2 / 19
現実でした
しおりを挟む
ん~、朝かぁ。仕事だぁ。・・・・。もう少しだけ・・・・。あ~、いい匂いがする。お隣さん、今日は野菜スープかぁ。いつも味噌汁なのに珍しいな。そろそろ起きないと遅刻かなぁ。何時だろ?
アラームはまだ鳴っていない。私は目を閉じたままいつもの場所に手をモゾモゾと動かした。
あれ?どこ?
手に触れるのはさらさらとしたシーツの感触だけ。
「ッ!!!」
私はガバッと起き上がると辺りを見回した。目に入ったのは、天蓋から下がる紗のカーテン。ヒラヒラと私のいるベッドの周りを覆っている。私の部屋にベッドはない。このベッドは無駄に大きくて私なら10人は眠れるだろう。
「あっ・・・・」
昨日のことがフラッシュバックする。夢でも撮影でもなかったらしい。胸がぎゅっと苦しくなる。それを誤魔化すために片手で顔を覆おうとして、目に入った手は・・・・。
「は?」
まじまじと自分の手を見た。小さい。ふくふくと美味しそうだ。2歳になったばかりの甥の手を彷彿とさせる。そっと下を向くとパジャマを着た自分の身体が見えた。その中身は・・・・邪魔だった胸はなくなり、ぽこんとしたお腹が見える。
うそうそうそうそ!!!かかか、かがみ!鏡!
慌てて、でもそっと天蓋の隙間から誰もいないことを確認するとキョロキョロと視線だけで鏡を探した。
あった!ドレッサーが部屋の隅にある。ぴょんとベッドを降りて急いでドレッサーの椅子によじ登った。そこに映ったのは・・・・姪にそっくりな女の子だった。あの子は私に似てたんだなぁ。今、4歳だっけ。茫然とする私の耳に扉の外から男の人の声が聞こえた。
「そろそろ起きたんじゃない?」
「一度様子を見に行くか」
「そうしよう」
この部屋に来るのかな?隠れなきゃ!
私はベッドに戻ろうと慌てて天蓋の紗をめくった。降りるときにぴょんと飛び降りたベッドは、およそ4歳児には高すぎた。シーツを掴み足をベッドに掛けてはみるものの全然登れない。ずり落ちてくるシーツと格闘しアワアワしている間にひょいっと後ろから抱き上げられた。
「何してるんだ?」
「!!!ヒ、ヒィィィぅ!」
見つかって捕まってしまった恐怖に反射的に身体を丸めて硬くする。心臓がバクバクと痛いほど速くなり息ができない。
「アール、怖がらせちゃダメだよ」
「なんかジタバタしてたから怪我する前に抱き上げただけだが?」
後ろから抱き上げた私をくるっと反転させて片腕に座らせながら言い訳めいたことを言っている声には聞き覚えがある。
昨日の人?
そう認識しただけで、身体の強ばりが解けてフゥ~と呼吸が出来るようになった。でも、まだ声はでないし、顔は上げられない。必然的に私の視界に映るのは、声の主の服なのだが、服を着ていても分かるほど鍛え上げられている。固そうだなぁとどうでもいいことを考えていると頭の上から声が降ってきた。
「ベッドに戻りたいのか?」
私の行動から推測したのだろう。でも、もうその必要はない。なぜなら、隠れようとした相手に既に捕まってしまっているから。だから、フルフルと首を横に振った。ここから降ろしてはほしいけど・・・・。
「お腹すいたでしょう?昨日は何も食べずに寝ちゃったし」
もう一人。私の髪を鋤くように頭を撫でるこの人の声も手も私には心地よく感じられた。
「僕はライ。朝御飯を食べてからお話ししよう?」
「そうだな。俺はアールだ。何と呼べばいい?」
「・・・・ヒカ」
私は迷った末に名前の一部を呼び名として告げることにした。さすがに本名を名乗るほど信用してはいない。
「かわいい名前だね」
「ヒカ、着替えて隣の部屋に来れるか?」
「着替えはこれね?」
床におろされた私は二人が部屋から出ていくのを待って、用意してくれた服に溜め息を吐いた。ピアノの発表会で着るようなドレスを普段着にするなんて。パンツはカボチャパンツだし。姪なら目を輝かせて喜んだであろうこの服も、中身が二十歳を越えた私だとちょっときつい。私の荷物は何処にいったのか?服は?そして、パジャマに着替えさせたのは誰なのか?・・・・そこは触れない方がいい気がする。・・私は幼女。これは私の心の平安を保つための魔法の言葉。諦めてそのドレスに着替えた私は、隣の部屋へと続く扉を背伸びをしてなんとか開けた。
「ちょうどいいな」
「アール・・・・。ヒカ、よく似合ってるよ」
どちらの言葉も今の私には反応に困るものだった。ぴったりなサイズの理由も聞けないし、違和感しかないこのドレスで誉められるのも微妙だ。
「さあ、食べよう」
俯いたままの私をライが椅子に座らせてくれた。そっと視線だけでテーブルを見ると美味しそうな、見慣れた朝御飯が並んでいる。ほかほかの野菜スープ、香ばしそうなベーコンエッグ、しゃきしゃきのサラダ、ふかふかなパン。それに、オレンジジュース
グゥ~・・・・。
さっきまでは全然空腹なんて感じていなかったけど、久しぶりのまともな食事にお腹かがなった。ヨダレが・・・・。自分の危機感の薄さにがっかりだ。
「クス。どうぞ、召し上がれ」
「い、いただきます」
私はお腹が空いていたこともあり、食べることに集中した。オレンジジュースは絞りたてだし、パンは仄かに小麦の薫りがする。サラダもしっかりと野菜の味がするし、ドレッシングはさっぱりとしている。カリカリのベーコンと塩コショウの効いた目玉焼き。野菜スープは温かくてホッとする。もう無心に食べた。美味しい。この一言に尽きる。
「ごちそうさまでした」
お腹も一杯になり、美味しいごはんに頬が緩む。
「そんなに美味しそうに食べてもらえると作った甲斐があったよ」
「初めて笑ったな、ヒカ」
嬉しそうな優しい声と大きな手が代わる代わる私の頭を撫でた。着替えをもらい、ごはんも食べさせてもらったのにいつまでも俯いたままなのは失礼だ。お礼を言おうとこの時初めて顔をあげて私は二人の顔をはっきりと見たのだが・・・・。
アラームはまだ鳴っていない。私は目を閉じたままいつもの場所に手をモゾモゾと動かした。
あれ?どこ?
手に触れるのはさらさらとしたシーツの感触だけ。
「ッ!!!」
私はガバッと起き上がると辺りを見回した。目に入ったのは、天蓋から下がる紗のカーテン。ヒラヒラと私のいるベッドの周りを覆っている。私の部屋にベッドはない。このベッドは無駄に大きくて私なら10人は眠れるだろう。
「あっ・・・・」
昨日のことがフラッシュバックする。夢でも撮影でもなかったらしい。胸がぎゅっと苦しくなる。それを誤魔化すために片手で顔を覆おうとして、目に入った手は・・・・。
「は?」
まじまじと自分の手を見た。小さい。ふくふくと美味しそうだ。2歳になったばかりの甥の手を彷彿とさせる。そっと下を向くとパジャマを着た自分の身体が見えた。その中身は・・・・邪魔だった胸はなくなり、ぽこんとしたお腹が見える。
うそうそうそうそ!!!かかか、かがみ!鏡!
慌てて、でもそっと天蓋の隙間から誰もいないことを確認するとキョロキョロと視線だけで鏡を探した。
あった!ドレッサーが部屋の隅にある。ぴょんとベッドを降りて急いでドレッサーの椅子によじ登った。そこに映ったのは・・・・姪にそっくりな女の子だった。あの子は私に似てたんだなぁ。今、4歳だっけ。茫然とする私の耳に扉の外から男の人の声が聞こえた。
「そろそろ起きたんじゃない?」
「一度様子を見に行くか」
「そうしよう」
この部屋に来るのかな?隠れなきゃ!
私はベッドに戻ろうと慌てて天蓋の紗をめくった。降りるときにぴょんと飛び降りたベッドは、およそ4歳児には高すぎた。シーツを掴み足をベッドに掛けてはみるものの全然登れない。ずり落ちてくるシーツと格闘しアワアワしている間にひょいっと後ろから抱き上げられた。
「何してるんだ?」
「!!!ヒ、ヒィィィぅ!」
見つかって捕まってしまった恐怖に反射的に身体を丸めて硬くする。心臓がバクバクと痛いほど速くなり息ができない。
「アール、怖がらせちゃダメだよ」
「なんかジタバタしてたから怪我する前に抱き上げただけだが?」
後ろから抱き上げた私をくるっと反転させて片腕に座らせながら言い訳めいたことを言っている声には聞き覚えがある。
昨日の人?
そう認識しただけで、身体の強ばりが解けてフゥ~と呼吸が出来るようになった。でも、まだ声はでないし、顔は上げられない。必然的に私の視界に映るのは、声の主の服なのだが、服を着ていても分かるほど鍛え上げられている。固そうだなぁとどうでもいいことを考えていると頭の上から声が降ってきた。
「ベッドに戻りたいのか?」
私の行動から推測したのだろう。でも、もうその必要はない。なぜなら、隠れようとした相手に既に捕まってしまっているから。だから、フルフルと首を横に振った。ここから降ろしてはほしいけど・・・・。
「お腹すいたでしょう?昨日は何も食べずに寝ちゃったし」
もう一人。私の髪を鋤くように頭を撫でるこの人の声も手も私には心地よく感じられた。
「僕はライ。朝御飯を食べてからお話ししよう?」
「そうだな。俺はアールだ。何と呼べばいい?」
「・・・・ヒカ」
私は迷った末に名前の一部を呼び名として告げることにした。さすがに本名を名乗るほど信用してはいない。
「かわいい名前だね」
「ヒカ、着替えて隣の部屋に来れるか?」
「着替えはこれね?」
床におろされた私は二人が部屋から出ていくのを待って、用意してくれた服に溜め息を吐いた。ピアノの発表会で着るようなドレスを普段着にするなんて。パンツはカボチャパンツだし。姪なら目を輝かせて喜んだであろうこの服も、中身が二十歳を越えた私だとちょっときつい。私の荷物は何処にいったのか?服は?そして、パジャマに着替えさせたのは誰なのか?・・・・そこは触れない方がいい気がする。・・私は幼女。これは私の心の平安を保つための魔法の言葉。諦めてそのドレスに着替えた私は、隣の部屋へと続く扉を背伸びをしてなんとか開けた。
「ちょうどいいな」
「アール・・・・。ヒカ、よく似合ってるよ」
どちらの言葉も今の私には反応に困るものだった。ぴったりなサイズの理由も聞けないし、違和感しかないこのドレスで誉められるのも微妙だ。
「さあ、食べよう」
俯いたままの私をライが椅子に座らせてくれた。そっと視線だけでテーブルを見ると美味しそうな、見慣れた朝御飯が並んでいる。ほかほかの野菜スープ、香ばしそうなベーコンエッグ、しゃきしゃきのサラダ、ふかふかなパン。それに、オレンジジュース
グゥ~・・・・。
さっきまでは全然空腹なんて感じていなかったけど、久しぶりのまともな食事にお腹かがなった。ヨダレが・・・・。自分の危機感の薄さにがっかりだ。
「クス。どうぞ、召し上がれ」
「い、いただきます」
私はお腹が空いていたこともあり、食べることに集中した。オレンジジュースは絞りたてだし、パンは仄かに小麦の薫りがする。サラダもしっかりと野菜の味がするし、ドレッシングはさっぱりとしている。カリカリのベーコンと塩コショウの効いた目玉焼き。野菜スープは温かくてホッとする。もう無心に食べた。美味しい。この一言に尽きる。
「ごちそうさまでした」
お腹も一杯になり、美味しいごはんに頬が緩む。
「そんなに美味しそうに食べてもらえると作った甲斐があったよ」
「初めて笑ったな、ヒカ」
嬉しそうな優しい声と大きな手が代わる代わる私の頭を撫でた。着替えをもらい、ごはんも食べさせてもらったのにいつまでも俯いたままなのは失礼だ。お礼を言おうとこの時初めて顔をあげて私は二人の顔をはっきりと見たのだが・・・・。
53
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
『異世界転生してカフェを開いたら、庭が王宮より人気になってしまいました』
ヤオサカ
恋愛
申し訳ありません、物語の内容を確認しているため、一部非公開にしています
この物語は完結しました。
前世では小さな庭付きカフェを営んでいた主人公。事故により命を落とし、気がつけば異世界の貧しい村に転生していた。
「何もないなら、自分で作ればいいじゃない」
そう言って始めたのは、イングリッシュガーデン風の庭とカフェづくり。花々に囲まれた癒しの空間は次第に評判を呼び、貴族や騎士まで足を運ぶように。
そんな中、無愛想な青年が何度も訪れるようになり――?
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
【完結】異世界転移した私、なぜか全員に溺愛されています!?
きゅちゃん
恋愛
残業続きのOL・佐藤美月(22歳)が突然異世界アルカディア王国に転移。彼女が持つ稀少な「癒しの魔力」により「聖女」として迎えられる。優しく知的な宮廷魔術師アルト、粗野だが誠実な護衛騎士カイル、クールな王子レオン、最初は敵視する女騎士エリアらが、美月の純粋さと癒しの力に次々と心を奪われていく。王国の危機を救いながら、美月は想像を絶する溺愛を受けることに。果たして美月は元の世界に帰るのか、それとも新たな愛を見つけるのか――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる