恋愛騎士物語2~愛しい騎士の隣にいる為~

凪瀬夜霧

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30章:婚礼祭

2話:見えない距離(シウス)

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 式当日は抜けるような秋らしい晴天だった。
 各団長、重臣、従者などが着席する教会の長椅子の一つに座り、堅苦しい白い団長服を身に纏ったまま、シウスは幸せな二人の睦まじい姿を見ている。

 とても美しい花嫁と、とても凜々しい主の姿。柔らかく、優しく微笑むカールがヴェールを上げ、恥ずかしげに頬を染めるデイジーを上向かせてキスをすると、会場は祝福の声に溢れた。

「クラウル、ウルウルしてる」
「してない」

 隣のオスカルがニヤリと笑いクラウルを茶化し、クラウルは赤くなって反論している。だが、クラウルの目は確かに少し潤んでいる。幼馴染みの結婚式だ、感じるものがあって当然だろう。

 シウスは少しだけ心の中で溜息をつく。
 幸せな人達を見る今ここに、自身の大切な人がいない事を恨めしく思ってしまっている。

 ラウルとはもう二ヶ月会っていない。彼が動き始めたのは西の異変よりも前の事だ。現在はラン・カレイユにいるだろう。

 こんな事はそう珍しい事ではなかった。王都から長く離れる事の出来ないシウスはいつも帰りを待つ側で、暗府として他国にまで潜入や潜伏を行うラウルは一年の三分の一王都にいない。
 寂しいと思っていた。だが仕事だからと諦めてもいた。だが、こんな日くらいは側にいて欲しかった。触れあって、睦言を連ね、キスをして、将来を語り合いたかった。

 いけないだろう。幸せな二人を見て祝福する裏で、愛しい人がいないのに幸せな二人を見つめて恨めしいだなんて。


 教会を出た一行はパレードへと移る。オープンの馬車に二人は乗り込み、その脇をルイーズとオスカルが行く。
 そして同じく付近に、式典用の馬に乗って他の団長もついてのパレードだ。

 沿道からは民の祝福の声と花びら。それに控えめな笑みを浮かべながら手を振るデイジーは本当に美しくなった。
 眼鏡もしっかり合った物を作ればそそっかしさは寧ろ愛嬌と言えるレベルになったし、何より芯が強くなって内面が輝くようになった。
 そして陛下は、落ち着いた男の顔をするようになった。
 元より王としての顔を持つ人だが、一度それが切れれば少し悪戯で茶目っ気のある人だった。だが最近、デイジーに見せるのはそのどれでもない。一人の男として相手を支えるような、優しさと強さを持つ顔をするようになった。

 沿道を見れば仕事のない騎士団の面々が人々に混じって花を手にして投げかけて、祝福の声を上げている。
 シウスはそこに、あるはずのない人の姿を知らず探してしまっていた。


 祝典は教会だけではない。城へ戻ると今度は先祖と始祖の王へ結婚の報告を行い、王妃のティアラが教会の大司教からカールへ、そしてカールからデイジーへと授けられる。
 これでようやく、正妃が誕生したことになる。
 鳴り止まぬ拍手のその中にはデイジーの叔父、アドルフ・コルネリウスの姿もある。

 彼はリリーでの事件の時、ずっと地下牢へと幽閉されていた。
 食事も最低限だったのか痩せて顔色は悪かったが、幸い命には別状がなかった。
 ただ、その後の憔悴は酷いものだった。自分の一人息子が主犯の一人と分かったのだから。
 直後、アドルフは領地の返還と自身の監督不足を訴え、息子の罪を被ろうとまでした。だがその時にはもう、誤魔化しなど意味のない程に証拠は揃っていた。
 陛下はアドルフ、デイジーに罪はなく、息子ダニエルも主なき騎士団に利用されたとして死罪にはしなかった。何よりダニエルはまだ十三歳と成人してはいない。故に、一度だけその罪を見逃す事とした。
 腕に印の墨を入れ、現在は王都とは離れた場所で幽閉をしている。人は、側仕えの少年以外は数ヶ月で入れ替えだ。妙な懐柔などをして逃げ出しては困る。
 少年を側に置いたのは話し相手と、もう一つは絆というものを結べる人間へとなってもらいたかったから。自分よりも幼く、身分の低い少年はだが利発な子だった。この子に触発されてくれれば、十年後くらいにはきっと人の大切さを知る若者へと変わるだろう。
 故に、罪の期間を十年と定めた。そこで追って沙汰をすると。


「はぁ、つっかれたぁ」
「お疲れ様です」

 城の中にある団長の為の控え室で、オスカルが緊張の糸が切れたようにソファーに座り服の胸元を寛げる。普段のものと違って重厚で堅苦しく、そして暑いのだ。

「お茶を淹れますね」
「よいよエリオット。其方も疲れているだろう」
「好きな事ですから」

 ふわりと笑うエリオットは慣れた所作でお茶の準備をする。その左手の薬指には指輪が光っている。



 プロポーズをする。
 オスカルが意気込んでシウスに伝えてきたのは、西の事件がようやく決着をみたくらい。まだ前線はバタバタとして、エリオットも戻ってはきていない頃だった。

「既にしているのだろ?」
「でも、婚約指輪とかは用意してないから、した」
「した!」

 言ってはなんだがどこにその行動力と余裕があったのか、シウスは目を剥いてしまう。
 カールの結婚を急いだことで城の中は下を上への大騒ぎだ。当然城の警備などを仕切るオスカルは苛立つ程の忙しさのはずだ。
 だが目の前のオスカルは寧ろ充実している顔をしている。一つも二つも輝きを増した友人は、疲れなど一切見せてはいなかった。

「だって、逃がしたくないし。それに、あんなに甘い陛下とデイジー様見せられたらたまんないよ。ルイーズも、あれ絶対に限界だね」
「そんなにかえ?」
「もう、話していない時だって眩しくて見えないよ。デイジー様付きのルイーズなんて特に当てられてるね」

 ルイーズという男は面白い男だ。クールに見せて実は熱く、落ち着いているようで直情的。執着心があり、独占欲がある。だが一つ救いが、相手の事を一番におもんばかっているということ。愛情は深いのだ。
 そんな男が恋人を得たのが今年の夏。ランバートの友人で、コナンというとても控えめな少年だった。
 何処か似合わぬ二人に見えて、実は誰よりも互いを思う二人だ。さりげないルイーズのエスコートに、恥ずかしげに従うコナンは少女のような可憐さがあった。

「シウスはしないの?」
「え?」
「プロポーズ。それとも、既にしたのかな?」

 問われて、なんとも言えない曖昧な様子で笑うしかなかった。

 出会ったのは、ラウルが一年目の夏だった。十七歳、あまりに幼い少年だ。
 そしてこの頃、まだシウスは自分がエルであることを引け目に思っていた。
 丁度時を同じくしてシウス暗殺の話があり、クラウルから煩く護衛をつけろと言われてうんざりしていた。だから、少し話たラウルを選んだ。
 その一件後、シウスはラウルに交際を申し込み、ラウルはそれを受け入れた。

 あれからもう三年近くなる。
 ラウルはますます輝きを増して、美しく凜々しい青年へと育った。もう一時も目を離せない。
 日を重ねるごとに思いは募る。周囲に幸せなカップルが増えて、それぞれの形で思いを重ねてゆく。
 それを羨んではいけないだろうが、羨ましく思ってしまう。
 進みたい、なのに自らに課した枷が邪魔をする。

 あの子が二十歳を超えるまでは結婚はしない。

 エルである事を引け目とした自身への、これは保険だった。どうせ知ったら離れるだろう。誰が忌避の一族を好きになってくれる。あの子の思いも変わるかもしれない。
 二十歳。これは猶予だったのだ。

 でももう、この猶予は枷でしかない。彼はエルであるシウスを受け入れ、求めてくれた。
 嬉しかった。誰にも受け入れられず、祖父母や従兄弟達は遠ざけた。見た目に特徴があるから隠す事もできない。誇りに思うと同時に、どうにもならない鎧でもあった。



「どうぞ」

 目の前にカップが置かれる。それを見つめるシウスの隣で、クラウルが申し訳ない顔をしていた。

「悪いな、シウス。ラウルを借りている」

 言われ、一瞬「まったくだ」と言いたくなったが飲み込んだ。そして静かに首を横に振る。

「暗府の仕事に私が口を挟んではならぬからな」
「少しくらいは挟んでもいいぞ、シウス。クラウルは自分の恋人についてあれこれ俺に口を挟むからな。やれ危険な場所にいれないでくれだの、今回の遠征外せないかだの」
「ファウスト!」
「外せるはずがないだろ、まったく。ゼロスは既に中核なんだぞ。今回更に階級も上げた。これからはますますだ」

 からかう様なファウストの言葉に、クラウルは顔を赤くした押し黙ってしまう。
 この男のこんな姿を見る日がこようとは、まったく思っていなかった。


 クラウルは堅物で、一番色恋など縁遠いと思っていた。
 それが今では誰よりも相手を溺愛している。締まりのない顔をするこいつも最近は見慣れたものになってきた。

 驚いたのはこいつの相手だ。
 第一師団のゼロスはランバートの友人で、真面目な男だと思っていた。
 だが恋人の前ではどうやら様子が違うらしい。淡泊にあしらい、今ではランバート以上にクラウルをコントロールしている。まったく、思いもよらず大物だ。
 暗府団長が酒を飲みながら愚痴のように惚気るのだ。「ゼロスは俺に少し冷たい」「この間も誘いを断られた」「そのくせキスはするんだ、生殺しだ」と。
 キャラが変わりすぎてどうしたものか。オスカルもファウストも苦笑しか出ず、だが面白いからと飲ませている。この男、酒を飲んで潰れた日は記憶が曖昧になって細かな内容は覚えていないのだ。


「ファウストも苦労しますね」
「まったくだ。まさかこいつがここまで溺愛主義だったとはな」
「お前も人の事は言えないだろ、ファウスト」
「まったくだよね」

 笑い合うファウストは、寧ろスッキリとした顔をしている。こいつは今回の事で色々と乗り越えた。


 ファウストは昔から、戦いが激化すればするほど自身を顧みない。結果、戦いが終わると傷だらけで、時に命を危ぶみそうなものもあった。
 今回ルースを相手にそうなることは予想された。だが、ギリギリの所でこいつは自らを尊んだ。
 ランバートの声が聞こえたのだという。戦いに熱くなっているところで、ランバートの声が聞こえて致命傷を避けたのだと。
 結果、ルースを即死にはできなかたが結果は変わらない。一刀両断に全てを即死にしてきた奴が、始めてそうはしなかった相手だった。

 だが、これでいいのだろう。例え仕留め損ねても次を考える。それが、シウスの仕事なのだから。
 それよりは仲間を、友を失わないほうがいい。



 夜のパーティーまでは時間がある。オスカルはエリオットを伴って町に出るという。ファウストもクラウルも、それぞれの恋人のところへと行った。
 シウスは一人部屋へと戻った。とても一人で賑やかな町に出る気になれなかったのだ。

 部屋のドアを開けて、そこで足が止まった。室内を見回して、そこに彼を見つけたのだ。ソファーに座ったまま待っていた青年が立ち上がり、嬉しそうな笑みを見せる。

 とうとう願望が募って幻でも見たのかと思った。なぜならまだ、帰らないはずだったから。まだ、彼は遠い地にいるはずなのだから。

 呆然としたまま立ち尽くしている。その首に腕が回り、愛しげにキスをされる。触れた熱が、確かな肉感が、全てを現実と教えてくれる。

「んっ」

 舌を絡め、腰を抱き、深く口づけた。体の熱を抱きしめるようにして、会えない時間を埋めていった。

「ただいま、シウス様」

 今では身長の差も縮まった。最初は腕に収まっていた少年は、今ではそう視線を下げなくても目が合うようになっていた。

「どうして……」
「予想よりも早く引き上げになったので、待っていたのです。報告は先輩がしてくれると言っていたので急いで」

 嬉しさがこみ上げてくる。抱きしめたまま手放せない。こんなにも、溢れるように喜びがわくのだ。

「シウス様?」
「寂しかった。其方がいないと、私の世界は光が消えたようじゃ」

 呟けば、少し困った顔をする。ラウルはたまにこんな顔をする。心苦しそうな、それを隠す笑顔を。

「ラウル?」
「え?」
「どうか、したかえ?」
「いえ?」

 誤魔化している。それを感じている。でも確認できない。何が出るか怖くて、何も言えなくなるのだ。
 それでもこの日のシウスは少しだけ踏み込んだ。勇気を持って。

「のぉ、ラウル」
「はい」
「来年の初め、お前の家族に会いに行ってもよいか?」
「え?」

 困った……というよりは、恐れるような表情。彼は家を大切にするのに、シウスが近づくのを拒んでいる。どうしてなのか。調べてもラウルの事に関してはクラウルも明かしてはくれない。宰相の権限でも開示を拒まれるのだ。

 何を隠している。話せないことなのか。不安が募り、望む事はいけないのかと思ってしまう。彼が欲しいのに、近づこうとすれば遠ざかろうとする。その手を掴む寸前なのに、どうして振り払うようにしてしまうのだ。

「ラウル、私が好きか?」
「勿論です」
「……そうか」

 その気持ちに嘘は感じない。なのにどうして、触れられない。
 シウスの不安は日増しに強くなる。正体が見えないまま、暗闇に飲まれるようだった。
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