転生後推しが俺の執事になっていました

チヒロ

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三十七*

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部屋に戻ったらヨークがいた。

「緑愛石もらっちゃって~」

「え?なんで知ってるの?」
 
「みさせてもらってました~」 

…………執事会議にあるモニターって外にも付いてるの?
だったら随分怖い……

「ユグナさんの服にカメラつけてたんだけどね
気づかなかった?」

「全く気づかなかった」

「そりゃそうだよね~服の中覗いて見るわけにはいかないしね」

「……そんな事しないよ」

「いやぁ分からないよ~今はそうでもこれからとかさ?」

「……ちょっとそんな事勝手に言わないで」

「……主今怒った?………可愛いんだけど…もっと怒って」

「…………」

「……そういうところ好き」

「………………っ …………あのさひとつ気になってることがあるんだけど」

「なに?」

「緑愛石の意味ってなに?」

「………それ僕に言わせるの?」

「……訊いちゃまずかった?」

「………いいよ…僕が教えてあげる」

とたんにヨークが迫ってくる。
手を握られ抵抗ができない。

後退りしていると壁にぶつかった。
それでもヨークは迫ってくる。

体が密接した状態でヨークがささやく。

「この世の誰よりも愛している。俺だけのものになれ…………っていう意味」

…………心臓の鼓動が鳴り止まない。

「……主…ずるいよ……僕にこんな言葉を言わせるなんて……ユグナさんもずるい………」

「……」

「ねぇ主……今日一緒に寝ない?」

「……でも…」

「僕だって負けてられない。主を愛しているのは僕だってそう」
 
ヨークは俺の腰に手を回し勢いのまま俺をベットに倒した。

「……覚悟しててよ」

……心臓が跳ね上がりそうになる



「僕寝言言っちゃうから寝れないかもけど」

……そっちか……

「主やましい事期待してたでしょ」

「い…いや…何にも考えてないよ」

「ばればれなんだけど~まあ僕もベットの上ではどうなるか分からないからさ」

……もう心臓が持ちそうにない…
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