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03.魔界の常識と人間界の常識。
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「ふぁ~ぁ。おはよう。ミズナ。」
結局昨日は明け方まで語り合い、その後は用意してもらったベッドに入った。
色んな意味でギンギンでほとんど眠れなかったのだが...。
「おはよ~。もうお昼過ぎなのよぉ。コウ。」
ボサボサ髪の瓶底メガネ女が現れる。
「...あっ///ちょっと待ってて!」
部屋に戻っていくボサ瓶。
それと入れ替わるようにして出てくるミズナ。
...早業にも程があるぞ。
「ねぇ。コウ。
寝る前に思ったんだけど、人間界に追放って、ゴブリン地帯はどうやって抜けたのよ?
んまぁ、アタシなりに考えてみたんだけど、もしかして瞬間移動しちゃった感じ?」
やっぱりミズナは研究者なだけあって凄く頭が良い。
なんというか、頭の中を見透かしてくるような感じだ。
「すごいな。合ってるよ。
テレポーターっていって、どこにでもモノを転送できる機械があるんだ。それで飛ばされた。
人間界にはないのか?テレポーター。」
「テレポーターって...!
確か200年くらい前に世界で使用禁止になったのよ。
魔族がそれを使えるなら人類かなりピンチじゃん?
でも何か侵略できない理由があるってこと...?」
ミズナの中には既にいくつも仮説が立っているだろう。
俺が魔王から聞いた話も、そのうち整理しておくか。
「じゃあコウ、昨日は時差ボケ酷かったんじゃない?」
「時差...ボケ?」
「知らない?魔界はここエウローペの反対側にあるの。
こっちが夜ならあっちは昼でしょ?」
「反対側?世界は平面で魔界の外側にゴブリン地帯、その外側が人間界じゃないのか?」
「なにそれっ!いつの時代の仮説なのよっ⁉︎
この世界は球体で、太陽の周りを回っているの。
とにかく!テレポートなんてしたら昼夜逆転。
で、夜なのに眠くな~い!みたいなのが時差ボケ。」
「あー、それで昨日は色んな意味でギンギンだったのか。」
「色んな意味でギンギンって...、どういう意味なのよ...。」
またもミズナはジト目で俺を見つめる。
「まあそれは置いといて、俺が教えられてきた魔界の常識とのズレが気になるな。」
「そうね。この件は今後もすり合わせていく必要がありそうなのよ。
とりあえず、午後からはお客さんを呼ぼうと思ってたんだけど、いい?」
「ああ。けど、俺はどこに隠れてたらいいんだ?」
「それなら心配しないで!
アタシの幼馴染の双子の男女なんだけど、アタシの恋愛対象が魔族なのも昔から理解してくれてたし、きっと力になってくれるのよ!」
恋愛対象が魔族って。
まさか、ミズナって俺のこと...?
「好きよ。」
「え?」
「エヘヘ、なんでもなーい!
けど、なんでかコウの目見てたら頭の中分かっちゃうのよ?♡
じゃあ、お客さん呼んでくるね!」
ミズナは自室へ戻った。
俺ってそんなに分かりやすい顔してるのかな...。
しばらくすると、玄関が鳴る。
コンコンッ
「はーい!今開けるのよ!」
ガチャ
「ブっっ!!お前ミズナなのかっ!?」
みっともなく鼻の下が伸びている男と、
「ミズナ~!今日はお化粧してるんだ!可愛いじゃん!
今度ウチにも教えなさいよ~!」
ミズナより少しサイズの大きな女の子。色々とな。
「紹介するわ!双子の姉のユータンと弟のヒルクよ!
こっちが昨日から一緒に暮らすことになった魔族のコウ。」
「アナタがコウね。へ~、ウチも結構タイプかも!」
「ちょっと!アタシの真似しないでなのよ~!」
「ハハ。よろしく。ユータン。
にしても、本当に俺の姿を見ても驚かないんだな。
どっちかというとミズナの姿に驚いてたみたいだぞ。」
「おい!アホ弟ッ!
アンタはいつまでもデレデレしてんじゃないよ!」
ベチーーン!
開いた口が塞がらない弟のヒルクを姉のユータンがひっぱたく。
すると、ヒルクの顔の長さが半分になった。
そりゃそうだ、鼻の下も伸びて口も開いて、顔の長さは倍になっていたんだろう。
ようやくヒルクが言葉を発する。
「いってぇなぁ姉貴!
お前が魔族のコウだな!男同士仲良くやろうや!
まぁ、一晩ミズナと一緒に寝たからって俺はまだ認めてないけどなぁ!」
...ある意味でヘイトを買ってしまったが、悪い人間ではなさそうだ。
ミズナの父親にでもなった気分なのだろう。
でも一緒に寝たは、なんというか誤解だ。
しばらく盛り上がった後、ミズナが本題を切り出す。
「今日二人を呼んだのはね、いよいよ本格的にゴブリン研究を始めようと思っての事なの。」
「いよいよやるんだね...!ミズナ。
まあ、ウチら双子は街一番の力自慢だし、きっと役に立ってみせるさね!なぁヒルク!」
「もちろんだぜ!最強の盾ヒルクに最強の剣ユータンだもんな!」
「ありがとうなのよ!二人とも。
アタシも前から話してた通り、科学の武器で戦うのよ!
でね!そこにコウが加わったらゴブリンと戦うのも夢じゃないって思うのよ!」
「ウチもそうは思うけどさぁ。
コウは魔力が使えないってミズナ、電話で言ってなかったかい?」
「フッフッフ。アタシ気づいたのよ。コウの本当の力!
二人とも、コウの目をじっと見てみて欲しいのよ!」
「「んー??」」
双子に見つめられる俺。
ミズナは何をさせようとしてるんだ?
次の瞬間、双子がハッとする。
「...ウチ、コウの心の声が...!
って、え......???」
「......おい、コウ...。
お前、俺らが真剣に話してるのに...、なんで...、
なんでミズナの裸を想像してんだぁぁァァァ⁉︎」
...!!
なんで二人に俺の頭ん中が...!
「んなっ!違うって!なんかの間違いだっての!!
ちょ、ミズナ!どういう事だよ!!!」
またもジト目になるミズナ。
「......ちょっとタイミングが悪かったのよ...。」
俺はヒルクに正座させられた。トホホ。
にしても俺にこんな能力があったなんてな。
気になるのは、魔族たちには発動してなかった点だ。
ミズナが咳払いをしてから言う。
「一旦仕切り直すけど、アタシね、昨日コウと話してて気づいたのよ。
コウの目を見るとコウの想いが鮮明に伝わる。
記憶を探ったりは出来ないけど、今その場で考えてる事なら的確に伝わってくるのよ!」
「...あぁ、さっきはスケベなモンが見えちまったけどな...。」
ヒルクはまだ怒っているようだ。
「それは...!アタシも先にコウに伝えておけばよかったのよ。
ごめんね。コウ。」
「なんでミズナが謝るんだよ。
俺の方こそ、ほんとごめん...。」
「はいっ!この件はもうおしまいなのよっ!
でね、コウにはみんなが見える位置で指揮してもらうのが良いんじゃないかなって思って!
それならアタシ負ける気がしないのよ!」
「そうさね。確かに現状確認されているゴブリンは明らかに知能が低いからねぇ。
力じゃ負けてても、連携でなら勝てるさ!
ついに仇討ちが現実のものになるさね...!」
「へへっ!良い考えだぜ!ミズナ。
俺らは魔族とパーティを組むって訳だな!
死んだ母ちゃんの無念、晴らしてやろうぜ!姉貴!」
「あぁ、あの海での出来事は絶対に忘れないさね...。」
双子の母親は、海でゴブリンに殺されたのか。
そういや俺にも母親っていたのかな...?
かくして俺は人間とパーティを組んだ。
みんなでハイタッチをした後、ミズナがニコニコしながら話を切り出す。
「アタシたちパーティーの最初の任務は、食い逃げしたレストランにお金を払いに行く事なのよ!
しっかり連携を取ってバレずに置いてこれたら成功!
コウがずーっとスッキリしない表情をしてるのはこのせいなのよ!」
「ミズナ、なんでその事をっ!」
「だってコウ、昨日はずーっとそのことばっか気にしてたのよ。」
「全部お見通しって訳か...。」
俺の心の中ばかりミズナに透けるのはズルいと思った。
俺だってミズナの本当の気持ちが知りたい。
「じゃあさっそく今晩、作戦決行なのよ!
迷惑料も入れて1万ゼニー置いてくるのよ!」
驚いた。通貨も魔界と同じなのか。
ミズナの話を聞いて、双子も盛り上がっている。
「ウチらが人類で初めて魔族と協力するんだ!
燃えてきたねぇ!」
「よっしゃ!面白くなってきたぜ!
最高の指揮を頼むぜ!相棒!」
「食い逃げの件では迷惑をかけたが、その代わり指揮は俺に任せてくれ!
決行は今晩だ!みんな気合い入れていくぞ!」
「「おー!!」」
結局昨日は明け方まで語り合い、その後は用意してもらったベッドに入った。
色んな意味でギンギンでほとんど眠れなかったのだが...。
「おはよ~。もうお昼過ぎなのよぉ。コウ。」
ボサボサ髪の瓶底メガネ女が現れる。
「...あっ///ちょっと待ってて!」
部屋に戻っていくボサ瓶。
それと入れ替わるようにして出てくるミズナ。
...早業にも程があるぞ。
「ねぇ。コウ。
寝る前に思ったんだけど、人間界に追放って、ゴブリン地帯はどうやって抜けたのよ?
んまぁ、アタシなりに考えてみたんだけど、もしかして瞬間移動しちゃった感じ?」
やっぱりミズナは研究者なだけあって凄く頭が良い。
なんというか、頭の中を見透かしてくるような感じだ。
「すごいな。合ってるよ。
テレポーターっていって、どこにでもモノを転送できる機械があるんだ。それで飛ばされた。
人間界にはないのか?テレポーター。」
「テレポーターって...!
確か200年くらい前に世界で使用禁止になったのよ。
魔族がそれを使えるなら人類かなりピンチじゃん?
でも何か侵略できない理由があるってこと...?」
ミズナの中には既にいくつも仮説が立っているだろう。
俺が魔王から聞いた話も、そのうち整理しておくか。
「じゃあコウ、昨日は時差ボケ酷かったんじゃない?」
「時差...ボケ?」
「知らない?魔界はここエウローペの反対側にあるの。
こっちが夜ならあっちは昼でしょ?」
「反対側?世界は平面で魔界の外側にゴブリン地帯、その外側が人間界じゃないのか?」
「なにそれっ!いつの時代の仮説なのよっ⁉︎
この世界は球体で、太陽の周りを回っているの。
とにかく!テレポートなんてしたら昼夜逆転。
で、夜なのに眠くな~い!みたいなのが時差ボケ。」
「あー、それで昨日は色んな意味でギンギンだったのか。」
「色んな意味でギンギンって...、どういう意味なのよ...。」
またもミズナはジト目で俺を見つめる。
「まあそれは置いといて、俺が教えられてきた魔界の常識とのズレが気になるな。」
「そうね。この件は今後もすり合わせていく必要がありそうなのよ。
とりあえず、午後からはお客さんを呼ぼうと思ってたんだけど、いい?」
「ああ。けど、俺はどこに隠れてたらいいんだ?」
「それなら心配しないで!
アタシの幼馴染の双子の男女なんだけど、アタシの恋愛対象が魔族なのも昔から理解してくれてたし、きっと力になってくれるのよ!」
恋愛対象が魔族って。
まさか、ミズナって俺のこと...?
「好きよ。」
「え?」
「エヘヘ、なんでもなーい!
けど、なんでかコウの目見てたら頭の中分かっちゃうのよ?♡
じゃあ、お客さん呼んでくるね!」
ミズナは自室へ戻った。
俺ってそんなに分かりやすい顔してるのかな...。
しばらくすると、玄関が鳴る。
コンコンッ
「はーい!今開けるのよ!」
ガチャ
「ブっっ!!お前ミズナなのかっ!?」
みっともなく鼻の下が伸びている男と、
「ミズナ~!今日はお化粧してるんだ!可愛いじゃん!
今度ウチにも教えなさいよ~!」
ミズナより少しサイズの大きな女の子。色々とな。
「紹介するわ!双子の姉のユータンと弟のヒルクよ!
こっちが昨日から一緒に暮らすことになった魔族のコウ。」
「アナタがコウね。へ~、ウチも結構タイプかも!」
「ちょっと!アタシの真似しないでなのよ~!」
「ハハ。よろしく。ユータン。
にしても、本当に俺の姿を見ても驚かないんだな。
どっちかというとミズナの姿に驚いてたみたいだぞ。」
「おい!アホ弟ッ!
アンタはいつまでもデレデレしてんじゃないよ!」
ベチーーン!
開いた口が塞がらない弟のヒルクを姉のユータンがひっぱたく。
すると、ヒルクの顔の長さが半分になった。
そりゃそうだ、鼻の下も伸びて口も開いて、顔の長さは倍になっていたんだろう。
ようやくヒルクが言葉を発する。
「いってぇなぁ姉貴!
お前が魔族のコウだな!男同士仲良くやろうや!
まぁ、一晩ミズナと一緒に寝たからって俺はまだ認めてないけどなぁ!」
...ある意味でヘイトを買ってしまったが、悪い人間ではなさそうだ。
ミズナの父親にでもなった気分なのだろう。
でも一緒に寝たは、なんというか誤解だ。
しばらく盛り上がった後、ミズナが本題を切り出す。
「今日二人を呼んだのはね、いよいよ本格的にゴブリン研究を始めようと思っての事なの。」
「いよいよやるんだね...!ミズナ。
まあ、ウチら双子は街一番の力自慢だし、きっと役に立ってみせるさね!なぁヒルク!」
「もちろんだぜ!最強の盾ヒルクに最強の剣ユータンだもんな!」
「ありがとうなのよ!二人とも。
アタシも前から話してた通り、科学の武器で戦うのよ!
でね!そこにコウが加わったらゴブリンと戦うのも夢じゃないって思うのよ!」
「ウチもそうは思うけどさぁ。
コウは魔力が使えないってミズナ、電話で言ってなかったかい?」
「フッフッフ。アタシ気づいたのよ。コウの本当の力!
二人とも、コウの目をじっと見てみて欲しいのよ!」
「「んー??」」
双子に見つめられる俺。
ミズナは何をさせようとしてるんだ?
次の瞬間、双子がハッとする。
「...ウチ、コウの心の声が...!
って、え......???」
「......おい、コウ...。
お前、俺らが真剣に話してるのに...、なんで...、
なんでミズナの裸を想像してんだぁぁァァァ⁉︎」
...!!
なんで二人に俺の頭ん中が...!
「んなっ!違うって!なんかの間違いだっての!!
ちょ、ミズナ!どういう事だよ!!!」
またもジト目になるミズナ。
「......ちょっとタイミングが悪かったのよ...。」
俺はヒルクに正座させられた。トホホ。
にしても俺にこんな能力があったなんてな。
気になるのは、魔族たちには発動してなかった点だ。
ミズナが咳払いをしてから言う。
「一旦仕切り直すけど、アタシね、昨日コウと話してて気づいたのよ。
コウの目を見るとコウの想いが鮮明に伝わる。
記憶を探ったりは出来ないけど、今その場で考えてる事なら的確に伝わってくるのよ!」
「...あぁ、さっきはスケベなモンが見えちまったけどな...。」
ヒルクはまだ怒っているようだ。
「それは...!アタシも先にコウに伝えておけばよかったのよ。
ごめんね。コウ。」
「なんでミズナが謝るんだよ。
俺の方こそ、ほんとごめん...。」
「はいっ!この件はもうおしまいなのよっ!
でね、コウにはみんなが見える位置で指揮してもらうのが良いんじゃないかなって思って!
それならアタシ負ける気がしないのよ!」
「そうさね。確かに現状確認されているゴブリンは明らかに知能が低いからねぇ。
力じゃ負けてても、連携でなら勝てるさ!
ついに仇討ちが現実のものになるさね...!」
「へへっ!良い考えだぜ!ミズナ。
俺らは魔族とパーティを組むって訳だな!
死んだ母ちゃんの無念、晴らしてやろうぜ!姉貴!」
「あぁ、あの海での出来事は絶対に忘れないさね...。」
双子の母親は、海でゴブリンに殺されたのか。
そういや俺にも母親っていたのかな...?
かくして俺は人間とパーティを組んだ。
みんなでハイタッチをした後、ミズナがニコニコしながら話を切り出す。
「アタシたちパーティーの最初の任務は、食い逃げしたレストランにお金を払いに行く事なのよ!
しっかり連携を取ってバレずに置いてこれたら成功!
コウがずーっとスッキリしない表情をしてるのはこのせいなのよ!」
「ミズナ、なんでその事をっ!」
「だってコウ、昨日はずーっとそのことばっか気にしてたのよ。」
「全部お見通しって訳か...。」
俺の心の中ばかりミズナに透けるのはズルいと思った。
俺だってミズナの本当の気持ちが知りたい。
「じゃあさっそく今晩、作戦決行なのよ!
迷惑料も入れて1万ゼニー置いてくるのよ!」
驚いた。通貨も魔界と同じなのか。
ミズナの話を聞いて、双子も盛り上がっている。
「ウチらが人類で初めて魔族と協力するんだ!
燃えてきたねぇ!」
「よっしゃ!面白くなってきたぜ!
最高の指揮を頼むぜ!相棒!」
「食い逃げの件では迷惑をかけたが、その代わり指揮は俺に任せてくれ!
決行は今晩だ!みんな気合い入れていくぞ!」
「「おー!!」」
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