昔に婚約破棄した男がまた現れて、母さんと恋に陥った!

雄太

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母の苦労

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   翌日 の早朝、     
 激しい雨音で目が覚めた。昨日の雨は激しさを増して、なお降り続いていたいた。部屋はまだ暗かった。
 近くで母さんの咳き込む音がする。薄暗い。顔を横に向けると布団が畳まれていたる。近くで母さんの咳き込む音がする。布団から起き上がって鏡台の咳の聞こえる方に顔を見る向けると、タンスの近くで母さんが窮屈そうな雨合羽(あまがっぱ)のズボンを穿こうとしていた。
「おはよう母さん」
「あっ、ごめんね、。起こしちゃったかな」
 先月末に人が辞めたせいで朝食を作る仕事にシフトさせられたらしいと聞いた。朝が早くて大変そうだ。話を聞くと朝は特に人数が少ないので、体調が悪くてもなかなか休めないみたいだ。
こんな薄暗い夜更けに雨の中を自転車で仕事に行く母さんのことを考えるとなんとも言いがたい気持ちになった。
「無理しちゃダメだろ」
「大丈夫。休んだら他の人に迷惑かかるから。うちの店長うるさいんよ。朝トースト焼いて食べてね」
 朝は特に人数が少ないので、体調が悪くてもなかなか休めないとも言っていた。
 母さんは朝ごはんを食べたのだろうか。俺は知りたくなくて聞くのをためらった。 
「行ってくるね」
 母さんは雨合羽を着ると合羽の裾を揺らしながら玄関を出て行った。
「行ってくるね」
 布団から出てカーテンを開けた。そして窓を開け、二階から激しい雨に激しく痛めつけられ晒され続けている道路が街灯に照らされている様子あたりを見下ろした。合羽姿の母さんが立てかけてある自転車を合羽姿の母さんが押し出しているきた。
 思わず窓から身を乗り出した。
「母さん、気をつけなよ!」
 雨の音にかき消された俺の声に母さんは気付くことこちらを振り返ることなく、自転車を漕いで雨の中に道路の向こうへと消えて行った。
 なんとなく重い気分で窓を閉めるた。が、今度は部屋の中に響く雨漏りの音が耳を突き刺したてくる。カーテンを閉めて布団にもぐる。
 目を閉じてもさっきの母さんの姿が頭にこびりついて離れない。この雨じゃ道は大分濡れているだろうな。この時間は暗くて見通しが悪いから、滑らないか心配だ。登校の時間まであったことを忘れるように眠ることにした。
 激しい雨はまだまだ音が相も変わらず続いているきそうであった。

     
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