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子にゃんこ、餌付けされる
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うにゃ~ん、ここ、ぬくぬく。極楽極楽♪
コロンと寝返りを・・・・
気持ちよく、うにょーんと伸びを・・・・
出来ない・・・・。
狭い。狭すぎる。
「びに″ゃー!」
何だっていうのよ!
聴こえてきた鳴き声に自分でビックリした。
「にゃ?」
何?
そうだった。私、子ネコだった。
ここどこ?
「お、目が覚めたか?」
ん?と声の聞こえてきた方に目を向けると、凶悪な顔がこちらを覗き込んでいる。ぶわっと毛が逆立ったが、すぐに誰か思い出した。
ああ、山賊の団長だ。
ここは、団長のポケットの中だったわ。
ひょこんとポケットから顔を出して外を窺うと、焚き火が焚かれ、そこに大きな鍋が吊るされている。辺りは薄暗く、もう陽が沈みかける時間になっていた。私が師匠に変化の魔法をかけられたのが、昼前だから・・・・。
「みゃあ。みや~ん」
いい匂いがする。お腹すいた。
匂いにつられて、ポケットから飛び出そうとジャンプしたところで山賊に捕まった。見事な空中キャッチだ。
「こら。おとなしくしてろ。火に向かって飛ぶやつがあるか。危ないだろう」
きゅう~ぐるぐる
「なんだ、腹が減ってるのか?ちょっと待ってろ」
団長は、私を再びポケットに収納すると、鍋に入っているスープを器に入れてくれた。わたしは、すぐさまポケットから肩にはい登り、器に向けてダ~イブ!・・・・する前に、団長に捕獲された。
「待てと言ってるだろう?まだ、熱いぞ。そら、食え」
地面に私とスープの入った器を置いてくれた。湯気の立つそれに顔を突っ込む。
「びゃ!」
あっつ!
身体の毛が逆立った。
「だから、熱いと言ったろ?」
呆れ顔だけど、団長さんは、いい人だ。山賊みたいだけど、いい人だ。器を持ち上げて、ふうふうと冷ましてくれた。私は、それを彼の足に前足をかけて待っている。
「もういいぞ」
今度は、恐る恐るペロッと舐めてみた。うん、ちょうどいい温度だ。お腹が空きすぎていた私はあっという間に平らげた。
足りない・・・・。
頭で器を押して団長の足元まで運んだ。
「みゃー♪」
もっと♪
「ん?足りないのか?」
「みゃー♪」
足りない♪
団長はいい人だ。山賊みたいだけど、いい人だ。大切なことだから、何度でも言おう。顔は怖いけど、いい人だ。器を持ち上げて、おかわりを注いで、ふうふうと冷ましてくれた。
「ほら、食べていいぞ」
「みゃ♪」
はーい♪
団長の冷ましてくれたスープに顔を突っ込んだ・・・・はずなのに・・・・。あれ?ない!
「団長。子ネコにこんな味の濃いスープを飲ませないでください。それに、確か、ネコに玉葱は毒だったはずですよ?」
私のご飯の器は、無情にもあの私を救ってくれた青年騎士が私からは遠く離れたところで掲げ持っていた。
「びみゃー!みゃ!みゃ!みゃ!ブミャア!」
返せー!私のご飯!返さんか!
ジャンプしても届かない。足をよじ登ろうとして、射殺さんばかりの顔をした団長に逆さ吊りにされた。
「何!おい、フィー、さっき食べた分吐き出せ!」
うっぷ。やめて・・・・。吐くから。
咄嗟に団長の手を引っ掻いてしまった、力一杯。これは、仕方ないよね?女の子の尊厳を守るためだもん。
「いっ」
「団長・・・・。手荒な真似をしない。本当に死にますよ?それにしても、フィーってなんです?」
「この子ネコの名前だ。さっき既に一杯食べてるからな。毒なら吐き出させないと死ぬだろう?」
「・・・・食べたんですか?普通、動物は毒になるものは敏感に判りますから、嫌がると思うんですが・・・・」
「そうなのか?うまそうに食ってたぞ?何を食べさせればいい?」
「これとか」
渡されたのは、かったい干し肉。
要らない!
食べられるわけないじゃん、こんな固いの。
そのスープを寄越せ。
ぷんとそっぽを向くと不思議そうな顔をされた。
「変わった子ネコですね。うちの姉が飼ってるネコは喜んで食べますよ?塩気が強いですから、塩抜きしたものですけど」
私は再びあの器を狙って、青年騎士の足をよじ登った。
「フィーは、これが食べたいのか?」
やっとの思いでひざまで登った時、団長は青年騎士からその器を受け取って、私の鼻先に持ってきた。私は、その好機に喜び勇んで器にびよーんとダイブした、つもりだった。まあ、例のごとく団長に阻まれたけど・・・・。
「びみゃー、み、み、み」
ご飯ー、ちょーだい。
情けない顔で耳をへにょんと垂らして団長を見上げた。口許には、涎が垂れている。
「か、可愛すぎる。食べたいんだな?よしよし。今やるからな」
団長は、私を下ろすと目の前に器を置いてくれた。「いいの?」と団長さんを見上げると、凶悪な顔で笑っているつもりなのか頬が攣くついている。
「みゃ♪」
はーい♪
やっと2杯目にありつくことが出来た私は、しっかりと全部お腹に納めて、大きく膨らんだお腹を上に転がった。そんな私を見て、「こいつ、本当にネコなのか?」と青年騎士は呆れ顔だ。
「どう見てもネコだろう?うさぎには見えん」
「そういう意味じゃなくて!お腹を見せて転がる動物はいません!!!気を許した相手ならともかく!」
「なら、気を許したんだろ?」
違いますよぉ。食べ過ぎて苦しいだけです。それに、私、ネコじゃなくて魔女だもん。ネコの性質なんて知らな~い。
「そんなわけないでしょ!警戒心が無さすぎですよ、このネコ。気を付けないと、拐われますよ?」
「・・・・。そうだな。警戒心は必要だな。フィー、俺以外のやつについて行くなよ?お前は可愛いからな。高く売れそうだ。食べ物につられるなよ?」
フィー?なんで団長は、私の名前を知ってるの?
「んにゃぁ~?」
フィーって何?
「いい返事だ」
違ーう!
「さて、明日も早いからな。見張りの奴以外は就寝だ。ランツと各隊の隊長は報告と明日の予定の確認だ」
「「「「うーす」」」」
一宿一飯の恩義はある。いくら魔女と言えど礼儀を欠いてはいけない。という事で、この辺り一帯に結界を張っておきましょうかね。私達がここを離れたら消えるようにしておこう。前、消し忘れて師匠に大目玉を喰らったんだよね。あのときは本当に辛かった。
では、団長のポケットに戻って寛ぎましょうか。
私が自主的にポケットに収納されると、入るのを見た団長は、多分だが、それはそれは嬉しそうに笑った、のだと思う。だって、またもあの頬が痙攣しただけの凶悪な顔だったんだもん。
コロンと寝返りを・・・・
気持ちよく、うにょーんと伸びを・・・・
出来ない・・・・。
狭い。狭すぎる。
「びに″ゃー!」
何だっていうのよ!
聴こえてきた鳴き声に自分でビックリした。
「にゃ?」
何?
そうだった。私、子ネコだった。
ここどこ?
「お、目が覚めたか?」
ん?と声の聞こえてきた方に目を向けると、凶悪な顔がこちらを覗き込んでいる。ぶわっと毛が逆立ったが、すぐに誰か思い出した。
ああ、山賊の団長だ。
ここは、団長のポケットの中だったわ。
ひょこんとポケットから顔を出して外を窺うと、焚き火が焚かれ、そこに大きな鍋が吊るされている。辺りは薄暗く、もう陽が沈みかける時間になっていた。私が師匠に変化の魔法をかけられたのが、昼前だから・・・・。
「みゃあ。みや~ん」
いい匂いがする。お腹すいた。
匂いにつられて、ポケットから飛び出そうとジャンプしたところで山賊に捕まった。見事な空中キャッチだ。
「こら。おとなしくしてろ。火に向かって飛ぶやつがあるか。危ないだろう」
きゅう~ぐるぐる
「なんだ、腹が減ってるのか?ちょっと待ってろ」
団長は、私を再びポケットに収納すると、鍋に入っているスープを器に入れてくれた。わたしは、すぐさまポケットから肩にはい登り、器に向けてダ~イブ!・・・・する前に、団長に捕獲された。
「待てと言ってるだろう?まだ、熱いぞ。そら、食え」
地面に私とスープの入った器を置いてくれた。湯気の立つそれに顔を突っ込む。
「びゃ!」
あっつ!
身体の毛が逆立った。
「だから、熱いと言ったろ?」
呆れ顔だけど、団長さんは、いい人だ。山賊みたいだけど、いい人だ。器を持ち上げて、ふうふうと冷ましてくれた。私は、それを彼の足に前足をかけて待っている。
「もういいぞ」
今度は、恐る恐るペロッと舐めてみた。うん、ちょうどいい温度だ。お腹が空きすぎていた私はあっという間に平らげた。
足りない・・・・。
頭で器を押して団長の足元まで運んだ。
「みゃー♪」
もっと♪
「ん?足りないのか?」
「みゃー♪」
足りない♪
団長はいい人だ。山賊みたいだけど、いい人だ。大切なことだから、何度でも言おう。顔は怖いけど、いい人だ。器を持ち上げて、おかわりを注いで、ふうふうと冷ましてくれた。
「ほら、食べていいぞ」
「みゃ♪」
はーい♪
団長の冷ましてくれたスープに顔を突っ込んだ・・・・はずなのに・・・・。あれ?ない!
「団長。子ネコにこんな味の濃いスープを飲ませないでください。それに、確か、ネコに玉葱は毒だったはずですよ?」
私のご飯の器は、無情にもあの私を救ってくれた青年騎士が私からは遠く離れたところで掲げ持っていた。
「びみゃー!みゃ!みゃ!みゃ!ブミャア!」
返せー!私のご飯!返さんか!
ジャンプしても届かない。足をよじ登ろうとして、射殺さんばかりの顔をした団長に逆さ吊りにされた。
「何!おい、フィー、さっき食べた分吐き出せ!」
うっぷ。やめて・・・・。吐くから。
咄嗟に団長の手を引っ掻いてしまった、力一杯。これは、仕方ないよね?女の子の尊厳を守るためだもん。
「いっ」
「団長・・・・。手荒な真似をしない。本当に死にますよ?それにしても、フィーってなんです?」
「この子ネコの名前だ。さっき既に一杯食べてるからな。毒なら吐き出させないと死ぬだろう?」
「・・・・食べたんですか?普通、動物は毒になるものは敏感に判りますから、嫌がると思うんですが・・・・」
「そうなのか?うまそうに食ってたぞ?何を食べさせればいい?」
「これとか」
渡されたのは、かったい干し肉。
要らない!
食べられるわけないじゃん、こんな固いの。
そのスープを寄越せ。
ぷんとそっぽを向くと不思議そうな顔をされた。
「変わった子ネコですね。うちの姉が飼ってるネコは喜んで食べますよ?塩気が強いですから、塩抜きしたものですけど」
私は再びあの器を狙って、青年騎士の足をよじ登った。
「フィーは、これが食べたいのか?」
やっとの思いでひざまで登った時、団長は青年騎士からその器を受け取って、私の鼻先に持ってきた。私は、その好機に喜び勇んで器にびよーんとダイブした、つもりだった。まあ、例のごとく団長に阻まれたけど・・・・。
「びみゃー、み、み、み」
ご飯ー、ちょーだい。
情けない顔で耳をへにょんと垂らして団長を見上げた。口許には、涎が垂れている。
「か、可愛すぎる。食べたいんだな?よしよし。今やるからな」
団長は、私を下ろすと目の前に器を置いてくれた。「いいの?」と団長さんを見上げると、凶悪な顔で笑っているつもりなのか頬が攣くついている。
「みゃ♪」
はーい♪
やっと2杯目にありつくことが出来た私は、しっかりと全部お腹に納めて、大きく膨らんだお腹を上に転がった。そんな私を見て、「こいつ、本当にネコなのか?」と青年騎士は呆れ顔だ。
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「なら、気を許したんだろ?」
違いますよぉ。食べ過ぎて苦しいだけです。それに、私、ネコじゃなくて魔女だもん。ネコの性質なんて知らな~い。
「そんなわけないでしょ!警戒心が無さすぎですよ、このネコ。気を付けないと、拐われますよ?」
「・・・・。そうだな。警戒心は必要だな。フィー、俺以外のやつについて行くなよ?お前は可愛いからな。高く売れそうだ。食べ物につられるなよ?」
フィー?なんで団長は、私の名前を知ってるの?
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フィーって何?
「いい返事だ」
違ーう!
「さて、明日も早いからな。見張りの奴以外は就寝だ。ランツと各隊の隊長は報告と明日の予定の確認だ」
「「「「うーす」」」」
一宿一飯の恩義はある。いくら魔女と言えど礼儀を欠いてはいけない。という事で、この辺り一帯に結界を張っておきましょうかね。私達がここを離れたら消えるようにしておこう。前、消し忘れて師匠に大目玉を喰らったんだよね。あのときは本当に辛かった。
では、団長のポケットに戻って寛ぎましょうか。
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