内にこもる性格だったからな。ご家族や国を奪われ、生き残った事を苦しんでいる。今では昔の面影などなくなったと聞く」

 ダリウスの言葉はどこまでも重かった。そしてそれは、帝国という国が歩んできた道だ。そこに生活し、騎士団を率いるのだから、全く無縁ではいられない話だ。なのにファウストは何も知らない。この国が歩んできた道を。

「あの方の側にオーギュストという奴がいるが、そいつが溢していた。お優しかったヴィクトラン様は、あの夜死んだのだろうと」

 ダリウスは言うと、息をついた。ファウストはそれ以上、なんて言えばいいか分からなくなった。気持ちは焦るのに、沈み込んでいく。なんとも後味悪く。

「ファウストさん、ハインリヒ様は今、楽しそうかい?」
「え?」
「あの子は城では楽しそうでね、生傷作って怒られてるってのに、自分の冒険譚を俺に話すんだ。あの目はまだ、生きてるかい?」

 ファウストとオリヴァーは顔を見合わせた。そしてほぼ同時に、頷いた。仲間と一緒にいるときのハリーは、心から楽しそうだ。一緒に飲みに行ったり、遊びに出たり。レイバンやランバートとは特に気が合うらしく、ファウストそっちのけで遊びに行くこともあるくらいだった。

「仲間と楽しそうに飲みに出たり、釣りや遠乗りに行く事もあります。気の合う仲間や、同じ第四師団の仲間とも彼は仲がいいです」
「その中でも仲のいい一人が、一緒に攫われた可能性がある」
「そうかい」

 ダリウスは少し考え込んでいた。だが何かを決めたように身を乗り出し、地図の一点を差した。

「ヴィクトラン様がいるのは、おそらくここだ。ここに、王族の別荘がある」

 ファウストはその場所を食い入るように見た。そして、直ぐにウェインに指示を出した。

「今夜中に助けにいく! 編成頼む!」
「はい!」

 ウェインは直ぐに走り出し、出て行った。ファウストの心臓は飛び跳ねている。ここに、ランバートがいるかもしれない。どうなっているか分からないが、それでも命があってもらえれば。それだけをひたすらに願った。

「……ハインリヒ様を、助けてやってくれ。あの人の望むように生きられるよう、頼む。これが、俺がノーラント王家にしてやれる最後の忠義だ」
「ダリウス殿?」
「帝国がしたことは、今でも納得はいかない。だがその後の生活は安定した。今この土地は既に、ノーラントではないだろう。かつての王家を忘れた人間も少なくない。ヴィクトラン様は、まさに亡霊なのだろう。かつての王家に縛られ、後悔や自責の念に呪われてしまわれた。そろそろ、終わりにしてやるのがあの方の為かもしれん」

 寂しく、自分に言い聞かせるような重い響きで話すダリウスに、ファウストは向き合う。そして一つ確かに頷いた。

「彼の味方でいると誓う。俺が貴方に渡せるものは今のところ、それしかない。ハリーを助け出す」
「あぁ、そうしてやってくれ」

 ダリウスに確かに頷き、ファウストもまた救出作戦の為に動き出していった。
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